米国関連

現代戦に大きな影響をもたらしたウクライナ侵攻、米軍も1万ドルの自爆型無人機を要望

ウクライナとロシアの戦争は「米国や同盟国にとって自国兵器の貴重な実戦テストだ」と米CNNは報じており、米軍や英シンクタンクは「戦場でのSwitchblade300やAGM-88HARMの効果は予想を下回った」と結論づけているらしい。

参考:How Ukraine became a laboratory for Western weapons and battlefield innovation

牽引式の榴弾砲や迫撃砲は将来の戦場で生き残れないため自走化が進む可能性

米国の国防当局者は「ウクライナ軍がロシア軍との戦いで見せた創意工夫に感銘を受けた」と語り、特にハードウェアに依存しないアプリケーションベースの照準システムについて「入手が容易なパソコン、タブレット、スマートフォンを高度な目標設定ツールに変えた。このシステムのお陰でウクライナ軍はあらゆるインテリジェンス戦力が収集した情報を瞬時に共有でき、アプリケーションベースで開発されたため更新やアップグレードも容易で砲兵戦力に敵の位置情報を提供するに効果的だ」と絶賛している。

ウクライナ軍は小型ドローンを駆使してロシア軍兵士の頭上に爆発物を投下したり、3Dプリンターを使って装備品のスペアパーツを製造したり、ピックアップトラックを簡易のミサイル発射車輌に改造したり、旧ソ連製戦闘機に米国製のミサイルを統合して米政府関係者を驚かせ、このような戦場ニーズに対するマクガイバー的な問題解決能力(豊富な科学知識と機転を利かせて任務を遂行していく米ドラマのこと)は「高度な西側製兵器に欠ける戦術的なギャップを埋めるものだ」とも評価されているらしい。

しかし米CNNは「この戦争は米国や同盟国に自国兵器の実戦テストの環境も提供している」と指摘、戦いの流れを変えたHIMARSの運用成果について国防総省の関係者は「この結果を軍の指導者は何年も研究することになるだろう」と語る一方で、ウクライナ軍に提供されたSwitchblade300やAGM-88HARMは米軍や英シンクタンクの研究によって「予想よりも戦場での効果が低かった」と結論付けられており、もう一つの大きな教訓は「牽引式の榴弾砲や迫撃砲は将来の戦場で生き残れない可能性がある」という点だ。

出典:Jonathan Mallard / CC BY 2.0

無人機が上空から監視する戦場では展開と撤収に時間のかかる牽引式では「生存性を高めるための俊敏性が足りない=シュート・アンド・スクートに対応できないと戦場で生き残れないという意味」と考えられており、榴弾砲も迫撃砲も自走化が進む可能性が高いが、防衛産業界は既に戦争の教訓を取り入れ始めている。

BAEは「徘徊型弾薬による攻撃が米陸軍の次期歩兵戦闘車に影響を及ぼし、上空からの攻撃から兵士を守るため装甲を増やしている」と発表しているが、対装甲車輌向けの徘徊型弾薬は自走砲の設計にも影響を与えるのではないかと管理人は予想している。

最近登場したロシア軍の徘徊型弾薬によるKRABへの攻撃は非常に興味深く、1発目の攻撃はKRABを完全にダウンさせることに失敗したものの2発目の攻撃でKRABは炎上、もし1発目の攻撃が装甲によって防げたものなら自走砲も生存性を高めるため重装甲化が進む可能性があり、非砲塔タイプの装輪式自走砲は微妙な立ち位置になるかもしれない。

因みにロシアが安価なイラン製の自爆型無人機でウクライナのインフラ破壊に成功したことも関係者の注目を集めており、米軍関係者は防衛産業界に「1度しか使用できない安価な無人機を開発して欲しい」と要望しているらしく「1万ドルの自爆型無人機が実用化できればいいのだが」と切実に語ったとCNNが報じている。

関連記事:ロシア軍が使用するイラン製無人機、迎撃コストは攻撃コストを上回る

 

※アイキャッチ画像の出典:Photo by Cpl. Jennessaa Davey

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コメント

    • 折口
    • 2023年 1月 16日

    結局スイッチブレード300は対して使えなかったという評価なんですね。まぁ暗殺用ドローンですしね…

    戦場のリアルタイム認識、ユニットのデータリンク、徘徊型兵器による連続的な攻撃(戦域上空での滞在)というところまで考えると、陣地進入から砲撃して離脱まで10分以内と言われているトラック型自走砲ですら安全ではないのかもしれないですね。現状だと徘徊弾薬=比較的軽量な自爆ドローン程度ですけど、日本を含めた列国では既に超長射程の巡航ミサイルをこの任務にあてようという動きもありますし、装軌式自走砲の重装甲化よりは射撃と移動の感覚を狭めていくしかないのかもしれないですね。

    12
      • タカ
      • 2023年 1月 16日

       すでに日本が導入するamvには走行しながら発射出来る自走迫撃砲バージョンがありますね。
       ただ徘徊ドローンはたとえ走行中でも追っかけて突っ込んで来るので‥。
       ドローン対策とセットでないと効果は乏しいかもしれません。

      5
        • 折口
        • 2023年 1月 16日

        装填なんかは走行中にも出来ますが、位置評定や砲撃自体は静止してやらないと話にならないので、それはちょっと行き過ぎな気もします…。

        砲兵への経空脅威が臨界点を突破した場合だと受動的な手段で行える防御には限度がありますから、原点回帰して自走の高射機関砲を車列に随伴させるとかそんな感じかなと思っています。現状だとミサイルからドローンまで撃てる都合のいいSPAAGは存在しませんが…。

        4
    • ウツボ
    • 2023年 1月 16日

    ゴルゴ13の「ドローン革命」で、日本のガラケーの部品を流用して高性能ドローンを開発されたというストーリーがあった。
    現実ではオルラン10の燃料タンクがペットボトルで市販のラジコンエンジンが使われていたという報道があり、学ぶべきだと思う。
    どれほどの機能を求めるのかにもよるが、設計図さえあれば一般人でも部品を入手して組み立てられる。それほどの物であれば1万ドルはいけるのではないか。最近、AIや量子といった最先端のデュアルユースが取り上げられているが、より安価で一般的な民生技術にも目を向けてほしい、と思う。

    後、さりげなく三菱のトラックが使われているな。紛争における日本車と言えばトヨタのハイラックスだけど。

    18
      • 名無し3
      • 2023年 1月 16日

      球型飛行体はアキバでパーツ買って10万円ぐらい
      オルランは戦争初期の報道だと見た目の割に高くて1000万円以上でスキャンイーグルの半分程度だったはず

      3
    • MAX
    • 2023年 1月 16日

    ””新しい戦争””なんだよなぁ・・・

    4
      •  
      • 2023年 1月 16日

      誰も新時代の戦争であることを疑わないし否定もできないけどとても古臭い戦争というところが面白い。結局のところ、電撃戦で勝負が決まらなければあとは弾が出て砲弾が爆発しさえすればWW2程度の装備でもある程度たたかえて、、偵察手段とデータ共有の進歩が大事な戦争。古くて新しい不思議空間。

      35
    • tofu
    • 2023年 1月 16日

    安価な無人機が効果を上げてるのって、何割かは国際法無視の民間設備攻撃だからってのが大きいと思うんだけど、欧米がそれを手に入れてどう使うつもりなんだろう
    巡航ミサイルと混ぜて使って飽和攻撃の補助にするくらいしか思いつかんけど

    18
      • 無無
      • 2023年 1月 16日

      欧米だっていざ戦争となれば見えないとこで何をやるのか、国際法は表の話。
      と、それよりも飽和攻撃における欺瞞用でなく、安価な大群を以て高価な標的を必殺する人海戦術的な戦術の主役としての可能性を見ているのではないかな。
      数億円を上回る最新型戦車一両を、一万ドル×10機で襲って破壊できれば儲けものですよ

      3
      • G
      • 2023年 1月 16日

      もちろん民間施設への攻撃に多用しているという面による成果も大きいですが、相手に撃墜するのに高価な対空兵装を使わせることができるという面も大きいかと

      また現在のアメリカは対空兵装がミサイルメインなので、今後は射程があって比較的運用費が安価な大口径自走式対空砲も開発要求するかもしれません
      (M163は運用を再開したとしても捜索レーダーがなく、砲も20mmなので射程も短くカバーエリアも限定的であり、対ドローンには厳しいと思われる)

      6
    • ななし
    • 2023年 1月 16日

    ウクライナが民生用ドローンにC4爆薬らしきもの括りつけて走行中のロシアの兵員輸送車や歩兵戦闘車に特攻させる動画があるけど
    コストは50万円もかかってなさそうだし、相手に姿を見せずに一方的に攻撃できるし、オペレーターが一人いればできるし
    こんな動画見たらそりゃアメリカの軍隊は欲しがるだろう、ハラスメント攻撃するのにピッタリだし

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      • 戦略眼
      • 2023年 1月 16日

      俺も欲しい。

      1
      • ズマ
      • 2023年 1月 17日

      スカイレンジャーなどの見た目は民生用のドローンと変わらなくても2000万円以上してるドローンもかなりある
      細かい違いでも値段が大きく違うこともある

      3
    • フェニックスゴースト
    • 2023年 1月 16日

    フェニックスゴーストって、どうなったんでしょう?
    あれだけ話題に出ていたのに未だに詳細は謎のまま…
    ゴーストだから?
    誰か詳しい方がいたら教えてください。

    14
    • フェニックスゴーストは米空軍AEVEXエアロスペース社が開発を行ったドローン。特殊部隊用であったものをウクライナ用に調整された使い捨て攻撃型ドローンであり、スイッチブレードと違い垂直離着タイプのマルチコプター型で、対空時間もスイッチブレードより長い6時間以上の飛行が可能自爆型ドローンだそうです。まあ、情報源がミリタリーチャンネル2なので真偽は不明。これ以上の情報は分かりませんでした。

      3
    • むむ
    • 2023年 1月 16日

    以前にも書きましたが10月ころよりロシア軍の自爆ドローン(Lancetととされてることが多い)がウ軍の装甲車両、防空レーダー、s300、m777などを破壊している。とする動画が多数出回っていますね。
    m777の動画はとりわけ多い気がします。
    そして大抵の場合ドローン自身の主観映像と、観測しているドローンからの映像もセットになってます。やはりそういう運用なのでしょう。
    逆にswitchbladeとされる動画はほぼ出てきていません。ジャベリン、HIMARSを反撃の象徴してキャンペーンしているウ軍が映像を出さないということはやはり戦果があげられていないのでしょう。
    ですが、12月の末くらいよりウクライナ軍が手の平サイズの工作ドローンに擲弾のような爆発物を取り付けた自爆兵器でロ軍の装甲車両を攻撃する映像が多数出てきています。

    16
    • 無能
    • 2023年 1月 16日

    19式は登場時期が悪かったなぁ、計画時点じゃ頭上をドローンや徘徊弾薬に押さえ込まれるとは夢にも思わなかったろうし

    7
      • ななし
      • 2023年 1月 16日

      むしろ早くわかって傷が浅く済んだと思う
      ある程度の数を配備した後だったら目も当てられん

      22
        •  
        • 2023年 1月 16日

        そうそう。調達まだ途中だから違約金補償しておしまいで済む。あまり作りすぎてからだと〜

        4
      • ズマ
      • 2023年 1月 17日

      19式に類似したカエサルは18両ウクライナに供与されウクライナ軍も好評を出した
      1両がランセットに被弾されたがその後、撃破された報告はない

      1
    • たけやぶやけた
    • 2023年 1月 16日

    自衛隊もウクライナ戦争の教訓を防衛予算増に盛り込んでほしいし、ウクライナ支援を増額してその対価として実戦データにアクセスする権利を付与してもらいたい。
    さしあたって120㎜迫撃砲をどうしたものか、普通科連隊だから簡単に自走化とは言えないんだよなぁ

    14
    • 58式素人
    • 2023年 1月 16日

    “砲兵のシュート・アンド・スクート”と言うことになると。
    M40無反動砲が見直されるような気がします。
    直接射撃も間接射撃もでき、軽量で、弾頭威力は105mmです。
    弾もミサイルやロケットよりも安いでしょう。
    射程は7,700mとされています。機力装填に出来れば更に良さそうな。
    動画をみると、やられた車両は移動中なのか偽装を全くしていないですね。
    昔のWW2の記録映像を見ても、もっと気を遣っていたような気がします。

    8
    • 幽霊
    • 2023年 1月 16日

    こうなると韓国のK9自走砲の需要が益々高まりそうですね。

    10
      •  
      • 2023年 1月 16日

      ウクライナ側の情報を無条件に信じたり、韓国企業の躍進を絶対に認めない人がまだまだネットだと多いけど、バイアスのない正しい評価をしないとあとで割を食うのは自分たちなのにね…K9の成功は日本が兵器産業に進出するにも、自国の国防に生かすためにもいいモデルケースになるのに。

      13
      • 自走榴弾砲の今後
      • 2023年 1月 16日

      AS90の砲塔とK2の車体を組み合わせたKRABが撃破されてしまったことを考えると、K2も含めたスピードの遅い装軌式自走砲は、今後は戦場における生存率が厳しくなると思いますよ。
      装輪式も含めて自走榴弾砲自体が大幅に変わるかも知れませんね。
      例えば、ハンビー2-CTホークアイ・モバイル榴弾砲システムの様にコンパクト化して発見率を下げるのもありかと思います。
      射程や命中精度は新型砲弾の出現で解決出来ます。

      5
        • 戦略眼
        • 2023年 1月 16日

        別に航空攻撃に弱いのは、昔から。
        キャリバー50の連装銃架で迎撃するようになる。
        温故知新。

        6
          • 58式素人
          • 2023年 1月 16日

          昨日、WIKIで陸自の装備品を見ていたら。
          M55機関銃トレーラーを、M2重機関銃を
          外した状態で保管しているとありました。
          M2の四連装ですね。
          日本にもこうしたものがあるのか、
          と思わされました。

          1
            • 戦略眼
            • 2023年 1月 16日

            そういう物をハイラックスに載せた物が、大量に出回ると思いますよ。
            簡易なECM装置も大量に出回るかと。

            3
            • りんりん
            • 2023年 1月 16日

            取りあえずVADSは処分しないで保管してほしいですね。
            それとFH-70も。

            3
              • 58式素人
              • 2023年 1月 16日

              それと、MLRSを用廃するならば。
              管制システムと発射台は和製HIMARSに転用してほしい。
              車体は次期自走対空砲(機関砲/ATMハイブリッド)の
              車台に転用してほしい。
              90両以上あるのだから、
              色々と載せられるものはあると思います。

              1
    • 寒い
    • 2023年 1月 16日

    重装甲化したところで捕捉され続ければ別の手段で攻撃されるだけで効果は限定的じゃないかな。必要なのは比較的安価で部隊に随伴出来るドローン警戒&迎撃システムで、その上で装輪型が不利な点は撤収にやや時間が必要な点だと思う。

    7
      •  
      • 2023年 1月 16日

      そういうMBTレベルの装甲の話じゃなくてせめてドローンから投下できる迫撃砲弾、欲を言えば150mmクラスの至近弾から兵員の大部分を軽傷で済ませられるレベルの装甲を持たせて、ソフトキルを避けたいのでは。小型のグレネードつけたドローンに無力化されるのでは割に合わないし、ソフトキルで動けなくならなくするだけでもかなり損耗は減らせる。

      6
      • ネコ歩き
      • 2023年 1月 16日

      50tを超えるPzH2000でも装甲は重機関銃弾や榴弾破片防護レベルなんで、弾頭威力と直撃率の高い自爆攻撃型ドローンに狙われたら脅威です。
      既存技術の延長上ならドローン対処能力のあるRWSやAPSが対抗手段になるんじゃないですかね。対象を危害範囲外で撃破できるシステムでなければ相応の装甲防護力は必須になると思いますが。

      10
    • 774
    • 2023年 1月 16日

    クラブやm109が走行中にランセットに刈られてるから装甲も余り関係ないような?

    5
    •  
    • 2023年 1月 16日

    戦闘室がないとDroneDropに対応できずたった数万-数10万のコストのドローンだけで無力化されてしまうからなぁ…結局砲兵火力が相変わらず重要なことがわかったのも相まって装甲化された自走砲のニーズは高まったと言えるし、だからこそのK9の成功なんだろう。

    2
    • 2023年 1月 16日

    昔から思ってるんだけど、究極的に戦場の無人化が進んだ近未来の戦争で勝敗はどう決まる事になるんだろう?
    相手の兵器を無力化して相手国まで攻め込んで降伏したらなんだろうけど、機械同士の戦闘では人の血が流れることがないので、厭戦気分は国民に醸成されにくいだろう。なら国際法を無視して都市攻撃をすることになるんだろうけど、それをおこなえるのは民主主義国家にはないだろう。

    6
      •  
      • 2023年 1月 16日

      世界大戦のレベルまでいけば少なくとも軍レベルでは躊躇なく都市爆撃をするだろう。WW2から極端に人間は変わってない。自分たちが巻き込まれてないうちはそんなこと国民が許さないだろうが実際に世界大戦まで発展したらあとは歴史をなぞるだけ。100年も経たない間に人は進化しない。

      10
      • ぱんぱーす
      • 2023年 1月 16日

      都市の占領には歩兵が絶対に必要なので全てを無人化するのは不可能なんですよね。
      なので無人兵器が増えていっても血の流れない戦場にはならないと思います。
      ドローンの有効性を目の当たりにした各国がそれの迎撃についても研究を進めていますし、しばらくはドローン兵器とそのカウンター開発のイタチごっこになりそうですね。

      6
        • 2023年 1月 16日

        もうちょっと未来のターミネーター的にまで技術が進んだ世界のはなし
        しかし、個人的にはその前にこの問題は起きると思う。
        ベトナム戦争以降、戦場の現実が一般市民の目に触れるようになり世論を形成し政治(戦争遂行)に影響するようになった。ネット時代の現在はリアルタイムになってきている。
        戦争とは何か何を持って終わらすかというのは、ある種の哲学的課題になると思う。

        3
      • 2023年 1月 17日

      相手の無人機軍団を殲滅するのも重要だけど
      兵器生産をストップさせない事には新手の無人機軍団が発生することになるでしょう。

      そう考えるとウクライナ戦争での電力インフラ攻撃や兵器工場へのミサイル・無人機の爆撃も未来の戦争ではGOOD JOBなのかもしれません。

      あと人への攻撃は有効なのだろうか ?
      司令部殲滅したら攻撃を止める手段が無くなるだけにもなりそだ。
      無人化が進む未来では人は足手まといで役立たず化しているだろうから
      一般の人間を狙うのは弾の無駄になりそうだ。

      まあSF話でシンギュラリティが起こるまで意味のない議論だろう。

      1
    •  
    • 2023年 1月 16日

    前から19式やカエサルみたいな中途半端なゴミはいらないと思っていたけどドローンという別の方向から殴られて終わりました。
    あんなのよりはまだ待避壕を備えれば生存性を高められる牽引砲の方がマシ。

    1
      • nachteule
      • 2023年 1月 17日

       まともな展開すら出来ずに実質固定砲台としか運用出来ないならそれこそゴミだろう。戦場でいきなり防御力高い待避壕なんて作れるわけが無い。

      7
    • TKT
    • 2023年 1月 16日

    しかしアメリカの国防総省は、まるで他人事みたいにあれが思ったほど役に立たなかった、これが意外に役に立たなかったなどと分析だとか、評価などと言っていますが、そういう戦場で言うほど役に立たなかった兵器を、開発し、ウクライナに送って、ウクライナ兵に使わせて失敗した責任を感じないでしょうか?

    M777のような牽引式の榴弾砲で生き残れないのは、将来の戦場の話ではなく、今のウクライナにおけるウクライナ砲兵の現実の話ではないでしょうか?

    そもそも失敗作の兵器を開発して、ウクライナへ大量に送ったアメリカ国防総省や英シンクタンクの今の無責任な分析や評価自体が、本当に的を得たものであるのかも疑う必要があるかもしれません。

    これは日本が買って、自衛隊に配備されるアメリカ製兵器についても同じで、いざ日本が有事になってから
    「予想よりも戦場での効果が低かった」
    となったら、まったくふざけんな、この野郎!という話です。詐欺師と同じです。そもそも誰がどういう理由で効果を予想したのか、なぜ実戦でダメだったのかの責任を徹底的に追及する必要があるでしょう。そうでないとまた同じような失敗が何度でも繰り返されるでしょう。

    1
      • ネコ歩き
      • 2023年 1月 16日

      大して役に立たないと分かってて提供したわけじゃないでしょ。役に立つだろうと期待していたと思いますよ。
      効果が期待したほどでなかったのは結果に過ぎません。運用するのはウクライナ軍であって強制されてるわけじゃないですから、役に立たないと結論されれば使わないだけです。

      もう一つ、米他外国製の自衛隊装備は防衛省が選択し最終的に政府の責任下で採用してます。
      スペックを詐称したり既知の問題点を明示せずに採用を強制されたのなら大問題ですが、防衛装備庁なり自衛隊で評価試験を行うわけで普通そうはなりません。

      30
      • ななしの
      • 2023年 1月 16日

      M777のような155mm榴弾砲を支援として希望したのはウクライナ自身なので的外れな批判ですね。
      またスイッチブレードはいわゆる自爆ドローンなので効果が見込めなくても直接的な人員の被害はないでしょう。

      日本の話なら兵器は日本が買ってるわけです。戦場での効果を予想するのも、結果を事後分析するのも日本がやることです。戦場でうまくいかなくても、それを導入して運用した日本の責任です。
      ウクライナのM777と何も変わりないです。自分で希望した兵器ですから。

      なぜ他人の予想にタダ乗りする前提で、事後責任を押し付けようとしているのか、意味がわかりません。

      24
        • TKT
        • 2023年 1月 16日

        アメリカ軍による武器供与というのは、アメリカの都合や思惑でいろいろと政治的に調整されているものであり、ウクライナ軍が希望したものが好きなだけ買えるとかいうものではなく、そもそもウクライナが金で買っているものでもありません。

        ウクライナ軍は、ロシア軍の侵攻以前から、NATO軍による訓練を受けており、作戦計画にも大なり小なりいろいろと関与しているでしょう。今もイギリスやポーランドで多くのウクライナ兵がNATO軍から訓練を受けているわけです。

        M777の供与を決めたのはアメリカです。ウクライナ軍の希望や都合でそうなったわけではありません。供与する数などもウクライナ軍の都合や希望で決められるわけではありません。判断を下しているのはウクライナではなくアメリカなのです。

        1
          • ななしの
          • 2023年 1月 16日

          まず、希望したものが好きなだけもらえるとは一言も言ってません。
          そして、155mm榴弾砲を希望したのはウクライナ自身であり、それに応じてアメリカがM777を供与した。だからその結果をウクライナは引き受けるべきだ、というのが私の主張です。
          M777は間違いなく、自身で希望した155mm榴弾砲というカテゴリの兵器なのですから。

          ウクライナが155mm榴弾砲の支援を希望したというソースは、4月13日にゼレンスキー大統領が行ったこちらの演説になります。1分20秒過ぎ、リストのトップです。
          リンク
          ちなみにアメリカが保有してる155mm榴弾砲の中ではM777が最新です。

          10
          • くらうん
          • 2023年 1月 16日

          あなたの中ではそうなのでしょうね。
          現実にはウクライナが兵器の供与を希望し、アメリカが提供できる範囲内で提供しただけですが。

          >今もイギリスやポーランドで多くのウクライナ兵がNATO軍から訓練を受けているわけです。
          その訓練が無ければウクライナはどうなっていたでしょうね。
          ついでに言うと思ったより使えなかったM777やスイッチブレードは供与しないほうがマシだったとでも思ってます?
          後からあーだこーだ言うのは簡単で、少なくともウクライナ軍はそんな恥ずかしい事は言っていないようですが。

          >供与する数などもウクライナ軍の都合や希望で決められるわけではありません。
          ウクライナ軍の都合や希望「だけで」が正解ですね。

          12
      • あああ
      • 2023年 1月 16日

      M777の本質はヘリボン火砲ですから対砲反撃に脆弱である面は別に問題ではないです。ヘリボン部隊が火砲規模で優位な敵と正面から戦う想定が航空火力で優越が前提にある西側ではそもそも無い。
      特にM777運用の米国は圧倒的なAH部隊を有してます。ヘリボン部隊が遠距離攻撃に晒されるとこれで反撃します。M777で対砲戦闘なんて本来はしません。しかしウクライナには固定翼機と連携し砲兵狩りするAH部隊なんて存在しません。絶対的な制空権も無い。無人機時代に制空とはなんぞやではありますが。
      ですのでウクライナでランセットにM777が撃破されても特に驚きはありません。対砲戦闘で負けてもそりゃそうなる。西側火砲とは言え運用で無理されるとそりゃ負ける。逆に西側運用より慎重になってるハイマースの残存性には驚きですがね。

      11
      • 2023年 1月 17日

      M777が送られて来た初期は役に立つか立たないか判らなかったと思う。
      責任論のような後出しジャンケンは意味があるのか疑問です。
      人智を超えた神のみぞ知る領域のことを言って責任取れと言うのはよくわかりません。

      単に自走榴弾砲に比べて生存率のパフォーマンスがかなり低いと言うことが分かったということ。
      当時は榴弾砲の門数が重要でウクライナは砲の数をクレという要求で、火力で圧倒的なロシアに対抗するのが目的だった。
      実際セベロドネツクの戦いの前にドネツク側渡河で大量の戦車を葬った。
      その時は役に立っているでしょう。
      その戦車軍団が大量に押し寄せて来たとしたらウクライナの現状はどう成っていた事だろうか ?
      その後にロシアの多連装ロケットでロングレンジ攻撃に一方的に狩られるM777のテコ入れでハイマースが来た。
      自走式榴弾砲では当時数を揃えることは無理だったと思われます。

      ロシアの火力がみすぼらしくなりロシアも対応して戦術を変えて来たから、M777のパフォーマンス低くなっただけに思える。
      みんなわかっちゃったから、M777は考えないとならないだろうけど。

      2
    • panda
    • 2023年 1月 16日

    既に40トン50トンの重量のある自走りゅう弾砲の重装甲化は中々難しい
    ドローンを探知・無力化する装備を開発・配備する方がスマートじゃないでしょうか

    7
      • 774rr
      • 2023年 1月 16日

      敵と直接戦闘する機会の少ない自走砲に重装甲を施すのはちょっとね。。。
      それより射程を更に延伸させる方向にした方が良い
      長砲身化とロケットアシスト弾で

      出来る限り砲兵を前線から遠ざけて敵の探知から逃れて
      また対抗射撃は勿論ドローンなりミサイルなりが来ても余裕を持って迎撃出来る時間を稼ごう

      12
    • あああ
    • 2023年 1月 16日

    >>自走砲も生存性を高めるため重装甲化が進む可能性があり、非砲塔タイプの装輪式自走砲は微妙な立ち位置になるかもしれない

    SPHのハイエンド防護はDPICM(50mm貫徹)に耐えて50t超です。これを徘徊自爆HEATに同等のRPG耐弾にしたら60tを余裕で超える。鈍重で機動性が低下すると逆に無人機から逃げれなくなる。クアッド式等の近距離用無人機はクルマより遅いです。しかも航続時間もさほどではない。高機動トラックの走行性能なら見つかっても逃げる事が可能です。戦場可視化の大半はそういった近距離用の数で実現されてる。つまり装輪車載式なら装軌自走より残存性は高められる。
    では徘徊型を食らった際の問題ですが、これは装軌装輪を問わずAPSで対応する他無いです。パッシブでHEAT耐弾は非現実的です。APSなら搭載車両のパッシブ防護は据え置きで問題無い。装置一式も重量物という程でもない。ただ装輪車載式は砲架むき出しでなく砲塔化する必要が出ます。装輪装甲車に無人砲塔で搭載が最善でしょうが単価は戦車車体SPHと同等ですかね。

    5
      • shkk
      • 2023年 1月 18日

      APSで迎撃するってのは私も賛成ですがクアッドコプター型のドローンは思いのほか速いですよ

      クアッドコプター型でも飛行性能重視のモデルなら例えば市販品でも最高時速140kmな「DJI FPV」もあるのでクアッドコプターだから車よりも遅いことはないと思います(競技用だと200km/h近くは出るみたいですし)
      特別にスピードが出る機体を作ると300km/hを記録したものもあるようです
      遅いという認識はおそらく機動性よりも撮影や運搬メインの機体の印象のせいでは?(DJIファントムが70km/hとか)

      速い機体は操縦性が悪いから誰もが使えるわけでもないから流行らないだけで
      軍用となるとパイロットも専属だから問題ないとは思います。将来的には目標を認識させれば自動操縦で突っ込ませることもできるはずなのでもっと速くても問題ないかもしれませんし

      1
    • 通りすがりの動物号
    • 2023年 1月 16日

    徘徊型の自爆ドローンは固定目標の近くまで運ぶ必要があるし、破壊力が小さい。滑走路に駐機中の航空機や野ざらしの弾薬集積地が目標ならともかく、それ以外の条件では運用が難しいでしょうね。

    • 2023年 1月 16日

    特に日本の場合は機動性を求める場合は橋梁の荷重制限なんかも重要なのではないかと。

    1
      • 匿名11号
      • 2023年 1月 16日

      ウクライナの橋梁の荷重制限も50tでチャレンジャー2だと重いそうな。
      うん、日本の装軌車両ならすべてクリアできるな。

      1
    • TA
    • 2023年 1月 16日

    軽トラ(ピックアップトラック)にロケット砲積んで運用するような火砲の低コスト化も進まないのかな
    安けりゃ撃破されても損失すくないですし

    1
    • 名無し太郎
    • 2023年 1月 16日

    ウクライナ侵攻が実験場として機能しているかというと、物凄く疑問。アメリカと同盟国が送っている兵器は旧式がメインで、最新兵器はほとんど送られていない。
    スイッチブレードは最新に開発された兵器だけど、時代遅れの技術を組み合わせて作られている。いわゆる『枯れた技術の水平思考』という任天堂方式で生み出された兵器だ。

    確かにドローン対策に関しては、貴重なデータが得られたと思う。しかし、これはアメリカが、狙ってやった訳じゃない。
    仮にウクライナ侵攻を実験場にしたいのなら、最新型ドローンを提供するはず。しかしアメリカは、ロシアがアメリカの技術を手に入れることを恐れて、最新型を提供していない。

    またウクライナ侵攻自体が、軍事的には二流の国家同士の総力戦という、かなりイレギュラーな戦争だ。ああいう状態に陥ったのは、どちらも強力な軍隊をもっていないからであって、先進国が参加する戦争なら制空権の奪取がメインとなるはず。
    ドローンの重要性は、これからもドンドンと増していくと思う。しかし一番重要なのは、戦闘機による制空権のはず。ドローンは従来の航空機が苦手とする低空域や、情報戦などの支援兵器としての役割が中心だと思う。
    アメリカが一番知りたいのは、航空機と地上部隊、そしてドローンとの、ネットワークを介しての連携だと思う。これはウクライナ侵攻からは得られないんじゃないかな。

    5
    • 2023年 1月 16日

    ウクライナのウーバー砲兵システムすげーよな

    3
    • nachteule
    • 2023年 1月 17日

     Switchblade300やAGM-88 HARMは予想よりも戦場での効果が低かったって話はどうなのかねぇ。
     どう言う内容で効果が低いか分からないと判断も出来ない。Switchblade300は携行し易く元が大した妨害手段を持っていないゲリラ的なターゲットを隠れて攻撃するようなコンセプトじゃないのか。地の利が悪い中で銃やグレネード・ロケット砲で直接攻撃しようとして銃火に身をさらし死んだ兵士がいたからこその兵器だと思うけど、それは本来の使い方をした結果だろうか。

     AGM-88 HARMだって旧式であるB型を使用していると言われていて、正式な運用機でも無いソ連/ロシア製の機体でモード制限ありきの運用したならば本来の性能のどれ位を発揮出来たのか。1ヶ月前に何回目かの試射成功したAARGM-ERとか最新の物でも同じ問題が起きるのか。

     勝手に期待だけして兵器の仕様上当たり前の結果が出ているのを批判している可能性あるんじゃないか。

    2
    • 2023年 1月 17日

    結局、地上戦は

    有視界
    直射
    市街地戦

    交戦距離は1km±1km

    • 呉屋慶
    • 2023年 1月 17日

    貴重な戦訓だと思うが、海に囲まれた日本では参考にならない話も多いわな
    目先はドローン探知技術の確立を急ぐしかない

    •  
    • 2023年 1月 17日

    スイッチブレード600がどんな結果になったか次第で徘徊型弾薬の明日が決まるかもしれない。進化の方向性的な意味で

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