アラブ首長国連邦で開催中の防衛展示会「IDEX」でEDGEが無人戦闘機「Jeniah」を披露、さらにHighland Systemsは本当にクロノス潜水艇の実物を公開して注目を集めている。
もう話題がてんこ盛りで頭がパニックになりそうだ
アラブ首長国連邦で開催中の防衛展示会「IDEX」が大変になことになっており、UAEの防衛産業企業「EDGE」はアンゴラ海軍から総額10億ユーロのコルベット建造、自国軍から9億ドルを超える精密誘導兵器や徘徊型弾薬を受注、英国のBAEと防衛産業協力に関する協定、インドのヒンドスタン航空機(HAL)とミサイルシステム、無人航空機、小型ガスタービンエンジンの共同開発やHALのプラットフォームにEDGE製の電子戦機器の統合に関する協定、インドのICOMMに小口径銃器製造に関する技術を行う協定を締結した。
The imaginatively named Air Truck logistics UAS. 500kg payload. MTOW 2.5 tonnes, 360km range. pic.twitter.com/gujdoInQbG
— Gregory Knowles (@2805662) February 22, 2023
Discover QX6-50, the latest addition to #LeadingEDGE’s QX range.#BeyondPossibilities pic.twitter.com/FIIsbI3c6t
— EDGE (@_edgegroup) February 21, 2023
Introducing JENIAH, an unmanned combat aerial vehicle, one of #LeadingEDGE’s latest autonomous breakthroughs launched at IDEX 2023#BeyondPossibilities pic.twitter.com/RPAvlVYSnR
— EDGE (@_edgegroup) February 21, 2023
新たに大型無人輸送ドローン「Air Truck」、中型無人輸送ドローン「QX6-50」、固定翼のUCAV「Instrumented Testing Platform」、ジェット無人戦闘機「Jeniah」、海上向けのISR任務と機雷戦に対応する無人水上艇「170 Detector USV」を発表して国防関係者や海外メディアから注目を集めている。
Discover the specifications of #LeadingEDGE’s latest addition to its land autonomous systems, the NIMR RCV 8X8, robotic combat vehicle concept.#BeyondPossibilities pic.twitter.com/9ABkPJfAPy
— EDGE (@_edgegroup) February 22, 2023
Discover the specifications of the THeMIS Combat UGV, live on display at the #LeadingEDGE stand at IDEX 2023.#BeyondPossibilities pic.twitter.com/c9Ub02SClU
— EDGE (@_edgegroup) February 22, 2023
さらにUGV開発をリードするエストニア企業「Milrem Robotics」を買収したため無人戦闘車輌のTYPE-XやTHeMISがEDGEブランドになり、独自に開発した機械化部隊向けのウィングマンとして機能する無人戦闘車輌RCVも披露、UAE空軍も中国から高等訓練機L-15を購入すると正式に発表(12機+オプション36機)した。
A technology demonstration. Kronos submarine looks like BatMobile. Still, I am doubtful that it can dive, because the hatches don’t look waterproof 😊 But, it’s compatible to the soul of Dubai&Abu Dhabi 🤣 pic.twitter.com/muEKVyjUmI
— Tayfun Ozberk (@TayfunOzberk) February 21, 2023
K2-ME /Middle East/ and K2-KR tank models from Hyundai Rotem at IDEX2023, which starts today. pic.twitter.com/CWATNnIuwJ
— Junsupreme (@RyszardJonski) February 20, 2023
UAEのHighland Systemsは本当にクロノス潜水艇の実物を公開しており、韓国の現代ロテムはK2を重装甲化してAPSを採用したK2ME(Middle East)とK2KR(KRが何を指すのか不明)のコンセプトを披露。
/1 At the IDEX-2023 in Abu Dhabi, the updated 🇺🇦 2S22 Bohdana on the chassis of the Ukrainian KrAZ 6×6 was presented. There also ware concepts of Bohdana on the basis of the Czech Tatra T815 8×8. https://t.co/H2vH8zqMYJ pic.twitter.com/IleV5Ph8tk
— Special Kherson Cat 🐈🇺🇦 (@bayraktar_1love) February 22, 2023
Pakistan’s GIDS is gonna unveil its Shahpar-II (Block 2) UCAV at #IDEX2023, which will be double in term of capabilities as compared to the previous Shahpar 2.
Major upgrades;
🔸20-hour endurance
🔸23,000 feet service ceiling
🔸4 hard points (Block 1 has 2)
🔸A new EO/IR turret pic.twitter.com/Q8uKIMHpa7— Conflict Watch PSF (@AmRaadPSF) February 20, 2023
ウクライナが最近量産を開始した155mm自走砲「2S22 Bohdana」を出展し、パキスタンがShahpar2の発展型BlockIIを発表。
#IDEX2023 se presentó el #Phenom de la #UAE. Pasará por aquí el futuro de los helicópteros no tripulados de ataque? pic.twitter.com/VOdsX8nSEM
— Drones de guerra (@dronesdeguerra) February 20, 2023
誰が出展したのか不明の無人攻撃ヘリなど、もう話題がてんこ盛りで頭がパニックになりそうだ。
***BREAKING***
First image of #Chinese extra-large submarine drone (XLUUV). Similar in size to #USNavy Orca, this design. Has torpedo tubes and, it appears, flank array sonar. Implies anti-submarine role (!!!)https://t.co/ARLOdYgNxN
— H I Sutton (@CovertShores) February 23, 2023
IDEXに出展した中国企業ブースに登場したXLUUV、米海軍のオルカサイズで魚雷発射管を装備(今のところ米英仏豪のXLUUVは魚雷発射管を装備していない)している。
関連記事:売上高でロールス・ロイスを抜いた中東の防衛産業企業、軍用無人航空機「QXシリーズ」を発表
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※アイキャッチ画像の出展:EDGE
バットマンとかアイアンマンに出てきそうなデザインの無人兵器の後に、戦車やトラック自走砲みたいな見慣れた兵器を見ると安心する・・・
どちらにしても用途は全く安心できんけどな
>誰が出展したのか不明の無人攻撃ヘリなど
そんなことあり得るんですか・・。
それにしてもクロノス潜水艇の見た目、完全にバットマンや007のマシーンにしか見えなくて、映画で出ても「リアリティ無い」と突っ込まれそう。
展示場ブースも無人でどこの国なのかわからなかったのでしょうかw。
UAE空軍が中国からL-15練習機を将来的に36機購入するというニュースは驚きましたね。
従来のUAE空軍は欧米から軍用機を購入していて練習機も欧米製ばかりでしたが、今後は中国製のL-15がUAE空軍の練習機で最多になります。
中東に対する中国の影響力が強くなっている証拠だと思います(同時に欧米はUAEと距離を置くかもしれません)。
ウクライナは戦後を睨んでの出展ですかね。
当面は自軍への供給で手一杯で、輸出する余裕は無さそう。
ドイツの小銃のコンペもハーネルがUAEのカラカルの孫会社だったのがゴタゴタの要因だろうな。
豊富な資金でアレコレされちゃうのを警戒したんじゃ?
アンゴラは海底油田が国の柱だから、アフリカにめずらしく海軍に力を入れる国だよね。
ウクライナの国産武器といえば、昨日のウクライナプラウダ紙によれば
ロシア軍支配下にあるマリウポリで(謎の)爆発が11回あったそうです。
プラウダ紙は現地の目撃者情報をさらっと流しているだけですが、
WarZoneではウクライナの新型国産武器が使用された可能性も含めて、詳しく分析していました。
着弾場所は現在ウクライナ軍が使用中のHIMARSやM270の『射程外』の距離だそうです。
K2を重装甲化してAPSを採用したK2ME(Middle East)
「レオパルト2レヴォリューション」に似ている外観から同様にモジュラー装甲を既存のK2に追加したものと思われる。レオ2では独・IBD社が開発した複数種のモジュラー装甲パッケージ(対徹甲弾防御・対成型炸薬防御・上面防御・対地雷防御・乗員保護用巣ポールライナー・対爆発物防御)を組み合わせることで防御力を総合的に強化している。これらによりレヴォリューションでは全周囲でRPG-29(タンデムHEAT弾)の攻撃に耐えるとされている。なお重量についてエヴォリューションパッケージ装着でオリジナルと比べると重量が5トン程度の増加になる。
K2から10トン以上の車両重量増加が見込まれるK2PLやアルタイが転輪を一組追加して7個にしているがK2MEはK2と同じ6個であることから防御力強化による重量増加は10トン以下ということなのだろう。
K2KR(KRが何を指すのか不明)
外観はK2と同じだが目立つのが長い主砲。K2の主砲は長砲身の120mm・55口径滑腔砲(CN08)だがK2開発当初は140mm砲の搭載を想定したことから独・ラインメタル社が試作した130mm砲(Rh-130)の様な大口径砲と思われる。
自走砲K9ではポーランドと共同開発予定のK9A3では砲を52口径・155mm榴弾砲(CN98)から58口径の長砲身に換装する計画があり、砲を開発する韓国のWIA社が戦車砲でも大口径砲を開発していてもおかしくないだろう。
>クロノス潜水艇
インデペンデンス・デイの、敵宇宙人が使う戦闘機にそっくりなような…
これは軍用に限らず、レジャー用でも売り出したら面白いかも
子供に迷彩服着させてると、迷子になっても見つかりにくいとか、軍服と見分けがつかなくて有事に標的になるとか心配するひといるけど、将来は艶消し黒の乗り物も似たような扱いになるのかな?