バイラクタルTB2で有名なトルコのBaykarは17日、バイラクタルKızılelmaのエンジン統合テストが完了したと発表して注目を集めている。
参考:BAYKAR
どうやら2023年の初飛行に向けてKızılelmaの開発作業は順調に推移しているようだ
Baykarが開発を進めているKızılelma(クズルエルマ)はジェットエンジンを備えた無人戦闘機で、イーフチェンコ設計局が開発したターボファンエンジンAI-25(16.9kN)を搭載するKızılelma-A(最大速度M0.64、最大5時間の滞空性能、最大飛行高度10,600m、作戦半径800km、最大離陸重量6,000kg、衛星通信対応、AESAレーダー搭載)と、アフターバナー付きのAI-322Fを搭載するKızılelma-Bがある。
両タイプともカタパルトなどの航空支援装置なしに強襲揚陸艦「アナドル」からの発着艦に対応しており、トルコ建国100周年にあたる2023年に初飛行を行う予定(恐らく来年の10月29日)で、今年3月に完成した機体を公開していたが、Baykarは17日「Kızılelmaのエンジン統合テストが完了した」と発表した。
この機体が今年3月に完成ものと同じかは不明だが、どうやら2023年の初飛行に向けて開発作業は順調に推移しているようだ。
Milli ve özgün olarak geliştirdiğimiz insansız savaş uçağımız Bayraktar #KIZILELMA‘nın ilk Motor Entegrasyon Testi’ni başarıyla tamamladık.
Hayırlı ve uğurlu olsun…
✈️🍎🚀🌍🇹🇷
The First Engine Integration Run Test was successfully completed on Bayraktar #KIZILELMA. pic.twitter.com/b1NAzA5hMQ
— BAYKAR (@BaykarTech) September 17, 2022
因みにKızılelmaは機体内のウェポンベイと主翼下のハードポインにAIM-9Xに相当するMerlin、AIM-120に相当するPeregrine、最大射程250kmの巡航ミサイルSOM-A、精密誘導キットに対応したMk.81~Mk.83、UCAV向けの小型精密誘導兵器MAM-C、MAM-L、MAM-T、Bozok、レーザー誘導式の70mmロケット弾などを計1.5トンまで携行することができる。
関連記事:トルコ、主翼とカナード翼を取り付けたバイラクタルKızılelmaを公開
※アイキャッチ画像の出典:Baykar
凄い先進的ですね
日本はようやく検討し始めたばかりだというのに
動画見たら意外にデカかった
これってアナドルから発艦はともかく、どうやって着艦するんだろ?
過去記事の『トルコ、バイラクタルTB3を搭載する強襲揚陸艦アナドルの新イメージを公開』では
「同艦へのTB3着艦にはアレスティングワイヤーは必要なく同機の制動装置だけで停止できるためバリケードネットも要らないとBaykarは言及している」
と書かれているので、着艦試験で問題が出なければ計画通りに進めるのではないでしょうか。無人機だから機器さえ無事なら殺人ブレーキみたいなのも気楽に出来るのかと。火災などの緊急時は海に落とすでしょうし。
どうもです
機体のブレーキで止まるということは、着艦寸前はかなり速度を落としてアナドルに接近するって事なんでしょうか
無人機ならではの着艦方法を編み出してきそうですね
ごめんなさい!この記事の機体とTB3を混同してました!
トルコメディアの『TCG ANADOLU’ya MİUS ve Bayraktar TB3 Entegrasyonu』という記事にて
「カタパルトの助けなしにケーブルとフックを捕獲する助けを借りて、TCGアナトリアLHD船に着陸して離陸」
とあるので、発艦はカタパルト無しで、着艦はフックとケーブルで止めるのだと思います。
申し訳ありませんでした。
さらに追記
記事内で管理人さんが「この機体が今年3月に完成ものと同じかは不明だが」と書かれていますが、翻訳した英語版wiKipediaに
「プロジェクトのコード名は当初MIUS (英語: 戦闘無人航空機システム)だった。 正式名称のクズレルマ(トルコ語で赤りんごという意味)は2022年3月12日に一般公開された」
とあるのでクズレルマ=MIUSで合っていると思います。
何にせよオイは恥ずかしか!生きてはおられンゴー!(ネタの多重衝突)
介錯しもす!
{:i:i:冫入三ミヾ:i:ミh、 ∧ V /
从:i;/´ Ⅷiム~”<} r、∧ `´
} }:{ Ⅵ:i:iY^Y ^ヽ `´ し 介
/,イム }/ }i;i、 } } も 錯
,{_!:i:ミ ,.: ,}! ∨:\ヒ. す
八ヾ!、__ ヽ::{ ,イ汐 ∨、:/. !
圦 ミ符:} 乍,,, } Yヘ
f .\ .ィヘ_ノィク ;′} シ ,ィヘ
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\ \ `”<:i:i:iミh、 ,,;;;;;;;;;;;;;{/:i:ム }
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ミ ミ 、、’ , ヾ;i:i:i:i:ミh!:i:i:| ∧
ミ ミ \ヽ 、、 ヾ、:i:i:i|:i:i:|
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傷口に塩を塗り込むようで申し訳ありませんが記事内で
> 【両タイプ(=Kızılelma-A/B)】とも【カタパルトなどの航空支援装置なし】に強襲揚陸艦「アナドル」からの【発着】艦に対応しており
の記述があります…。
うぃきぺであ英語版の該当部をじゃぱにーず翻訳
↓
航空機は離陸して着陸できるように設計されています 水陸両用強襲船, など TCGアナドル, カタパルトシステムは必要ありません
つまり?→TB3も赤りんごもカタパルトなどの装備がなくとも離着陸できるよ!やったね!
あ、塩は国産の伯方の塩でお願いします。原材料はメキシコか豪州の海水だけど
この図体で最大離陸重量6,000kgとの事なんで、見た目の印象よりかなり軽く、
最大速度M0.64って事なんで翼やリフティングボディのプロファイルがかなり低速・高揚力寄りなんじゃないでしょうか。
最大速度がF/A-18の約1/3ですから離着艦速度も1/3の100km/h弱…は言い過ぎでしょうが、100km/h台前半は十分に可能かと思います。
母艦の速度が20ノット(≒40km/h)としても対艦速度は100km/h前後。
着艦時は燃料も減ってるし、兵装も満載での着艦はしない想定にすれば着艦重量は4tとかに収まるでしょうからカナード含めた全舵でのエアブレーキだけで対気で100m、対艦では70mかそこらでの制止は可能なんじゃないでしょうか。
母艦の速度が25〜30ノットなら更にかなり余裕が出来ますね。
そもそも、先尾翼という形式自体が揚力を稼ぎ易い方式なんですよね
普通の水平尾翼形式ですと、重心の後ろに主翼(当然プラスの揚力)が有って、尾翼がマイナスの揚力を発生させることでバランスを取っていますが、先尾翼ですと重心の前にプラスの揚力の水平尾翼を置けますから、マイナス無しに全力で揚力を発生させることも可能なんですよね
>尾翼がマイナスの揚力
旧式の機体ではその通りですが、CCV機は重心を主翼の後に置き、尾翼も揚力を発生して重量を支えています。結果揚力が増え抵抗も減ります。無制御では後を向いて安定するので、絶えず制御して動的に安定させます。これによりデルタ翼機でも後縁フラップが使えます。
クロースカップルドカナードはカナードの後流と翼端渦で主翼上面の流速を上げて主翼の揚力も増やせますね。
しかしF/A-18はE/Fでも未だに静的安定緩和されず尾翼は負の揚力を出してるんですよね。その上離陸時は方向舵を内側に向けて更に負の揚力と空気抵抗を作り出すという。
Kızılelmaが、全長14.7m、翼幅10m、全高3.3m、空虚重量:不明、最大離陸重量6,000kg、兵装搭載量1,500kg
F-5Eが、全長14.68m、翼幅8.13m、全高4.06m、空虚重量4,392kg、最大離陸重量11,193kg、兵装搭載量3,175kg
グリペンCが、全長14.1m、翼幅8.4m、全高4.5m、空虚重量6,800kg、最大離陸重量14,000kg、兵装搭載量5,300kg
サイズは小型戦闘機並ですが、重量は半分程度。兵装搭載量も大幅に少ないと
追記すると、
F-35Aが、全長15.6m、全幅10.7m、全高4.4m、空虚重量13,290kg、最大離陸重量31,751kg、兵装搭載量8,165kg
ですので、図体はF-35と大差無いですね
速度や重量、最大搭載量では倍以上の大差がつきますが
本機は 16.9kN
F5は 16kN×2、アフターバーナー22kN×2
グリペンC 54 kN アフターバーナー80.5 kN
グリペンまで行くと単発なのに倍以上のエンジン出力ですからね
やっぱエンジン出力に依存するんだなって
UAVは損失前提だから安価にする為こういうスペックなのかな?
Bの推力スペックもどうぞ
AI-322F 24.5kN(dry), 44.1kN(AB)
陸軍「これ繰り返し使用可能な徘徊型弾薬という事にして陸軍で運用できないかな」
有人機とのチーミングを前提にした無人戦闘機機ではないんですね。
自律性はどのくらいなのか、TB3の運用システムに準じたものなんでしょうか。
ロイヤルウィングマンことMQ-28もこれも良さそうだなあ。欲しいなぁ。
まあ日本が3〜4年以内に飛行実証試験を行うとされる無人随伴機の試験機も楽しみなんだけどね。
このモックアップ、ノズル周辺はまだモノが出来てないから何もつけませんという感じなんですかね。
S-70もそうですけど、ドンガラだけ先に作っておいて部隊配備しながらシステム開発のための情報を収拾していくというのはアプローチとしては最も堅実だと思います。無人機分野で安易に「日本も絶対に追随せねばならない~」と言いたくないですが、具体的な日程で空自でのロイヤルウィングマンの構築を考えているならハードウェアの研究もぼちぼとやらないといかんですよね。
(もっとも日本の場合自前で概念研究をやってしまうとそれに合致する装備体型以外をうけつけなくなる傾向にあって、必然的に装備の独自開発と国内生産になる=世界のトレンドから装備体型が離れていくという流れもありますから、製造はともかく開発まで完全内製化したくないと思っている人が居るのかもしれませんが)
フル装備でTB2の3~4倍で収まるなら、既存A-29スーパーツカノやAT-6Eヴルバリンの代わりとしての需要はありそうかね。ただ、あっちの方は1時間当たり10万円ほどのコストで飛ばせる利点があるけど。
エンジン作っているイーフチェンコ設計局はザポリーシャにあるから、散々ロシアをコケにしたトルコ・ウクライナに少しでもダメージ与えるためにミサイル撃ち込むつもりは無いのかねプーさんは。