現代の戦闘機に新しくミサイルや爆弾を統合するには想像以上のコストがかかるようだ。
英国が3種類の兵器をF-35に統合するために負担する費用は478億円、F-35Bを4機以上購入できる金額
英国防省のジェレミー・クイン調達担当次官は「空対空ミサイルASRAAM、精密誘導爆弾PavewayIV、空対地ミサイルSPEAR3をF-35に統合するコストをどのように見積もっているのか?」という議員の質問に「ASRAAMは4,700万ポンド、PavewayIVは1.03億ポンド/約154億円、SPEAR3は1.7億ポンドの費用がかかる」と答えて注目を集めている。

出典:ノルウェー国防省 JSMの切り離し試験を行う特殊試験機 AF-01
戦闘機に兵器を統合するためには当該兵器を制御するためのプログラムをミッションコンピュータにインストールして完了という訳ではなく、地上に駐機させた試験用の機体から何度も切り離し実験を行いデータを収集して飛行中の戦闘機から安全に切り離すことができるかを検証、この地道な過程を経て飛行中の戦闘機から実際に切り離し実験を行い「問題ない」という判定を獲得できれば無事統合が完了する。
但し、この検証は兵器を搭載する全てのハードポイント(ウェポンベイを含む)で行う必要があるため地味に手間がかかる上、これを検証するにはデータ収集用に改造された特殊試験機(F-35ならAベースのAF-01など)を用いなければならないため少ない費用がかかる言われていたのだが、実際に統合費用が幾らかかるのか具体的な数字が出てきたのは初めてかもしれない。

出典:ノルウェー国防省 特殊試験機AF-01のウェポンベイに搭載されたJSMの試験弾
つまりASRAAMを統合するのに70億円、PavewayIVを統合するのに154億円、SPEAR3を統合するのに254億円の費用が必要だという意味で中々高額(統合費用478億円があればF-35Bを4機以上購入することができる)だが、これはF-35だから高額なのか他の戦闘機でも状況は変わらないのかについては比較する数字が不足しているので何とも言えない。
余談だが英国は第6世代戦闘機「テンペスト」を含むファミリーシステムの開発に幾ら必要なのか明かして来なかったが、15日に公開された報告書の中で94.6億ポンド/約1.41兆円の投資が必要になると明かして注目を集めており、日本の次期戦闘機F-Xの開発費用(約1.4兆円)とほぼ同額と言えるだろう。
参考:UK cuts GBP450 million from Tempest programme
※アイキャッチ画像の出典:Royal Navy / OGL v1.0
F-35くんどんどんアプデに金かかることが表に出てきおるな
ボッタクリとは言うまいが高いものは高い
F35を爆買したアベ政権。
せっかく買ったのなら、有効活用しろ。
他に選択肢があったかのような言い方だなw
あったと云うか防衛省がf18でほぼほぼ決まりかけていた所に財務省主導でf35に決まった。
しかも決まった後も防衛省は最終的にf35を何機購入するかも知らなされて無かったそうな。
そんな話聞いた事ないぞ、妄言は余所でやれ
YouTubeで決定に関わった当人が経緯と財務副大臣が管轄し最終決定の財務省と防衛省の決定交渉の様子を語った動画を上げてる。
f18とか言ってる時点で眉唾だが、仮に事実として
F/A-18(E/F?)に決まりかけたのをF-35にひっくり返したならひたすらグッジョブじゃねえか。
性能面ならまだしも財政面から見たらいい仕事なのか?
f22のようにならないことを祈るしかない
戦闘機の名前ぐらいちゃんと書け
2030年の日本の空を守ってるのが
F-2 100機弱
F-15 100機弱
F/A-18E/F 100機強
なんて状況、想像するだに恐ろし過ぎるわ。
仮に調達費が半分で済んでても話にならん。
有効活用って
恐ろしいことを
当時では妥当な決定だとおもう。
F-4が現役でF-15J Pre-MISPの将来が不明なのもマズイ。
残念ながら現在でもF-35 以外の選択肢がほぼない。
タイフーンくんが候補にいたでしょ。なお性能は
スーパークルーズ出来てハープーン6×AMRAAM4発搭載可能
デジタルステルスは当時から最高クラス行く行くはF-35超え
レーダーも日本が買って資金繰りが上手く行ってたらキャプターE搭載はすぐだったろう
何より技術開示フルオープンの約束は大きい
まぁ運用上問題あり過ぎるので有り得ない手だがね…
そう思うんならそうなんだろうよ、君の頭の中ではな
悔しいねぇ…
情報は力よ
デジタルステルスが使い物になると分かり始めたのは今年ぐらいじゃないの?
デジタルステルスって呼び始めたのが近年てだけで昔から重要視されてたぞ戦闘機の電子防御
これはイギリスが独自開発した兵器をF35で運用するための実証費用だから、共同開発したわけでもない日本には関係ない話だよ
>英国防省のジェレミー・クイン調達担当次官は「空対空ミサイルASRAAM、精密誘導爆弾PavewayIV、空対地ミサイルSPEAR3をF-35に統合するコストをどのように見積もっているのか?」という議員の質問に「ASRAAMは4,700万ポンド、PavewayIVは1.03億ポンド/約154億円、SPEAR3は1.7億ポンドの費用がかかる」と答えて注目を集めている。
JNAAMを統合する場合はこのくらい掛かるとって事ですかね
ハード面ではミーティア改とほぼ変わらんから、さすがにそこの試験はかなり省けるんじゃないかなぁ?
省くわけ無いだろ。重心も重さも恐らく違うだろうし、同じだったとして省いたリスクは誰が負うんだ?
JNNAMの運用国次第だけど統合に関わる費用は初期費用として計上して購入数に対して分割するとかできると良さそう
日英で負担になりそうだけど…
変えない様に作りゃいいだけだろ。
つかその辺大きく変えたら飛行制御もごっそりいじらなきゃいけなくなる。
何でもかんでもテストすればいいってもんじゃないよ。
変化点から各テストの必要性を見極めて、必要なテストを重点的に行うべき。
外部仕様やI/Fを変えない事で省けるテストは省く、ってのは製品開発の現場では普通に行われてる事だよ。
ASM-3の配備中止・射程延伸型開発の話が出た時も、弾体規模を変えない事で開発期間を短縮する、って話だったでしょ?
結果的には短縮どころかほぼ開発期間無しでASM-3Aの量産が決まった訳で、
これは流石に少々うさん臭い事例(←ASM-3には最初からそれだけの射程があったのではないか、という意味)だけどね。
あなたが言っているのはミサイル本体の開発で、搭載する航空機への統合作業は別の話。
ミサイル本体の開発短縮について弾体規模の維持はそこまで重要じゃないよ。
中身いじって燃料増やして射程延伸なんかしたら射出前の外形・重量・重量配分が同じでも撃ったら全然別もんだ。
一方で搭載機への統合についての影響は断然小さくて済む。
なるほど、戦闘機の武装を統合すんのってそんなに金掛かるんだね、てっきりソフトウェアをちょちょいといじれば簡単に出来ると思ってたけどよく考えたらF-35の性能を最大限発揮させるのに必要な高度なアビオニクスの開発に馬鹿みたいにお金かかってるんだからなぁ、そりゃあF-15の改修費用も高くなるわな
ちょっち話はズレるけどF-15jsiはミサイル搭載数の増加と電子戦能力の強化、機体寿命の延長だけに留めておくのがいいかもね、そしたら幾らかは安くなるでしょ
ずれてるどころか、その件の様な。既に一部でF-15EのアビをF-15Cに搭載してるんだから、対艦ミサイルの統合なんて簡単でしょ。という、話があったから、物理テストの繰り返しって、省略できないし大変なんですよ。と言いたくなったのかも。
兵器は進化しすぎた。人間のマネーパワーがまるで追いついてねえ……
いっそのこと全世界の全兵器の質を第二次世界大戦レベルまで落とせば、調達費用も運用費用も安くなるんじゃね?(妄言)
せっかく高くなった命の値段も暴落待ったなしだな
ぶっちゃけ命の値段が上がったから兵器の価格が上がった
使う側の命の保護を最優先にした結果が、兵器の高性能化だし
無人機の発展で低価格化と大量配備になるかねぇ
と思ったけど、
ユーロドローンはそうならなそうだね
まあパイロットからすればいくらシミュレーションで大丈夫って言われても実機で試してなければ色々思うところはあるだろうしなあ
どこまでいっても人が乗る限り実機テストは省けないだろうね
理論上搭載可能でも実際に搭載して発射実験をしないことには搭載可能という証明もできないし問題点も洗い出せないからな
多分レッドチームの機体はそこまで詰めない代わりにお安くなるんだろうねぇ。
機外機内とわず搭載兵器の統合試験は必要だししょうがないね…。空力特性と適合してないと落としたはずの爆弾やミサイルが機体側に戻ってきて翼折れたりするからね。
F‐3開発費1,4兆円・・・
オリンピックもコンパクトで金のかからないって始めたお国柄
総額5兆円だそうですよ!
中止だ!中止
F35ですら90機で4兆円はかかるんだから、仕方ないでしょ
だからF35を安い安い言ってる連中の気が知れないとあれほど
まだまだ未完成でソフトウェアアップデートに兵装インテグレーションと追加費用が嵩むというのに、単価が安いバンザイってどれだけお気楽なの…
>スーパークルーズ出来てハープーン6×AMRAAM4発搭載可能
ちょいとソースが欲しいね、これだけやっての航続距離とか知りたいわ。
>だからF35を安い安い言ってる連中の気が知れないとあれほど
現状手に入る西側ステルスなら一番安価じゃん。アップグレードに関して言うなら、F-16のV化の費用とか日本のF-15改造とかイスラエルF-15のBUZZ化の費用考えると完全に納得はしないが掛かるのは仕方ないって思えるが。LM的には出費が嫌なら自国の満足いく所でアップグレード止めるという選択肢はないのかね、ハードはある程度ソフトウェアなら継続して安価にアップデート可能とかしてくれないと詐欺やわ。
詐欺でもなんでもないっての
追加費用が掛かるってのは生産前からわかりきっていた事で
詐欺だと思うのは取得単価が全てだと思い込んでるからだよねん
単価で安易に安価だと言うのは間違いですはい
文をよめ、継続したアップグレードに大金ばっかりかける必要あるなら詐欺って話だぞ。
アメリカの会計監査局は早くからF35のトータルユニットコストが1.9億ドルにまで膨れ上がる危険性を指摘していたんだよ
大金が掛かる事前に分かっていた事で詐欺でもなんでもない
“分かっていた事で詐欺でもなんでもない”
それを1億ドルだ、安い!とか言ってた人らがおかしいんだよ
>>ハープーン6×AMRAAM4発搭載可能
> ちょいとソースが欲しいね
BAEの日本へのセールストークだろう。
曰く「空対艦ミサイルを最大6発と燃料タンクと各種ミサイルを同時に積載できる」とかなんとか。
もうこうなったら外国から程度の良いF-15を買い入れて日本で好きなように改造してAESAレーダーや各種ミサイルを積むようにすればいい、契約外のF-15ならボーイングの許可は不要なはずなんだから。
契約外のF-15なんて存在しないのよ。
米国からFMS経由で購入した戦闘機を第三国に転売する場合、米議会の承認を受ける必要があるから中古機でも米国のコントロール下にある。
更に言えば転売する戦闘機に独自の改造を施してる場合は転売前にオリジナル仕様に戻せと言われるから尚更難しいんだ。
これに引っかかってイスラエルはクロアチアへの中古F-16の転売に失敗してる。
そもそも勝手に中古機を購入してきて勝手に改造出来るなら中古機売買はもっと活発なはずなのに、そうでないという事は開発国が制限してるんだよ。