イタリアのLa Repubblica紙は16日、ウディネ駅で撮影された20輌以上のM109Lについて「計60輌のM109Lがウクライナに提供されているか、近い将来引き渡される予定だ」と報じている。
参考:Così l’Italia potenzia l’artiglieria ucraina
60輌提供という話が本当かどうかは不明だが、保管中の数量を考えると決して不可能な数ではない
イタリアのドラギ前政権は昨年4月、ドンバスの戦いに必要な自走砲をウクライナへ送るため「PzH2000導入に伴い退役=保管中のM109L(A3相当/約200輌前後)を利用できないか調査を進めている」と現地メディアが報じていたが、これを運用可能な状態に戻すには数ヶ月間の作業が必要だと付け加えていた。
First images of OTO Melara M109L 155mm self-propelled guns delivered from Italy to Ukraine appeared today.
Despite Italian government keeping aid to Ukraine under secrecy, reportedly around 20-30 M109L were to be delivered to Ukrainian military.
2022 Russian invasion of Ukraine pic.twitter.com/w4NZt7HwAW
— Buschlaid (@BuschModelar) March 9, 2023
しかし3月に入ってウクライナ軍がM109Lを使用している視覚的証拠が登場、今月14日には20輌以上のM109Lを輸送する様子がウディネ駅で撮影され、イタリアのLa Repubblica紙は「前線で確認されたものを合わせると最低でも30輌のM109Lがウクライナに送られている。さらに(提供されるM109Lの数は)その倍だという情報もある。計60輌のM109Lがウクライナに提供されているか、近い将来引き渡される予定だ」と報じており、M109Lの改修費用は米国が提供しているらしい。
因みにイタリアはFH-70もウクライナに提供していると噂(FH-70の使用を視覚的に確認しているが複数の国が提供しているためイタリア提供分と断定できない)されてきたが、流出した機密資料(反攻作戦向けに編成中の旅団編成に関する文書)にも「イタリア(10門)とエストニア(8門)が提供するFH-70」の記載があるので、イタリアがM109LとFH-70をウクライナに提供しているのは間違いないだろう。
🇮🇹🇺🇦
Yesterday at a train station in Udine, around 20 or more Italian M109L’s which were previously revisioned would be spotted. These are definitely going to Ukraine, it seems like Italy is likely going to deliver all the M109L’s they had left in storage to Ukraine. pic.twitter.com/KO5pmRaChB— A-129 Mangusta (@NichoConcu) April 15, 2023
但し「60輌のM109Lをウクライナに提供する」という話が本当かどうかは不明だが、保管中の数量を考えると決して不可能な数ではない。
追記:何処かで訓練を行っている膨大な数のウクライナ軍兵士
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※アイキャッチ画像の出典:Ukraine News
どんな理由があれこんな密集して訓練するなよ……
安全な国外なんだろう。
日本もFH-70を送っても、ばれないかな。
銘板をはがして送ったとしても、自走用のエンジンの製造メーカーが違うので絶対にばれるし、エンジン部品の互換はない
まぁ乗用車用のエンジンだし、整備士になげときゃ大丈夫だろ(暴論)
鉄道輸送できるのがうらやましい
日本だとサイズ超過で無理なんだよなあ
M109L(A3相当)とあるのだけれども。
写真を見ると、33口径長(M109 A3)よりも、
砲身が、気持ち、長く見えるのだけれど。
ひょっとして、FH70の砲身に換装しているのかな。
当たりです
M109LはイタリアのOTOメララが独自に改良した物で、155㎜砲がFH70と同規格の39口径長の物に換装されています
ありがとうございます。
やっぱりでしたか。
でも、生き残るためにはその方が良いですね。
今のウクライナでは、射程の長短が生死(大袈裟かな)
にかかわるみたいですから。
エクスカリバー砲弾がお安くなると更に良いのですが。
元々が誘導弾による命中率向上と言う付加価値付ける為にメーカーが開発しているからさらに安くってのは商業活動としては無いと思う。当然、射程が伸びてもしっかり誘導するとか高圧による衝撃とかに耐えるとかGPS妨害対策した上で基本性能が発揮出来なければ、全く意味が無い訳で今後を考えたらしっかりメーカーには利益落とすべきでしょ。
全体的に誘導砲弾の比率が増えていくならばスケールメリットは発生して値段は下がっていくだろうし、ライバルが増えて値段を下げざる得ない事態になっていくかもしれないがそれも数年先の話で今じゃない。
安い誘導砲弾が欲しいならイスラエルの専用弾を必要としない価格が1/6位?であるTOPGUNキットが有るけどウクライナに輸出するかな?VULCANO 155mmもライバルだろうが価格は分からないし専用砲弾だから安くはないのは想像出来る。
エクスカリバーが高いと言いつつも他の誘導兵器より射程とか値段で優位に有ると思うし、兵站・命中率・砲身寿命・味方の被害低減etc・・・得られるメリットに対しての価格を考えたら安いと考えても良いのでは?
そうですね。
エクスカリバーは、先の記事のLRMPや
HE-ExRを除けば一番射距離がありますね。
スケールメリットを期待したいものです。
このスレいいですね…こういう軍事オタクな書き込みがもっと見たい。
イタリアは支援内容公開してないしな
他にも公開しておらず後で判明したケースも少なくない
ウクライナ自身が支援金で購入もしてるし
実際されてる支援は割り増しで考えた方がいい