韓国の防衛事業庁は12日「KF-21に搭載する長距離空対地誘導弾の開発に着手する」と発表して注目を集めており、開発に成功すれば長距離空対地誘導弾の輸出だけでなくKF-21の国際競争力が高まると説明している。
参考:South Korea to develop long-range cruise missile for KF-21
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KF-21向けに空対空ミサイル、対レーダーミサイル、超音速対艦ミサイル、極超音速ミサイルの開発も予定されている
防衛事業庁はプレスリリースの中で「国防科学研究所が2028年までに1,900億ウォン(約200億円)を投じてKF-21に搭載する長距離空対地誘導弾を開発する」と明かしており、海外メディアは「公開された誘導弾のイメージはMBDA製のストームシャドー(射程560km)やLM製のAGM-158 JASSM(射程370km以上)に似ており、この長距離空対地誘導弾は折りたたみ式の主翼を備えた巡航ミサイルだ」と報じている。
長距離空対地誘導弾の射程について防衛事業庁は「数百km離れた目標に対する精密攻撃が可能」としか言及していないが、現地メディアは「F-15Kで運用中のKEPD350(500km以上)と同等の射程を確保する」と報じており、これが事実なら韓国が開発する長距離空対地誘導弾はストームシャドーやAGM-158に匹敵するという意味だ。
因みに韓国はKF-21の武装を国産に置き換えるため空対空ミサイル、対レーダーミサイル、超音速対艦ミサイル、極超音速ミサイルの開発が予定されており、この辺りの開発が完了するとKF-21の国際競争力は確実に高まるだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:국방과학연구소
いくらKF-21が国際的な需要に合致しているといっても、未だ殆どの兵装との適合が終わってない開発途中の段階ですからね。これからこういう話は色々出てきそうな。巡航ミサイルという大物からして自前で用意する準備があるということは、AAMやARMのようなものまで自前で用意する流れになるのかな(あまり独自規格化すると商業面で不利ですが、政治的中立性を推して行くならそれも一つの選択肢ですよね)
しかしこれフェーズ2以降でウェポンベイに適合させる気はあるんだろうか。元からそこは割り切って翼下懸架でいくのかな。
射程1000kmとかになってくると、超水平線、超地平線射撃しかほぼありえなくなってくるから
敵レーダーに探知される可能性は排除できるほど低い
よって、ウェポンベイ内にミサイルの収納する意味がない
敵さんは警戒機や哨戒機やレーダーサイトを運用してないんですかね?
12式能力向上型の空発型の開発期間が令和4年度から10年度までだから、ほぼ同時期に出てくることになるかな。
防衛力向上よりも輸出の話が先にくる。いかにも韓国らしいかと
軍事的脅威が無いのでしょう。
羨ましい事だ。
そもそもKF-21はアメリカ製誘導兵器との統合を拒否されているせいでヨーロッパ製を搭載するか自主開発するしかない状態に陥っている。リンク16も搭載できるのか不明です。
アメリカ製誘導兵器の統合許可が下りなかったのは、KF-21が初飛行していなかったからですね。
FA-50にもリンク16が搭載されているので、KF-21にも普通に搭載されると思いますが。
単に輸出せな食い扶持が無くなるから必死なのでは
売れそうなものにどんどん手を出してくるでしょうね
国も後押ししてるでしょうし
まだ防衛産業の問題点を理解出来てないんだね。
生産量が大きければラインの規模が大きくなって調達単価が下がり、ラインのキャパシティが大きければ急な調達要求に対応しやすくなるだよ。
食い扶持をなんて馬鹿にしてる日本の防衛産業が1年に供給できる量なんて知れてるし、これ全て自衛隊需要でなんとかしようとしてる日本にやり方が非合理的なのに気づこうよ。
それとも貴方は韓国を罵れれば何でも良いのかい?
どこが韓国を罵ってると言われてるのかは分からないが、韓国の製造業は伸び悩み傾向にあり、政府自体が防衛産業やバイオ、製薬とかに次の食い扶持を模索しているのはご存知ですか?
別に貶めてるわけでもなく、安価に一定の性能の武装システムをある程度「大国の意志から離れた」サプライヤであることは違いないんですよ。これはポーランドとの大商いにも現れている韓国の利点とも言えるでしょう。ここで投資をしてラインナップを拡げるのは韓国としては当然あり得る選択肢。
モノになるかは分かりませんが。
嫌韓だの国産輸出派だのと混同されては心外です。ちょっと過敏な言い方ではないかと感じましたがいかがでしょうか。
ああ、食い扶持って言い方が韓国を馬鹿にしていると言いたいのですか。
そんなつもりはないのですがね。
外貨を得なきゃ干乾びるのは日本も韓国も一緒。必要な外貨をを得るのは食い扶持と言ったらいかんのでしょうか。
欧米の兵器産業がウクライナへの支援で減った在庫を補充するために現実的な短期の生産力がある韓国を利用しているのも事実ですし、別に導入国と韓国が良いならそれはwin-winで良いこと。
韓国の方向を言ってはいますが私は日本の方向など論じていませんので無用な論議は不要です。
韓国語の参考記事では防衛事業庁が「先端(先進)航空戦力の建設と防衛産業輸出の拡大」と発言しているので、防衛力向上の話の方が先ですね。
これは投資を呼び込む為のアドバルーンでしょうね。
これだけ多種の兵器を、同時に開発するだけの資金力は今の韓国には無い。ただK9やK2の成功で、開発力に一定の評価が得られている今なら、中堅国を中心に資金の投資や、共同開発といった技術の取り込みも可能と判断したんでしょう。
これKEPD350というベースのある兵器じゃないんですか
KEPD350導入に伴う技術移転により開発される韓国型タウルス「天龍空対地ミサイル」ですね。
KF-21以外でも使えるようにするんだろうか。その辺は抜かりなさそうではあるが。
米国製への統合は難しいのでは?
統合させると、米国製戦闘機と完全に競合しちゃうし
欧州製への統合は全然ありえるだろうね。
日英伊次期戦闘機に統合とかになってくると、日本の12式改とバッティングしちゃうので、
日本が12式改の海外輸出を行う際には、大きなライバルになりえてくる。
ただ、空対空ミサイルなんかになってくると、次期ミーティアとかともバッティングしちゃうので、
先に全然ありえる、と書いておいてなんだけど、状況次第とも言える。
各種弾薬まで自前でセットで用意出来るとなると相当に競争力上がるな
しかしこれ全部自前でやったら流石にきついんじゃなでしょうか?いや技術はあるし、ある程度ならライセンスでなんとかなっても、あと6年でやるっつったら肝心の資金がショートしそうな気がしますが。
いやポーランドだとかベトナムとかから無尽蔵に資金が調達できるから行けるのかもしれないし、F16は全く調達できんし、ロシアのチェックメイトなんて全く無理、残るはTFXと、実績はあるがあれこれうるさいのラファールくらい?
これならどんなに資金つぎ込んでも、飛びさえすればいくらでも売れるでしょうから、勝機は間違えなくあるのか。
やりたいことはわかるんだが
どっちか成功してからにしたらとしか(あるいは発射母機だけどこかから契約するか)
気になったんだけど国内法も改正して武器の輸出ができるようになったとして、12式改って輸出できんのかな
射程が長すぎるとなんかの条約に引っかかって輸出できないみたいなことなかったっけ
誰か教えてくれるとありがたい
共同開発する次期戦闘機の採用国には売れるんじゃない?
日本は最優先で何が何でもこれに統合することにから、輸出先にとって統合費用は実質無料だし
欧州にはこの手の対艦ミサイルない上に
ノルディック二カ国のNATO加盟によって、英国がスカンジナビア半島沿岸海域の防衛にコミットしていかなくなる以上、
長距離空対空対艦ミサイルは絶対に必要になるしね
射程300kmを超えるロケットシステムやUASの輸出はミサイル技術管理レジームで制限されてますね
まあそれがなくとも日本は誘導弾の輸出には消極的だと思いますが
ちなみに、中型空母とKF-21艦載型の話もぶり返してきてます。
本気でそっちに舵取るつもりだったら楽しみですね。
小型タウルスのKEPD350K-2と同じく小型タウルス天竜の使い分けはどうするのかな