ノルウェーのKONGSBERG社は、日本に巡航ミサイル「Joint Strike Missile(JSM)」を供給するための後続契約を締結したと自社のWebサイトで発表した。
参考:KONGSBERG AWARDED FOLLOW-ON JSM CONTRACT WITH JAPAN VALUED 450 MNOK
日本政府、巡航ミサイル「Joint Strike Missile」購入に約53億円を投じる
ノルウェーの軍需企業「Kongsberg Defence & Aerospace AS (コングスベルグ・ディフェンス&エアロスペース)」は11月12日、F-35のウェポンベイに搭載可能な唯一の巡航ミサイル「Joint Strike Missile(JSM)」を日本に供給するための後続契約を締結したと、自社のWebサイトで発表した。

出典:Gulosten / CC BY-SA 4.0 対艦ミサイル「ペンギンMK3」
KONGSBERG社が開発した巡航ミサイル「JSM」は、元々、同社が開発した対艦ミサイル「ペンギン」の後継として開発された対艦巡航ミサイル「Naval Strike Missile(NSN)」の派生型として開発されたもので、F-35のウェポンベイ(F-35Bのウェポンベイには非対応)に収まるよう再設計され、主翼は発射後に展開する方式に改められた。
さらに巡航ミサイル「JSM」は、ベースとなった「NSN」とは異なり、地上の目標を攻撃することができる。

出典:public domain 米海軍のインデペンデンス級2番艦「コロナド」から発射される対艦巡航ミサイル「Naval Strike Missile」
ベースとなった対艦巡航ミサイル「Naval Strike Missile」は、ノルウェー海軍だけでなく米海軍の沿海域戦闘艦「フリーダム級」や「インデペンデンス級」にも搭載されており、ドイツ海軍やインドネシア海軍も導入しており、派生型の巡航ミサイル「Joint Strike Missile」は、ノルウェー、日本、オーストラリアが導入する予定だ。
KONGSBERG社は今年の3月、日本政府と巡航ミサイル「JSM」供給のための契約締結したと発表したが、契約内容や日本に供給する数量については明らかにしなかったが、今回発表した日本政府との後続契約については、契約総額が4,920万ドル(約53億円)だと金額を明らかにした。

出典:Strak Jegan / CC BY-SA 4.0 巡航ミサイル「JSM」のモックアップ
巡航ミサイル「JSM」は2015年11月、米国のユタ州で試射(母機はF-16)が完了済みで、F-35のソフトウェア「Block4」がリリースされる2021年に初期作戦能力(IOC)を獲得する予定になっているため、近々始まる巡航ミサイル「JSM」の初期生産ロット分購入費用ではないかと考えられる。
KONGSBERG社のCEO(最高経営責任者)は今回の契約について「F-35運用国はJSMに大きな関心を寄せており、日本のF-35へJSMを提供できることを非常に誇りに思っている」と話した。
※アイキャッチ画像の出典:Kongsberg Defence & Aerospace AS
F-35を使う限り搭載可能なミサイルの種類は限られている、F-3早く来てくれ。
とりあえず中国には迎撃不可能、なはず
今後は万事に開発サイクル早めないとすぐに陳腐化しますよ
国産ミサイルが使えるようにするには発射母体は国産機の方がいいが兎にも角にもF-35の活用手段を増やさねばね。
F-3が完成すると予想される2030年代後半にはF-35は遥かに多数の兵器を搭載可能になっている。
F-3が完成するであろう2030年代後半にはF-35の搭載可能兵器は遥かに多く性能も上がり
しかも単価が下がっている事は間違い無い。
現にF-35Aの調達単価は本格FACO開始時のH27年が6機1032億円、それ以後1084億円、880億円、785億円
661億円と急速に下がってきている。
来年度は高価なF-35Bを6機調達する様だが、完全輸入化でF-35Aは再来年から90億円ぐらいで調達できそうですね。
中期坊残りの調達数からR3年から毎年A型6機、B型4機約1千億円で調達と予想する。