ウクライナ軍参謀本部は11日、ルハーンシク州における地上戦の激戦地ルビージュネについて「ロシア軍が街を完全に支配した」と発表した。
ルハーンシク州におけるウクライナ側の主要都市「セヴェロドネツィク」はロシア軍に3方から攻められる状況か?
ロシア軍が第二段階作戦の目標に掲げたドンバス解放はルハーンシク州とドネツィク州の行政区分を制圧することを指しており、ルハーンシク州知事のガイダイ氏は11日午前「ルビージュネでの戦闘は現在も継続中で防衛は機能している」と明かしていたが、ウクライナ軍参謀本部は11日午後「ロシア軍がルビージュネを完全に支配した」と発表した。

出典:GoogleMap 大まかなルハーンシク州の戦況/管理人加工
詳しい状況は不明なものの参謀本部の発表を額面通り受け取れば「ルビージュネでウクライナ軍は支配的地位を失った」と解釈でき、ルハーンシク州におけるウクライナ側の主要都市「セヴェロドネツィク」はロシア軍に3方から攻められる状況に陥ったのかもしれない。
もしセヴェロドネツィクを失ってもドネツ川の対岸にリシチャンシクがあるので、ここさえ保持できればロシア軍によるルハーンシク州制圧を阻止できるが、リシチャンシクから見て南に位置するポパスナを数日前に失っており、ここからロシア軍が北上を始めるとルハーンシク州に布陣するウクライナ軍は包囲される可能性が高くなる。

出典:GoogleMap 大まかなルハーンシク州の戦況/管理人加工
イジューム方面でもウクライナ軍はVelyka Komyshuvakhaを失っており、ロシア軍はドンバス解放に向けてじわじわと支配地域を広げている格好だ。
因みにウクライナ軍参謀本部は「リマンへの攻勢準備にロシア軍は注力している」と指摘している。
関連記事:ハルキウで反撃が続くウクライナ軍、イジュームで前進を見せたロシア軍
関連記事:ポパスナを手中に収めたロシア軍、イジュームで反撃に出たウクライナ軍
※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
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なんとしてもドネツク川で抑えなければ、全滅する可能性が高い。なんか対策用の兵器とかはないんだろうか。自爆ドローンも来てないし。
戦線を広げると遊兵が減って物量がいかせるんでしょうね。
ウクライナ軍の士気低下が心配。
やはり、強力な航空機支援が必要か。
兵器があっても兵士の問題あるしそんな都合の良い兵器あるとしてウクライナに供与されるのか。
個々の兵士、車輌、航空機に有効な兵器なんて無いだろう。ひょっとすると機関砲位の連射が効くレールガンならワンチャンあるかもだが。
ルビージュネやセベロドネツクで激しい戦闘が行われているようですが、そのセベロドネツク周辺でロシア軍の車両が大量に破壊された映像が話題になっています。写真に写っているだけで32台(戦車6台含む)だとか。ウクライナ軍将校によれば、ロシア軍が渡河しようとしていたので架橋が終わって一定数渡河したところで砲撃と空爆によって孤立した部隊を殲滅したそうです。もちろん橋は破壊されてます。ロシア軍は少し前進もしているようですが多大な犠牲を払ってもいるようですね。
ロシアが攻めようとしているそのあたりに対して、イジューム側はロシア軍は防御的な体制に移っているとウクライナ軍は言ってますね。どうにも進めないのでなんとか体制を立て直そうとしているのでしょうか。
ハルキウの東側でウクライナ軍がロシアとの国境まで達したと言う情報がありましたが、ウクライナ軍やISWはそう言ってないので一時的なのかもしれません。しかし確実に進捗はしていてロシア軍をハルキウを砲撃する範囲から追い出したそうです。
”ウクライナ軍は包囲される可能性が高くなる”
ここの管理人はロシア軍大勝利への渇望でもあんの???
いっつもこの結びの記事ばかりUPしてて失笑ものなんだが
可能性があったことが一度でもあっただろうか?
いい加減学習しろよw
君みたいな人は、コメントしないほうがいいよ。
ウクライナ進攻が始まる前からもずっとこのスレ覗いてるけど、うp主に対してそういう感想が出て来るのは本当に読解力が無いか変な妄執に取りつかれてるから病院行った方が良い
管理人は状況を分析して予想を述べているだけでロシアが勝って欲しいとかそんな私情は一ミリもないよ
管理人さんは中立を守って発言してるだけだと思いますが
可能性があるのに話しちゃならんのか?マリウポリなんか包囲されて民間人やら兵士を何とかウクライナ有利になんとか脱出させようとしつこいぐらいじゃないか。
まだまだロシアには余力有りといったところか。ここのところ進捗は遅れていても、じわじわとウクライナを押し込んでますね。
長期的にロシア不利と言っても短期的にはウクライナを押し切るかもしれない。
ここ一週間くらいで見れば、ロシア軍が新たに獲得した地域よりもウクライナ軍が奪還した地域のほうがずっと広いので、全体としてはウクライナのほうが押しているように見えます。セベロドネツクやLymanでじわじわ進んでいるので予断は許しませんが、西側からの装備が届き始めているのでさらに好転することが期待されます。
米国等からの支援兵器が本格的に投入されるのは6月からというウクライナ側の情報もあるのでそれまではドンバス方面は遅滞戦術で凌ぐのかもしれません。
長期戦となるとロシア経済・軍に圧倒的に不利ですが、このままだと長期戦は避けられなさそうです。
いくらウクライナが西側から多くの支援を受けているとはいえ、二ヶ月以上かけていながら5月9日に大々的に政府発表できるような戦果を出せず、一度占拠した地域を防御しきれず取り返されることがあり、しかも軍事パレードの規模さえ例年より小さかったことなどから、私はむしろロシアに余力が無いように感じられました
侵攻以降のロシア国内からの脱出者も400万人弱と非常に多いですし
>イジューム方面でもウクライナ軍はVelyka Komyshuvakhaを失っており、ロシア軍はドンバス解放に向けてじわじわと支配地域を広げている格好だ
管理人さん、これは違う
ロシア軍のイジューム戦線の補給路が北地域に存在している
ベルゴロド~イジュームの補給線分断のため、現在ハルキウ州におけるウクライナ軍は東進に集中している最中で、
実際その補給路の中心にあるクビャンスク周辺まで奪還した。
Velyka Komyshuvakhaは失ったというより、その奪還により押し出されたと表現するに近く、戦略的価値も無い。
支配地域を広げたというより、そこに逃げる他なかったという格好で、現在のウクライナ側が進めているクビャンスク周辺の道路を制圧すれば、Velyka Komyshuvakhaはじめとしたイジューム周辺は完全な孤立地帯となるため、ウクライナ軍側がここで戦闘する意味がないだけです
これ理解できないのがなんでロシアは自軍の補給拠点を守りに行かないでなぜか南部で無停止進撃やってるってとこなんだよな…
押し切られたら補給が死ぬのは自分らだろうに…
総司令による統率が取れてないのかそもそも戦況見誤ってるのかそれとも秘策があるのかどれなんだ…
防衛研の見立てだと、セベロドネツクの攻略にあたっていたロシア軍部隊が、クビャンスク防衛のために後退を始めたそうです。
もうドンバス制圧どころじゃない
それはそれでちょっと行動がワンテンポ遅すぎないか…?
配置転換だってもっと時間かかるだろうに
それともウクライナが東部でこれほどのスピードで押し返してくるのを想定してなかったとかなのかねぇ…
いずれにせよロシア軍の戦略レベルでの指揮能力の無さは想像以上なのかもしれない…
クビャンスクまで肉薄されたのは、ロシア側からしたら計算外だったんだと思いますよ。
だから慌てて後退し始めたのかと。
キーウ攻略を諦め、ドンバス解放を御旗にグレードダウンさせたロシア側にとっての最重要目標はスリャビャンスク。
このスリャビャンスクという都市は、新ロシア派活動発祥の地であり、ドンバス自称国家の首都。
そのスリャビャンスクを攻略するための拠点がイジュームだったのだけれど、いまやイジュームは孤立化する寸前まで追い詰められている。
スリャビャンスクを取れなかったら、他のドンバス地域を取ったところで意味がなくなってしまうに等しい程だから、なにがなんでもイジュームの補給拠点であるクビャンスクを抑えないといけないっていうのが、ロシアの立場
ドネツ川の渡河攻略をやってる場合ですらなくなってきてる
— 戦術通信が機能していなくて、自軍の損害もリアルタイムに把握できていない、とかでしょうか。
— 正しいかどうかは私には判断できませんが(まずもって地図から地名が見つけられない(^^))、こういう意見が聞けるところが、このサイトのありがたいところだと思っています。管理人様ならびに参加者の皆様に感謝です。
— やっと見つけた。
— 記事2枚目の地図の左の「スラビャンスク」。
— この北西40kmにイジューム。
— イジュームの北北東50kmにクビャンスク。
— ベルゴロドは、クビャンスクの北西100km。
— なるほど、やっと理解できました。ありがとうございます。
— 「プロは兵站を語る」というのが身にしみます。
— 「Velyka Komyshuvakha」は、関連記事「ハルキウで反撃が続くウクライナ軍、イジュームで前進を見せたロシア軍」2枚目の地図に発見。
— 「セベロドネツクの攻略にあたっていたロシア軍部隊が、クビャンスク防衛のために後退を始めた」ですが、背中見せて逃げるわけにはいかないし、(ロシア軍にとっては)まずい状況、ということですね。
— 知識としては補給線の重要さは理解しているのですが、敵の支配域が赤く塗られた地図を見ると、面で補給ができるように錯覚してしまいます。
— 連続投稿、申し訳ない。
クピャンスクに対しては、チュグエフの突出部南部からでもまだ40kmはありますし、
肉薄と言える状況では無いかと。現地のウクライナ軍も北方のハルキウ州掃討に
注力してますし。
Vovchanskではないでしょうか?
ルビージュネは、一昨日にはこことセベロドネツクとの連絡線上のVojevodivkaで
争奪があったり、南方でドネツ川渡河攻撃があったり全体に圧力が強化されて
いましたから、ここで後退はいたしかたがない所かもです。
ハルキウ北東戦線のルビージュネはウクライナ軍によって解放されましたし(笑)
>ポパスナを数日前に失っており、ここからロシア軍が北上を始めると~
15kmぐらいの間隔で並行する攻撃軸があって協働的に平押しできる体勢でないと
前進速度が出ない~単一軸の攻撃は抑え込まれる~のが今回のロシア軍のパターン
なので、対処可能な状況だろうとは思いますが、
軍事はその局地での相対的な戦力差次第ですからね…
>Velyka komyshuvakha
6日頃、ここの地域北方からイジューム西外縁までの範囲で、
ウクライナ軍の活発な火力の投射が報告されてましたね。
ロシア軍 得意の包囲戦法ですわ。 時間の問題・