英国は今後3週間の戦いがウクライナの戦局を左右する「重要な時期」だと考えており、対戦車ミサイルやMANPADSの追加支援に加えて装甲車輌を供給を検討している。
参考:UK to send armoured vehicles to aid Ukraine
ウクライナはロシア軍のドンバス解放を阻止してプーチン大統領を政治的に追い詰めることが出来るだろうか?
英国政府の高官はTimes紙に対して「今後3週間の戦いが非常に重要でウクライナは部分的に勝利している。ロシア軍を疲弊させ侵略作戦を失敗に追いやりプーチンを永遠の孤独に追い落とそうとしている。ウクライナがロシア軍を押し戻せるだろうか?ロシア軍を撃破することができるだろうか?私たちの努力次第で十分可能性はある」と述べており、対戦車ミサイルやMANPADSの追加支援に加えて装甲車輌を供給を検討しているらしい。

出典:Andrew Linnett / OGL v1.0 マスティフ
ただウクライナに供給を考えている装甲車輌は訓練や運用体制の構築に時間のかかる戦車や歩兵戦闘車ではなく、高機動装甲車「ジャッカル」や対地雷伏撃防護装甲車「マスティフ(クーガーの英陸軍向けバージョン)」といった訓練が簡単で扱いやすい装甲車輌で、機密に該当する装置を取り外してウクライナに供給することを想定している。
因みにプーチン大統領は5月9日の戦勝記念日(大祖国戦争)に「ウクライナとの戦いに対する勝利宣言」を行うことを予定しており、それまでに明確な軍事的勝利=ドンバス解放を実現しなければプーチン大統領は手ぶらで戦勝記念日に臨まなければならない。

出典:Kremlin.ru / CC BY 4.0
キーウ占領への軍事的な動きを「ドンバス解放への陽動で作戦の第一段階は予定通り終了した、今後はドンバス解放に集中する」と誤魔化しているため、ドンバス解放まで躓けば「2ヶ月間も戦って何も得られないのか?」という失望に繋がり、政府や軍が幾ら「順調に軍事作戦は進行している」と主張しても疑念が生じるだろう。
果たしてウクライナはロシア軍のドンバス解放を阻止してプーチン大統領を政治的に追い詰めることが出来るだろうか?
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※アイキャッチ画像の出典:Public Domain
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イギリスはプーチンのタイムリミットを鑑みて、攻撃力も防御力も捨てて、とにかくウクライナ軍に機動力を与えて最短で戦局を動かそうとしているのだろう。
侵攻後真っ先に「ロシアの安保理常任理事国からの解任」に言及して布石を打ったのも然り、今回事態の関係国の中では、イギリスは特に出口を見据えて動いているように感じる。
どのタイミングで何が必要かを判断し、行動に移す…時には裏目を引くこともあろうが、これが出来る国は、率直に「強い」と思う。軍事力とか経済力とは別の強さ。
でも今のウクライナの地質にこれらの兵器って有用かねぇ…?
春になってるし雪解けで地面がぬかるんでる状態でしょ?
幹線道路に沿ってしか走れない装輪車では機動戦なんて無理だと思うけど…
5月、6月に入れば、地面が乾いて泥濘がなくなるそうだ。そうなったら、ロシアもウクライナも現在の作戦・戦術とは違った戦いとなるだろう。
訓練の事を考えれば、二カ月先の事を考えてもおかしくはないだろう
東部を泥濘明けまで二ヶ月保たせることができれば、相当なウクライナ優勢が築けそうですね
ロシアは戦車の量産体制がもうないらしく特に砲身が供給できないっぽいので、長引けば長引くほど不利となってしまう
ロシアの戦車はドンバス紛争による制裁からベラルーシ経由でフランス製の赤外線映像装置など基幹となる部品は西側から入手していたのが今回のウクライナ侵攻により入手できなくなりT-90やT-14を生産していたウラルヴァゴンザヴォートやT-80の整備や近代化を行っているチェリャビンスク・トラクター工場では操業を停止している。
また予備戦力として保管中の余剰戦車も軍内部の不正によりエンジンやFCSなど一部部品が無くなっている車両も多数あり、ロシアにとっては戦車など機甲戦力の補充は難しくなっていくだろう。
前にも書いたことがあるけれども、
バルバロッサ作戦(ドイツのロシア侵攻)は、6月22日に開始。
バグラチオン作戦(ソ連の反攻)は、6月22日に開始。
ナポレオンのロシア侵攻は、6月24日に開始。です。
6月になれば、大部隊の運用が可能なのでしょう。
他に、マンシュタイン将軍は、第3次ハリコフ攻防戦の後の攻勢を5月2日に開始と進言していました。
4月は、まだ、足元が悪いのでしょう。今はまだ、装軌車の軽い物が良いように思えます。
少なくともWW2では独ソ連両軍共に今の季節でもウクライナで大規模な機甲戦を
展開しているのだから、路上以外の野戦機動が出来ないなんて事は無いと思う
諸賢のご意見の言わんところは、つまるところ、この戦争は長引くということでしょう
ウクライナはもちろん、西側にとってもロシアにとっても辛い戦争になるだろう
プーチンの発言は100%割引いて考える必要があるから、ドンバスに集中するのも、ホントかな?と思う。
しかし、ロシア軍が5月まで戦えるのかね?
ロシア軍はドンバス地方のウクライナ軍を包囲して切り離そうとしており、そのためにはイジュームの南にあるスラビャンスクを攻略することが第一段階になります。それ用の戦力をイジュームに集めていくらか攻勢にも出ているが、まだあまり進展が無いとISWはレポートしています。ウクライナ軍は当然その都市間の高速道路を防衛しており、ロシア軍はそれを迂回する動きも見せているようです。直通道路でも50キロあるので進軍も補給路の維持も楽じゃないでしょう。
ここでロシア軍を撃退しつつ、南部のヘルソンやメリトポリを奪還できればだいぶウクライナ優勢になると思うのですが。ウクライナ軍はどこに重点を置くでしょうか。
日本もランドクルーザー供与しよう
ジムニーなら泥濘地も走破できるかも。
稲刈り後の水田も満積載で乗り入れ可能な,軽四トラックがBESTだと思います。
ウクライナの運命だけでなく、西側の能力とその限界を世界に示すという意味で、世界の命運も左右する3週間になると思います。
安全地帯にいながらこういうことを口にするのは本当に心苦しいですが、ウクライナの勝利を祈っています。
訓練は必要だけど、廃棄予定のチャレンジャーも供与すれば良いのに。
ウクライナ兵は応用力ぎありそうだから、意外と短期間で習熟できるかも。
でも、T-80に正面から撃ち抜かれたんだっけ?
チャレンジャー2は、T80と対峙したことは無かったように覚えています。
所謂、イラン・イラク戦争の時に、イラン軍のチーフテンがAPDSを使用してイラク軍のT72と撃ち合い、
T72のAPFSDSに正面から抜かれたことがあったと記憶します。
「ジャッカル」とはどういう車両なのでしょうか?
雑にググるとプラモデルしか出てこなくて、よく分からないのですが。
装甲車なのにオープンカーっていう英国面な車両
これですね
リンク
チェコなどの中・小国ですら兵器支援をし始めているのに
G7でありながら未だに弾丸1発も送らず、軍事的に見捨てたままの日本
人道・人権・人の命より、武器を輸出しないという、非合理的なルールを重んじて見殺し
しかも、支援すれば日本人の血を流さず、北方領土を侵略しているロシアが傷付くチャンスにも関わらず
そんな国がいつか侵略されても、日本がそうしたように、軍事的に見捨てられるだろうよ
たかが武器の支援すらしなかった、非人道的な国なんだものね
勝手に脳内変換しないでほしい
新品の防弾ベスト送ってるぞ
防弾チョッキとヘルメットは送ってますよ。
現実問題、ウクライナに対し送れる装備には条件があります。
すでにウクライナで運用している装備や弾薬と同一であったり互換性のあるもの、短期間の訓練で使用できるもの、供与しても自国の安全保障に穴を開けずにすむもの、機密漏洩に繋がらないものなどですね。
自衛隊の装備でこれらに該当し、なおかつ国内で反発を受けたり長々と議論をせずとも送れるものといったら防具くらいでしょう。
最近釣り方が雑だなあ。
日本語さえ怪しくなってる。
ここのサイトの記事郡の論調だと
ロシアは補給も士気もボロボロで、キーウやハリコクで敗走してるんだから
ドンバスや東部も負けるんじゃないの?
東部、ロシア敗走まであと数週間。とか、そんなんじゃないの?
むしろ今までこのサイトの報道の何を見てきたんだろ…
北部は押し返してるけど東部に関しては拮抗状態で場所によってはロシアに突破されてるって今までさんざん戦況まとめがあっただろうに…
南部でもヘルソン方面で大規模な反撃始まってますよ
イジュームは突破されてますが占領には至ってないようです
反撃自体はしてても奪還はできてないって話よ
どうにもウクライナ軍の主力は東部ドンバス地方にいる部隊とオデーサに張り付いてる部隊に二分されてるらしくて
正直今のロシアの作戦能力じゃあオデーサ占領はどだい無理だしそこの部隊投入しちゃえばいいのにって思ってるけどそうしないにはそれなりの理由があるかもしれない
ウクライナ戦争が始まる前は、客観的な事実を基にした冷静な分析を心がけた記事が多かったと思うけど
昨今は感情がかなり入り込んでウクライナ優勢に見せかけるような記事が増えた印象は確かにある
とはいえとはいえ、個人的な見解だけどロシアが東部を固めているかは結構怪しいと思うよ
現地人の協力を得られていない領域では敗走する傾向が強い
クリミアやドンバスの一部みたいに新ロシア派ががっちり固めている箇所以外は、東部であってもウクライナ側が取り返せる可能性は十二分にあると考えるな
ロシア側からまともな客観視される情報が報道されないロシアさんサイドにも問題があると思うんっすよ…
向こうが全力プロパガンダしかしなくて読むに堪えない怪文章をお出ししてくるから結果的にどうしたって偏る
ロシア軍がガタガタなのは早期終結を目論んでキーウやハルキウを包囲しようとしてた戦線と、オデーサを攻略しようとして突出したところをムィコラーイウで包囲殲滅された戦線。
東部は安全圏からの砲爆撃の支援でジワジワ侵食されている。
ジャッカルはIEDに弱いけど普通のSUVなんかに比べたら頑丈で積載量・航続距離もあるんでいいんじゃないかな
まあ寒そうではあるけど
そして画像はコヨーテ
急遽方針転換したロシア軍に、大統領の希望通り5月9日前にドンバス地方を平定する
策があるのでしょうか?
戦線が縮小すれば、ロシア軍はこれ迄よりは効果的な戦闘が可能かもしれませんが、
ウクライナはいま土がぬかるむ”春雨期”に入ったところ。
ロシア軍はこのままではジリ貧とみて、北部と北東部の部隊を撤退させたのでしょうし、
これから仕切り直してドンバス地方での大攻勢を企図しているなら、ウクライナ軍
にはもっと大量の兵器と弾薬(特にミサイルや長距離砲)が必要でしょう。持久戦に
なるなら尚更ですね。
英アナリストの東部最新分析を今朝読みました。
露軍の直近での簡単に表す目標はスラヴャンスクの占領
まだハルキウを諦めてはなさそう 露軍の最終的な目標が漠然としすぎ
保管された予備の装備は劣悪な状態で徴兵された若者を投入しようとしているがリスクしか無い
今の戦果で防御に移行する逃げ道にまだ気づいていない
5/9まで支離滅裂な破壊行為が続くが、戦果といえるようなものでは無くなるだろう。
ウ軍にクリミア奪還は無理だが、東部は国境線まで奪還する必要があるから戦争は続く
一年以上続くかも。とありました。
読んで、そうなるかなるんだろうなと、己が低能を呪いたくなる分析でした。
どっちが本命か陽動か当人さえ判断無理な無謀空挺侵攻をキーウでやったが今度は海軍が全く同じにオデッサ強襲するのこの期に及んで海軍だけ無傷では済まんだろ的な意味不な風潮なの流石はメンツの国だけある
東部は陸続きで物量で押せて戦車軍が本領発揮だが着上陸侵攻はバカには無理だから無傷の精兵投入するけどLST2隻は使えんの辛すぎだがクリミア北上する再編戦力次第でヘルソンで食い止めれる可能性あるのかだか
どうあがいてもドンバスだけは勝つための囮そのものなの実に末期
I do not understand what you are trying to say.
I think so too.