独Spiegel紙は24日「中国とロシアは既に自爆型無人機の購入について交渉中で、ZT-180を製造する中国企業は4月までに100機を納入する予定だ」と報じており、この無人機はイラン製のShahed-136によく似ているらしい。
参考:Russland verhandelt offenbar mit China über die Lieferung von Kamikazedrohnen
この戦争に中国の生産力が加わると確実に戦いの激しさは増すことになるだろう
Spiegel紙は「中国のXian Bingo Intelligent Aviation Technologyが4月までに100機のZT-180を製造してロシア国防省へ納品することに同意した。次のステップとして生産技術と構成部品を提供し、ロシア国内でZT-180の生産体制(月産100機)を整えることを計画している。さらに別の企業もSu-27などのスペアパーツをロシアに供給することを計画中で、軍用機部品を商用機部品に偽装するための書類も準備している」と報じており、ZT-180は35kg~50kgの弾頭を運搬することできイラン製のShahed-136によく似ていると専門家は指摘している。
米国は中国に武器をロシアに供給しないよう警告しているが、この問題についてロシア軍元大佐のイゴール・ガーキン氏は「中国が発表した12項目の和平案を欧米やウクライナが無視することでロシア支援の口実を得るかもしれない」と指摘しているのが興味深い。
中国は12項目の和平案の中で「一方的な制裁は問題解決に繋がらない」と主張して制裁の停止を訴えており、ガーキン氏は「これを無視すれば中国政府は『自分達の正当な要請を一方的に無視した』と欧米やウクライナを非難する口実を手に入れ、(理論的には)ロシアを支援するレトリックに繋げることができる」と指摘している。
無人機や軍用機部品の供給準備と12項目の和平案に繋がりがあるのかは不明だが、この戦争に中国の生産力が加わると確実に戦いの激しさは増すことになるだろう。
関連記事:中国、ロシア軍のキーウ攻撃について「何を言っているのか分からない」と回答
※アイキャッチ画像の出典:dalکاخ/CC BY-SA 4.0
商取引は自由
今、ロシアはテロ国家として西側から指定を受けていますが
その国と商取引をすることの意味を中国は理解できないハズはないともうのですが…
今の中国に制裁課すなんて無理だぞ
確かに中国に作れてなくて西側には作れるものもあるが、現実の貿易額を見れば分かるようにその逆の方が圧倒的に多い
制裁かけようものなら西側の方に深刻なダメージがいく
これはアメリカの対中関税の失敗がすでに証明してる
中国様が動き出したけど日本は相変わらず武器支援を行わないね
G7広島サミットで言うのか? 遅いよ〜
近年の中国やロシアの動きを見る限り、それらの隣国である日本は武器弾薬を他国に提供して防衛力を低下させる余裕は全くないと思います
簡単に言ってるみたいだけど仮に法律を改正して武器を提供出来てもロシア、中国、北朝鮮という核を持った独裁国家が目と鼻の先に置かれている日本の安全保障環境は欧州とは余りにも違い過ぎるし、はっきり言って他国に武器を提供出来てる余裕なんて現実的に無理だよ。
ただでさえアメリカ抜きで戦えば1週間程度で弾薬が底を突くという現状を考えれば尚更ね。
極端な話をすると
いまウクライナで運用できている
弾薬・兵器などの自由主義陣営の集団支援体制が無くなって
日本の兵站が1周間しか持たないのなら
中共の侵攻に対して日本は即詰みですね。
日本単独なら中国様の思惑しだいの国家運営になります。
どうせ国内生産をフルに稼働しても勝てませんし。
情けない考え方ですが
悪目立ちしない程度にお付き合いして
イザという時助けてもらうのが良さそうですね。
カッコ悪。
「ZT-180」という自爆型無人機は今の中国にありませんし、正体不明の無人機をいきなり月産100機も生産するという情報は胡散臭いと思います。
あと、中国は侵攻当初から「一方的な制裁は問題解決に繋がらない」と主張しているので、ロシア支援の口実を得れるかどうかは不明です。
実際にするかどうかは別ですが、中国の技術力と生産力でしたら例えばロシア経由でShahed-136を入手してリバースエンジニアリングにより多少仕様を変えて独自品とし、月産100機体制を構築すること自体は可能かと思われます
西安冰果智能航空科技(Xian Bingo Intelligent Aviation Technology)は2017年に設立した50人未満のベンチャー企業です。
私が調べた限り中国軍との関わりは皆無の会社だったので、そんな会社に100機の自爆型無人機を4月までに製造させるのかが疑問でして。
いやいやあの国の工業生産のエコシステムを侮らんほうが良いですよ。なにせ世界の工場ですし、水平分業体制がしっかりしていて、部品の納期も早い。組み立てだってサービス化されている。
あの制裁を食らってるイランで作られるようなもん、4月は無理でも5月なら行けそうな気はしますね。そもそも部品レベルでは中国製がガッツリ使われているでしょうし、なんならイランにプレッシャーかけて”中国でのライセンス生産”を始めさせるかもしれませんよ。リバースエンジニアリングすら不要かも。
侮ってはいませんが、シュピーゲル紙が報じた企業は中国軍と関係が皆無の小さなベンチャー企業だったので疑問に思った次第です。
中国政府は自爆型無人機の売却は一切行っていないと発言していますので、答えは4月以降になれば判明しますね。
中国は大小様々な規模の企業によるUAV産業チェーン(globaldroneuav、軍民共用)が構成されており、この企業はその一つです
この企業もそこに入っており、2018年にBG-JX300というハード面ではShahed-136と同等以上のドローン(衛星データリンク対応、ただしソフトウェア能力は不明)を開発・製造していますので、きっかけがあれば他企業や軍からバックアップを受けて実行に移す能力はあると思われます
西安冰果智能航空科技は産業用ドローンしか開発しておりませんし、BG-JX300はShahed-136より遥かに大きな無人輸送機型です。
軍用ドローンの開発実績や軍との繋がりが無い小さなベンチャー企業に、ロシアへ輸出する自爆型無人機の開発・大量生産という大役を任せるのか疑問です。
まぁ、4月以降になれば結果は分かりますね。
本文をちゃんと読んだらわかるけどあくまで提案だからこれが通らなければ製造能力があって4月以降になっても成立しないよ
中国の和平案は興味深い。
ウクライナ戦争において中国は立場上、分離独立勢力を使嗾して国境変更を伴うロシアの主張は呑めないが、一方、NATOなどの集団安全保障体制の拡大も気にくわない(どっちも自分がやられると困るから)
既に領土の保全と安全保障上の懸念という意見を表明しているし、和平案もそれにそったものになるだろう。
ただ、仮に『ウクライナが外国からの安全保障を受けない代わりに、ロシアはクリミア含むウクライナから完全撤退』という条件だと併合した手前、ロシアが呑めない。一方、『クリミアとドンバスは例外』にしてしまうと、『じゃあ台湾もいいよね』に繋がってしまう。
なかなか頭いたい話じゃなかろうか
中国が本気で加勢しだしたら、ロシア劣勢の見通しが怪しくなってきそうな予感。
まさかの展開、米中の代理戦争になってしまうのか?
中国も仲良くロシアと一緒に制裁受けてください。
これらのドローンは中国国内企業の手によって中国からアラブ首長国連邦に輸出され、そこから関連業者を通じてロシア軍にという流れだそうで
そういやUAEが防衛展示会をやってて出所不明な無人攻撃ヘリがありましたな
あれひょっとして中国製なのでは?
UAEは中国ロシアとズブズブな関係?
まだオイルマネーで金は捨てるほどありそうなのに
そんな所で小銭を稼がなくても。。。
中国は、台湾でヨーロッパは何もしてこない(できない)、と判断したのかな?
「これはイラン製だから」と誤魔化すにしても、ロシアと一蓮托生になってまで中国は欧米と敵対できるかね。ロシアが弱体化したらしたで中央アジアに食指を伸ばすんだろうに。
今さらアメリカと仲を修復できないならと腹を括ったのならしれないが。
1主権を尊重
2冷戦思考からの脱却
3停戦しましょう
4対話の再開を
5人道的危機の解決を
6民間人と捕虜の保護
7原子力施設の保護
8核リスクの低減
9穀物輸出の再開
10一方的制裁をやめること
11産業サプライチェーンの維持
12戦後復興の推進
このまま本格的に中国が軍事支援を拡大し、欧米と歩調を合わせる日本が対中国への経済制裁に参加すると貿易品目を中国に依存する我が国の物価高騰、返り血は現在の比にならないでしょう。岸田政権が程よい距離感を持って経済制裁に参加することを望みますが今の対ロシア制裁への前のめりな姿勢を見ていると厳しいでしょうね。
そもそもとしてシャヘド136程度の徘徊型弾頭なら今のロシアでも十分設計・生産可能な気がするんだけど。
設計も製作も簡単にできるでしょう。しかし安価なUAVは構成機器が海外製民生品なのが明らかになっているわけで、ロシアはそれらを国内調達できない弱みがあります。
迂回ルートでの調達に奔走しているようですが現在はマークされてるでしょうし、月産100機分の大量調達は困難になっている側面はあるかと。
ここ最近アメリカ、NATOが口にし出した「中国がロシアを軍事支援している」という類の批判はウクライナ和平に身を乗り出してきた中国を牽制するための言い掛かりだと思いますけどね。
「まだロシアボコるからテメーはしゃしゃり出てくんな」と。
アメリカも実際に中国による軍事支援の証拠はないと言っていますし、「軍事支援を検討中」と言うに留まってますから。
シュピーゲルの記事にしても具体的な根拠は出ていないようですので鵜呑みにはできないですね。
ずーっと中国に前のめりだったドイツさえ中国に幻想は抱くなと言っているのに、こんなお花畑認識の人がいるのですね。
ロシアへの経済制裁で行き場の無くなった資源を買っているのは何処の国か、輸入出来ないはずの物資を供給しているのは何処の国か考えたら如何?
ロシアへの経済制裁で行き場の無くなった資源を買っているのは、中国だけでなくインド等も買っていますね。
西側諸国以外の国はロシアと貿易しているので中国だけの問題ではありません。
これマジなの?
武器支援とか明らかに一線を超えるヤバい行動では
中国がここまで馬鹿な行動をするとか信じられん
ドイツがニュースの出所なのも不思議です。
中国にとってのメリットもよくわからないし、、、
何かの観測気球?