インド領ギャルワン渓谷(ジャンムー・カシミール州ラダック)に侵入した中国軍に戦車や榴砲を配備して戦力を強化していることが明らかになった。
参考:Despite Conciliatory Posture, China Continues Heavy Weapons Build Up Near Border with India
話し合いによる解決を模索するインド、戦車や榴砲などの戦力増強を行う中国
現地印メディアや海外メディアはこの地域の衛星写真を分析した結果、ギャルワン渓谷に侵入している中国軍に大量の戦車や榴砲など機械化された部隊を移動させて同地域に展開するインド軍を射程距離に収めていると報じている。ある情報源によれば同地域の衛星画像には少なくとも16両の戦車(タイプ不明)が存在が確認されたと指摘、この他にも大量の重機が持ち込まれ恒久的な拠点構築が行われていることを示していると付け加えた。

出典:Vitaly V. Kuzmin / CC BY-SA 4.0 96式戦車
さらに中国はギャルワン渓谷から約300km後方にあるガリ空港の拡張工事を行い、ここに中国空軍の戦闘機J-11もしくはJ-16を展開させている。
これに対しインド側も軍を増強して対応していると言われているが、現時点では武力排除ではなく外交交渉による問題解決を優先させているため軍に中国軍を挑発するような行為を控えるよう指示したらしい。ただインド政府はトランプ大統領が申し出た米国による国境問題仲裁を断っており、あくまでインドと中国の2ヶ国間交渉で問題を解決する構えだ。
We have informed both India and China that the United States is ready, willing and able to mediate or arbitrate their now raging border dispute. Thank you!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) May 27, 2020
中国は軍を撤退させる条件にインドが同地域のインフラ開発を中止することを挙げている。
インドはラダック地域の実効支配を確かなものにするため同地域の道路や橋を建設中で、これが完成すれば空輸に頼る同地域への兵力展開が容易になる。同地域のインド支配を認めていない中国側からしてみればインド側のラダック地域開発は非常に都合が悪く、このままインドの好き放題にはさせられないため道路建設予定地域に中国軍を差し向けて妨害に出たのだ。

出典:India Todayの動画 ギャルワン渓谷の中国軍を捉えた衛星写真
インド側は中国との外交交渉中に状況を明かさせるような軍の行動は行わないと言っているが、ラダック地域開発は止めないと言っているため果たして交渉がまとまるのか非常に怪しい。中国の習近平主席はラダック地域開発阻止のため最悪、両軍による武力衝突もやむなしと考えているようなので、インドが提案している両軍撤退&現状維持案で中国を納得させるのは恐らく不可能だと思える。
果たしてインドの忍耐が中国の挑発を上回り交渉による解決を見るのか、一方的な兵力増強でインド軍の暴発を誘う中国が武力紛争に持ち込み笑うのか注目される。
※アイキャッチ画像の出典:Tyg728 / CC BY-SA 4.0 99式戦車
中国はコロナの衆目をそらすためにこんなバカげた事をしでかしているのだろうな
そんな下らない思惑がうまくいくと思っているのかw
いや、流石にそこまで馬鹿ではないかと。
カシミール紛争に関して、中国は完全に悪役な訳で、目をそらすどころかダーティなイメージを強化しかねない。
WHOを買収した様に、金の力でどうとでもなる国際的なイメージよりも、植民地と言う実利を優先したのでは?
その国際社会の批判が無力過ぎるので攻勢に出て領土拡張してるんだろう
香港もそう
国際社会だの世界だの結局弱過ぎる事実がコロナでますます露呈してる
>同地域のインド支配を認めていない中国
認めるも認めないも、国連が「印パ両国で分割しろ」って言ってる土地を、部外者の中国が不法占拠してるだけじゃねーか…
中国ってのは厄介な隣人ですね。
だから良いんだろうに
負けて失うものなし
やっぱり自国第一主義が正解ではないか
日本もよく学んでおくといい
そろそろ、中国人は、人類として扱うのはやめようと国際法を作ってほすい。限度もなく思想もおかすい
互いに自国の弱体化につけこまれたら危ないと言う危機意識がある。
よって、ハッタリでも攻勢に出ねばいけない
次の「全世界の敵」がどこか決まったみたいですね。
やっぱりニホンですね!
日中同盟を組めばそうなりますね。
盗賊というマフィアを国家として扱うと、その人民も周辺国も不幸になる。
移民のなかに、多くのシナ人がいると言う事態。
現地の社会で、詐欺で儲けるのが華僑というものに、シナの伝統を守る遺伝子があるとは・・