ポーランド国防省の報道官は現地メディアに「韓国からK2やFA-50を調達する理由」を尋ねられ、K2PLは我々が保有するレオパルト2PLよりも優れており、FA-50PLの性能はF-16と大差ないと答えて注目を集めている。
ポーランド国防省から見た韓国製のK2やFA-50の評価、装備調達の決定はスペックの優劣だけで決まらない
ポーランド陸軍の戦車戦力はレオパルト2ファミリー(レオパルト2A4、2A5、2PL/M1)とT-72ファミリー(T-72M1、T-72M1R、PT-91)の2系統で構成されているが、これを最終的にM1エイブラムスとK2の2系統に更新する予定で「K2PLはM1A2よりも軽量だが非常に近代的で、我々が保有する全てのレオパルト2より性能が優れている。さらにレオパルト2導入で実現できなかった技術移転や産業パッケージを取得できるため国内の戦車製造能力も再構築できる」と報道官は明かしている。
ドイツはレオパルト2に関連した技術移転を制限したためポーランドはレオパルト2PL/M1開発で困難を経験したが、韓国はK2PLに関する完全な技術移転を約束しているので「ポーランド産業界は軍の要求要件に合致した戦車を生産できるようになり、ポーランド製の部品を採用した保守パーツを自ら製造して供給できるようにもなる」と述べており、次期主力戦車調達計画「ウルフ・プログラム」で目指していた国内での戦車製造に合致したのがK2だという意味だ。
今月27日に調達契約を締結する180輌のK2(韓国陸軍モデル)は2024年までに引き渡される予定で、国内製造するK2PLはウルフ・プログラムに提案されていた「ポーランド製コンポーネントの採用」「装甲の強化」「約10トンの重量増(60トン以上)に対応するための転輪追加」「アクティブ防護システム(APS)装着」などの変更を加えたポーランド陸軍モデルで、2025年までに製造準備が整うと現代ロテムは主張(ウクライナ侵攻以前の話)していた。
つまりK2PLの開発タイムラインが現在も有効なら、2024年までに180輌調達とは別に『2030年まで400輌調達する(300輌追加で計700輌という噂もある)』という部分がK2PLの国内製造を示唆しているのだろう。
さらにFA-50の調達理由について報道官は「FA-50をF-35Aを比較するのはF-35AとF-16を比較するようなもので何の意味もないが、FA-50の調達コスト(調達単価ではない)と運用コストはF-16の約半分に過ぎず、同機の開発にロッキード・マーティンが関わっているためFA-50とF-16は80%の共通性がある。勿論、現行のFA-50は最大離陸重量、搭載されるアビオニクスの性能、統合された兵器の種類でF-16に劣るが、開発中のBlock20=FA-50PLの性能はF-16と大差がない」と述べている。
韓国航空宇宙産業(KAI)はSeoul ADEX 2021で正式にFA-50のアップグレードバージョン=Block20の開発を発表、窒化ガリウム技術で製造された韓国製レーダー、大型コックピット用ディスプレイ、電子戦システム、目標照準ポッド、新型の戦術データリンク、空対地巡航ミサイル(JSM、SOM、KEPD350-2、国産巡航ミサイルなどが統合候補に上がっている)、視界外空対空ミサイル、密着型増槽/CFT、空中給油能力などの統合が予定されており、KAIはジェーンズに「軽攻撃バージョンFA-50を真のマルチロール戦闘機に進化させる」と語っていた。
つまりMiG-29とSu-22の後継機=対地攻撃任務重視(純攻撃機という意味ではない)で採用するためF-35Aのようなステルス性能を求めておらず、F-16と比較して機体性能が多少劣っても調達コストと運用コストが安価で、F-16並な攻撃兵器が統合されるBlock20=FA-50PLはポーランドにとって十分魅力的だったという意味だろう。
さらにFA-50PLを選択した「もう一つの理由」は保守パーツ供給の多様化だと述べており、NATO全体を巻き込むような規模の軍事的な対立が発生すれば「加盟国だけで何千機も運用しているF-16の保守パーツ需要は急激に増加し、米国は需要を満たすだけの保守パーツを供給できなくなる可能性がある。ここに韓国が製造するFA-50PLを加えることで空軍の航空機運用に弾力性を持たせることができる」と考えているらしい。
装備調達の決定はスペックの優劣だけで決まるものではなく「その他の要素は国によって様々」なので、ポーランド国防省から見た韓国製のK2やFA-50の評価には興味深いものがある。
因みに「K9は完璧だがK2やFA-50の調達には疑問がある」と主張するポーランドの軍事アナリストも存在する。
関連記事:ポーランド国防相、K2×180輌やFA-50×48機を購入すると認める
※アイキャッチ画像の出典:Norsk hær K2NO/한국항공우주산업
なんか 737MAX みたいだなぁと思いました(小並感)
FA-50のエンジンはF404-GE-102(F/A-18系エンジン)であり、練習機という軽量機体に戦闘機用エンジンをつけることによって実現した高速練習機というのが売りでしたからね
機体本体もアップグレードこそされるものの相応の再設計はされず、それでいて機体重量増加につながる武装強化などや、消費電量増加につながるレーダー・アビオニクス等の強化を図っていると言われている反面、肝心のエンジンが開発時の1992年のF404-GE-102から発電能力や推力がアップデートされたという記録は見たことがないため、かなり無理が生じかねないように思えます
また比較対象も改良型のF-16Vなどではなく、無印のF-16というのも気になりますし
>F-16並な攻撃兵器が統合されるBlock20=FA-50PL
レガシーホーネットは、部品の枯渇か言われているけど、F404は大丈夫なのかな。
何か、ガラパゴス化して、部品補給が厳しくなりそう。
ライセンス生産が成功すると、10年後には商売敵になりそう。
F404はT-7Aレッドホークでも採用されていますから、ボーイングがコケない限りGEもエンジン供給できそうですね。
エリア88の影響か、F404の単発機はF-20タイガーシャークの印象が強いのですが、ここにきてさまざまな機体にF404/F414の採用が増えていますね
T-50のF404は、ハンファテックウィン(旧サムスンテックウィン)でライセンス生産しているので大丈夫かと。
なんならスウェーデンもノーマルグリペンの販売が継続中なので、F404(RM12)をライセンス生産した設備を残しているでしょうし。
T-50のF404は韓国のライセンス生産ではなく、コア部品をアメリカから輸入した組み立て生産ですよ
まあ航続距離の短いF-16 Block52だと思えば、近距離の陸上支援の多い国では使い出があると思います。
安価な機体なら投入を躊躇わずに済むし、ポーランドの場合は、敵戦闘機や遠方または防備の硬い目標はF-35やF-16に任せればいいし。
ただ、「FA-50とF-16は80%の共通性がある」のに、「米国は(F-16の)需要を満たすだけの保守パーツを供給できなくなる可能性がある。ここに韓国が製造するFA-50PLを加えることで空軍の航空機運用に弾力性を持たせることができる」ていうのは矛盾しているように思える。
K2は当時の最先端の主砲、エンジン、アビオニクスを搔き集めて作られ、当時の最強戦車と言われた。FA50もエンジン、アビオニクスは輸入なので将来の維持やアップデートも容易だろう。輸出型のK2も同様。新規に戦車を開発・生産している物から選択すれば極めて妥当な物だろう。
FA-50に関しては、開発においてLMが事実上主導したてのが大きいかと。つまり元々の素性が良い。
それに加えて、LMが米空軍ATTにT-50AでチャレンジするためKAIと正式契約したことを見ても、両者の良好関係は現在も続いています。
タイミング的に、FA-50PLの開発はLMがバックアップしATT用技術が反映される可能性が高いかと。LMにとってもwin-winの関係なんでしょう。
戦車の性能は評価の軸が多岐にわたり、FCSやC4I、砲弾の能力等の車両本体以外の性能や、何より信頼性や整備性が極めて重要なので、軽々しく「最強の戦車」とか言わない方がよいかと、荒れる原因だし。
何をもって最強というかは、おっしゃる通りで切り口によって異なる。
韓国人が主張する最強戦車ベスト10でも、1位2位はM1エイブラムスレかオパルド2でしたね。
M1は平均年齢(使用年数)8年という、他の追従を許さない圧倒的なアップグレードのサイクルの早さでFCSや砲弾、C4I、装甲 etc…を更新し続けてこその強さでしょうし、他の国では真似ができない観点での強さなのかなと。
大体常に最新の砲弾、FCS、C4I、装甲を備え、エンジンも何十年も改良を続けているのだから、そりゃあ強いでしょうよと。
世界中から最新の装備を搔き集めて作られたので、当時の戦車評価でもトップになっている物も多く、これは現在も続いている。10式は世界最強と言っているよりは現実的だろう。
「世界中から最新の装備を搔き集めて作られた」というのがそもそも海外の誤解、誤情報で、主砲に砲弾、装甲 エンジン etc…が大体内製化されていて、だからこそ他国に邪魔されずに輸出できる
(海外wikipediaの記述すら間違っていたりするけど)
後はそもそもK2の砲塔自体がハルダウン特化の低姿勢砲塔なので、平地での運用を考えたK2NOやK2PLでは砲塔のチーク部分がかさ上げされており(当然重量もM1と大差ないくらい増大している)、要するに素のK2のままでは平地で戦うには砲側面の脆弱な部分の面積が広すぎて全然向いていなくて最強とは言えないと思われ。
リンク
10式については「内部の容積を極限まで切り詰めて(恐らく装甲の種類も含めて)継戦能力を切り捨てた、軽量高機動で戦略機動性に優れた国内専用戦車」なんだから、これも他国に持っていたら「あまりにも小さくて内部の容積が少なく、装甲のmulti-hit capabilityが低くて使い物にならない」といわれそうだし、あくまで国内専用。
本当の事は言わないように。ネトウヨがうるさいから。
「本当の事」とは、何ですか?
そういうコメントをやめろと前記事で管理人が言ってたと思うんだが
イヤ、管理人さんは言っていないよ。
管理人さんは「コメント内容については利用される方の自助努力にお任せします」と言っていて、止めろとはいっていない。
屁理屈を言う子供みたいだな
イヤイヤ、間違いを指摘しただけだろ。
何が屁理屈なんだ。
逆に、「間違いを指摘してくれてありがとう」と言われてもいいくらいだよ。
このコメント欄にいる人の意見のみ分け方として私は💙のグッド数?で見分けています。それらを見るにあなたの意見に賛同派は少ないように見えますが。まあ、コメント欄のグッド数が全てというわけではないので参考までに。
ウヨとかサヨとかいらないです。
ここ純粋な軍事討論の場所ですから。
イラクがFA-50採用を決定したときもF-16との共通性が評価されてた。
だんだんFA-50が進化してるけど、ポラメと立ち位置被ってるような?
一つ前の記事で管理人さんが挙げていた底辺モラルコメを早速実践してくれてありがとう。
皆さんは近寄らないようにお願いします。
元コメが早速消されていました。
言ってる本人がいの一番に濃厚接触しに行ってて草なんですが
やっちまったな!
しばらく自宅隔離させてもらいます
動画でいいから、動くPL-01が見たかったなあ。
しかし韓国は技術の大盤振る舞いだな。シェアを伸ばす絶好の機会と見てのことなんだろうが。
PL-01のモックアップは色々とインパクトありましたね…
「アニメ世界のメカがいよいよ実現するのか!」とワクワクしたものですわ
K2もF/A-50ともに韓国軍向けには先が期待できないってのは大きいかと
K2の韓国向けは今の発注分で終わり(これでもだいぶ増えたほう)
それでも、全部技術売るって所まで行くとは思わなかったですが
韓国軍向けK2戦車は
第一次量産 100両 納入完了
第二次量産 106両 納入完了
第三次量産 54両 量産中
第四次量産 183両 事業妥当性調査及び所要検証中
となっています。
ありがとう、第4次が復活したの知らなかった
それがどんどん延期されてなくなったから、そのままポーランドにスライドしたのかと
昨年末に韓国軍合同参謀本部が第四次量産を決めました。
第四次量産の事業妥当性を確認した後に防衛事業庁防衛事業推進委員会で承認を受けて
予算獲得という流れになります。
すごいね
何処で情報仕入れてんの?
韓国は本当にすごいな
低性能の癖に価格だけは高い日本製兵器と違って、世界中から評価され必要とされる韓国製兵器が羨ましい…
さっき管理人に低モラルコメ消された人だね。
消されてもまだしがみついて荒らしたがるのはどういう欲求と精神構造から来るのかな。
「事実」に基づいて思った事をコメントしてるだけなんだが
コメント欄は記事に対して思った事を自由にコメントする場所だろう
内容に関する反論ならともかく、気に入らないからといちいち噛み付いてくるのはどういう欲求と精神構造から来るのだろうか
事実…?
K2-PLが低性能って何を見て判断したの…?
K2-PLが低性能なんて誰も書いていないだろう
むしろ、非常に優れた戦車
これから中東でも欲しがる国
ああ、普通に読み間違えたので申し訳ない
ただ日本製が低性能ってのも違うでしょうに
C-2とか見ればかなり良くできた機体だし
営業とか契約の方に問題があるよ日本の場合は
たとえば10式とかは日本の得意とするところの高品質高コスト素材の使用が前提の軽量コンパクト設計なので、つまり素材技術そのもの移転しないと他国に作れないってことですからね。それでも高品質が仇になる、というのはものすごく贅沢な悩みなのでまだ少し救いがあるんじゃないでしょうか。だからこそ英米との共同開発も実現したわけで。韓国を横目に見習いながらとうまく住み分けて独自の方針で売り上げも伸ばせればと思います。
今回の話題に、C-2は関係なくない?
たとえで出すなら、10式戦車とかじゃないかな。
(日本に、FA-50に該当する「商品」はないけど。)
相当するものがないからC-2とかを苦し紛れに出したのよ…
16式でもいいけど16式は正直チュンタウロに勝てるところが…
いや話それすぎだわ
元々はコメ主の匿名が韓国アゲのためにわざわざ「ネトウヨ」だの書き込んで消されたのが発端なんだよ
どういう欲求と精神構造からくるのだろうか→そういうことを言うなと言われてるのにどうして学ばないんですかねぇ。大人なら「事実」でも、言っていいことと言ってはいけないと言うことくらいの区別はつくはずですが。
コメント欄は記事に対して自由にコメントする場所→それは正解だが書き方の問題だろう。
精神構造がおかしいかどうかは自分自身の生活で認識できるだろう
他人の精神構造を指摘できるような生活できてるのかなこの人・・・
あなたの書き込みにみんなが迷惑がっているのが事実ですよ
韓国兵器を評価するのに、わざわざ日本を執拗に貶したり、あなたの言う気に入らない人を「ネトウヨ」とレッテル貼る(それで消されたのにしらばっくれんなよ)必要はないよね
自由の意味履き違えてない?
「自由の意味」って何だ?
執拗に貶したりレッテル貼ることを含めて自由なんだろ。
まさか、ここには表現内容や意思表示に規制があるのか?
たかだか個人所有ブログのコメント欄を間借りさせて貰ってる分際で、「自由の意味ってなんだ?」とは、随分と大きく出たものですねぇ…😮💨
あなたが、自身の持つ崇高な「自由」や「表現・意思表示」を掲げて誹謗中傷をしたいのであれば、他人の管理する場を間借りするのでなく、ご自分で用意した場で発言責任を背負って行うべきですね
リスクは全て管理人さんに背負わせ、フリーライドで「自由な」発言をする輩にこのブログのルールをとやかく言う資格はありませんよ
単純に自由の定義を聞いただけなのだが、質問すらも許さないのか?
君は異論を許さないんだな。それこそ、自由を制限していることだと気づけよ。
まぁ、これ以上は、毎度の水掛け論になって決着せず徒労に終わるので意見しないが、今後も発言は自分の判断で投稿するよ。
すまん、この件で最後にもう一つ。
>たかだか個人所有ブログのコメント欄を間借りさせて貰ってる
「たかが」って、こんな言葉を投稿する度胸も凄いね。この掲示板は、取るに足りない、価値がない、ということを言っているんだよ。どれだけ君は上から目線なんだい。
この言葉の裏には、「自分が使ってやっている」とい気持ちがよく表れていて、場を提供している管理者さんへの感謝の気持ちもないんだね。
ひどい人だなぁ。
「たかが」は、間借り人の分際で管理人さんの定めたルールを守らず憤るあなたへ向けたものです
あしからず…
それは明らかに違うぞ。
「たがが」は「個人所有ブログ」かかる言葉だ。
mamaさんに言っている言葉ではないぞ。
嘘を言ってはいけない。w
あ、誤字だ。
「たがが」 → 「たかが」
モラルだけでなく読解力も無いなら公の場で何も書かない方がいいよ。
それは、「maさん」と「匿名さん」のことですね。
よくわかります。
絡まないで。
maさんは、「自由の意味履き違えてない?」と質問を読者に返しているのだから、その質問の意味が分からない読者には、その意味を説明する努力義務があるよね。
読者は、投稿された文書だけで maさんの考えをくみ取らなければならないにもかかわらず、理解できないと質問されたのだから、せめて質問には答えなきゃ。
読者側の理解能力不足もあるけれど、maさんの説明不足でもあるね。
記事中の報道官の言は裏返せば、
「FA-50はコストはF16の半分だが、性能は劣る。FA-50PLではF16並みになるが、コストアップがどの程度になるかは判らん」
「K2PLは軽量で国産可能だが性能はM1A2に劣る。レオパルド2よりはいいけどね」
だから、日本を引き合いに出されても迷惑。
荒らすな
FA-50が運用コストとかそういうの含めてF-16相当って言うのはかなり疑問符着くが、将来的に無人機とのチーミング予定とか考慮すると別ベクトルで尖り出す可能性は十分なのよね
K2-PLがポーランド保有の全レオパルド2より性能が上?
ハハッ…そりゃそうだろうなって…
レオ2PLでドイツがやった仕事は最悪の類だもん…
ウクライナでの戦いを見てると、損耗前提の戦闘攻撃機は必要なのかなと思います。
SAMを見つけ破壊するのは対レーダーミサイルやSEAD能力が必要で
それを整備するのには大変だからです。
私、軽戦闘機好き!(バーン!)
これはちょっと高級すぎる、あれはちょっと貧相すぎる、じゃあ中間ぐらいのは…あった!な存在で個人的には大変好みです、FA-50
なんだかんだとジワジワ売れてますが、車で言えばミドルクラスのバンといった感じで取り回しがいいと判断されているんでしょうかね
以前はグリペンがそんなイメージでしたが、新型になって価格が上がっちゃいましたからね…。
戦車や自走砲も冷戦終結とテロとの戦いで他国の新規開発が鈍ってたところに追いつこうと開発を続けてた韓国が国際情勢の急変に見事にハマって羨ましいやら妬ましいやら…。
いやはや本当に…他はお金のある国向けのお高い機体か、古い世代の改装、はたまたそもそも量産できていない…と
FA-50に関して言えば、安心の航空機製造大手が手を貸していて、さらに言えば既に生産ライン確立&運用実績も貯まってきて後は受注がたくさんあればOK!という状態でしたものね
売れるタイミングってのは案外ポロッと転がってくるものなんですねぇ…情勢が情勢だけにアレですけど
Block20にすると大差なくなりそう>グリペンNGと
たぶん整備とかの人的資材流用のほうが評価されたんだろうな
あと技術移転
現代の軍事産業をよく表した面白いニュースだよねこれ
やはり技術移転は現地生産は性能並に重要な要素になる
今回の大量発注は、技術移転以上に、供給力とニーズの合致と思いますよ。
こんだけの車両数をこの期間でこの値段で提供できる所なんかそもそも韓国以外に無いんとちゃいますかね
ポーランドのGDPは70兆円程度ですからね。高級品で揃えられる国じゃない
米国は提供できそうですが、米国は高性能であっても高いですし、サポート契約を人質に外交に介入してくるような紐付きの前科が多いのでそういう意味で実質ロシアであるベラルーシの横で泥臭い外交が必要なポーランドにとっては使い勝手が悪い。
で、戦争始まって急激に隣国のポーランドはとにかく大量に必要になった
映画みたいに米軍の中枢に韓国のスパイが居て、今回の戦争は事前に察知してて準備してたとかは流石に無いでしょうけど
韓国のインテリジェンスが地道に公開データを分析して、近々大規模な通常戦争が勃発しそうだ、という独自で見立てた予測があり
それを見越して今回の営業の準備をしていたのであれば、これは称賛すべき有能さと思います。
供給力で言ったら、毎年数十両の戦車を生産し、旧型でよいならばぽんと数百両単位で供給できるM1(+本当はロシアのT-72/T-80)以外にないでしょう。
だからM1A2 SEPv3とM1A2 SAの緊急輸入なのだと思われ。
M1の米本土での生産は、M1A2の新造車を数十両生産した段階で終わっていた筈
以降は、それまでに生産した車両のアップグレードだけです。それでも1万両以上製造されていますので、まだまだ在庫が残っている状態なのが恐ろしいですが
アップグレードといいつつ、実質砲塔や車体の筐体だけ使いまわしてほぼ全とっかえで、下手すると筐体すら補修部品の名目で新造していたりするようなので、「製造」で問題ないかと。
新造戦車並みにコストがかかっているのは実質新造だからなので…
陸軍大国の北朝鮮、そしてその先の中ロと陸路で通じてる韓国はポーランドと微妙に地勢が類似してるのかね? 韓国にとっての北朝鮮がポーランドにとってのベラルーシに相当する、みたいな
結果として軽攻撃機と第五世代ステルス戦闘機のハイローミックス構成や、基幹技術の内製に拘らない上での自走砲や戦車の大量調達って部分で軍需産業の生態系が両者の需要にマッチした形で最適化されていったのかも
そう考えると本邦の防衛装備品輸出にあたり可能性があるのは装備品に要求される地政学的環境が酷似してるかつ自由主義陣営でそれなりの経済力もしくは防衛装備品支出が大きい国ということに……そんな国ねーよ
台湾が一番該当すると思いますが、この国の兵器はアメリカがガッチリ食い込んでいるので
日本が入り込む隙間はほとんどないでしょう。
後は、ベトナム・フィリピンという事になりますが、両国は経済力と外交方針が必ずしも日本とは一致しないという国情がありますからね。
国情が一番近い民主主義国はイギリスでしょうから、F-3計画とテンペスト計画の接近という現実の動きが最適解なのかもしれません。
F16も最初は安価な軽戦闘機だったが改修の度に高価高性能な戦闘機になっていった
FA-50も似たような流れになると思うが、安価な戦闘機は全部無人化する流れだろうな
ポーランドからしたらEU主要国へのイラ立ちもありそう
ただ今回分かったようにやはりアメリカに恩を売っとくべきだと思うけどな
米国からはM1を360輌購入するし、FA-50もLMに実入りがあるので充分なのでは。
ポーランドの意向が兵器購入だけでなく、技術移転による自国生産化にあるのだから、それに応じそうも無い米国オンリーは選択しませんよ。
ポーランドは完全にドイツに愛想尽かせてますね…
(何となくそういう批判が出そうなので先回りして補足しておくと)兵器産業における技術移転って「今回は買ったけど次からは国産化するからいいや」ってお客さんに言われるリスクがあって、競合他社に対して技術移転の度合いで差をつけるって兵器産業では需要の先食い&自爆営業みたいな部分が少なからずあるのは確かです。ただ韓国の場合は基本的にどの分野でも後発で、自走砲も戦車も軽攻撃機も最先端技術ではないんですよね。韓国がお客さんにしている国々の中でドイツとの対応が分かれた例、例えばトルコやポーランドの場合なんかは誰も売らなくても勝手に国産開発しちゃいそうな水準の工業力ありますし、そこらへんの割り切りが欧州勢と韓国を決定的に分かつているのかなという印象です。これは国産化した軍事機密の秘匿に固執している日本勢がまたに輸出で色気を出しても全然振るわない理由でもあります。自分たちが持っている技術の優位性のレベルをどう捉えてるかの違いだと思います。
まぁドイツとポーランドの場合はレオパルト2輸出の頃はポーランドの国内も色々不安定でしたしそのまま技術や下手したら車両がロシアに流れていくような可能性もあって、戦車に限らず慎重にならざるを得なかったという背景ももちろんあったのでしょう(今のウクライナですら親ロシア的な市民は一定数居るし、当時のポーランドもそうでした)。
技術移転込営業を欧米の兵器産業がやってない訳ではなく、欧州勢も日本への戦闘機売り込みの時には頼んでないのに提案してきたしインドではもう毎回オプションでつけてますからね。安売り時を知らない訳ではなくて、純粋に「ポーランドは欧州だし黙っててもドイツ製一択だろ」とドイツ産業界は思ってたのかなあという印象です。
ポーランドは、ドイツだけでなくフランスやイタリア等もロシア寄りのだったから、同じNATOでも旧西側が信用できないと気づいたんでしょうね。
特にドイツは、メルケル時代からの軍備軽視と似非平和主義が一掃されない限り、ポーランドからは信用されないでしょう。
NATOの旧東側の国では、今後の装備調達でトルコやNATO外の韓国製装備が有力候補に挙げられるでしょう。
> ポーランドは、ドイツだけでなくフランスやイタリア等もロシア寄りのだったから、同じNATOでも旧西側が信用できないと気づいたんでしょうね。
そう簡単な話でもないと思います
EUの中で一番ロシア寄りの姿勢を見せているハンガリーに対してポーランドは何も言わないし、ハンガリーのロシア制裁への非協力的な態度に対してむしろ擁護するような発言をポーランドの首相がしています
一機種に統一すると原因不明のトラブルが発生したら全機飛行停止になって危ない、という話は聞いたことがありますが、世界規模で使われてるF-16ともなると保守点検パーツの供給が滞るなんてことも考えられるんですねぇ
FA-50の調達・・・既存の戦闘機と比べて、グレードが見劣りするから不満が出るのはわかる
K2の調達・・・調達を急ぐあまり、車体構造が異なる2種の戦車を調達するのはどうなのよ
K9の調達・・・クラブ自走砲をウクライナに提供したから調達はわかるが、この後のクラブの製造はどうする?
本邦の防衛産業はこれらの事例を参考にして励んで欲しい、その前に防衛研究費増やしたり産業の統合と再編等の課題があるが頑張って欲しい
程々の性能を程々のお値段で、ってニーズにぴったり合致してるのが強みなんだろうな。技術移転と雇用確保もついてくるならなおさら。
「性能で選んだ」とポーランド当局者が言ってるのに
値段が安価で「そこそこ」の性能あるからとか
かたくなに性能を差し引いて見ようとするのが居てウケるー
「性能で選んだ」とポーランド当局者が言ってる どこで言ってるんだ???
開発中のBlock20=FA-50PLの性能はF-16と大差がないとは言ってるみたいだけど・・・
K2戦車は性能で選んだと思いますよ。
>「K2PLはM1A2よりも軽量だが非常に近代的で、我々が保有する全てのレオパルト2より性能が優れている。さらにレオパルト2導入で実現できなかった技術移転や産業パッケージを取得できるため国内の戦車製造能力も再構築できる」と報道官は明かしている。
この性能も兵器の運用能力のほうだしね。
純ペイロードからくる性能は、F404である限り劣るからね。
もう見てないだろうけど、M1A1やF-35と比べて「そこそこ」って言うのはおかしいでしょうかね?
M1A2と書き間違えました。
FA-50Block20のアビオニクス系も韓国国産ですと、米国・韓国製兵器の対応でしょうが米国縛りが無いだけにイスラエルやフランス製兵器も運用できるようにすればセールスも伸びるのでしょうね。
フランス機で重なる価格帯の機が無いだけに交渉次第で何とかなりそうな予感。
FA-50の導入機数が記載されていませんでしたのでググった所、ポーランドのサイトによりますと48機の導入で26億ドルだそうです。
リンク
K-9自走砲670両をライセンス生産支度交渉中とか景気の良い話も記載されていますが、記事の信頼度はわかりません。
上手い事食い込んだねえ韓国君
ドイツ君色々と大丈夫なのかねえ…本邦もまた問題山積みだけどそれでも心配ですわ
そういやFA-50って対レーダーミサイル積めるんですかね
攻撃機としての運用では、ウクライナを見てると必須な気もしてきますが
「ポーランド、’K-武器’早くらしくするのに…’勝者の呪い’憂慮する韓国内部事情」 2022/7/24
リンク
※韓国語記事です
韓国政府と防衛事業庁はポーランドとの契約はまだ未確定、交渉中と慎重姿勢のようです。
KF-21も採用を見越しているのかな?
こっちはただマイナーチェンジを採用するのではなく、ポーランド国産戦闘機の母機として。
ポーランドの国産化への試みを見ると、戦闘機も絶対に国産化したいはずだから。
枠は純国産とするのか共同開発とするのかはわからないけれど、
開発母機にするならKF-21はもってこいのように見える
BVRAAMが欠けてて正しく軽戦闘機状態だから、
イスラエル製ダービー統合するか、韓国でBVRAAM開発したら取り敢えずSEAD以外一通りこなせるようになるわな
制空戦を他機種に任せることができて、その上でF-16Vより十分安いなら悪くない選択肢になる…が…
レーダーもblock20でAN/APG-83若しくは84 に換装するつもりみたいなんだけど、これEL/M-2032から交換するて、アビオ周り開発やり直しにならんか…?大丈夫か…?
記事中には韓国製レーダーって書いてあるけど、KF-21に載せてるやつのことを示してるんだろうか
電源とアレイ以外がイスラエルで、ソフトウエア開発がサーブのアレ。
アレはアレで色々と癖の強いミーティアとIRIS-T以外AAM期待出来ないし、何ならミーティアはJNAAMに塗りつぶされて供給が継続できるかどうか、なんかこうもう…頑張れ。
FA-50性能改良型のレーダーはKF-21のAESAレーダーを基にした送受信モジュール数700~800個のものになるそうです。
素朴な疑問ですが、F-16とFA-50のレドームはだいぶサイズが違って見えますが新素子採用故の「同等性能」評価なのでしょうかね…
イラク向けのT-50IQのレーダーがAN/APG-67で直径・寸法が49.5cm×12cm。
F-16のレーダーAN/APG-68の直径・寸法が48×74cm。
FA-50の開発中にはAN/APG-83やAN/APG-84の搭載も提案されてましたが機体の開発スケジュールとレーダーの開発完了時期にズレがあったため断念されました。
けっこうめちゃくちゃなサイズ差ですね
窒化ガリウム技術とやらで差を詰めていられる期間は短そう
寸法のところ間違えてました、ごめんなさい。
体積、重量だとAN/APG-67が1.9cuft、73kg、AN/APG-68が4.6cuft、164kgです。
ポーランドの選択は『やっぱ、戦は数やで、兄貴!』路線で、そこそこの性能のお買い得品を大量運用の王道を行くみたいやね。
今更ながら気がついたんやけど、このまま報道通りにいくとポーランドがK2シリーズの最大運用国になるんやね。
報道では、現時点の韓国陸軍の4倍で韓国陸軍の第4次調達が満了してもほぼ2倍規模のK2が並ぶことになるわけで、そらあ韓国陸軍を上回る大得意様にサービスすんのは当たり前やわ。
今回の記事で、ポーランドとして色々な選択肢の中からポーランド的合理性で決定したということがわかって一安心したわ。
ちゅうても、NATO内のしがらみを断ち切って韓国製を導入して、NATO加盟国としての立場はどうなるんやろかっちゅういらん心配をしてしまうんやけどな。
ジェットとは言え練習機を軽攻撃機にするなんて
非対称戦闘くらいしか出番のない
中途半端な物になると思ってたけど
そんなことはないのか
かつてソ連と対峙していた本邦にもF-1とT-2という兄弟があったし、目的次第では。
そもそも、どこの国も無理して軽量化した戦車なんかいらないしね。
安い軽戦車ならともかく、高い軽量戦車なんか門前払いでしょう。
10式戦車「・・・」
構造的に10MBTは西側MBTと同等レベルの防護力を追加できる余地がありますよ。砲も55口径に換装可能な仕様ですし打撃力でも遜色はありません。
仮に50tを超えたとしても、転輪を片側6個に増設可能な余地もあります。(開発当初は片側6個でしたが、試験の結果5個で十分として減らした経緯があります)
無段階減速操向機のHMTは低速域での伝達トルクが非常に高く高加速性に貢献していますが、重量増加を見込んでも相応の加速性を残すでしょう。車体の拡大を行えば10気筒化(1,500hp)も不可能ではないかと。
また、外国製のRWSやAPSを装備できない根拠はありません。
ただし、技術流出を恐れれば、構造を一般的装甲板に変更せざるを得ず増厚分の重量増を招きますし、セラミック複合装甲も仕様を落して増厚する等の変更が必要になるでしょう。
価格面は生産数にもよりますが、高止まりは避けられないと思われます。それが最大のネックなのはおっしゃる通りですね。
また、相手国で現地生産を行うとすれば技術的に移転が難しい機器もあるでしょう。現地企業との合弁企業設立といった方策が必要になるかもしれません。現状のままの10MBTを輸入で良いからと欲しがる国は恐らく無いのが実態でしょう。
カスタム化を前提に積極的アピールを行えば興味を示す国はありそうですが、こういった理由で10MBTの海外移転はハードルが高く、不可能ではないが実現は厳しいと思われます。
理解できるが・・・
いざって時に問題なく運用を継続できれば、としか・・・
FA50やK2PLの性能等々の問題はともかく、これだけの数(しかもこれ以外にアメリカとかからも別途購入)って人員増やすにしても多すぎる気がするのは気のせいだろうか。
実戦配備はそこそこの数で、予備の数をガッツリ確保するとか…?
FA-50は48機はMiG-29とSu-22合わせて41機を更新する様なので、そこまでではないですね。
むしろ新たに導入するF-35A 32機が純増分と言えるでしょう。
戦車はウクライナ侵攻前の保有数が約860輌、今回K2が180+400〜700輌、M1が250+116輌導入で合計が946〜1246輌となりますから、K2PLの導入数によって純増数が100輌程度から400輌近くまで変わります。
ただ何れも導入完了まで相応の時間がかかるでしょうから、その間に増員するのではないでしょうか。
カタログと韓国人の言う事を丸呑みしたね?
後悔すると思うなあ。