インドは中国との深刻な軍事的対立に直面中だが、ロシアから戦闘機を33機緊急調達する方向で調整をおこなっていると報じられている。
参考:India to buy 21 MiG-29 and 12 Sukhoi fighter jets from Russia
Su-30MKIとMiG-29UPGを緊急調達するため手続きを急ぐインド
インドは事故で失われた戦闘機を補充するためSu-30MKIを12機、MiG-29UPGの保有機材を増やすため21機追加調達する計画を1年以上前から進めていたが、中国との深刻な軍事的対立の影響を受けて調達手続きを急いで進めており来週にも最終的な承認が行われる予定だと現地印メディアが報じている。
戦闘機調達の手続きが予定通り進み正式な発注が行われると、Su-30MKIはインドのヒンドスタン航空機が製造を行い空軍に引き渡す予定だが、MiG-29UPGはソ連が発注して未完成のまま保管されているMiG-29の機体を利用してロシアが製造してインドに引き渡す予定だ。
特にMiG-29UPGは比較的短期間で製造可能だとロシア側は説明しているが、流石に数ヶ月で納品されることはないだろう。
インド軍と中国軍の衝突の詳しい状況が判明、準備不足のインドに対し事前準備が完了していた中国
15日、カシミール州ラダック地域でインド軍と中国軍が衝突して死亡した20人のインド軍兵士の一部の遺体が切断されていたため、中国軍に対する怒りがインド軍内で高まっていると現地印メディアで報じている。特にラダック地域に展開している兵士達の間では死者に対する中国軍の残忍なやり方に腸が煮えくり返っているらしく、現地司令官が現地部隊の暴発を防ぐため1時間おきに連絡を行い状況の把握に務めているらしい。
さらに現地印メディアの報道によれば、15日の衝突でインド軍兵士が76人も負傷(死亡者を除く)したのはラダックのギャルワン渓谷に設営された中国軍のテントを撤去するよう丸腰で中国軍側に申し入れに行った際、両軍の現地司令官同士が口論になって事前準備が十分だった中国軍兵士に袋叩きにされたためだと報じている。
中国軍兵士は鉄棒、釘の刺さった棒、石、有刺鉄線などで武装(両国の話し合いで火器の携帯は自粛されている)していたのに対し、司令官を護衛するため同行したインド軍兵士は丸腰に近く数でも押され、中国軍兵士に包囲され一方的な攻撃が加えられたらしい。そこに双方の援軍が到着して殴り合いの乱闘に発展したが結局数で押されたインド軍兵士の多くが冷たいギャルワン川に転落、落下中に岩に激突して負傷した者や川に落下後負傷して動く事ができず低体温症で死亡したと説明した。
勿論、インド軍兵士も無抵抗ではなかったので中国軍側にも死傷者がでたが、ここでの対応にも両軍の間で決定的な準備の差が生まれている。
中国軍は両軍の乱闘が収束後、赤外線センサーを搭載した小型無人機を使用して負傷した兵士の捜索を行い、現地への道路整備が進んでいたため回収された負傷者は迅速に後方の医療施設に運び込んで治療をおこなうことが出来たのに対し、インド側の本格的な負傷者の回収は夜が明けてから行われ負傷者の後方移送にも手間取り死亡者と重傷者の数が増えたと指摘した。
結局、丸腰に近い装備で中国軍と対峙して自国兵士が殺されたことへの怒りは中国軍へはもちろん、武装を許可しなかったインド軍上層部や衝突発生後もだんまりを決め込むモディ首相に対しても向けられており、インド軍兵士への火器携帯を許可しろという意見が相次いでいる。
このようにインド軍の現地部隊や国民の間では中国に対する怒りが暴発寸前で、インド政府が発表している「事態は沈静化、状況は管理下にある」という実情からはかけ離れていると言えるだろう。
追記1:インド軍と中国軍が衝突した15日以降、情報収集に利用していた中国のグローバルタイムズへのアクセスが遮断されている。モバイルルーターなどを経由すればアクセス可能なのだが固定IPからのアクセスは19日現在も遮断されており、航空万能論GFは中国当局の怒りでも買ってしまったのだろうか?
追記2:香港メディアによれば中国は19日、インドと隣接する西蔵軍区に国内外の大会で優秀な成績を収めた格闘技チームのメンバーで構成された民兵組織を配備したと報じている。これはインド軍と対立している国境沿いで殴り合いによる戦闘が発生した際、格闘技選手を投入して優位性を確保しようという狙いだと説明している。
※アイキャッチ画像の出典:Alan Wilson / CC BY-SA 2.0
とりあえず 法に触れることはしない(ように見せかける)、
だが準備は迅速万端且つ隙はない
中国とはこういう相手。
日本も他山の石とせねば。
「前例がないから、、」で想定も苦手な日本人には難しいかな?
完全に暴走だな
現地で中国将校が戦闘を止めようとしたのにコントロール出来てない
衛星画像見れば数と装備でインドを上回る中国が衝突後もラインを動かしてないのが証左
インド領土を不法占拠し丸腰で交渉に来た将校を
国際的に正規軍見做されている解放軍が奇襲するという恥を晒しただけ
このご時世でただでさえ無い国際的信用を失いインドを本気にさせるメリットがない
死体損壊とか何も成長してないな
>衛星画像見れば数と装備でインドを上回る中国が衝突後もラインを動かしてないのが証左
いや「暴走」で釘付き棒だの有刺鉄線だの持ち出せんでしょ。
「火器携行自粛」の協定結んどいて、「火器ではない殺傷兵器」で攻撃して
キレたインド側に文字通り「引き金」を引かせるつもりかと。
暴走で「やっちゃった」ならむしろ再発しない様にライン下げるでしょ。
とうとうSuとMIG vs J-20の空中戦が見られるのか、ムネアツ。
化けの皮がはがれるのを恐れて、中国は最後までJ-20を出さない可能性もあるが。
人民解放軍は、最初からやる気で準備していて、インド軍は話し合いで済まそうと準備もそこそこに出かけて行って一方的にやられてる感じだな
固定IPですが、https://www.globaltimes.cn/にはアクセスできているので
事故でなければ怒りをかった可能性は否定できません。x。
日本も、至急F2の再生産を
ここは割と速い時期から今回の中印対立扱ってた印象
やっぱり怒りを買ったのかな
まあ中共にしてみれば「火器携行自粛の協定をインド側が破った」という名目で
インドのせいにして開戦したいんだろうから、両者の状況を
客観的に詳細に記事にされたらそりゃ困るよね。
これで近々ここのコメ欄にオッペケ君の中国版みたいのが大量に発生したら笑う。
だったら報道すんなよと思ってしまいますが、後からまずいと思ったんですかね(笑)
国境防衛協力協定を結ぶのに働きかけたのは対米に絞りたい中国側
インドは太平洋側に割かれた戦力を国境側に持ち出されたくない
信用はなくてもお互い納得の均衡を得た
今回の件はインドと実務者交渉に奔放した習近平の顔に泥を塗った現地の責任者の首が飛ぶ
そりゃ中国に喧嘩売る記事ばかり書いててマトモに軍事ブログなんか続けられる訳ないやん?
初めから覚悟も無しでやってたの??
お前さん何言ってんの?中国の広報担当かなにかか?脅迫だぞそれ。
それ肯定しちゃうんだw
自覚ないのかもしれないけど、それ自由主義国家視点だと完全な中国批判よ?
本当に五毛っているんだな
やはり中国は滅ぼさないと地球の害悪になる
中国大使館にこういう情報(中国ネタを扱っている)を持ち込めば、小遣い稼ぎになるらしいからね
有本香さんが留学生に粘着されて困ったと言っていた
シナも、やっと鉄器時代に入ったみたい
少しづつ話題になってるブログ。
これからも頑張ってください。
そもそも、人夫程度のシナ人が港で働いていたシンガポール
独立して、最大の課題は、煩いシナ人に規制を掛けて独裁すること、それだけ、手に負えないレベル・・
暴走して戦争を始めた関東軍を連想するんですが。
これで戦争になったら、全方位敵な漢らしい戦いになる。
中国南部では、大雨で数か所のダムが決壊し、大きな被害が出てる
さらに、バッタもの経済にバッタが襲う中国の非常自体
そりゃ・・・おら、共産党は嫌だというのもあらわる
そのなか、南沙諸島といい、台湾の威嚇と言い
中共軍と習おじさんは経済危機の中、他人事のよう
でも、
人が傷つかない、
誰も泣かない、
現状維持、、、で済んでほしいとは思う。
>中国のグローバルタイムズへのアクセスが遮断
彼の国の元首さまは自身がプーさんと呼ばれたら自国でのアニメのプーさんを上映禁止にした大きい器をお持ちだ。
きっと国家をあげてエゴサ&ブロックに余念が無いのでしょうね。
どうでもいいけどSu-30はカッコいいな