日本関連

自衛隊とインド軍の関係強化が実現、日印が物品役務相互提供協定に署名

日本とインドは9日、自衛隊とインド軍の間で補給品やサービスの相互提供に関する協定(物品役務相互提供協定:ACSA)に署名した。

参考:India, Japan Sign Deal To Access Military Bases For Logistics Support; Modi And Abe Hail ‘Landmark’ Agreement
参考:India, Japan Announce Signing of Military Logistics Pact a Week Before Shinzo Abe’s Exit

日印が物品役務相互提供協定を締結、自衛隊とインド軍の関係が強化される

この協定は2018年10月、日本を訪問したインドのモディ首相と安倍首相との日印首脳会談で発表したもので、自衛隊とインド軍の間で補給品やサービス(食料/水/宿泊/輸送/燃料/被服/通信業務/衛生業務/基地活動支援/保管業務/施設の利用/訓練業務/部品・構成品/修理・整備業務/空港・港湾業務)を互い融通しあう内容で、協定の適応範囲は以下の通りだ。

  1. 日本国の自衛隊及びインド軍隊の双方の参加を得て行われる訓練
  2. 国際連合平和維持活動、人道的な国際救援活動又はいずれかの当事国政府の国若しくは第三国の領域における大規模災害への対処のための活動
  3. 外国での緊急事態における自国民又は適当な場合には他の者の退去のための保護措置又は輸送
  4. 連絡調整その他の日常的な活動(いずれか一方の当事国政府の部隊の艦船又は航空機による他方の当事国政府の国の領域内の施設への訪問を含む)但し、いずれかの当事国政府の部隊が単独で行う訓練を除く
  5. それぞれの国の法令により物品又は役務の提供が認められるその他の活動

印メディアは今回のACSA署名について概ね歓迎するという論調で、署名後に行われた電話会談でモディ首相はインドと日本の関係強化に重要な役割を果たしてくれた安倍首相に対して感謝の意を示し、後任が率いる新しい日本政府とも緊密に強力を行っていく意向を伝えたと報じている。

出典:駐インド日本大使のTwitter

さらにモディ首相は協定への署名後、自身のTwitterに安倍首相への感謝と強化された日本との関係が今後も続いていくと述べた。

日本の外務省は10日に発表したプレスリリースの中で「この協定は日本の自衛隊とインド軍との間の供給とサービスの円滑かつ迅速な提供が促進されることが期待される。協定はまた、日本の自衛隊とインド軍の緊密な協力を促進し、国際平和と安全に積極的に貢献することを可能にする」と言及している。

外務省:日本の自衛隊とインド軍の間 の補給品とサービスの相互提供に関する日本政府とインド共和国政府の間の協定の調印

補足:因みにインドは同種の協定を米国、フランス、オーストラリア、韓国、シンガポールと結んでおり、ロシアや英国と協定締結に向けて交渉を続けている。

因みに、この協定は「日本国の自衛隊又はインド軍隊による武器又は弾薬の提供を含むものと解してはならない(第2条3項)」という一文が加えられているため、相互に武器や弾薬を融通し合うことはない。

 

※アイキャッチ画像の出典:海上自衛隊 今年6月に実施された海上自衛隊とインド海軍の親善訓練の様子

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コメント

    • 匿名
    • 2020年 9月 11日

    金曜日のカレーの味が変わるな。
    ビーフとポークが消えてチキンカレーになる。

    今のインドは本気で中国と殴り合う気はないだろうが、10年もすれな国力が逆転してその気になる、インドの発展には宗教が問題だが。

    14
    • 匿名
    • 2020年 9月 11日

    基本的に歓迎すべきことなんだけど、インドはなぁ・・・
    自衛隊が海賊対策で給油艦を派遣してた時にインドの船が自衛隊から給油受けた後に港に戻ってまた給油受けに来るというセコイ事してたからな
    イマイチ信用できないんだよなぁ

    8
      • 匿名
      • 2020年 9月 11日

      インドは大国としての地位を体現するだけの気力と責任感がまだ足りないように思えます。
      そして、彼らは欧米を信用せずどちらかというと日本に大国としての動きを求めています。
      特に軍事面で…というのは言うまでもないでしょう。
      日本がもっとアジアでの秩序構築におけるリーダーシップを発揮するなら、インドもこれに応えるのではないでしょうか。
      彼らの気持ちの中には、敗北したとはいえ唯一欧米に唯一牙を剥き痛い目を見せた国家という評価が、今も根底にある気がします。
      今の日本にはなかなか荷が重い評価ではあります。
      ま、彼らから日頃聞こえてくるメッセージからの想像でしかありませんが。

      24
        • 匿名
        • 2020年 9月 11日

        敗戦前後では戦争や軍事に対する日本人の国民感覚は180度違うからね
        過度な期待なんか持たれたって迷惑なだけなのになんで関係強化なんかするんだか(呆)

        2
    • 匿名
    • 2020年 9月 11日

    スコップとバットと釘は基地活動支援だよね!武器又は弾薬の提供じゃないよね( ̄ー ̄)ニヤリ

    3
    • 匿名
    • 2020年 9月 11日

    モディ首相、思い切った決断をしたと思う。
    物品役務協定の相手が日本だから、いまはまだ中共への牽制のつもりだろうか?

    7
    • 匿名
    • 2020年 9月 11日

    武器弾薬の相互提供かと思ったらそこは除くのか。
    燃料や医薬品、食料品辺りのみってことかな?

    2
      • 匿名
      • 2020年 9月 11日

      主には燃料と整備部品とだろうな。
      安保条約結んでる訳じゃないから、現時点で完成品の武器弾薬含まないのは妥当だと思うよ。

      3
    • 匿名
    • 2020年 9月 11日

    武器弾薬で、日本とインドが共用できるものあるのかな?
    日本は米国仕様だが、あっちは色々混じっている印象があるが
    後、訓練で向こうの国の武器を使ってみるのも武器弾薬の供与になるのかな?

    とりあえず自衛隊は、ラムとマトンの調理法を新たに学習する必要があることはわかった。

    2
      • 匿名
      • 2020年 9月 11日

      今日できそうな武器類って小銃、機銃弾くらいしかないような気がする
      5.56mmはインドも使ったはずなんで

      インド軍って拳銃は9mmなんかな?

      2
      • 匿名
      • 2020年 9月 11日

      カレーのスパイス!

    • 匿名
    • 2020年 9月 11日

    なんだ?
    インドは中国との紛争であいつらに対してけん制するためのパフォーマンスだろ
    武器弾薬の項目を外すのならあんまり価値はないな
    大体、インドはどちらかというとこっち側に付いているだけで
    中身は中国と似たようなもの、あんまり深くかかわらない方がいい
    自衛艦から燃料を貰ったらすぐ帰る糞野郎だしな

    2
    • 匿名
    • 2020年 9月 11日

    安倍さん退陣表明でどうなるかと思ったが、本当に良かった。最後まで働いてくれるね…

    5
    • 匿名
    • 2020年 9月 11日

    また中国の報道官がブチキレ会見やろなあ

    1
    • 匿名
    • 2020年 9月 11日

    潜水艦のハッチを閉め忘れる海軍だから、過剰な期待は

    1
    • 匿名
    • 2020年 9月 12日

    武器弾薬を除いて合意できたのは双方の政治的事情でしょう。日本は集団的自衛権の問題を回避しつつ対中包囲網を強化でき、インドも中国の反応を見ながら段階的に対応したいでしょう。中国インドの衝突から今回の協定同意までの時間はとても早い対応と感じます。今後この協定の元演習や情報共有が盛んになることを期待します。

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