防衛省はF-15J改修機に米国製の長射程空対艦ミサイル「AGM-158C LRASM」統合を見送る代わりに、国産の長射程空対艦ミサイルをF-2や次期戦闘機F-Xに統合することを検討しているらしい。
2020年度に開発が決定した「12式地対艦誘導弾能力向上型」の空中発射型をF-2や次期戦闘機F-Xに統合か?
日本政府は航空自衛隊が運用しているF-15J(J-MSIP機)に対する能力向上計画を含む新たな中期防衛力整備計画(31中期防)を2018年末に策定、この改修にかかる「初期費用」を807億円を見積もっていたのだが米国側は日本が改修に必要とする電子機器の部品枯渇に対する対策費用や、米国では予定されていないF-15への長距離空対艦ミサイル「AGM-158C LRASM」統合経費などを要求してきたため「初期費用」が2,400億円に高騰している。
要するにF-15J(J-MSIP機)の改修を当初予定の内容で実施するには初期費用として2,400億円、98機分の改修費用として5,292億円(2019年予算に計上された改修費用2機分108億円から算出)が必要になるため合計7,692億円(1機あたり約78.4億円/当初見積もり16.2億円増)の費用がかかる計算だ。
そのため防衛省はF-15J改修にかかる「初期費用2,400億円」を構成する中から「AGM-158C LRASM」の統合を見送ることを検討しており、アップグレードされたF-15JとLRASM(※)の組み合わせは中国海軍の艦艇が装備している艦対空ミサイルの射程外から攻撃するために欠かせない装備で「南西諸島の防衛力強化の柱」と目されていたため「この能力をどの様に穴埋めするのか」に注目が集まっていたのだが、防衛省は国産の長射程空対艦ミサイルをF-2や次期戦闘機F-Xに統合することを検討していると報じられている。
※補足:LRASMの射程は現時点で3つの数字が1つ目はLRASMのベースとなったJASSM-ERの射程距離930km/580miを用いるケース、2つ目は米国防高等研究計画局(DARPA)が言及した200海里/370km以上を用いるケース、3つ目は米議会予算局(CBO)のレポートに登場した600kmを用いるケースだ。
3つの中で最も新しい情報はCBOが予想した数値なのだが同レポートには「LRASMの正確な射程は公開されていない」と明記されているので600kmという数値も所詮CBOの推測値に過ぎないため、結局のところLRASMの射程を正確に表現するなら「370km以上~930km以下の範囲とカバーする可能性が高い」というのが最も正しいのかもしれない。
因みにF-2や次期戦闘機F-Xに統合を検討している国産の長射程空対艦ミサイルとは2020年度に開発が決定した「12式地対艦誘導弾能力向上型」の空中発射型を指している可能性が高く、射程は900km前後(最終的に1,500km程度まで延長?)を目標に開発を進めているらしいが防衛省が公式に発表した数値ではないので飽くまで参考程度の情報だ。
しかし射程900km前後の空対艦ミサイルが本当に実用化(開発期間は7年程度と見積もられている)できるなら、米国製のLRASMの代わりを十分務めることが出来るので期待したいところだ。
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※アイキャッチ画像の出典:Public Domain
これは正しい方向
実用化にこぎつけなければ、最悪領土を失い国を傾かせる
F2の寿命延長してpre-misp の代替できないもんかねえ
F3でも複合材料多用としてるが耐用年数的にどんなもんだろう?
PreMSIP機はF-35A/Bで代替され2030年ごろまでに退役なので問題無いのでは。
アメリカでは改修の行き届かなかったF-15C/Dは2010年以前に退役してしまったし
F-2の早期V化(V準ずる改善)でF-15のような延命が難しくなるようなことを避けて欲しい。更に言えばF-3に更改できるよう予めロードマップを作って欲しいな
F2の寿命延長出来ないはずないんだけどね。
恐らく既存の手法で疲労度を調査しても、素材が違うから結果が保証出来ないってだけだと思う。
そしてF3でも同じ問題に直面する以上テストヘッドも兼ねてF2寿命延長のノウハウは積むはず
DCSほど極端ではなくとも、戦闘機の寿命短縮は妥当な方向性だと思う。
初飛行から60年以上も使われるF-4やF-15(予定)が異常なだけで、
機体寿命で35年とかなら十分じゃないかなぁ。
F-3配備予定から35年後の2070年の戦場とか想像できる?
高騰する可能性はあるのだろうが、JSI改修の単価は約35億円として資料が出ているのは考慮すべきだと思う。
またその後単座のみ68機とされてることも
>2019年10月末に、米国政府の国防保安協力局(DSCA=Defense Security Cooperation Agency)は空自の[F-15J]戦闘機の大規模改修計画(JSI)用としてAN/APG82(V)1レーダー 98機分の輸出、総額45億ドル(約4,700億円)、を承認した。
リンク
となってるので、1機45億円より安くなるとは思えないけどな。
機数が減るなら尚更。
平成31年1月の中期防別表装備品の単価だよね、それ。
リンク
でも同年10月の時点で米国務省から98機で45億ドル、の承認が降りてるんで、
これより安くなるとは思えないけどな。
機数を減らすなら単価は更に上がるだろうし。
リンク
でもこれ単なる射程延伸の問題にとどまらないように思える。LRASMの代替、それだけのミサイルを開発できるのだろうか。
JNAAMと同じようにイギリスに協力を仰ぐのも手かも知れませんね。
空対艦にリソースを割く必要があるような防衛環境に置かれてる国って、世界中探しても空自と米海軍ぐらいしかないから、英国との協力をするのはちょっと難しいんじゃないか?
むしろ、空対空、空対地は他国との共同開発、研究をすることで開発リソースを節約し、世界的な需要の少ない空対艦に国産開発リソースを集中する方が賢いと思う
ベースを共同研究して対地・対艦への派生は
それぞれでやる、とかは出来るんじゃないかな。
ベースって具体的なに?
水上ギリギリを飛翔する空対艦ミサイルということで、燃調を最適化する必要もあるし、クラッター対策を行ったセンサーも専用品、弾頭部分もシーバスターとしての専用設計になりまったく使いまわせないので、使いまわせる部分はそうないと思う
そんなのベース時点で詰める部分じゃないでしょw
そんなプロファイル変更も一切出来ない様な長射程ミサイル誰が何に使うんだ。
ミサイルで一番重要なコア部品だが
ベースってだからな何だ?
ベースベース繰り返しても具体的には何も言えずに文句だけはいっちょ前だね
仮定の話でそんなの具体化する意味があるのか?
てか対地ミサイルをベースに対艦ミサイル開発するなんて珍しい話でもないだろ。
それどころかJSMなんか対地/対艦両用だ。
それを言ったら12式もだよ
けど、肝心要の弾頭部分が対地弾頭じゃないから、敵基地攻撃をできるような攻撃力にはなってない
こういうところだぞ
だからJANAAMを買うわけで。
JSMもシーバスター弾頭じゃないから、対艦攻撃力も実際はそこまで高いものじゃない
前半同意します。今後ますます単価高騰・複雑化していく事を考えると、米海軍戦闘機(という名の迎撃機)との共同開発は視野にいれる必要がある気がする。部品単位なのか、システム単位かは別としてね
F-2対艦番長として延命してくれねぇかなぁ?
有事の際は対艦番長
平時も普通のアラート任務なら問題ないし
延命するにしても、最大の障害がF-2Bなんだよなぁ
F-2Aはともかく、運悪く損耗がF-2Bに集中してきてて、
F-2Bが定数割れしてるんじゃないかってぐらい機数がギリギリだし、
そもそも、作戦機のF-2Aのアップデートを優先してきたあまり、大半のF-2Bはほぼロールアウト当時の性能のまま据え置かれてる
延命するにしても、F-2の教育体系、作戦機数の大幅な整理も含めて必要なんじゃないか?
その事なんだが、F-15JSI改修の対象機も単座のF-15Jだけとなって複座のF-15DJは対象外とされた事で答えは出たと思うんだけど?
つまり「F-2BとF-15DJは改修せず、訓練部隊である第21(F-2B)と第23(F-15DJ)飛行隊に集中配置して搭乗員の高等訓練に専従させる」のだと思うんだが?
後、空自は現在、F-3の開発に合わせて戦闘機の教育体系全体の見直しをしていて、もしかするとF-3は複座型を作らないかも知れないとまで言われているので、F-2を含めた戦闘機の教育体系とそれに伴う作戦機数の見直しは既定方針になりつつある可能性が高い
F-2Bそのものの数が少ない
F-15DJはpreMSIPを含めれば40機以上あり、最悪、操縦技能だけなら練成に支障はない
F-15JSIにしても、改修はされずとも、アドバンスドF-15新型シミュレーターも提供されると思われる
F-2はシミュレーターの更新は行われていない
F-2Bの残存が25機
練習隊、戦闘飛行隊の定数がそれぞれ16、2×3飛行隊なので、
練習隊、戦闘飛行隊の定数に対する予備が、全部で3機しかないのは、かなりギリギリだと思うぞ
メンテのスケジュールがどうなってるかは誰にもわからんが、次第によっては定数割れが常態化してる恐れも
F-2の主翼部品の予算化、この時点での新ミサイルの搭載検討と、これはF-2の寿命延長も視野に入れているのでしょうね。確定だったらいいですが。
F-3の開発遅延も起こりえるしね
遅延あるなしどっちにしても、F-3によるF-2置き換えを完了するには、2040年台初頭~中頃まではどんなに早くてもかかるだろう。
最低でも、あと20年以上はF-2で戦わないといけない
F-2「いい?Xデーはすぐそこまで来てるわけ。このままF15の改修に固執するのか、それともF2のC、D型を作るか決めなきゃいけないよ?パンドラの箱はもう開いちゃってるんだよね。いい加減気付けってこと。」
パンドラの箱が開いちゃって、何が出てきているの?
よくわからない。
わからないんだったらここ来ない方がいいんじゃない?
コメ欄の酔っ払いの妄言が理解できないだけで
ここに来ない方が良い、とする理由が分からない。
自分ではうまく言ってるつもりだろうが、何を言いたいのかさっぱりわからん
やりすぎ都市伝説かよw
ネタをぶち込む事を否定はしないが、
それならネタを知らん奴・嫌いな奴に
冷たく当たられる事は覚悟しないと。
増してその反応に対して「ここに来ない方がいい」は
冗談でも言わない方がいいと思うぞ。
あっ関暁夫ネタ書いたもんだけど来ない方がいいのコメントは別の人だって一応書いとくぞ
りょーかい。
まとめて書いちゃったけど下はそれぞれ分けて考えてるよ。
・ネタぶっこむ(問題なし
・冷たい反応への対応(許容・スルーできるなら問題なし
・来ない方がいい発言(理解不能。肯定する要素がない
自分的にはF2がしれっとCD型の生産要求してる点に突っ込んで欲しかったけど、そもそもほとんどの人が関暁夫知らなかったのが盲点だったwww
怪感話(byテレ東)見てます!
Mr.都市伝説もまだ一般的ではないんですかね〜。^^;
F-15の改修よりは実現性のある話だな
F15に積めないなら必然的にこうなるとは思う
最初から両方搭載するように進めておけば良かったのにとは思うが
現在進行中の対艦ミサイル研究開発推進事業は「12式地対艦誘導弾(改)及び哨戒機用新空対艦誘導弾」と「新対艦誘導弾の要素技術の研究」があって両者とも来年度の事業完了を予定しています。
前者の達成目標は、射程延伸等の機能・性能向上のための(ア)地上発射化技術、(イ)機上発射化技術、(ウ)射撃ミッションプランニング技術、の確立。
後者はファミリー化を前提とした(ア)長距離飛しょう技術(エンジン)、(イ)高機動化技術、(ウ)ステルス化技術、の確立。
これを現中期防にある「新たな島嶼防衛用新対艦ミサイル」開発事業として統合するんじゃないですかね。
新SSM(島嶼防衛用新地対艦誘導弾)と12式SSM能力向上型は
プライムが別って事はそれぞれ個別に完成させるつもりなんだね。
リンク
これとASM-3系の3種混合攻撃なら
迎撃側にかなりの負荷は掛けられる、かな?
プライムが別でしたか。情報感謝です。
やばい、もう国産対艦ミサイルの樹形図追えなくなりつつある
俺だけ?
お前が最新の系統樹を作るんだよあくしろよ(テンプレ
もともとP-1への統合作業の真っ最中のやつだなこれ
空対艦発射はP-1の統合の折に問題ないとされていた奴だし、12式の開発前段階からF-2への統合は検討されていたから予想通りと言ったところ
F-2にしてもLJDAMの統合に合わせて、ミッションコンピューターに余裕が出てるし、ミッションコンピューターを換装する20機へ統合するのかな?
換装型F-2はどこに配備されるのだろう?
やはり築城かな?
楽しみだが遅れに遅れてるF-2自体の改修はどうする?
未だにリンク16使えないだろ
令和2年度予算
>戦闘機(Fー2)の能力向上(2機:26億円) 周辺諸国の航空戦力の近代化に対応するとともに、各種任務 に適切に対応するため、現有戦闘機の能力向上改修、対艦能力 の向上及びネットワーク機能の能力向上のための設計等を実施
令和3年度予算
>戦闘機(Fー2)の能力向上(30億円) 周辺諸国の海上・航空戦力の近代化に対応するとともに、各種
任務に適切に対応するため、現有戦闘機の能力向上改修、対艦能 力の向上及びネットワーク機能の能力向上のための改修に必要な 設計等を実施
「改修に必要な設計等」の文言が変わってない辺り、
あんまり捗ってる様には見えないよねぇ。
まあ全機改修する必要はないのかも知らんけど。
一応、20機を対象にやる予定
ミッションコンピューター換装とリンク16相当に対応するJDCS(F)端末の搭載をやる
ただ、JDCS(F)はその仕様上、JDCS(F)を搭載するF-2間でしか直接リンクできないのがな
TADILやMADLといったものを使用する、F-15JSI、F-35、将来戦闘機であるF-3と直接リンクできず、JADGEを介さないとリンクできないのが弱点
対艦を担う以上、敵防空艦等からかなり強力な電波障害を受ける可能性が高く、他機種と直接リンクできないのは、戦術的にかなり問題あるかと思う
F-2を使用できる戦場を限定されてしまうんじゃないかね
去年や今年やってる改修はJDCS(F)とは別で
リンク16と直リンクできるんじゃないの?
リンク
この方を含め、
「F-2(JDCS(F))はJADGEを介さないとリンクできない」と
主張する方々はリンク16の搭載改修、あるいはその設計中、の
記事について確認しても誰1人全く回答してくれないのは
何なんだろう。
反論なり肯定なり何か言ってよ。
JMSIPの後継はF2再生産でカバー出来たらしい良いのにな~
案外そっちの方が安上がりかもね。
F-15にもF-35にも、F-3にも直接データリンクできないけど、
本当に安上がりか?
アメリカの許可が無いと、色々不便なF35や15よりも、運用しやすいのは確実。
データリンクもジャッジを通せば出来るし。
敵水上艦という強力なレーダーを持つ相手をする以上、JADGEを常に経由できるとは、とても思えないんだが
その為の電子戦能力向上図る訳出汁
予定されてるF-2の改修では、リンク16搭載も入っているから、改修後は直接データリンク出来るようになるかと。
上の枝で触れてる人がいるように、作業があまり進んでいない風に見えるのが不安要素だけど。
F-3後期型潰してまでやってほしくない
確かに
このミサイルが完成するのは予定通り進んで2030年代目前なんで、F-2に適応できるようになるのは2030年代に入ってからになると思う
その頃退役も始まる予定なんで機齢の浅いF-2に適応改修してF-3に運用能力持たせ~ってかなりの綱渡りになる
(F-3についても開発がスケジュール通り上手く行けばの註釈が付く)
>このミサイルが完成するのは予定通り進んで2030年代目前なんで
防衛省の公表してる予定通りなら開発期間は2025年まででは?
記事の「開発期間は7年程度」はF-2への統合込みだとするとしっくり来る。
まあ予定通りなら、だけどね。
年代物のF-15にミサイルを積めるようにするだけでなんと合計7,692億円、だったらさっさと射程1500Kmのミサイルを開発してP-1を空中巡洋艦にした方がなんぼかまし。
そうなると自機防御用の対ミサイルミサイルの開発が必要になるがAAM4Bの改良型とP-1のレーダーを組み合わせれば空のイージス艦になり半径50Km以内には近づけなくなる。
防衛省GJ、とにかくミサイルの国産化は大事だし、それのプラットホームもあるから攻撃力はネズミ算式に向上する。
ん、P-1の防御装備がネズミ算式に必要になるのでは.
仮定の話に乗っかるけど、射程1500kmの対艦ミサイルがあるなら
特別な防御手段は必要ないんじゃないかな?
M0.8で逃げる1500km先のP-1に追いつくには単純計算で
M1で7500km、M1.6で3000km、M2.4で2250km、
M3.6でも2000km必要。
速度を落として翼を拡げて射程を伸ばせる対艦ミサイルと違って
超音速の対空ミサイルは射程延伸が難しい。
つまり標的艦からの迎撃はほぼ無理。
ならば戦闘機で近寄って、となるだろうけど、
そこからは普通の制空権争いの話でしかないので
特別変わった装備は必要ないかと。
それな!
計算出来る人カッケー
1000km以上の射程があるなら、そもそもP-1は発進基地の上空でミサイル撃ってしまえばいい。仮に厚木だと日本海ほぼ全域が射程範囲だし。(実際の軍事作戦がそんな単純じゃないのは承知の上での暴論でs
尖閣までだと1000kmじゃ本州からは無理だし
厚木からじゃ1500kmでも足りないね。
まあ1500kmも射程があるなら苦労は要らんのや、と
言いたいのであれば同意する。
横からだけど、対潜機であるP-1は、その性格上、高高度で作戦展開をすることはないため、1000km超の距離が空いた場合、敵水上艦から見ると、まず間違いなくP-1は水平線下に位置するため、そもそもレーダーに索敵されることもない。
空対空レーダーとなれば、冷却に水冷を使えないため、艦対空レーダーのそれよりはるかに性能が劣るので、そもそもレーダーの索敵範囲外
レーダーに探知されないものの防御を考慮する必要はない
横から失礼するけどその場合、逆を言えばP-1の側も敵水上艦を長射程ASMで攻撃する場合、自分では目標捕捉が出来ないんじゃないんだっけ?
つまり、目標を捕捉するには水平線上か敵艦隊の近く(それでも100km程度かそれ以上の距離だが)に目標を探す役の兵器が必要なはず
後、発射後も1000km超の距離を飛翔する場合、ASMに目標情報を送る兵器が必要だと思うけど?(ASMだって対空ミサイルよりは大きいけどセンサー類の大きさに限度があるから1000km超の長距離誘導は厳しいはず)
P-1はただの発射台で、探知は戦闘機やそれに随伴する無人機等がやることになる
今のところは、データリンクで得た情報を元にした、管制誘導方式による発射方式に頼ることになるけれど、
将来的には情報共有のみならず、火器管制をはじめとしたシステムそのものを共有したいわゆるクラウドシューティングに組み込まれていくことになる
将来のモザイク戦にP-1が対応できる設計であることは既に示唆されてる
付け加えて、わかりやすく言えば、将来的には
P-1が発射した12式ミサイルを、前面に展開したF-3がコントロールできるようになる
望むと望まざるにかかわらず、国産装備で固めていく方向に収斂していく現実。
いい流れだと思います。
自前の代替案を持っておくことがいかに大切か。
ま、この12式地対艦誘導弾能力向上型の能力を活かすには、データリンク能力に乏しいF-2では不十分ではある
十全に活かせるようになるのは、P-1改修後やF-3に統合されるまでかかる
>防衛省、戦闘機F-2をリンク16や対艦ミサイル「ASM-3改」に対応させる能力向上を実施
リンク
去年から改修を進めてはいるみたいよ。
少なくとも20機(JSIの改修機を減らすならもっと?)は
改修するんじゃないかなぁ?
ここの過去記事で「F-2をリンク16(略)に対応させる能力向上」の
話があるけど、どうなんだろうね。
※リンク貼った書き込みが弾かれた?のでタイトルの一部だけ引用してみる。
JDCS(F)はJADGEを介さないと、他機種とリンクできないのがな
水上艦は、地対空レーダーを除けば、最強力のレーダーシステムを持つから、当然電波妨害能力も超強力で、JADGEとの間接的データリンクを常にできるとは思えん
戦闘機レベルの通信性能でその妨害を回避できると考えるのはかなり楽観的思考じゃないか?
記事は見てくれてるのかな?
リンク
「自衛隊デジタル通信システム(戦闘機搭載用)= JDCS(F)」に替えて
「リンク16/TADIL J」を搭載する、って記事だと思うんだけど。
リンク付きのコメントは、管理人さんが手動チェック入れるから、反映されるまで時間が掛かる様です。
国産戦闘機に国産ミサイル搭載か
こういうのでいいんだよ(にっこり
国産誘導弾、周辺国で軍事技術のブレークスルーが一気に起こってるから多少仕方ないところはあるのだろうけど、ほぼすべての系統で機能拡張や改良型の新規開発を同時並行でやっていてちょっと心配になるな…。
最近増えた国産長距離ミサイルの系統図がごっちゃになって複雑になっているな
それでも、高性能化と長射程化していけばいい流れだけど
既に終わってる12式の改化が単なるブースター延伸化に過ぎなかったのが
新対艦誘導弾の要素技術の研究 を経てリブートした12式能力向上型開発事業 ではLRASMのそっくりさんに大幅変化してる。
なのでこの実質12式の後継はLRASMと同等性能でASM3改と共にF3運用は必然だろうと思うが、陸自の12式SSM用の誘導弾の更新用で開発進んで12式の既存システム内で運用出来るようなった後に海空自用で派生(そもそもが12式の能力向上化事業)なので12式派生が17式だから戦力化は遅くとも10年後になってしまうかもしれない。
海自の哨戒機用新空対艦は海自17式系のまま計画続行だろうに思う。
12式の派生開発の経験を踏まえてファミリー開発するって話でしょ?
となれば構造からして空対艦はむしろ真っ先に実用化できそうに思うけど。
防衛省は制空型のF-15と対地/対艦ミサイルの統合を滅茶苦茶軽く考えてた節があんな
いやもう改修したF-15Jからこの新型空対艦ミサイルを発射可能にしてしまえば?
ランチャーやバスの話になるんだろうけど その前にF-15Jが退役する?(F-4EJみたいに)
射程800kmやら900kmやらあるんだとすれば
どうせ発射母機から直接標的は捉えられない訳ですしね。
JASSM互換モードでそれっぽい方向に発射して、
途中でセンサー機が中間誘導する、とかなら
出来なくは無さそうですね。
まあ綱渡り感は拭えませんが…。
LRASMはアメリカでも問題になっている。
より安価なはずの艦載向けでも400万ドルを超え、大重量(1トン超え)、その上に射程が400km程度で、海軍でも平行してより安価なJSM、長射程な対艦トマホーク、汎用性のあるSM6を対艦ミサイルとして調達中。
これで生産数が減れば、ますます高価格するだろう。
まして、群れ運用するなら一回の攻撃で何億ドルかかるわからん。
F2の寿命から見て、F3に統合した方が得だろう
敵さんはF-3の完成・配備を待ってくれるとは限らんのでね…
F3の生産ライン使ってF2もう一回作れないのか?
自動車のラインなら、今は数車種の混成ラインが普通だが、戦闘機はどうなのかな?
自分はF15の製造現場を二回くらい見学したことあるんだけど、その時はそういう意識や知識がなくって、よく見えなかった。
誰か詳しい人教えて!
治具も部品も100%違うのにライン混成にする意味は? 普通に別ラインにするのと何が運ですかね
混成は車での例えでしょ。
F-2→F-3の場合はラインの完全な切り替えで、
似た様な規模・素材・構造の部品を作るなら
全然別物でもそれなりにメリットはあるよ。
人は育ちますよね。
うん、それは凄く大きい。
そもそも2030年からのF-3生産だと、
F-2生産開始時点で20代後半だった人員が
60超えちゃってるんだよね。
つまりF-2のライン立ち上げに最初から
本格的に関わった人材はほぼ現役ではない。
5年早くF-2の再生産ラインを起こせれば、
それらの人材が現役として直接技術を継承できる。
まあ化石爺さんが近代化の足を引っ張る、
みたいな可能性もない訳ではないけど、
そこはF-3に切り替える時に空気を入れ替えれば良い。
ただ、f15の製造ラインを見学したと自慢したいだけだろw
コメ主だが、自分は自動車関係の仕事をしてたんだか、自動車だとライン上を車が流れていき、部品を組み立てたり、塗装するんだが、F15は工場内にポツポツ置いてあり、そこで部品などを組み付けていた。
考えれば、あんな大きいものを大量生産するわけではないので、動かすコンベヤみたいなものはいらないわなぁ。戦車もそんなもんか。
とすれば、ラインとはなんぞや?F2のジグは廃棄してなければあるし、アビオニクスも流用できれば、作れるんじゃないのって話。全て部品が手に入らなければいけないけどね。
ここら辺が参考になるかな。
リンク
車屋さんだと生産ライン、と言えばどうしても
(2)の大量生産ラインが頭に浮かんじゃうんだろうけど
(1)みたいなのも生産ラインと言うんだよ。
F2の再生産はアメリカも関わっていたから難しいかと。
海外にバンバン援助してるんだから、数千億円位ケチらずにしっかりとした戦闘機を配備して欲しい。
それと、戦闘機定数増やして500機位にして、アラート任務は国境警備隊を創設して別予算と機材も別に揃えよう。