世界中の国が新型コロナウイルス「COVID-19」への対応に追われている中、大規模な財政出動を行うための予算確保のため国防予算削減への動きが加速している。
参考:ชมกลาโหม ยอมตัดงบ ได้ทีก็รุกคืบ เสนอให้เลิก จัดซื้อ-อาวุธ
欧州に売り込みを進めている韓国の超音速練習機T-50にとってマイナスか?
東南アジアのタイでは政治家やメディアを中心に国防予算を削減して新型コロナウイルス対応に資金を回すべきだという主張が日増しに力を得ており、軍も計画している装備調達プログラムを延期することに同意することを明らかにした。
軍がまとめた報告書の内容によれば2020年度予算に含まれている戦車VT-4、装甲車ストライカー、新型の155mm榴弾砲、潜水艦係留施設、数隻の艦艇、超音速練習機T-50THの追加調達、既存のT-50THアップグレード等を先送りもしくは中止することで約600億円程度(国防費の1割強に相当)の資金を捻出することが可能だと報告されているが、政治家やメディアは中国から調達を予定している潜水艦2隻についても調達を延期するか中止することを求めているため削減規模はさらに大きなものになるかもしれない。
どちらにしても今回の措置が実行に移されればタイの国民にとって救いになるだろう。しかし防衛産業界にとっては厳しく特に超音速練習機T-50THの追加調達が吹っ飛んでしまう韓国防衛産業界にとっては受け入れがたいだろう。
超音速練習機「T-50 ゴールデンイーグル」を製造する韓国航空宇宙産業(KAI)にとってタイはT-50(タイ空軍仕様はT-50TH)を計12機導入してくれた貴重な「上客」であり、今年2月にタイが新たに策定された国防10ヵ年計画に基づく空軍近代化の一貫としてT-50を追加で2機導入、導入済みの12機をアップグレードすることを決定した際には、欧州に売り込みを進めているT-50に良い影響を与えるだろうと手放しで喜んでいた。
これは海外からの受注が昨年「0件」だったT-50を欧州に売り込んでいる韓国航空宇宙産業にとって「契約金額以上の価値(海外への販売実績が手に入るという意味)」があったからだ。さらに数日前にはアルゼンチン政府と交渉していた国産軽戦闘攻撃機FA-50(超音速練習機T-50の派生型)が新型コロナウイルスの影響で交渉打ち切り=事実上の導入無期限延期になったばかりなので韓国航空宇宙産業や韓国防衛産業界はタイの状況に青ざめていることだろう。
ただ新型コロナウイルスの影響で最も大きな打撃を受けいる防衛産業企業は米国のボーイングだ。
ボーイングは新型コロナウイルス感染拡大の影響でP-8Aポセイドン、KC-46Aペガサス、H-47Fチヌーク、V-22オスプレイ、MH-139Aグレイウルフの生産ラインを閉鎖しており、当初2週間だけ閉鎖すると言っていたワシントン州の工場や、唯一操業を続けていたサウスカロライナ州の工場(787ドリームライナーの製造)は無期限閉鎖されることになりボーイングの民間旅客機部門は全滅してしまった。
今のところ戦闘機F-15やF/A-18の生産ラインが閉鎖されたという報道は無いがボーイングにとって収益の柱であるドリームライナーの製造が止まったことはさらなる収益悪化を招くことに繋がり、ボーイングを支えるサプライチェーンにも大きな影響を及ぼすことが予想されている。
では、ロッキード・マーティンは安泰なのかと言うと欧州の動向次第では少なくない影響を受けるかもしれない。
欧州のNATO加盟国はトランプ大統領の要求に応じて国防予算を増額し続けてきたが、これが新型コロナウイルスの影響で削減へと転換するのではないかとロッキード・マーティンは心配しており、もし英国やイタリア、ベルギー、オランダなど第5世代戦闘機F-35の調達している国の国防予算が削減されることになれば年間製造数に狂いが生じることになり、ロット14で予定されている7,600万ドルという機体単価の達成が難しくなるかもしれない。
さらにF-16Vの導入を行うブルガリアやギリシャといった国も経済が傾けば、こういった金のかかる装備調達を見直す可能性も否定できないためロッキード・マーティンも無関係ではいられなくなるなるだろう。
もちろん欧州経済がコロナ終息後に奇跡的なV字回復を遂げれば問題ない。
しかし民間航空業界だけに限って言えば、コロナ発生以前の水準まで航空需要が回復するのに数年は掛かると予測しており、ドイツのルフトハンザ(正確にはルフトハンザの子会社)は最短でも2023年以降だと言っている。そのためルフトハンザは長距離路線に投入して機材の整理縮小(世界最大の旅客機A380廃止を含む)を前倒しで実行している。
国家が安全保障に割く予算は幾ら経済が傾いたとしても「0」になることはないが、防衛産業企業にとって最も歓迎すべき装備の新規調達は当分の間は望めないかもしれない。
※アイキャッチ画像の出典:KAI / CC BY 2.0 T-50高等訓練機
売り物になる飛行機その物を持ってない日本にとやかく言う資格無いよね
一旦日本で購入し現地仕様にしてあげるとよろこばれるかも?
使い勝手の良さなら日本は自信あるし。
それならアルゼンチンやスペイン(でしたっけ?)も買って
くれるかも(笑)。
資格ってナンですか? その言い方に習うとロケットのひとつも作れない国は宇宙関係に口出しするのはダメ出し、北の瀬取り監視にも関われない国はそれにも口出しできないですな。
「ボーイングを支えるサプライチェーン」に日本企業も入っているから、他人事では無いのだけどね。
悔しいのですねw
輸出ありきで開発した物が売れないとか致命的ですからね
以前から思ってたのですが、どうして貴方たちは日本を引き合いに出すんですか?
韓国と日本はもはや「赤の他人」すら通り越した異星人どうしだと思いますが…w
韓国の自称国産練習機がどうなろうと、日本の知ったこっちゃないですよwww
貴方は余程日本が気になって気になって仕方ないのですねwwwwwwwwwwww
日本はひたすら自主防衛にために兵器開発を淡々と進めます。
どうか半島様はお気になさらずwww
貴国の自称国産某攻撃機でしたかね、味方陣地を誤爆するのが戦果だと騒ぐ国とは永久に相容れませんwwwwwwww
いや「韓国のT-50のキャンセル」を取り上げた日本の記事のコメ欄で
「うるせぇこっち見んな関係ないだろ」は流石に酷いのではw
まあ日本は「輸出前提の防衛装備開発」もしてなきゃ過度な技術移転をしてまで売り込もうともしないので、
「完成品の輸出がない」と言われても「だからどーした。なり振り構わず必死で売り込もうとして結果このザマなのと一緒にすんな」とは思いますけどね。
正論
この件に関しては日本は指くわえて見てるしかないただの外野なんだよなぁ…
日本は輸出しようと想定してないので、立場が全然違うよ
基本的な現状ぐらい学んでくれ
しつこい。
早く半島にお帰りくださいw
兵役逃れしてる白丁に言われる筋合いは無い
日本じゃ朝日が早速防衛費削減キャンペーン始めてるけど
タイが1割削減とかいいのかね?
この混乱に乗じて蠢いてるぞ中国…
草w
タイはF-5を魔改造するので不要なんですね。
もっとも驚いた内容
>(タイ)導入済みの12機をアップグレードする
韓国にアップグレードっって概念、実際のインプリがあるって初めて知ったです。
確かに。
アメリカのT-Xの時、LMがT-50にテコ入れ何かしてたっけ?
韓国が自主的にアップデートするイメージが湧かないので。
韓国軍のT50をアップデートした話は聞きませんね。
やるとしても、たぶん、イスラエルの会社に丸投げかと。
他は、…酸素供給器にキムチのフレーバーを…。
日本もF-3開発をキャンセルないし10年延期して
休業補償の現金給付に当てるべき
それはそれ、これはこれ。
目立つところからむしり取るやり方は旨いやり方ではありませんね。
まだ本格的な開発始まっていないので、それで浮く予算なんて焼石に水な状態だよ。
給付金を十年も支給し続ける等の馬鹿げた事態になるのなら別だけど。
次期戦闘機の今年度予算は111億円だったかな。
国民一人当たりだと約88円ですね。
エンジンやレーダー開発費も別枠で計上されてるので全部中止にすれば結構が額になる
関連の研究事業費が約320億円だから、次期戦闘機の開発予算との合計で国民一人当たり約342円。
>結構が額になる
その額とやらは?
国民一人当たりに換算にして幾らになる?
釣りでなければ、きちんと根拠を示すべきでは?
お宅もインドネシアに逃げられて価格高騰必至のKFXを止めたら?
そういう方法もありますね。10年待つ間の構造披露に起因する事故はすべてあなたが責任持つと言うならばいいんじゃないですか。
軍用航空機の売り物はC-2、P-1、US-2等々けっこうあるだろ?>日本
レーダーもそんなこと言ってたらフィリピンに売れた
まぁこっちもコロナ禍でキャンセルされるかもだが
ライセンス生産品の中古も含めていいなら(韓国だってドイツの209型を輸出してるし)川崎P-3Cも日本の軍用機の「売り物」だな
こっちもあちこちから引き合いが強い
軍事費削減で新造機を調達する余裕のなくなった国が増えればこっちの引き合いは増えるかもしれん
引退したばかりのF-4もリストに加えましょう。
しっかり整備されているので売れると思います。
特にエンジンは需要を見込めるのではないでしょうか。
T-50(FA-50も)さえ売れなくなってしまうなら、KFKの輸出など星を掴む様な話になりましたな
日本に倍値で売りつけよう
徴用工補償費減額の条件として