米国関連

ウクライナのF-16導入、パイロット養成が機体の提供数に追いついていない

Politicoは5日「ウクライナが現在の訓練ペースで1個飛行隊分の編成を終えるのは2025年末頃になり、F-16の提供数に対してパイロット養成が追いついていない」と報じており、米国はウクライナが要請した訓練強化について「これ以上の受け入れ余裕はない」と回答したらしい。

参考:Ukraine frustrated with US over F-16 pilot training

Politicoの報道が事実なら「一般的な機体とパイロットの構成数」で1個飛行隊を編成するのは無理なのかもしれない

Politicoは5日「ウクライナが現在の訓練ペースで1個飛行隊分の編成を終えるのは2025年末頃になり、F-16の提供数に対してウクライナ人パイロット養成が追いついていない」と報じており、この話の主要部分を要約すると以下通りになる。

出典:U.S. Air Force photo by Master Sgt. Tristan McIntire

“ウクライナ人パイロットのF-16操縦訓練は米国とデンマークで実施中、ルーマニアでも訓練を開始する予定だが、ウクライナは「F-16の提供数に対してパイロットの訓練が追いついていない」「国内には30人ほどのパイロットが訓練開始を待っている」と訴えて「ウクライナ人パイロットの訓練を強化してほしい」と要請したものの、米国側は「これ以上の受け入れ余裕はない」と回答し、デンマークやルーマニアでも同じ問題を抱えている”

“ウクライナ人パイロットを受け入れている米国のモリス空軍州兵基地、ルーク空軍基地、サンアントニオ統合基地はF-16導入国にも訓練機会を提供しており、ここには資金を出してパイロットを送り込む国との契約分が含まれているため「直ぐにウクライナ人パイロットの受け入れ数を増やせ」と言われても難しく、ウクライナに提供できる今年の訓練機会は4枠しか残っていないらしい。デンマーク空軍もF-35Aへの移行が迫っているため2025年に訓練施設を閉鎖する予定で、今後はウクライナ人パイロットの訓練事業に参加しなくなる”

出典:U.S. Air Force photo by Senior Airman Joshua Hoskins

“ルーマニアに開設されるNATO向けのF-16訓練センターはルーマニアが施設と資金を提供し、オランダが複座型のF-16Dを提供し、ロッキード・マーティンなどの請負業者が訓練センターの運営を行い、まもなくウクライナ人パイロット8名の訓練を開始する予定だが、こちらも資金を出してパイロットを送り込む国との契約分があるため「追加パイロットの受け入れ」は難しく、関係者の話によれば2024年末まで操縦訓練を終えるウクライナ人パイロットの数は約20名らしい”

“20機で編成される1個飛行隊には40名のパイロットが必要なので、ウクライナが現在の訓練ペースで1個飛行隊分の編成を終えるのは2025年末頃になり、F-16の提供数に対してウクライナ人パイロットの養成が追いついていない状況だ”

出典:U.S. Air Force photo/Samuel King Jr.

デンマーク、オランダ、ノルウェー、ベルギーが提供するF-16が2025年末までに何機になるのか不明だが、少なくともオランダは「24機の機体提供に向けて準備を始めた」と言っているため、Politicoの報道が事実なら「一般的な機体とパイロットの構成数」で1個飛行隊を編成するのは無理なのかもしれない。

西側諸国では訓練機材が老朽化しているため提供できる飛行時間が減少し「パイロットの訓練待ち」が発生している状況で、そもそも自国のニーズの合わせたリソースしか持っていないため、ウクライナ人パイロットの受け入れ数を増やして欲しいと言われても直ぐに対応するのは難しく、これ以上の受け入れは関係国の安全保障を損なう可能性がある。

出典:U.S. Air National Guard photo by Tech. Sgt. Hollie A. Hansen/Released

因みにPoliticoは「ウクライナはF-16が到着すれば前線でロシア軍を押し戻すのに役立つと主張しているが、米国はF-16が戦場の形勢を一変させるとは考えていない」「ウクライナはロシア軍のミサイル攻撃阻止にF-16を使用するつもりで、これには米国やNATO加盟国が保有するAIM-120が必要になるものの、多くの国は備蓄分が減ることを懸念してAIM-120提供を躊躇している。同盟国間では誰が何発提供出来るのか検討中だ」とも報じている。

追記:米国がロシア領内の攻撃にF-16の使用を承認したという情報が出回っているが、これは「バイデン大統領が米国製兵器を使用したロシア領内の攻撃を許可した」という報道を拡大解釈しているだけで、米国政府は「ロシア領内の攻撃にF-16を使用してもよい」とは一言も言及しておらず、主要メディアの報道で確認されているのはHIMARSで運用するGMLRSだけだ。

一部のF-16提供国が「ロシア領内の攻撃に使用してもよい」と言及しているものの搭載兵器の大半は米国製なので、結局のところ米国の承認なしにF-16をロシア領内の攻撃には使用できないだろうし、もしF-16の使用を認めるならメディア(管理人も含む)が大騒ぎするはずだ。

関連記事:米国はGMLRSによるロシア領内の攻撃を許可、ATACMSの使用は不許可
関連記事:デンマーク外相、F-16によるロシア領内の攻撃は戦争ルールの範囲内
関連記事:ベルギーがウクライナへのF-16提供を表明、2028年までに30機提供

 

※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Senior Master Sgt. Glen Flanagan

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コメント

    • もへもへ
    • 2024年 6月 06日

    実際問題、許可されてなくても使ってしまえばなし崩し的に容認されるでしょ。

    今更ウクライナ支援やめるなんて政治的に不可能なんだから、ウクライナが何をしようが容認する以外出来ないでしょ。
    西側支援国は。

    25
      • paxai
      • 2024年 6月 06日

      借金はあるていどの額を超えると借りた側のほうが立場が強くなるに近い感じがするねえ。

      48
      • ふむ
      • 2024年 6月 06日

      実際、石油施設への攻撃も苦言は呈しても実効的な制裁できないので全く止められてませんからね…

      17
      • 匿名
      • 2024年 6月 06日

      確かに政治的にウクライナ支援を打ち切る事が出来ませんので要望を叶える他ないでしょうが、「供給出来ない事由」という外交的婉曲表現で、本当に必要なものを与えない事は出来ますね。
      我ながら偏見が入っているとは自覚していますが、ウクライナ側の戦争目標を叶えるリソースを供給出来ていないのは事実でしょう。

      21
      • 名無し
      • 2024年 6月 06日

      アフガン見ても分かるように、損切りする時は早いよ、アメリカ。
      ウクライナ程度にそこまでの価値ないし。

      21
        • 戦略眼
        • 2024年 6月 07日

        トランプがお膳立てしたから。

        2
          • 通りがかりさん
          • 2024年 6月 07日

          お膳立てがあったのにね。

      • nachteule
      • 2024年 6月 07日

       流石に使ってしまえばなし崩し的に許可する事になる事はない国と国との約束事を何だと思っているのか?それで生じた問題をウクライナがケツふくならいくらでもやればいい。
       弱者だからって何しても許される訳でもないし、約束破った瞬間にFー16がキルスイッチで使えなくなる可能性すらあると思うし搭載兵器も渡さない事だって出来る。

       ウクライナ支援を辞める事なんて出来ないとは言うが、どんな理由があれアフガンみたいに散々支援してきた国を切り捨てた事がある以上は安心材料なんて無いとしか。
       ロシアが経済的にも戦力的にも追い詰められているとか喜んで居る人いるけど、行く所まで行って通常戦力に限界来て残された手段は核しかありませんじゃマトモな交渉も戦いもあったもんじゃ無い。限界まで追い詰めて良い国はトップが損害を嫌いジョーカーを持っていない国ぐらいなもん。

      5
    • 58式素人
    • 2024年 6月 06日

    先日の記事であった、グリペン導入の一時停止を解除しては。
    訓練施設の定員が不足なのでしょう。
    先に、グリペン想定で訓練をして、必要ならばF16に転換訓練をしても良いのでは。
    同じ西側兵器なので、運用は米軍のそれと似通っていると想像します。
    訓練過程も、おそらく、途中までは同じなのでは?。

    3
      • 匿名希望係
      • 2024年 6月 06日

      ポーランドが求めているのは、直接戦闘機に乗る空自で言うなら戦闘機操縦課程(F-16)だと思われる。
      何で役に立たないかと

      6
        • 58式素人
        • 2024年 6月 06日

        ポーランド・・?。
        どうなのでしょう。
        現在訓練中のパイロットは、英語教育から始まったとか。
        彼らは、現役のMig/Suのパイロットであるそうですが。
        であれば、F16の実機に乗るより前に、
        する事がたくさんありそうな気がします。
        素人が以前に聞いた話で申し訳ないですが、空自でも、
        パイロットは任務中には英語を使っていると聞いたことがあります。

        2
          • 匿名希望係
          • 2024年 6月 07日

          ウクライナだった(汗)

          1
    • かませ
    • 2024年 6月 06日

    F16はこれまでsu24が担ってきた戦闘爆撃機としての役割を果たすと思っていましたがミサイルの迎撃任務に使うのですね
    確かにこれならばロシア軍機の脅威からは離れた距離から活躍出来そうです。
    こちらのサイトで近頃パトリオット弾薬の不足が記事になっていますがAIM120も相当カツカツでしょうね
    nasamsとF16両方の需要を満たすほどの備蓄はどこの国も提供出来ないのでは

    13
      • 阿呆
      • 2024年 6月 06日

      F-16が制空戦闘を目的として運用してもF-15のライバルの比較的新しいスホーイがポンコツのF-16と空対空戦闘で一方的に発見迎撃するイメージしか浮かばないのだが。

      15
    • ポンジスキー
    • 2024年 6月 06日

    F-16の機数が何機かという話は大事なのでしょうが、もっと重要なのは同期間にロシアが航空戦力を拡大する事は間違いなく、戦闘機の数も増える、という事ではないでしょうか?
    戦力は相対的なものなので、ウクライナ空軍とロシア空軍の戦力差は2025年末には現状よりも開いてるでしょう。
    やはりどう考えてもF-16はゲームチェンジャーにはなり得そうもありません。

    30
      • NHG
      • 2024年 6月 06日

      どうなんだろうね
      戦闘機は戦車や装甲車のように簡単に増産できるものじゃないうえ、第四世代を上回るはずのSu-57は戦争前から量産できてないから、おそらく今の圧倒的な戦力差が縮むことはあっても広がることはなさそうだけど

      13
        • ポンジスキー
        • 2024年 6月 06日

        Su-57の量産はそんなに進まないでしょうし、ロシアも積極的に生産しようという姿勢は見受けられませんね。
        現在注力しているのは確実に戦力になるSu-35で、年間30~40機以上の生産が見込まれています。
        (武器輸入の見返りとはいえ)イランにも供給されてますし、パイロットの育成も生産見込みに合わせて拡大してる筈でしょうから、戦力差が縮むのは大量の損失が無い限り起こらないかと思われます。

        24
        • Easy
        • 2024年 6月 06日

        この記事を信用するとして。
        となると,1年半後の2025年末にウクライナが配備可能なのはF-16AM/BMが20機。
        今、Su-57の生産がなかなか軌道に乗らず、月産1機程度のスローペースだそうですので、1年半後に約20機ですね。
        20機のF-16で20機のSu-57に挑む。ゲームなら難易度HELLって感じですね。

        22
          • NHG
          • 2024年 6月 06日

          Su-57が月1というのはほんまかいな
          Su-34の年30~40というのも

          もちろん新規生産がゼロなんていうつもりはないけど、古い機体の更新やら運用するためのバックボーンの制限やら(海外輸出?)で実際の(ウクライナ方面の)航空戦力はそれほど増えないと思う

          >>「阿保」さん
          F-16がSu-34とガチの空中戦!!なんて思ってるわけじゃなく、お互い牽制しあって動けなくなったらゴールなので
          まあ、記事にあるように長距離対空ミサイルが十分に供給されるのかとか、飛行中の戦闘機の撃墜に許可が必要なのかとか不透明なところは多いけど、ウクライナ軍に対抗機がいない現状が変わらないと話にならない

          8
          • Su-57が月産1機なのは妥当な数字だと思う。けどSu-34は生産してるものの年数機程度ではなかろうか。
            ただSu-35Sは生産好調みたいな表現されてるし今年に入ってイランに引き渡しされてるから相当ハイペースだろうなと。

            来年の事を語るならSu-57との戦いは考えておく必要はあるだろうねえ。逆にロシアが来年も出してこないならそりゃナメプされてるって事だ。

            1
              • NHG
              • 2024年 6月 07日

              海外出荷分と国内配備分の生産バランスってどうなってるんだろという疑問がある
              先月あたりにインドかエジプト向けに生産されている戦車(高性能より)の写真をみたけど、それがウクライナ戦線に大量投入されてるわけでもなく海外にも出荷できてる=自国向けにも納入されてるってわけでもなさそうな気がしてる

              あと記憶はおぼろげだけどJSFさんが戦闘機を本格的に使うには24か27機は必要と言ってたはずだから、来年配備できるSu-57を多めの30機程度と見積もっても本格運用しないんじゃないかなという感じ(敵地に近づけば近づくほど損失の可能性が高まるから余裕が欲しい)
              むろんSu-57がステルス性を活かしてSEADやらDEADをやりだしたら悪夢でしかないけど機体性能含め未知数すぎる

              2
            • paxai
            • 2024年 6月 06日

            Набирая высоту: какие самолеты пополнили ВКС России в уходящем году
            Военно-космические силы получили десятки современных самолетов разных типов
            Дмитрий Корнев

            これを参考にするなら「Su-57が月1」ってのはマジっぽい。
            Su-34は恐らく年数機程度だがSu-35はそれなりに多いように思う。各種合計したら年30ぐらいにはなってそう。

            13
              • NHG
              • 2024年 6月 07日

              どもども
              合計30というのは意外性がなく妥当な気がしますね
              地上兵器の高性能部品不足(地上兵器はもともと西側のパーツが多かったとはいえ、同等品の新規開発・量産が車体の生産に追いついてない)を考えると、戦闘機という高級品が戦争だからと急速に生産スピード上げられるのかという疑問が

              1
        • 阿呆
        • 2024年 6月 06日

        トップガンマーヴェリックの見過ぎ。
        又はニューヨークタイムズ等の馬鹿記事の見過ぎ。

        19
          • MarkⅡ
          • 2024年 6月 07日

          なんか想像以上に訓練スピード遅いし人数も少ない・・・
          ネットで騒がれてたからこの10倍は人数居るかと思ってた、機体に対しパイロットを1.5人ぐらいつけるのが普通だし、これから供与数伸びるならまったく足りないじゃん

          8
    • たむごん
    • 2024年 6月 06日

    欧米が、ウクライナ支援をどの程度までやるのか、整理していけば見えてくる部分があると思うんですよね。

    基本的に自国民が血を流したり、多大な財政負担を直接負うような事は、新規にやりにくいだろうなと。

    どこまで行っても、他国の話で、民族や文化宗教に共通のルーツがないですからね。

    10
      • あるまじろ
      • 2024年 6月 06日

      ちなみにそんな国が日本の同盟国でケツ持ちであるという事実。

      中露の下に入るのも嫌だけどさぁ
      こう、もうちょっとなんとかならんのかコレ

      10
        • たむごん
        • 2024年 6月 07日

        仰る通りです。

        米軍が矛、日本が盾みたいな話が、国会で真面目に議論されてましからね。

        ウクライナ戦争の結果論ですが、妄想だったんだと認識されただろうなと。

        5
    • jimama
    • 2024年 6月 06日

    何度目か分からんけど

    今更そんなこと言い出すな――!!!!

    >>2025年に訓練施設を閉鎖する予定
    これなんて受け入れのはるか前からわかっとったことだろ?
    なんで受け入れた?
    アメリカ他の状況にしてもやる前からわかってたのに何で安請け合いしちゃうかなあ
    きちんとこう支援を指揮というか管理してる人間はいないのか?

    30
    • MK
    • 2024年 6月 06日

    ここの2020.8.26の記事でも、AIM120は1億、対レーダーミサイルに至っては7億近い事書いてありますね。
    周りの国おいそれと出せないでしょう。パイロット育成もですが無理がありすぎる感じがします。新しい航空機の導入ってホントに大変な作業なんだと実感します。

    17
    • 神崎悟
    • 2024年 6月 06日

    パイロットなんてその辺の航空学生に外泊許可証と騙してサインさせれば余裕ですよ

    28
      • 88
      • 2024年 6月 06日

      そのネタわかる人、意外と少ない疑惑が

      47
        • TKT
        • 2024年 6月 06日

        しかしまあウクライナ軍の強制徴兵なんて実際そんな感じらしいですからねえ。

        ギリシャの基地でラウンデルはんが部隊の再編成、キムはかわいいので死なせたくない・・・、セラ、ウォーレン、ミッキー、グレッグ・・、・・・しかし今のウクライナ軍は給料不払いや中抜きが普通になっているので、傭兵は集まらないでしょう。嫌がる奴を無理やり乗せても訓練途中にF-16に乗ったまま亡命するかもしれないし・・。

        2
      • Natto
      • 2024年 6月 06日

      素人じゃなくて元パイロットや元整備士は駄目なのかね?
      歩兵で他国の元兵士が参加するのは良くてパイロットが駄目な理由が分からない。

      1
        • 舎人
        • 2024年 6月 07日

        パイロットは貴重なのでいくらでも替えのきく歩兵と同列には語れないでしょう。
        退役パイロットについてはその国の貴重なスペアでもあるのでそう簡単にウクライナへの渡航許可が出ないと思います。

        あと、そもそもウクライナに行きたいパイロットがどれだけいるかでしょう。今の戦況では誰か行けばいいのにとは思っても自分が行こうとはなかなか思わないでしょう。空軍基地もパイロットの宿舎も狙われているのは明らかですし。

        5
      • イーロンマスク
      • 2024年 6月 06日

      なぜかNATO式の訓練済みのパイロットが義勇兵として現れるのは規定事項だろうけれども

      6
      • Natto
      • 2024年 6月 06日

      元パイロットや元整備兵は義勇兵で駄目なんかな?
      外国人義勇兵は歩兵どまりなのかな。

      1
    • 戦闘機
    • 2024年 6月 06日

    デンマーク、オランダ、ノルウェー、ベルギー各国のF-16は、F-16AM\BM相当でノルウェーが全機退役済みで74機、ベルギーが160機、オランダが213機、デンマークが67機保有してるので初期のA/Bの改良型ですが結構有りますからね。

    2
      • Easy
      • 2024年 6月 06日

      日本ですら戦闘機の経年劣化に伴う共食い整備で公称配備数の半分も実際には飛べないという有様なのに、退役した機体の中で満足に飛べるのは一体何割だろうか、という問題が。
      正直、戦力化出来るのは2割と見たほうが良いでしょうね。

      26
        • 戦闘機
        • 2024年 6月 06日

        確か元々、ノルウェーの機体は他国に売る準備してましたし、他の国もF-35が納入が入った分の余剰機体の放出品で、いまだに生産されてる機体なんで、パーツ類も潤沢にある分共喰い整備も気にせずに普通に運用できるんでは無いでしょうか?

        1
          • Easy
          • 2024年 6月 07日

          同じような触れ込みで.鳴り物入りで導入されたレオパルド2が稼働率50%の悲惨な有様でしたからね・・・
          それでも陸戦兵器なら少々のマイナーな故障は運用でカバーして戦力化出来ますが。航空機はそういうわけにも行かないでしょうから、戦力化できる比率はさらに下がると見込んでおくべきかなと。

          2
        • たむごん
        • 2024年 6月 06日

        仰る通り、空自もボロボロですからね…。

        旧式F16ですが、部品も含めて、実際はどの程度準備できるのでしょうね?具体的な数字が、何もでてこないなと(自分が見落としているのかもしれませんが…)。

        5
        • MarkⅡ
        • 2024年 6月 07日

        オタの中じゃ空自って未だに稼働率90%越えの精鋭なんですけどね(5年ぐらいまでは自分もそう思ってた)

        9
        • バーナーキング
        • 2024年 6月 07日

        稼働率の低下の原因は予算不足による部品の欠乏と言われてますので「退役後の機体」の話とは関係ないのでは。
        てか防衛費が20年以上実質減り続けた2022年までと、やっと予算増が始まった去年や今年とでは整備状況はかなり違うんじゃないですかね。
        例えば今年は部品の調達と整備だけで予算2兆円以上が確保されてます。弾薬や改修費用とは別で。
        諸々のリードタイムもありますので即座に劇的に、とはいかずとも確実に改善はしてそうに思います。
        (どこぞのK谷さんは「それでも稼働率は改善しない」と力説してましたがその中身は例によって思い込みと自己矛盾の塊でした。)

        10
    • 名無し
    • 2024年 6月 06日

    以前ここで何度か取り上げられてたけど、AN/APG-68搭載のF-16では巡航ミサイルの迎撃能力は無いって米軍の高官が言ってなかったっけ?
    AN/APG80を搭載してソフトウェアもアップグレードしてミサイルの対処能力を獲得できるって話だったような?

    11
    • つぐみ
    • 2024年 6月 06日

    欧米諸国もウクライナもやれることは取り敢えずやってるけど、使える手札も少なくなってきてF16以上のものは核兵器くらいしか無いんじゃないの?

    ウクライナはF16に最後の希望を託してるようだけど、これで戦況が大きく変わることがないと気付けばいよいよ和平交渉に目を向けざるを得なくなる気もする

    14
      • ななしびと
      • 2024年 6月 06日

      ザルジニーも総司令官時代に「F-16が来たから変わるということはない」って断言してますからね。
      その上でパイロットが全然足りないとなると……F-16期待論の虚しさばかりが

      9
    • 納豆
    • 2024年 6月 06日

    勝手な妄想ですが
    ウクライナ領空内・勢力圏内のみの作戦行動なら、隠れ義勇兵的にNATOのパイロットランプが・・・。
    みたいな事は出来ないでしょうか。
    撃墜脱出でも、捕虜にはならないでしょうし、朝鮮戦争時のミグ ソ連パイロット的な(公然の秘密)。
    パイロット数の問題だけなら、NATOのやる気次第で。
    (願望)
    まぁ、しないし、出来ないでしょうけど…。

    1
    • 名無し
    • 2024年 6月 06日

    30年前の旧式機がさも良さげに語られる意味が分からん。
    どれも老朽化してる上に時代遅れやろ。

    16
      • MarkⅡ
      • 2024年 6月 07日

      一部界隈だと最新のV型にアップデートされるというソース不明の噂が飛び交ってるんですよね・・・
      アメリカはもうV型しか製造してない、ウクライナに渡されるのは当然アメリカで改修される → じゃあV型しかないね

      普通にイミフ過ぎて、、、そもそもAIM-120渡してくれるんですかね

      9
      • 匿名希望係
      • 2024年 6月 07日

      一応初期のBLOCK50/52相当だから対抗は出来るとは思うよ。

      1
    • Mr.R
    • 2024年 6月 06日

    記事と関係なくて恐縮なんですが、ここ何日かドニプロ側の島で火災反応が起きてるのが気になるんですよね……
    座標は47.54959,35.20759付近、ザポリージャから直線距離で南に25キロといった所でしょうか。
    一応前線に近いのでどっちかがこっそり拠点作ってたんですかね?

    4
    • たら
    • 2024年 6月 06日

    航空機とパイロットのコスト、有限性を考えると有人飛行機を主とする空軍は持続可能性がかなり低くなりそうですね。

    1
    • 納豆
    • 2024年 6月 06日

    勝手な妄想ですが。
    機体が有りパイロットの不足だけなら、義勇兵という事でNATOから派遣してもらえれば?
    朝鮮戦争のミグ(ソ連パイロット)やフライングタイガー(ヤンキーパイロット)然り、公然の事実ですし・・・。
    領空内で支配地域内、限定作戦なら、パラ降下しても捕虜にならず、バレないかも。

    • れんちゃ
    • 2024年 6月 07日

    ウクライナ側はそれでもやってやれない事はないと引き渡しに前向きな様ですね。そして、もう一つの手段として経験済の退役パイロットを雇い入れるという事もありえる話とも。
    ただ、情勢次第によっては…越境してのエアカバーを与えるみたいな話になる可能性もあります。ロシアが選挙介入を派手にやり続ける場合は欧州側がガチギレしてくる懸念もあるのだそうで。
    既に兵器運用の許可拡大でもそうした動きも見られていますよね。要は話がどう転がるのかですね。
    そもそもですが、最初はF-16提供なんか不可能だったとされていた筈です。何事も展開次第って事なのでしょう。

    1
    • ナノ猫
    • 2024年 6月 07日

    今日のニュースですが
    France to provide Ukraine with Mirage 2000-5 fighter jets and train pilots, French President states
    フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、キエフとの新たな協力の一環として、数機のフランス製ミラージュ2000-5戦闘機をウクライナに移送し、追加のウクライナ軍人を訓練すると発表した。

    ウクライナはF16の整備だけでも大変そうなのに、ミラージュのメンテまで手が回るのでしょうか。

    3
      • たむごん
      • 2024年 6月 07日

      仰る通りです。

      そもそも、ダッソー社が交換部品製造してたり、フランス軍が交換部品まだあるんでしょうかね?

      ラファールなら、まだありそうですが…

      3
        • 匿名希望係
        • 2024年 6月 07日

        つ 他のミラージュ2000の共食い

        1
          • たむごん
          • 2024年 6月 07日

          材料強度・耐用年数との戦いになりそうですね…

          他国のものを買い戻せたら、もう少し違うかったのでしょうが厳しそうですね。

          (2024.04.20 フランス、ウクライナ提供を検討していたミラージュ2000のモロッコ譲渡に同意 航空万能論)

    • パチパチ艦隊
    • 2024年 6月 08日

    本筋とは関係ないが、管理人氏が、自身がメディアであるという認識を持っていることに驚いた
    「メディア(管理人も含む)」
    宇侵攻より随分昔から読者だが、自身をメディアと認識したのは初めてじゃないかな
    メディア意識の芽生えというのは非常に興味深い

      • れんちゃ
      • 2024年 6月 08日

      インターネットで検索網が広がった時代は検索の候補に挙がる事で多くの人がメディア性を持つ様になってるんだよね。
      彼が自分をメディアだと思いこんでるというよりも、メディアリテラシーとしての責任を自覚するべきだと認識している話だと思うかな。そこらへんで政治的中立性を意識したコメントをされてるんだと思います。

      局地的な村落単位での話をちょっと大げさにしてしまうってのはあるっちゃあるけども、まあそこらはロシアの話を出来るだけそのまま伝えてるって面もあるから…多少タイトルで稼いでる面もあるかも知れないけどもね。
      詳しくない人が見てるともうウクライナはおしまいだ!ロシアがウクライナの大半を制圧してしまったんじゃないか?と誤解を受けるかも知れないかな…そこらでちょっと曲解を受けてる面もあるかも知れない。本人はそんなつもりはないと思うんだけども、戦況に詳しい系の人と一般人は情報の受け取り方がどうしてもズレるからね。

      2
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