ロシア軍の粗末なベースキャンプを案内したウクライナ軍将校は「連中は兵士を人間扱いしていない、ロシア軍にとって兵士は大砲の餌であり消耗品だ。ロシア軍の戦術は質ではなく量で勝負した中世のものに似ている」と述べている。
参考:An abandoned Russian military camp in a forest near Kyiv reveals horrors of the invasion
連中は兵士を人間扱いしていない、ロシア軍にとって兵士は大砲の餌であり消耗品
キーウを目指してドニエプル川西岸を南下してきたロシア軍部隊はホストーメリ空港から約4km離れた森林の中に広大なベースキャンプを設営、ここで約6,000人のロシア軍兵士が約1ヶ月間暮らしていたとウクライナ軍は米CNNに説明しており、現地には有り合わせの材料で作られたロシア人の住処がそのまま残されている。
ここ案内したウクライナ軍将校は米CNNに対して「連中は兵士を人間扱いしていない、ロシア軍にとって兵士は大砲の餌であり消耗品だ。ロシア軍の戦術は質ではなく量で勝負した中世のものに似ている」と述べており、ロシア人はきちんとした装備を与えられることなく戦場に放り込まれ、氷点下12度まで気温が下がるなか森林の木々で作った住処で約1ヶ月間も戦わされたのだから士気が低下するのも頷ける。
まぁロシア人の創意工夫が凝らされた住処は撤退直後から話題になっていたので今更感はあるが、根本的に兵士を人間扱いしないというのが良くも悪くもロシア軍の特徴であり、もし米軍並な待遇を一人ひとりの兵士に保証すればやっていけないのだろう。
※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
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>ロシア軍の戦術は質ではなく量で勝負した中世のものに似ている
まるで成長していない
補給は現地調達、略奪凌辱殺人は兵士の特典で
無線・指揮系統がまともに無いとか、まんま中世軍隊だな
湾岸戦争での米兵の待遇はかなりのものだったという話を聞いたことがある。オレンジから、果ては麦わら帽子まで輸送機にぎっしり積まれて運ばれてきたらしい。
寒い東欧で戦争という究極のストレスを受けるのだから、暖かい寝床と食事は本来必須ともいえると思う。そりゃ嫌になるよな・・・
アメリカ空軍は基本的に滑走路から遠い物から持ち込んで最後に戦闘機を持ち込む。
当たりあえと言えば当たり前の話で戦闘機が降りてCAPを開始するには整備が必要で場所、部品、人材がいるし、仕事するには…となるから、笑い話で最初に持ち込むのはアイスクリーム製造機と言われていたからな。
ソビエト時代含めロシア兵が残虐なのは、自身も人間扱いされていないからなんですな…
いやまぁ、先の大戦まではそういう軍隊は珍しくもなかったのかも知れないけど、21世紀の今になってこの有様を見せつけられると流石に引くと言うか。
80年前から一切進歩のない人権感覚には驚くが、それも当然なのかも知れない。なにせ、ロシア人のアイデンティティは80年前にナチスを打ち倒したソビエト・ロシアにあるのだから。
となるとやはり、ロシアを今のままの地位に留めておく事は出来ない。でないとロシアは永遠に変わらない。それはロシア人自身にとっても不幸なことだ。
まぁ外国の立場から啓蒙云々するのが傲慢なのは分かっちゃいるけど…
ですからシベリア抑留日本人の問題に、ロシアはピンとこないんですよ、
捕虜を労役で酷使して何が悪いの、みんなと同じだよ?
まさに核とミサイルを持ってるだけの中世封建制度、それがロシア
シベリアで食事の悪さに抗議に行ったら看守も同じものを食べていた話もありますね。
ロシアを擁護するつもりは無いけど、「イワンの戦争」という大祖国戦争を戦った赤軍兵士の記録を読むと良いですよ。
非人道的行為が横行していたけど、彼らも望まない戦争に駆り出されていたことが分かります。
望まない戦争に駆り出されたからと言って捕虜、市民に非人道行為をしてもいいという話ではない。
そこにウソ偽りはないよ、万国共通、まともな市民にとって戦争は迷惑でしかないから
みんな嫌々でも銃をとらざるを得なかった、が、人前ではしばしば勇ましい建前を語るのはアレクシェービッチが多くの元女性兵士らに聞き書きした印象として、指摘してる
ソ連軍から何も進歩していない……。そら士気も上がらないわけだわ。
問題はこの消耗しきった戦力をほとんど回復させることなく東部戦線に投入して
果たしてどれだけの戦力になるのかということだ。
ウクライナ軍5万に対して20万以上で包囲したと言われているが、
そのうち何割がまともな戦力として機能するのだろうか?
1人1殺の相打ち前提なら足りるんじゃないかな、
生き残れば民間人に好き放題して良いという、いつものロシア方式
西側「ドローンは消耗品です」
ロシア「ドローン(人間)は消耗品です」
木と壕で作られた写真を見て、塹壕線と居住区画ならこんなものだし普通と思ったんだが、そうですらない模様
最近、海外のテレビ局がウクライナ軍の手掘りの塹壕を度々取材してるの見たけど大して変わらないと思う
ていうかウクライナ軍も氷点下の塹壕をどうやって乗り切っていたのか謎・・
塹壕以外の野営地らしきものがろくに無いので、氷点下環境で数週間こんな環境って事かと
防寒着の予備もまったく見当たらないし、防寒対策がほとんどなかったのは本当だったぽい
そんな状況で食料・水も最小限って、戦闘の前に部隊壊滅しかねない気がする
元々長く戦うと想定してないしな
米軍基準だと最前線じゃないならいいところに住めそうだけど
世界的にみるとそうじゃない国の軍隊のほうが多い気もする
この調子だと旧ソ連の構成国がみんな脱露したがってる理由に気づくことは無いんだろうな
こいつらですらチェルノブイリで塹壕掘りやらされてた連中に比べたらはるかに良い環境で生活できていたんだよなあ
そう言えば、そうだった!
チェルノブイリで塹壕掘りをやらされていた奴等は原発事故の際に被爆した森の木等を埋めた土を掘ったせいで放射線に被爆したんでしたね。
10分の1の軍事費でアメリカに対抗しようと思えばどこかを削らなきゃいけないのはしょうがない
アメリカ兵と同じ待遇を実現しようとしたら兵力がそっくり10分の1になっちゃう訳だから
そもそもアメリカに張り合おうとしたのが間違いと言われればその通りなんだけどさ
軍隊生活のキツさは、他国の軍隊と比べるのではなく自国の庶民と比べるべきかも
明治期の旧軍が「銀シャリが食えて読み書きが学べるだけで天国だ」なんてのはよく聞く話で
アメリカや日本人には耐えられない環境でも、一人当たりGDPが100万円代のロシアの兵士からするとそこまで悪くない?
少しだけ脱線するが、先日Amazonで買った月刊PANZER2021年12月号の特集記事『現代戦車の基礎知識 ソ連・ロシア編』の冒頭では「ソ連・ロシア戦車は人命を軽視した設計」「性能は劣るが人海戦術のように数で押し切る」と言ったソ連・ロシア戦車に関する言説は不正確で曖昧な情報に基づいた乱暴な物だと指摘していたので成程と思っていたのだが、このCNNのレポートに登場したウクライナ軍将校の発言を読んで「PANZER誌の記事内容の方が誤りだったのか……」と思ってしまった。
ここ数年のミリタリー誌ではソ連・ロシア軍を再評価する記述がしばしば掲載されていて、それ関連の書籍も結構出ていたのに不憫だ……。
砲塔が吹っ飛んだ戦車をやたら見るので、ソ連・ロシアの戦車は人命軽視というのは間違いでもない気がしますね。弾が当たると弾薬が誘爆しやすいということで。
沈没したスラヴァ級は艦長が亡くなり、乗員も大半亡くなったという説がありますが、艦橋の左右にミサイルが山積みでは誘爆したらそりゃブリッジは助からないだろうと。人命重視ならああならないと思えます。
ロシアのBTR-70などの装甲車はエンジンが後ろにある関係で乗降口が後ろにはなく、上や側面にあるので乗降時に狙われやすいそうです。これも人命軽視だなぁと思ってました。
T-64以降のソ連・ロシア戦車は自動装填装置を採用している関係で砲塔内床面に回転弾倉が戦車長と砲手を取り囲む形で配置されている為、車体に被弾するかトップアタックをされるとほぼ確実に回転弾倉内の弾薬が戦車長と砲手を巻き添えにする形で誘爆しますから、どう考えたって人命軽視としか言い様が無いですね(西側戦車は自動装填装置を持つ物も含めてそうはなっていない)。
先日沈没した巡洋艦モスクワ(旧名スラヴァ)ですが、被弾時とされる写真では艦橋左右に在るP-1000対艦ミサイルのランチャーが煙で見えにくいものの無事らしく(P-1000は発射時重量が9.3tもあるので誘爆したらモスクワが消し飛んでしまう)、どうも艦橋と煙突の中間部分にネプチューン対艦ミサイルが当たった様に見えます。
恐らく被弾時に機関部が全滅して航行も火災消火も出来なくなったのだと思われますが、どうも米海軍の軍艦みたいに機関部がシフト配置になっていなかったみたいですね。
それとBTRシリーズやBMP-3のエンジンが後部に有るのは、ロシア軍が河川を渡河する為に浮上航行能力を重視している為です。装甲車輛は前部に重い装甲板が有るので後部に重いエンジンを置けば前後の浮力バランスを釣り合いが取りやすくなるからなのですが、御指摘の通り乗員の乗降時に狙い撃ちされる危険が生じます。
まあ、ビックリ箱(砲塔すっ飛び)自体はレオ2やM1でも普通に起きてはいるんですがね…🤔
絵柄的にインパクト強いからなのか、今回の戦争報道では意識的に多く取り上げられている面もあると思います
ロシア系自動装填装置が戦車にとってウイークポイントである事は否定しませんけれど
レオ2やM1のビックリ箱事例ですが、撃破写真が公開されたトルコ軍のレオ2の場合は旧式で側面の防御力が低いA4だった事も有り、側面のやや後方から撃たれたATMのメタルジェットがそのまま車体前部の弾薬庫を直撃したのが原因と見られています。
但し、この弱点は割と早い時期から認識されていた様で、現在レオ2の多くの改修タイプが側面に追加装甲を施しています。
それとM1の場合は特大のIED(榴弾砲の砲弾や航空爆弾・地雷を複数重ねた物まで有る)で撃破された場合にビックリ箱状態となる為、これに対応するべくTUSKと呼ばれる強化キットの中に対地雷用のベリーアーマーと言う増加装甲が施されています。
それに対して、T-64以降のロシア戦車は自動装填装置の構造に起因する誘爆(ビックリ箱)問題が、開発から半世紀以上経つのにレオ2やM1の様な対策が一切立てられないまま未だに続いていると言う点が問題なんですよ。
これの事ですね・・見た時の衝撃度は相当ですよ。
参考
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そして、ロシアのAPS「アリーナ」が出てこないのですけど・・謎ですね。
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ロシアが人民の扱いがくそみそなのは、ソ連の時から指導者の息子でさえ等しくくそみそだったが、前線のキャンプが地面を掘っているのは普通のことでは?
それともキャンプを掘ってある場所の立地が悪いとか、なにか悪い要素があるのだろうか。それともポイ捨てするロシア人に怒っているのだろうか。
今日の19時頃のNHKのロシア関連のニュースで、妙に古いロシアの戦車が映っていた気がするが、だれか知っている人はいるだろうか?
皿の片づけをしていてニュースをちらっと見た程度なんだが、砲のマズルがIS-2かIS-3のように見えたのだが、砲塔の形状も違うし、速度もそれなりに早かったし、何だったのか気になって……。
さすがのロシアでも現代戦でIS-3を引っ張り出してくるわけないし何だったのだろうか。
ドンバス戦争の時に、親露派が保管されていたIS-3をひっぱりだしてきて戦ってましたよ
T72が足りなくてって、また引っ張り出してきたのかも
みんな忘れてるか知らんけど露軍さんマジで2週間作戦予定でキーウ侵攻してんので後方支援もだいぶ端折って補給体制のお膳立てもほぼしてない
実際それで燃料切れ大渋滞だし前線での寝泊まり資材なんて何も無いのそりゃ侵攻先のキーウにいくらもホテルなんてあるから当然ではなかろうか
米軍のコンテナやコンクリブロックを大量に持ってくるのがチートなだけでは?米軍の後方支援は誰も真似できんだろ
チェルノブイリで塹壕を掘るのはビックリだけどな。ドローン警戒で木を伐りすぎない所とか苦労が伺える
早くスイッチブレード300と600を大量に送るんだ
うーん…
そもそも比べるのが間違いなんだろうけど、例えば、この辺とかを見てしまうと色々と雑というかねぇ
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運良く住宅地で建物を強制接収とかできれば別だけど、森林地帯で陣を構えるのなら快適な居住空間なんて無理な気がするけどね。
ロシア軍の給養が劣っているのは確かだろうが、米軍も比較的後方はともかく、イラクやアフガニスタンとかの最前線でそこまで快適だったのだろうか?
最近、このブログのコメントがロシア貶しに偏っている気がするのだが。
そうは言っても、イラクやアフガンの最前線って米軍の場合そんなに遅滞してないのでは。最近の米軍の作戦で今回ほどの長期の包囲作戦をやってるイメージがないので、前線基地の快適度を比較できるかは何とも。そもそも本来戦争なんて快適なわけないんだし。
ただ今回の案件は、ロシア兵の士気の低さがキエフを攻めきれなかった原因の一つとされるなかで、これがベースキャンプじゃあそりゃ士気はあがらんだろって納得できる内容だったという話ですから。
それに
>最近、このブログのコメントがロシア貶しに偏っている気がするのだが。
だったらもうちょっと褒められるようなことをしてくれと。ロシアの開戦の理由や戦争犯罪は貶されても当然だと思いますが。虐殺はウクライナの陰謀と言うなら結構ですが。
それらを抜きにしたって開戦してからのロシア軍の動きは失態そのもので、貶されても文句言えないくらい酷かったと思ってますが、いかがでしょうか。
>それらを抜きにしたって開戦してからのロシア軍の動きは失態そのもので、貶されても文句言えないくらい酷かったと思ってますが、いかがでしょうか。
別に貴方と言い争うつもりも無いけど、ウクライナ側の自軍に関する情報の少なさでロシアだけが酷いとは断定できないと思っていますよ。
このブログでも紹介されたウクライナ兵らしき者の捕虜に対する残虐行為も、もっと沢山の映像も出ていますしね。
キーウ攻略の失敗はロシア軍の脆弱さを明らかにしましたが、損失装備の比率を見てもウクライナ軍も相当な損害を出しているでしょうし、全戦線を見た時にロシア軍だけが貶されても文句が言えないくらい酷いとは断言できるのかな?どうでしょうか?
あなたの仰っていることは十分理解できますし、ウクライナ側に問題は無いかっていったら、そりゃあるとは思います。
ただ平野が広がっている東部を中心に機甲部隊で蹂躙する、というのを最初からしていたら、道義的にはともかく戦術的なところを貶す人はいなかったでしょう。実際現時点でのロシアの攻め方はそんなに大きな問題は見られなくて、プーチン政権側の5/9という何かの期日の影響がどう出るかが争点ですから。
しかし開戦からウクライナ北部撤退までのロシアの動きはちょっと擁護できない。下馬評はロシア圧倒的有利で、酷けりゃ開戦したら1週間でドニエプル川の東側は占領・ウクライナ政府はポーランドに亡命くらいまで言われてたのに、開けてみたらこれかよって。
要は残念ながら(いや幸運なことか?)期待に応えられなかったロシアと、期待以上の奮闘をしているウクライナの対比の問題だと思います。
そもそも貶されるようなことしかしてませんがな
>ロシア
氷点下10度以下の気候で、あのような粗末なところで一カ月近く生活…
凍傷や塹壕足で手足を失った兵士がどれだけいることやら(-_-;)