ベラルーシ人志願者で構成された「カストゥーシュ・カリノーウスキ大隊」が発足、ロシア軍と戦うためウクライナ軍に加わり「自由のため命を捧げる」とベラルーシ語で宣誓の誓いを立てた。
参考:Белорусский батальон вошел в состав Вооруженных сил
この小さな一歩はベラルーシに大きなうねりをもたらすだろうか?
ベラルーシ人の義勇兵は先週「ウクライナの運命だけでなくベラルーシの未来も決まろうとしている。ベラルーシの政治家はキエフで正義の側につくことアピールしてほしい。ここで団結することで世界とベラルーシ国民に『我々はルカシェンコの独裁を倒す用意がある」と示すことができるだろう。これを一刻も早く実現するためには今こそ決定的な行動が求められる」と声明を発表して注目を集めていたが、遂にベラルーシ人志願者で構成された「カストゥス・カリノフスキー大隊」が正式に発足。
部隊の名称は現在のウクライナとロシアの一部、ポーランド、リトアニア、ベラルーシでロシア帝国に蜂起(1月蜂起)したリーダーの一人、カストゥーシュ・カリノーウスキ氏に因んでおり、同大隊はロシア軍と戦うためウクライナ軍に加わり「自由に命を捧げる」とベラルーシ語で宣誓の誓いを立てた。
因みに宣誓が行われた3月25日は1918年にベラルーシ人民共和国が独立を宣言した日で「独立記念日(自由の日)」として祝われていたが、ルカシェンコ政権は「ドイツ人に建国された国」という理由で3月25日の意義を認めおらず、現在はルカシェンコ大統領の独裁に反対する「抗議の日」としての意味合いが強い。
ウクライナメディアはカストゥーシュ・カリノーウスキ大隊の発足について「将来、この誓いが真のベラルーシ軍の宣誓になることを確信している」と報じており、この小さな一歩はベラルーシに大きなうねりをもたらすだろうか?
追記:スームィからロシア軍の一部が自国領に向けて移動=撤退していると報じられているが、撤退している部隊の規模などは不明。
関連記事:ウクライナ陸軍がヘルソン州の集落奪還に成功、南部地域で攻勢に転じる?
関連記事:ルカシェンコ大統領、ウクライナはベラルーシ攻撃を準備していたと発表
※アイキャッチ画像の出典:Ramzan Akhmadovich KadyrovのTelegram
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これは大きいかもしれない。
供与される兵器次第ではベラルーシ発のロシア側戦力が無効化される可能性もある。
真偽は不明ですが、二日ほど前にベラルーシ軍の反乱軍がウクライナに続く線路を爆破したというニュースが出てましたね。
もしこれが本当なら、すでにロシアはベラルーシを味方と見るのは危険な域に達していると思う。
ルカシェンコも民衆の弾圧までしてなければ
西側に寝返る目があったのになぁ
プーチンと一蓮托生
民衆を弾圧しないと落選確実でしたからね。一説では支持率3パーセントなので。
プーチンのおかげで大統領になれたから頭が上がらないが、保身のために国を売ったわけで国民からは憎まれているでしょう。
民衆は弾圧できても軍は弾圧できないようで、この動きが大きくなるかもしれないですね。
ベラルーシの国民としても今回の事態はベラルーシ独裁政権へダメージを与えるのに(公的・秘密裡問わず)西側の支持や協力が得られるかもしれない絶好の機会ですからね
ウクライナが国家体制を維持した状態で停戦できれば、後背地として支援してもらいベラルーシでの反政府ゲリラ活動要員となるのでしょうね。
アエラの記事に、ジョージアから来た義勇兵の話がありました。オセチア地方の紛争のときにウクライナの義勇兵が来てくれた恩義があるのだと。
そのウクライナ義勇兵たちは『(ジョージアの)プソウ川でロシア軍を食い止めなければ、いずれドニエプル川で戦わなければならなくなる』と言ったそうです。まさにそうなったわけで。
ベラルーシ兵も「ここでロシアを食い止めなければいずれ我々の国が」という決意でやってきたのでしょう。
最近は、独裁制と自由主義が競えば、独裁制のほうが優位って論が横行してたけど、それは一見正しいようで、このように独裁制はつねに国民の不満がくすぶっていていつか炎に変わることを忘れてはならない
支配弾圧されて喜んでるような奴隷人間なんていないよ
感染症対策の件ですね
確かに流行初期において中国は強権的な対応で制圧に一応成功したものの
その実態(極端な話「”死んでも”外に出るな」を実行した)が知られるにつれ割とみんな引き気味になり
ここ最近は弊害の方が目立って誰も触れないっていう
かといって「個人の自由を尊重しろ」という思想を拗らせて、現代の姥捨山をやっちゃうニューヨーク市長みたいなのも肯定できるわけがないけど
結局バランス感覚が大事っすわ
独裁制はトップダウン型の組織になりやすく、部下も上司に忖度する情報ばかり上げるし、縦割りの弊害が大きく組織同士が疑心暗鬼で協力せず、権限が上に集中して下っ端は創意工夫の余地がない。
自由主義は権限の分散ゆえに方向性が決まらないし普段は争ってばかりなのだが、それゆえに各人きちんと考えるし意外にも危機的状況の際には一致団結する
独裁制は対外的な強さを持つように見えるが組織的脆さを抱えているように思う
それら利点欠点もまた人次第。近代以前は独裁制みたいな政権しかなかったが興亡はあったわけだし、その中には歴史に残る名君と呼ばれる人も、それを支える優秀な家臣団という存在もあったわけで。何ならプーチンだって2000年代はロシアで数少ない、話の分かる指導者だったし、チトーや朴 正煕みたいに、功罪ありつつも国をまとめ発展させた独裁者だっている。
それらに対して自由民主主義が絶対的に優れている点は、指導者を簡単に変えられる、それだけです。しかしそれが圧倒的なメリットであることは、今のロシアやベラルーシを見てれば自明でしょう。
独裁制の実情を知らない人間の幻想だね、もう少し調べてな
いまの北朝鮮も中国も同じなのは、陰で国民に言えないような悪事をやってて、その負担をけっきょく国民に押しつけることですから
反政府武装勢力の出来上がりやね
2年後のベラルーシは今のシリアになるのか?
ウクライナの戦争が終わったら
大量のジャベリンとAT4抱えてベラルーシの草原に消えるんですね・・怖い怖いw
個人的に追記の方が気になりますね。撤退といえど命令に従って行動しているのか、それとも戦線維持不可能と見て独自の判断で撤退したか。後者だとロシア軍の命令系統は本格的に瓦解しているが、プーチンが部隊を退かせるとも思えない
スムィあたりだと、この前の「第二段階」への転換に伴うドンバス方面への転戦の可能性もありますね。
いったん引いて再編してからハルキウを迂回してイジューム経由でドンバスのウクライナ軍を包囲する作戦への投入は考えられます。イジューム近辺は2週間攻防戦を繰り広げてロシア軍が押し始めたという感じですが、ウクライナ領内に突出する格好なので補給線を攻撃されると包囲のつもりが孤立する可能性もあるので増援は欲しいでしょう。
戦場は南東部に移りつつある
ロシア側の指揮官がまともなら、ヘルソンは放棄するだろうね。あそこは背後をドニエプル川となっているし、退路も橋が一本だけでかなり守りづらい
ドニエプル川南岸まで下がって、橋を挟んでにらみ合う方が合理的
キエフ北西部はかなりウクライナ側に押されていて、ロシア側は遅滞戦術を取るためなのか、守勢にでてる
ここも退路は湿地と森林だらけで車輌が通れる道路は2、3本しかない
ウクライナ側からしたら、北のロシア軍の南東部への転戦をできる限り防ぐためにも、落伍するロシア軍車輌を可能な限り捕捉する必要がある
ロシア軍はスムイをどうするつもりなんだろうね
キエフを東から包囲した戦力には、スムイ攻略していた部隊からかなり抽出していたそうだから、スムイからも撤退するかもしれない
ロシア軍の戦力もかなり消耗していて、今や南東部でも優勢を維持できるかも怪しいと思う
ロシア側はウクライナ側を2割減らしたって息巻いていたが、おそらくそれは開戦前の戦力を比較しての撃破数だろう。
今のウクライナ軍は義勇軍やら何やらで、数だけなら開戦前を遥かに上回る規模になってるし
もし、もしだよ?ロシア軍の指揮官の頭がまともじゃなかったら…
合理的な分析ですね。
まだまた予断を許さない状況が続くと見た方が良いでしょうね。
少し前に宇軍がドニエプル川沿いのウクラインカ?付近の集落を奪還したという情報が入っていた。
ここから南下するとノーバカホフカというドニエプル川南岸の街につながる橋がある。
もしかしたら先にこちらを確保してドニエプル川南岸への橋頭保にしようと考えているのかもしれない。
ロシアからしたらここはキエフやオデッサへ進軍するには不便で、ヘルソンを確保していたら尚更手薄にしている可能性もありそう。
ここを抑えればクリミアからヘルソンへの補給を断つのも、またマリウポリへ救援に向かうのも有利に運べると思うんだけど、どうだろう。
ノーバホフカのものは橋ではなくダムですね。
このダムによって水位をあげて、南岸地帯への水路を確保しています。
この水路はクリミア半島まで繋がっていますが、クリミア危機以降は、ウクライナ側はこの水路によるクリミアまでの送水をしていません。
つまり、ロシアにとってアゾフ海沿いの制圧と匹敵するほどの重要目標で、クリミア半島における水資源確保のためにも、ロシア側としては絶対に抑えておきたいダムです。
クリミアはその土地の故に水源に乏しく、ため池によってなんとか水を確保している実情です。
ケルチ海峡の橋に水道を通しているそうですが、水道が長すぎるため、水圧を維持できず、大した水量を流せないため、相変わらず万年水不足です。
とまあ、話がややそれましたが、どちらにしてもそのダムの確保をできればいいので、それより先のドニエプル川を渡る意味は、もうロシア側にはないですね。
オデッサやキエフのためには接続するハイウェイがあるため、ミクライウの確保が絶対必要だったんですが、オデッサもキエフも取りに行かないなら、ミコライウを確保する理由がない。
その通り道であるヘルソンも当然確保している理由もない、ついでに守りづらい地形してる、その上橋が一本だけな上に市街地の外れにあって、尚更守りづらいという形でしょうか
指揮所の設置にも苦労するかと思います。
なので、普通に考えればヘルソンは放棄し、川の南岸まで後退するのことが合理的である、ハズです
ただ、ロシア軍は、その合理性を欠いた行動を度重ねているのが…
ダムの隣にP47道路上の橋が並走していますね(GoogleEarthで袂に軍の検問が写っているのが興味深い)。
なるほど、確かに露軍が後退戦に入っていることを自覚していれば、ヘルソンは早々に放棄しますね。クリミアの水道事情は知らなかったです。そうなると相対的にダムの守備を固める可能性もあるわけか。
ただ、結局は露軍が合理的な判断をするのかどうかという目線で見守るしかないのがなんとも・・笑
ヘルソンを捨てると、次にどこに防衛線を引くかが問題ですね。
突破されると、ノーバホフカ方面の部隊の側面が脅かされるので。
防衛側としてみれば、隘路である橋を背にしてヘルソン市街地を障害として使い円弧状に防衛するのがよさそうですが。
まぁ、橋を落とすという手はあります。
スミーの軸はキエフを東から包囲するためですが、突出して脆弱だしスミーはなかなか占領できないしということで、キエフ攻略を諦めたなら引いたほうがいいですよね。常識的に考えれば。
ロシア軍に常識が通用するかはわかりませんが。
常識的に考えればウクライナ侵攻などしなかった。
つまり常識は通用しない。
oh…まあ冷静に考えたらそうだな
最近感じるんだが、ルカシェンコはアメリカと内通してるんじゃないだろうか?
ベラルーシ参戦間近の情報が何度も流れてるが、実際には参戦していない。
これはプーチンの圧力に抗しきれずに参戦不可避となった時点でアメリカに情報を流し、アメリカが騒ぐことで「アメリカにバレた。」と言って参戦を回避してるんじゃないだろうか?
ベラルーシ人義勇兵も参加をあえて見逃して、ロシアが負けた時に「実はウクライナを支援していた。」と言い出せるようにしているのかもしれない。
ロシアの準備不足や士気、開戦で予測される世界の反応については戦前のイエスマンか佞臣しか身近に置いてないプーチンよりよほど正しい情報を掴んでいてもおかしくないので(退役将校の会が掴んでいたと思われるように)、プーチン失脚の時の保険としてやってても不思議じゃないと思うのだが。
その可能性はゼロではないけど、単純に国内が不安定ゆえに出したくても出せないっていう話の方が蓋然性高いかと
あと、ルカシェンコはまだ客観的に見えてるので負け戦なのが見えてるのはありそう
どちらにせよ、西側からの工作が無いと考えるのも馬鹿げてるけど、政策決定に影響するレベルではないと個人的には思うよ
ベラルーシの病院に担ぎ込まれたロシア兵から前線の情報聞かされて
世界で一番、ロシア軍に付いて行ったらヤバイと思ってる大統領ではないだろうか
ナチスロシアによってウクライナの次に浄化される民族はバルトでもポーランドでもなくベラルーシ
あのお漏らし与太発表がどういうもんなのか良く分らんが、まず真実と考えた方が妥当だろう
ウクライナ軍事支援を拒否 ロシアに融和的 ハンガリー首相
当然ですが、関係が複雑だと思いました。
ハンガリーの現首相は在任12年と長くて、ずっと親露、親中路線をとってるんです。国民の半分近くがロシアに親近感を抱いているという統計があり、ドイツがああなったため欧州に残る数少ない親露国です。世界中のハンガリー系に選挙権を付与したためウクライナと揉めており(ウクライナ西部にハンガリー系がいる)、難民を受け入れたのが驚かれたくらい。ウクライナがNATOに加盟申請してもハンガリーが反対するから無理だろうと言われてました
ただハンガリーって今年選挙のはずなんですよね。それ次第でまた変わるかも
ハンガリーは本音と建前を使い分ける民族ですからね、さて、ハンガリー動乱の消えない記憶を抱える彼等の真意はどこに