ロシア軍の戦車支援戦闘車両「ターミネーター2」がセベロドネツク方面に移動、ポパスナを確保したロシア軍は予想通り北上を開始した。
ロシア軍の狙いはT1302の遮断、大きな損失を被ったドネツ川渡河を再び試みようしているという予備情報も
ロシア軍が侵攻前に国境近くへ移動させた戦車支援戦闘車両「ターミネーター2(BMPT-72)」について殆ど情報がなく、これを実戦に投入しているのかも謎だったが、ルハーンシク州内(ロシア軍支配地域)を走行してセベロドネツク方向に向かっているという報告があり、セベロドネツクやリシチャンシクを巡る攻防に投入される可能性が浮上してきた。
📽️Russian BMPT Terminators on the move in the direction of Sievierodonetsk, #Luhansk Oblast #UkraineRussiaWar pic.twitter.com/lqSe8JBYFp
— MilitaryLand.net (@Militarylandnet) May 15, 2022
仮にターミネーター2が投入されたところで戦線全体の問題が改善したり、停滞している作戦が前に進み始めるという訳では無いが、単純に戦車支援戦闘車両という独特なコンセプト(歩兵の代わりに戦車を守る)が実戦で役に立つのか個人的に気になるので何らかの続報に期待したいところだ。
因みにポパスナを確保したロシア軍は予想通り北上を開始してOleksandropillia郊外まで進出、リシチャンシクに接続する幹線道路「T1302」の遮断を狙っているらしい。
ウクライナ軍もイジュームに対する本格的に反攻(砲撃)を強化、一部のロシア軍部隊がポジションを攻勢→防御に変更しているという報告があるものの詳細は不明で、大きな損失を被ったドネツ川渡河を再び試みようしているという予備情報もある。
関連記事:米メディア、ロシア軍はキーウと同様にハルキウからの撤退を開始か?
※アイキャッチ画像の出典:Vitaly V. Kuzmin / CC BY-SA 4.0
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ついにターミネーターが戦場に投入されたのか…
早くスカイネット破壊しなきゃ
投入が遅過ぎる。
ロシアは、今回の戦争でやるべき事をやらなさ過ぎる。
歩兵の代わり?
どっちかというと戦車の身代わり じゃないの?
対戦車火器はオレが惹きつける、的な。
本来任務ではない無理運用で犬死する未来しか見えない。。。
戦車の本来任務としては敵歩兵防御線の蹂躙とかもあったと思うのだけど、現状はどうか?
ウクライナって装甲車両が運用しにくい環境であるのは確かだと思います。
本来任務はどうであれ対戦車火器の的になるのは確実ですから。
コレも本来任務につけるか、ついても有効性には興味が尽きないですね。
ロシア戦車は爆発反応装甲を多用しているので生身の兵士を随伴させにくいという面があるからではないでしょうか
もっともロシア軍戦車の撃破数が多すぎることから、その爆発反応装甲も偽物(製造費を中抜きされ外見だけで中身は無いか別物)が数多く出回って使われているのではないかという噂もありますが
ロシア戦車にはアリーナみたいなハードキルのAPSも付いていたのにあまり機能していないみたい。爆発反応装甲は、これを装備していなかったレオ2がシリアでやられて、装備していた東側戦車は無事だった、という話しもあったと思ったが、ロシア国内向けは手を抜いているとしたら、逆モンキーモデル?
戦車を守るために高所の敵を撃つ車両っていう意味では合っているかと。ただ、今のロシア軍は先に敵歩兵を見つけられるんですかね。
歩兵が分散先行してアンブッシュの警戒線を成すとかいう意味では歩兵の代わりにならんし砲塔前面しか対応できないから死角からタコ殴りされるんじゃないだろうか。
結局は他の装甲車両と大差ないのでは。
これは兵員輸送車両でもないのに5人乗りなのでおそらく運転手、砲手のほか索敵要員を載せてカメラを多用し多方面への索敵能力を向上させていると思われます
♪デデンデンデデン
よかった…これでリアクティブアーマーの爆発に巻き込まれる歩兵は居なくなるんだね…
本当に兵士を守りたいなら新型戦闘車よりもっとマシな作戦を立てる方が効果的な気が…
空挺部隊を丸腰の輸送機に詰めて敵の支配空域に送り込んだり、ピックアップトラックに銃を付けて武装車両化したり、後方支援が麻痺したり、司令官を前線に送ってどんどん失ったり、大切な旗艦が陸の敵に撃沈されたり、そもそも命を懸けて戦うことへの報酬がとても安い国にも歩兵の身代わりを作ろうという発想が残っていたのが一番の驚き
ハボックやアルマータ、ウラン-9などの兵器を見ると兵器開発においては『いのちだいじに』というか、人的損害を防ごうとしているフシはあるんですよね。でも肝心の運用側が自国他国の隔てなく命を軽んじているという。
>そもそも命を懸けて戦うことへの報酬がとても安い国
この点については、日本も他所の事言ってる場合じゃないですけどね
@JominiW や @Militarylandnet の部隊の配置図をみるとポパスナ北には宇第17戦車旅団がいるので、よっぽどの戦力でないかぎり突破は大変なんじゃないかなぁと。
西には予備の宇第4戦車旅団もいるので、北上中の側面を叩かれる可能性も高い。
ロシア軍がポパスナの北に進出したのは5月11日なのですが、そこから進めていないのでウクライナ軍は抵抗しているのでしょう。ポパスナから撤退したのは防衛しやすい位置に下がったのだとウクライナ側の人は言っていました。
包囲するのであれば北からも攻めないと意味が無いので、ドネツ川をなんとしても渡りたいでしょうね。何回も失敗していますがどうするのか。
BMPTがこれまで登場しなかったのは、非対称戦向きの兵器だからかなと思っていました。肉薄する歩兵には強いでしょうけれど、射程の長い携行ミサイル等には脆弱だと思えます。それらの攻撃を引き付けてくれればくらいの感じでしょうか。
そっちのターミネーターは1作目では返り討ちになり、2作目では新型が鹵獲された旧型に負けていたな。
すなわち、このターミネーターも同じ運命を辿ることを予言していたのか。
アゾフタル製鉄所で溶けちゃう?
校長先生「皆さんが第一次チェチェン紛争の戦訓を実戦に取り入れるまで28年かかりました」
車列が襲撃された時に一番居てほしいであろうBMPTの姿を全然見ないよなと思っていましたが、ようやく投入なんですね。この車両は対戦車歩兵キラーみたいなものなので、正しく使えばヤラレっぱなしだった移動中車列を守れるかもしれないですね。
ただ、装備だけで見ればBTRやBMPを2,3両まとめただけかつ防御力が特別秀でいる訳でもないので、やっぱり絶大な効果を上げるかどうかは疑問です。元は市街地戦でのソ連戦車の立ち回りの悪さを補うためのものだった訳ですし、対戦車歩兵キラーといっても戦車に勝る高度な視察機能がついている訳でもないので、森の中から突然行われる奇襲にどこまで対応できるかは未知数でしょう(まず真っ先に狙われる車両であることは間違いないので)。そもそもの話をすれば今回のウクライナ侵攻におけるロシア軍はBTRやBMPを主力で使っておきながら車載砲塔や銃塔を全然使わず(弾がないか整備面の問題でただのバスとして使っているという話もあるとか)歩兵の降車戦闘で奇襲に応対しています。乗車したまま吹き飛ばされるよりはマシという話は分かりますがこれは機甲火力の、ひいては人命の無駄使いです。今持っている道具をちゃんと使い切れていない組織に新しい道具を与えても、まともに扱われるとは限らないですよね。
BMPやBTRは双方とも屋根に乗ってるのを見ると移動式の火葬場というのが彼らの認識なんでしょう。
あれだけ古いのに装甲の補強をしてないのも水上走行の為に色々と無理があるんだと思います。
戦車の武装を機関砲に載せ換えただけ、歩兵が乗れない重ICVでしかないような
まあICVは戦車と較べれば防御力に劣り、最前線で戦車に随伴困難な場面が
生じるようですが、装備体系として特殊任務車両の追加になるわけで、
ちょっと無駄が大きい印象です。
BMP系の防御力が西側のICVに較べて脆弱な所から発生した微妙な存在、
と言いますか…
チェチェンやシリア内戦ぐらいの状況で、槍機襲撃グループに混ざっていれば
それなりなんでしょうが。
ウクライナではどのような状況で運用されるんでしょうね?
>戦車に勝る高度な視察機能がついている訳でもないので
根本はここなんですよね。
後方に残置しておく余裕もなく、何でも前線に出さなきゃならなくなっただけだったりして。
ウクライナの個人携行対戦車火器に有効かは不安ですけどね。
ターミネーター…対峙する側からすると、敵としてぶっ倒すのに相応しいとして士気が上がりそうなネーミングって、ええのん?
ウクライナ軍はT-1000投入で対抗だ
うーんT-72の車体に30mm機関砲とアターカ対戦車ミサイルを積んだやつか
調達数もそんなにないみたいだしあまり戦況にどうこうはならないのかな
まあ、森林の中だとジャベリンの方が強い気もする。赤外線がないとキツくないか戦車はキツくないか。
こいつは市街戦を念頭に作られた車両なので、セベロドネツク攻略のために持ってきたのでしょう。辿り着く前に撃破されるかは運次第。
注目兵器ですな。イスラエルは重APCなんで対極的な装備
テストの意味もあるにせよ、使えるもんは何でも使わないとならない状況まで追い込まれてるのはロシアのほうなんだろう
ついにT14までいくのか
ロシアが歩兵戦闘車の主兵装として100mm砲を有力視してた時代の産物、ってイメージですね
歩兵戦闘車の主兵装が機関砲ならコイツは要らない子かなあ
液体窒素ぶっかけて、溶鉱炉に落とさなきゃ
戦車とBMPTは2:1で運用されるとウィキにあるけど数が無いのかな?
戦車ベースの兵員輸送車もロシアは持ってるけど投入されてないのも数がないからかな?
停まってるところをドローンで見つけてエクスカリバーで狙い撃ち?
その後で安心してくっついて行った戦車をジャベリンあたりでタコ殴り?
BTGの根本的な欠陥である機械化歩兵の少なさと練度の低さを改善して側面、後方を抑えないと
こいつを投入したところで対症療法にすらならないと思うんだが、どうなんだろう
砲塔部分が空間装甲の代わりになっていてトップアタック受けても機関砲が壊れるだけで乗員が助かる可能性が高いように見受けられ、ジャベリンやNLAWに対する抵抗力がある程度はあるかもしれない。現時点ではロシアの保有数は少ないと推測されるが、今後、量産されると面倒な事になるだろう。
・ロシア軍のドネツ川渡河について
5/6 諜報情報を受けドネツ川流域の偵察命令
5/7 偵察情報で予測した渡河地点の監視を強化、砲撃準備
5/8 早朝作業舟の騒音で架橋を察知、砲撃及び航空爆撃開始
5/9 舟橋の破壊を確認、ロシア軍の再架橋を航空爆撃
5/10 舟橋の破壊を確認
(ウクライナ軍将校の手記 texty.org.ua/fragments/106670 抄訳)
・ルハンスク州の情勢
5/10 リシチャンスク-バフムート高速道路が砲撃を受けている
5/12 ドネツ川に3回目の舟橋の架橋?
5/13 ロシア軍がポパスナからリシチャンスク-バフムート高速道路を攻撃
5/14 ロシア軍はドネツ川の渡河を諦めていないが、抗命にあっている
5/15 リシチャンスク包囲のためポパスナ付近にロシア軍が集結
(ルハンスク州知事ハイダイ氏テレグラム t.me/s/serhiy_hayday)
私見
・手記を信じればドネツ川の渡河はバレバレだった模様、渡河先川岸至近に連なった擱座は撤退を図ったものだったのかも。
・待ち伏せに遭い渡河中に攻撃を受けても強行、2個BTG相当の兵力を喪失してなお諦めていないことからするとリシチャンスクの包囲(≒ルハンスク州の確保)に相当な意欲が感じられる。
・失敗したドネツ川の渡河(5/8-5/10)がリシチャンスクを二重包囲する上顎とすると、下顎にあたるポパスナから北西方向の攻撃が5日ほどズレているのが不思議。
まぁ少なくともびっくり箱にはならないから戦車兵よりは気は楽だろうな
(ロシア軍の絶望的な環境と運用からは目を背けつつ)
これって、ゲパルドとか87式自走高射機関砲とかを自動運転したらいいんじゃないのか、と思いました。
人が乗る場所にPCとかセンサー置いて、マニュピレーター(自動操作が難しい場合はハンドロボットを設置し自動化)で改修できないのかな?
今のAI技術なら、意外と簡単かも?
アメリカで開発中の無人戦車「リップソーM5」とかの事を言っていそうな感じですね。もう少しで出て来ると思いますよ。
参考
Ripsaw M5 Unmanned Super Tank
リンク
戦車支援戦闘車 BMPT Terminator 戦車の先祖返りとでも言えばいいのでしょうか?WW2まで有った歩兵支援型戦車で敵の戦車はハンターに任すタイプ
参考
リンク
これにAPS付けたら歩兵相手に無双(弱いものイジメ)出来るかも?