ハーンシク州知事のガイダイ氏は6日、セベロドネツク市内の状況は悪化してウクライナ軍は都市郊外の工業地区に後退したと明かした。
参考:Бутусов обвинил Гайдая во лжи по поводу Северодонецка, тот ответил
都市を巡る戦いはシーソーゲーム、反撃に出たロシア軍が市内の60%~70%を支配
ウクライナ人ジャーナリストのユーリ・ブツソフ氏は6日「ハーンシク州知事のガイダイ氏が発表するセベロドネツクの状況は事実とはかけ離れており、正しい情報を国民に伝えるべきだ」と主張、これを受けてガイダイ氏は「反撃中のウクライナ軍は確かに都市の半分以上を奪還したが、戦闘はダイナミックに行われているので現在は以前よりも状況が悪化しており、ウクライナ軍は主に都市郊外の工業地区を保持している」と明かした。
つまりウクライナ軍は4日頃に開始された反撃で市内の50%を奪還、さらに市庁舎やミールホテルのある一角に敵部隊を押し込め市内の70%~80%を支配下するまでに至ったが、今度はロシア軍が押し返してウクライナ軍を都市郊外の工業地区に押し込め、現在セベロドネツク市内の60%~70%をロシア軍が支配しているという報告まである。
兎に角、セベロドネツク市内の状況は流動的で勝者を語るには「まだ早すぎた」と反省している。
関連記事:反撃が続くセベロドネツクの戦い、ウクライナ軍が市内の約80%を支配か
※アイキャッチ画像の出典:Сергій Гайдай
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まさに一進一退という感じですね。市庁舎、公園あたりで防衛線を築ければいけると思いますが。撤退用の橋も、架橋戦車でなんとかできないものですかね。しかし工業地区で防衛線を築いても長期戦になればロシア軍は終わるわけなんだからともかく長引かせればいい。
管理人さんのおかげで最新の情報に触れられるため本当に感謝しております。
しかし一進一退の攻防なので慎重に情報を集めたいものです
市街戦なんて言わば火力と瓦礫のシーソーゲーム
シーソーゲーム 〜勇敢な兵の歌〜
劣等感を逆手にとって
ワガママばかりのプーチンが
隠し持った闘争本能は凄い。
ウクライナ側もロシア側も、後方の高地に長距離砲を陣取っており、ロシア側がほぼ占領仕掛けた所をウクライナ側が逆襲かけて市街戦で肉薄していたお陰で、誤射防止の為に火力支援の優位性が消え、歩兵の質で一時的に戦況が逆転したという所でしょうか
当然支配区域が増えれば、砲弾の飽和攻撃が飛んでくるので、こうなるとおいそれと占領も奪還も出来なくなりますね
セベロドネツクに逆襲したのは戦闘部隊のみだろうしどのみち長期の籠城戦は難しいだろうな。
負傷者も後方部隊のいるリシチャンシクまで運ばなければならないし。
土地の奪還というよりロシア軍に打撃を与えるという性格の作戦なのかもしれない
戦術的に見れば、地形的に堅固なリシチャンシクに撤退し徹底防衛戦を築き、同時に安定した補給線確保を企画する、だと思います。
ゼレンスキーによるセベロドネツク堅守命令に従い、司令部は孤立を防止しつつ最善を尽くしているんでしょう。
セベロドネツクを完全放棄すればロシア軍は他戦線へ兵力を移動させ易くなる一面もあります。セベロドネツクでの攻防はその意味で戦略的価値があるのかもしれません。
異論はあるかもですがスターリングラード・・・
と言うか、ウクライナ軍はセベロドネツクにロシア軍を誘い込んで打撃を与え続けている様にも見えるので、どうもセベロドネツクはスターリングラードと言うよりはゴキブリホイホイ…いや、ロシア軍ホイホイと化しているんじゃないかと思っている今日この頃です。
結果的にそうなると良いんですが >ロシア軍ホイホイ
ロシアがルハーンシク州完全制圧に固執し続ければウクライナ軍の思う壺かもですね。ゼレンスキーのセベロドネツク固守発言もそれが狙いだったりして。
楽してそうなってるわけでもなく一進一退の激戦なのは事実でしょうから、その中でウクライナ軍総司令部と現地司令部はかなり優秀なのではと思えてきてます。
ロシア軍に優越するというC4Iネットワークシステムのおかげかもですが。
やはりというか、お互いに決め手に欠けているように見える。
ウクライナはとにかく砲撃戦力が足りない。せっかくの高台リシチャンシク保持の優位性が活かせていない。
そうなるとロシアの野砲をドローンでピンポイントで削りたいところだけど、それも無いのだろう。
ロシアも火力で圧倒してる割にこの体たらくだから、よほど前線の能力が低いのかもしれないが、弾薬は相対的にロシアの方が余裕がありそうだからウクライナも相当危うい。
TB2規模のドローンの対正規軍有効性を知りたいので探しているものの、ある程度まともな動きをするようになったロシア軍相手の戦果が全然出てこないのが残念であり、不安でもありますね
ここ最近、ロシア軍も電子戦を展開する様になったのでドローンの有効性も低下している様です。
電子戦によるドローンの無効化は、これまで自衛隊がドローンの本格的導入を躊躇していた理由の一つでも有り、やはり最先端の正規戦ではドローンの威力にも限界が有ると言う事でしょうか。
これだけ商用ドローンが戦場を飛んで砲撃戦に役立ってるのに何を言ってるの?
その論法はもう日本は無人機導入が遅れてるのを誤魔化す言い訳にしか聞こえないよ。
どんな兵器も万能じゃないし、無人機だって運用方法を間違えればゴミ。
電子妨害で運用を阻害されることはあっても100%これ封じ込めるのは無理だと実戦で証明されるんだから、いい加減その言い訳をやめようや。
あと何十年躊躇したら気が済むの?
本土決戦での国内砲撃戦を想定した自衛隊作りをするには国民の理解や火砲の数・展開力や人員などウクライナと違って足りないものが多すぎて前提を揃えないことにはこのクラスの無人機を砲撃観測用に導入してもどのみちほぼ無意味では
残念ながら日本は無人機を軽視したんだよ。
日本人はあるものを改良して研鑽していくことに長けてるけど、新しいものを先駆けて取り入れたり、使い方を創造するのが苦手で、世界的に見ても早い段階で無人機の開発を始めてみたけど運用方法の確立に失敗して、継続した無人機の開発も導入も中途に終わったんだよ。
それを「俺たちは賢いから様子を見てるんだ」「総務省の電波規制が」と言い訳しつづけてきたのが現在の日本だ。
電子戦によるドローンの無効化が本格的導入を躊躇していた理由の一つというけど、日本は欧米みたいに実機を取り寄せて実際の演習で試したことがあるのかい?
自衛隊内部で細々と研究してるのかもしれないけど、米軍が大量に導入してるのにまだ無人機の有効性を疑い続けるの?
本格的導入を躊躇した理由は「電子戦によるドローンの無効化」じゃくて「禄に研究もせずに無人機なんて役に経たないと思ってた」の間違いだろ。
無人機導入の遅れを好意的に解釈して「自衛隊は賢い」と決めつけるのは止めたほうがいいよ。
無人機を軽視していなかったからこそ10年も前に、当時在日米軍が運用していたグローバルホークの日本導入を決定したのでは
それさえも長年国内からの反発にあい、一時計画中断するなどして長引くに長引いているありさまなのですが、最初の一歩がこれだけもめている状況では他の無人機の導入はなおさら難しくなっていたと思いますが
いやあのFFOSは昭和末期から開発はじめて初飛行が2004年のUAV中心の観測・偵察システムでその後継もFFRSとして採用されてるんだけど<UAVの採用遅れ云々
そして海自にいたっては米海軍開発QH-50 DASHを1970年代位に使ってたし別に無人機をはなっから信用してないとかそーゆーんじゃないわけでね?
長くなったので、返信をこちらに書き込みました。
>七色様へ
>>これだけ商用ドローンが戦場を飛んで砲撃戦に役立ってるのに何を言ってるの?
その報道が有った後、ドローン関連の話が少なくなっているんだよね。何が有ったのか考えれば分かると思うけど?
>>どんな兵器も万能じゃないし、無人機だって運用方法を間違えればゴミ。
これについては同意する。
>>電子妨害で運用を阻害されることはあっても100%これ封じ込めるのは無理だと実戦で証明されるんだから、いい加減その言い訳をやめようや。
例え100%封じ込められなくてもある程度まで活動を押さえられるだけで良いんだよ。
自分も「どんな兵器も万能じゃない」って書き込んだだろ?
>中年管理職様へ
>>残念ながら日本は無人機を軽視したんだよ。
>>日本人はあるものを改良して研鑽していくことに長けてるけど、新しいものを先駆けて取り入れたり、使い方を創造するのが苦手で、世界的に見ても早い段階で無人機の開発を始めてみたけど運用方法の確立に失敗して、継続した無人機の開発も導入も中途に終わったんだよ。
そもそも、日本が無人機の開発をやっていたのは90~2000年代の話なので、実は2010年代にやって来た「制御・運用技術の革新」が来る前にやってしまったのが失敗の原因。それでリソースを使い果たして他の兵器開発を優先せざるを得なくなった。
>>電子戦によるドローンの無効化が本格的導入を躊躇していた理由の一つというけど、日本は欧米みたいに実機を取り寄せて実際の演習で試したことがあるのかい?
欧米勢も2010年代後半までは現在のドローンよりも高度かつ大型なUAVの運用を指向していたので、今のドローンの有効性は余り認識されていなかったんじゃないかな?
尚、自衛隊もここ数年はドローンの導入を推し進めつつあるので、今後まだやっていない分野への導入も進むであろう事はちょっと調べれば分かると思う。
後、私は「自衛隊は賢い」等とは書いていない!
実際セベロドネツク自体の攻防戦が一進一退の時点でロシアは不利なんでは。ウクライナはその気になれば高台から砲撃できるわけなんだから。
何より補給線の遮断が、将官か死んでいるっていうのにうまくいってないので、またどっかの戦線から引き抜いてこない限り膠着状態になるのでは。
砲身はあるけど砲弾が足りるかどうかが問題です。西側の製造能力に限界があるので厳しいでしょうね。
マジか・・・。155 mmてNATO規格でしょ。誘導機能のある砲弾だと生産量は少ないのは理解できますが、今はただの砲弾でも約に立つでしょうに。
西側は良くも悪くも平和が続きすぎたんだと感じます。
155mm砲弾の提供数を発表してる米国(159,000発)分とカナダ(20,000発)分だけでも17万9,000発、しかもカナダはM777を送る時に送った砲弾数を明かしていない。
155mm口径の榴弾砲や自走砲を送ったフランス、ドイツ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、スロバキア、イタリア、オーストラリア、エストニアが砲弾を送っていないとは考えにくいので、カナダと同じ2万発を送ってると仮定すると20万発+17万9,000発=約38万発
ウクライナに提供すると発表されてる155mm口径の榴弾砲や自走砲の数は分かってるだけで300門(全部到着していない)ぐらいだから、1門辺り1,000発以上と考えると現状で砲弾が足りないというのは考えにくい。
どちらかというと前線への輸送が問題なんじゃない?
再度のロシア軍の攻勢が始まるまでの一連の経緯のスレッド。
リンク
やはり狙いはロシア軍歩兵に消耗を強いることがウクライナ軍の意図のようですね。
もうしばらく推移を見れば状況はハッキリしてくるでしょうが、恐らくはこの攻勢に対しても大きな損害を受けないうちにウクライナ軍は再び後退を始めるのでは?
(勿論なるべく意図を秘匿するためにそれらしく抵抗の構えは示すのでしょうが)
釣り野伏かな?ロシア側は少将も亡くなったらしいし無茶してるのは6/10縛りがあるから。宇軍がそれを知ってたら罠を張ると思う。戦術的な罠は数で押して粉砕すればいいのよっ!とロシアは気にしてない様子だけど。
アゾフスタルやキーウ、ハルキウで遅滞戦術に巻き込まれて何が起こったか?とか気にしてないのが理解できない。
知事のカイダイ氏がいろいろ言ってたけれど、ウクライナ軍の発表ではセベロドネツクで勝ってるという表現は無くて「敵は砲兵の支援を受けながら攻撃をしかけている」と淡々と述べていました。もともと流動的なのでしょう。ロシア軍は何としても6月10日までにセベロドネツクを取ろうと強引に攻めてくるので、ウクライナ軍としてはうまくいなして戦いたいところですよね。
一進一退だなぁ
客観的にみるとロシア軍としてはセベロドネツクを天王山として政治的シンボルにしてキルゾーンを作っているのだろう。100㎞の補給路に加えて幅が20㎞程度しかなく休息地帯も無い。橋一本落すだけで背水の陣が完成して補給も撤退もままならない。
一進一退というよりロシアの出血戦術にはまってしまったと見るべきだ。
概ね正解
出血してるのがロシアの方だと言うことを除けば
ロシア軍はセベロドネツクを10日までに占領しないといけないのだから出血戦術などしている余裕は無いと思えます。
ウクライナ側が再反撃に出て、ロシアは外周までまた押し返されたとの情報が出ています。
まさに一進一退ですが、やっぱりここが政治的な意味での天王山なんですかね。
真綿で締めたり緩めたりしてロシアを消耗させてそう。押し返す雰囲気だけだしてるんやろな。