英国防省は26日、ロシア政府はウクライナ侵攻の苦境を自国民に隠すためソーシャルメディアへのアクセスを制限したと指摘した。
思い通りに事が進まなかったプーチン大統領の苦境が透けて見える指摘
ロシアによるウクライナ侵攻について英国防省は26日「ロシア軍の侵攻計画は進歩を遂げていない。兵站上の問題とウクライナ軍の激しい抵抗に直面してロシア軍は苦しんでいる。ロシア軍は多くの死傷者を出し続けており、多くのロシア軍兵士がウクライナ軍の捕虜になっている」と最新の状況分析を発表した。
さらに英国防省は「ロシア政府はウクライナ侵攻に関する詳細な情報を自国民に隠すためソーシャルメディアへのアクセスを制限した」と指摘しており、思い通りに事が進まなかったプーチン大統領の苦境が透けて見える内容だ。
米国の国防総省も「ロシアはウクライナ軍の激しい抵抗と脆弱な補給計画のせいで苦戦している」と明かしており、NATOも「ロシア軍は燃料不足のため進軍速度は遅く明らかに兵士の士気が低い、この侵攻ペースは当初計画よりも遥かに遅く彼らの手に負えなくなってきたのかもしれない」と指摘するなど複数の西側諸国や組織が「ロシア軍のウクライナ侵攻計画が躓いている」と指摘し始めたため、ロシアも西側諸国も1日~2日でキエフ占領という事態を想定していたのがよく分かる。
参考:Ukraine and Russia’s militaries are David and Goliath. Here’s how they compare
逆に予想を裏切って善戦しているウクライナについて英シンクタンクの国際戦略研究所は「ダビデとゴリアテだ(小さな者が大きな者を倒すという意味)」と表現し、ウクライナはロシアと比較して国防予算、装備、兵士数といった数値で大きな格差があるものの「ウクライナ軍にとって最強の武器はロシアの暴力から自分の家と家族を守るという強い意思だ」と指摘しているのが興味深い。
追記:約1時間前にロシア軍の発射体がキエフ州の放射性廃棄物処分施設に着弾したと発表されたが、政府は「発射体はフェンスに命中しただけで施設や廃棄物が入った容器は無事だ」と明かしている。
追記:ゼレンスキー大統領は会見で「アゼルバイジャンが石油や燃料で協力してくれる」と言及した。
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※アイキャッチ画像の出典:Первый канал
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ロシアってね、侵略者には決して屈服しないメンタリティーを自慢してるんだよね、今でもナポレオン戦争や対独戦争を引き合いに出してるし
さて、プーチンによるとロシアとウクライナは同じ民族に等しいという理屈なんだが、ならばウクライナがロシアの侵略に屈するはずがないというのが論理的帰結に気がつかないプーチンってw
プーチンは今、それどころじゃないんだよ。
ロシアって過去、色々な国から侵略を受けてその都度酷い目に遭った歴史がある(モンゴルの侵攻と支配・ナポレオン軍の侵攻・そして独ソ戦)から「近隣諸国を自国の影響下に置いて戦時にはそれらの諸国を自国防衛の楯にする」戦略を取って来たんだけど、此れがソ連崩壊とNATOの東方進出で崩れた。
特に、将来ウクライナがNATOに加盟後、ロシアがウクライナと戦う事態になったらNATO諸国の空軍がJASSM-ER巡航ミサイルを搭載可能なF-35戦闘機部隊をウクライナへ送り込み、戦争になったらモスクワ目掛けてJASSM-ERをぶち込む事態が予想出来る(キエフーモスクワ間の距離は約800kmなので、射程距離926km以上のJASSM-ERならウクライナ領空内からモスクワを攻撃可能)。
もしそうなったら、ロシアに取っては1987年にマチアス・ルストがセスナ機で赤の広場に着陸した事件がより大規模な形で甦る事となり、ロシアの歴史上最悪の安全保障環境となる。
特に、ルスト事件当時KGBに所属していたプーチンはこの事態を絶対容認出来ない筈…だから核恫喝や自国内のSNSを制限してでもウクライナを征服しない限り、彼が生き残る道は無いのさ。
長いうんちくは聞きました、で、誰がロシアに侵略するんですか?
昔と今じゃ置かれている環境が違うでしょ
ロシアに侵攻したら核が飛んでくるのにヨーロッパ方面で誰がロシアを侵略するんだよ
確かにそーゆう結論になるなw
昨日、ウクライナ軍と民兵の奮戦を「ヴィスワ川の奇跡」(第一次世界大戦後のポーランド・ソビエト戦争で圧倒的不利だったポーランド軍がワルシャワ方面で奇跡的な大勝利を得てソ連軍に勝利した戦い)に例えたけど、マジでそうなりそうな雰囲気になって来た。
未だソ連軍は戦闘部隊の数に余裕が有るけど補給が不充分で将兵の戦意も乏しいと言う情報が有るから、もしかするとキエフを攻略し切れずに息切れの可能性すらあるのに対してウクライナ軍は陸路の補給は何とかなっているみたいだから、このまま3月の泥濘期までウクライナが粘れば戦況は様変わりするかも。
舐めプの大国より決死の小国の方が強いということか
ウクライナは小国というほどではないが
ロシア兵はとりあえずプーチンに言われたからやってるだけしな士気はあがらんだろう
〈追記:ゼレンスキー大統領は会見で「アゼルバイジャンが石油や燃料で協力してくれる」と言及した〉
バクー油田がロシアに牙を剥く日が来ようとは思わなんだ。アルメニアとの紛争への意趣返しかな
背後でトルコがうごめいてるのかも知れない
ロシアが弱った後にのさばる、絶好のチャンス
海峡封鎖はやらなかったけど、間接的にはトルコもロシア側につかなかったということか。中央アジアあたりのの離反も相次ぎそうだな。そりゃそうだとしか言えん。みんな口では理解するっていっても、内心ドン引きしてそうだしね。
ふむふむ、苦戦中とな。
極東からさらに兵力を差し向けるのかな。
マジでガラガラなんじゃない?
放射性廃棄物処分施設への着弾突っ込み、手段を選ばなくなった感じなのかな?
誤爆の類いだと良いのだけど。
キエフを守り切れたのはでかいな。ドネツク方面のウクライナ軍も善戦してるしワンチャンある
初撃は受けきったといっても過言じゃない。これからロシア軍がどんどん増強されるから、どこかでキエフをあきらめる必要があるだろうが、長期戦に持ち込めるだけの時間的余力は得られたのではないか?
一方のロシアは短期的には兵力を集められても、包囲網が完成しつつある今、長期戦には耐えられるように見えない。もともと工業力は大したことないから、資源あっても加工できない。
プーチンが取れる積極的な手段はなりふり構わない無差別爆撃、そして核攻撃ぐらいになってきたんじゃないか。
キエフを守り切れたのはでかいな
万単位の損害についてコンセンサス得るのが国民でなくプーチン様ならどんな作戦計画でもプライド最優先でプーチンが厳命したらそれまでだろう
逆に軍上層部がプーチンに忖度して楽観論を提示しそれ鵜呑みにされて現場は無茶してる可能性もあるがどこで現場とHQの認識違いを修正するかだけど
キエフ諦めるかキエフ以外を諦めるかそんなんプーチン以外誰も決心できるはずがなくロシア国民は情報管制で封じ込められる
世界が望むのはロシアで革命起きてプーチンが打倒される事だろうね
このままだと、ほんとに革命で打倒されるかもしれないね。ヒトラーのような民衆の同意も無いし、スターリン程の裁量もなさそう。ソビエトロシアの再興という狂気だけはあるが、ここまでてこづっている姿を見せたら、それすら難しい。
こうなってくると、あとは核を使うという狂気があるかどうかかとは思うが。
死傷したロシア兵のリストをSNSに流し始めたのが効いてるんかな
実は、ロシア軍には全土侵攻は当初の計画になかったんじゃないか?
本来は東部地域の制圧と独立宣言までが計画であったんじゃないか?
それをプーチンが、全土侵攻にこだわってゴリ押してきたため、全域での戦力、補給不足が露呈した
SNSの制限にしても、ほんとはSNSを今まで制限したなかったのも、東部地域の開放のアピールする場に使おうという目算があったからこそやって来なかったんじゃないか?
いくらなんでもおそすぎる、杜撰すぎる
自称共和国の独立どうこうのレベルを飛び越えた戦い方をやってるし、狙いがさっぱりわからない
プーチンの理屈から、弟分のウクライナを攻撃するって。
「ロシア兵にも嫌悪感があり、この戦争は引き分けか?」
善良なウクライナ人よ頑張れ、何時か義勇軍の大群の応援があるぞよ?
ロシア兵は、同じ民族を攻撃させられて士気が低いでしょうね。
自発的に投降しているロシア兵もいるのでは?前線のロシア兵もスマホで戦況や国際情勢をチェックしているでしょうから厭戦気分になっているのでは?プーチンは天然ガスや石油でEUやNATO諸国を分断できるとたかをくくっていたんでしょうが、目論見が外れましたね。特にドイツの首相が東ドイツ繋がりのメルケルからショルツに交代したことが痛かったんじゃないでしょうか。歴史を振り返れば、冬戦争でフィンランド軍に苦しめられたことを思い出すことでしょう。