ロシア軍は過去24時間でSu-34を含む5機の航空機を失い、まだウクライナ軍の防空システムが健在であることが確認された。
参考:Под Черниговом сбили вражеский штурмовик: одного пилота взяли живым, другой погиб
ロシア軍機がウクライナの空を飛ぶためには恐ろしく高い入場料を支払う必要があるのだろう
首都キエフから北東に位置するチェルニヒウ近郊に布陣するウクライナ軍はベラルーシから南下してきたロシア軍を10日間も食い止めており、この空域に侵入してきたSu-34が撃墜されたと報じられている。
#Ukraine: From images of the crash site in #Chernihiv, we are able to determine that the plane shot down was a Sukhoi Su-34 “Fullback”, a modern Russian fighter-bomber.
Note tail number of 24. https://t.co/XEhCa59kJe pic.twitter.com/J4Oeis4Ni7
— 🇺🇦 Ukraine Weapons Tracker (@UAWeapons) March 5, 2022
русскому майору криволапову повезло меньше pic.twitter.com/hX4wHN4PeX
— IgorGirkin (@GirkinGirkin) March 5, 2022
ロシア軍はSu-34以外にも過去24時間にSu-25×2機、Mi-24×1機、Mi-8×1機も失っており、まだウクライナ軍の防空システムが健在であることが確認(撃墜数は機体は残骸や撃墜シーンが確認されたもののみで未確認を含めるとまだ数は増える)された。
ウクライナ軍が保有するS-300、Tor、Buk、Osaといった防空システムの運用は頻繁に陣地変更するなど位置特定を防ぐ工夫が凝らされており、そのためロシア軍は敵防空システムを弾道ミサイルや巡航ミサイルで制圧するのが難しく、ウクライナ上空を低空飛行することで捕捉され撃墜されるリスクを軽減しているものの今度はスティンガーやイグラの脅威に晒され、戦闘機よりも低速なヘリにとっては非常に運用が厳しい戦場と言える。
因みに英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のジャスティン・ブロンク氏は「異常な低空飛行を続けるのは制空権の確保に進展がない証拠」と述べており、ロシア軍機がウクライナの空を飛ぶためには恐ろしく高い入場料を支払う必要があるのだろう。
関連記事:米国防総省、ウクライナ軍の防空能力は米国が予想していたよりも質が高い
関連記事:ロシア軍は準備した全戦力をウクライナに投入、今後は消耗戦になる可能性
※アイキャッチ画像の出典:Минобороны России
お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。 |
問題は残弾はあとどれぐらいあるんだ…
景気よくぶっ放せるときはいいけど弾がなくなった後は蹂躙になりかねん…
飛行禁止区域設定より、S300用ミサイルの供与の要請の方が必要なんじゃないかな。
Twitterの撃墜ジーンではパラシュートが映っていないけど、ベイルアウト出来なかったのかな?
侵略行為は問題外だが、命令に従ったロシア人パイロットはお気の毒です。
よく見たらちっこい点が2つ空中に浮かんでいるので生きてるかも
元ツイートによると「1名捕虜、1名地上で殺害」とあるから、画像で捕虜になってるのと遺体がその二人ってことみたいね。
1人はベイルアウト時にキャノピーに直撃して即死だったそうです…
私が読み違えてたみたいですね、すいません
この戦役に投入されたロシアの空軍戦力てどの位のものなんだろ?
そもそもロシア空軍があんまり目立ってないように思う。
今後とんでもない規模で畳み掛けたりするんだろうか。
ウクライナの防空システムが健在なまま精密爆撃するでもなく近接航空支援つっこんでるのが解せない。
ロシア空軍の航空機の稼働台数自体は意外と少なかったとか?よくわらんね。
湾岸戦争までほとんど出番がなくて比較的慎重に運用されてたA-10と違って
Su-25はあちこちの国で対空陣地が生きていてもCASや空爆で突っ込ませる運用されてたりするから損耗率が半端なかった記憶がある
リンク
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>ロシア空軍がいまだに「沈黙」を続けている謎について、英王立防衛安全保障研究所(RUSI)の分析
>抑止力として温存、戦闘機の損失を避けたいーーといった説では説明しきれず、結局はロシア空軍は大規模で複雑な航空作戦を実施する能力に欠けているのではないかという結論。
ロシア航空宇宙軍のパイロットの年間飛行時間は100時間以下で、NATOのパイロットの半分なので訓練が足りないのではないか、ともありますね。戦術シミュレーションなど高度なシミュレータも無いと。
地上シミュレーター無しだと飛行訓練時間のみで練度が決まる
年100時間程度では、実戦には出られまい、編隊飛行がやっとこさの程度では
なるほどこれが2つ前のスレでコメントのあった分析か。まだ見てる途中だけどちょっとショックを隠せない。
あれだけ優れた軍事技術を誇り、軍事的なプレゼンスを示し続けていたロシア軍の実態は、パイロットの練習時間を確保ができない、ソビエト崩壊直後からほとんど変わっていない衰えきった軍だったと。中東で無差別爆撃してたのは、そもそもパイロットの技量不足だった可能性も・・・?まだイギリスのプロパガンダの可能性は残っているとはいえあまりにも実態に即した分析だな。
逆に言えば、それを感じさせない20年にわたるプーチンのはったりと胆力は凄かったんだなあと。そりゃロシア中枢から密告者が出るわけだ。こんなのばれたら誰も言うことを聞かなくなる。
いくら訓練時間が少ないとはいってもエースパイロットはいるものだし
4機運用しか出来ないというのは不可解
対地攻撃なら巴戦もなく
目標伝えて順番に飛んでいくのがそんなに複雑なんだろうか
Su-34って最新鋭じゃないですか。ロシア版のストライクイーグルのような機体なので、これが自由に動けるようになると怖いですね。
Twitterの動画を見ると確かにかなりの低空を飛んでいるのがわかります。スティンガーなどMANPADSにやられたでしょうか。だとしたら最新鋭機にも当たるんですね。
捕まったSu-34のパイロットプーチン大統領やアサド大統領の訓練視察の際にも側に立っていた
かなりの大物みたいですね。
ロシア空軍にはワイルドウィーゼルみたいなのはないのか?
対空兵器を優先的に狙った方が後々楽になりそうなんだけど
ソヴィエト時代のドクトリン的に、航空基地や防空網の破壊を徹底せずに、一時的な麻痺で良しとしていたのかもしれん。あと戦術核の多用ね
麻痺している間に大機甲軍団を無停止梯団突撃させて、対空火器を地上から破壊したり、基地に地上部隊を雪崩れ込ませて蹂躙確保して勝負を決めると
NATOがリアルタイムで情報を渡しているのでウクライナ側のSAMは索敵用のレーダーを動作させておらず、位置特定が困難らしい。
なるほどだから対空兵器が破壊できないのか。そしてロシア空軍からすりゃゲリラのように急に管制レーダ警報が鳴ってミサイルが飛んでくるのか。そりゃ飛ばしたくないわな。
ポーランド・ルーマニアでぐるぐる回っているAWACSは絶大だな。
国境外のSRから情報受け取りウクライナ側はFR使ってミサイル発射、さっさと切って転換、隠蔽とかやりたい放題だな
えげつないw
ああ、米軍が作戦考えてるなら流石としか言いようがない
これぞ近代戦ですよ、優れた情報ネットワーク構築があって初めて可能なこと
これからの戦争で主流となるであろう
NATO→ウクライナの戦術級情報ネットワークなんて、この短期間で構築出来るものなのかな?
元の「NATOがリアルタイムで情報を渡している」も、自然に受け入れてスルーしていたけど、ソースは何だったのだろう。
自分もそこは疑問だから西側のAWACSの情報でウクライナの対空ミサイルを誘導するような戦術ネットワークじゃなく「航空機がどこそこに向かってるよ」とか「衛星から予測した地上部隊の動き」みたいな大まかな情報共有って意味だろうと適当に読み替えてる(あと駄々洩れらしい無線の傍受・解析とか)
空に限れば、いかにAWACSの索敵範囲が公称より広くてもウクライナ全土をカバーするほどではないはずだから、最終的なカバーはウクライナの対空システムで、それを潰すために内陸に飛ぼうとするとNATOのAWACSの電波がどんどん飛んできて万が一のリスクを考えると飛べないみたいな話だろうと脳内で補間してる
ウクライナ軍の戦術に驚嘆する、クリミア半島の反省から対ロシア研究を重ねていたのか、秘かに西側の指導を受けてたのか
戦争を終えた暁には自衛隊員を研修させて欲しいくらい
クリミア紛争でウクライナ軍があまりに弱かったので、アメリカは武器を送るだけでなく教官も送って訓練したと元外交官の河東哲夫さんがYoutubeで言ってました。
su34も堕とされてるのか。ロシア空軍の低調な活動については散々言われてるが、ここまで来ると制空権は取りたくても取れないのが実情と判断するしかないっすね
額面の戦闘機保有数が多くても、訓練時間の不足と低稼働率が合わさると旧式機しか保有してない国相手すら制空権取るのが難しいとはねえ。ウクライナがソ連製地対空ミサイルを多数保有してるとは言えそれも旧式だろうに
wikipedia調べではSu-34もステルスな第五世代ではないから旧式地対空うミサイル vs. 旧式戦闘機(*近代化改修は行った4.5世代)だから互角の戦いになってるのでは
ロシアの第五世代戦闘機のSu-57やチェックメイトが量産に至ってないのがロシアの不幸・ウクライナの幸運
正直ロシア製兵器にはバックドアないんだなって妙な方向で驚いてる
イージスシステムだとバックドアって名称でこそないけどデータリンクoffで無力化とかできる(らしい)のにまっとうすぎへん?って思っちゃう
>イージスシステムだとバックドアって名称でこそないけどデータリンクoffで無力化とかできる
ソースを教えてください。
ここのコメント欄ですスイマセン
ロシアがウクライナ上空の制空権確保や防空網制圧に全力を出していない(ように見える)ことについては西側の専門家でも意見が割れていて、ウクライナの装備する旧ソ連製の中・短距離ミサイルシステムが秘匿性とスタンドアロン性が高いお陰だとか、ロシア軍は航空戦力を温存しているとか言われていますが、「実はロシア軍は大量の航空機を動員する大規模作戦を立案実行する能力に欠けているのではないか」という指摘があり興味深かったです。
特に訓練の不足で実戦に動員可能なパイロットが限られている可能性があるという話は、メンテナンスや管理の不足で比較的新しいはずの車両まで戦地でエンコして放置されている事例などを見ると、説得力を感じます。やはりロシア経済は切迫しており、その影響が軍の作戦能力を少しずつ蝕んでいたことが一連の侵攻で明らかになったのではとも感じます(だから手出しできる相手だとは言いませんが)。
ロシアはSEADすらまともに実行できないほど落ちぶれていたのか
いやもともと最も高い技術が必要な領域ではあるが、以前の超大国として
AWACSという概念をも破綻させた国家として
当然できるものだと思っていたが…
初日で対レーダー用の弾を撃ち尽くしたという、ちょっと信じがたい情報があった
防空システムが生きてるのにCAS機突っ込ませるとか頭大丈夫か?
高度な誘導兵器も運用できる高価なSu-34にCAS任務やらせるのもどうなのかなぁと思いますね
これもう中国の方が強くね?(今更だけど)
これは韓国の天弓が爆売れしてしまう流れ?
いや、逆では。
カタログスペックはあっても実戦では使えない、が今のロシア兵器の現状。
韓国兵器も、カタログスペックはあっても、実戦ではイマイチ(延坪島砲撃事件)。
隣国の空中警戒情報を共有して隣国から防空機飛ばしてくるのどっかの解放義勇軍だけど露軍からしたらチートだろうがそういう事態は想定外なのかな?
プーチンからしたらゲームチェンジャーは西側の支援だろうがそれ以前に自軍の現状を把握してないの悔い改めるべきだしそもそも大義名分で乏しい意味不明戦争で士気が湧き上がるわけもなく軍を叱責した所で状況は変わらんし
西側軽ATMで地上軍は前進阻まれ西側空中警戒情報で航空部隊は身動き取れずなら西側追い出す他ないって考えるの自然だがこれが核恫喝で済むかどうか?
ロシア経済の停滞、プーチン独裁、軍の弱体化、時代錯誤の侵略…そして失敗。全部セットなのかもしれん
政治的に安定してて経済的に豊かで軍隊が強い国は侵略なんかしないよ。
逆に、勝手に同盟国が集まってきてNATO拡大するなって怒られてる
WW2で枢軸国が植民地もってなくて弱い国だったから米英に戦争仕掛ける必要があって当然のように負けたのと似ている
貧乏国なら申し訳程度の装備ですぐに弾切れになると思ってたけど
Wikiでウクライナ空軍の組織見たら、
高射ミサイル連隊とか、高射ミサイル旅団がめっちゃたくさん載ってた。
結構、残弾あるのか?。