今度はヘルソン州議会のセルヒー・クラン副議長がオレシキー、ノーバ・カホフカ、カホフカの解放に言及、ドニエプル川左岸にウクライナ軍が渡河した可能性が高まっている。
参考:Sergey Khlan
もし左岸へのウクライナ軍上陸が事実なら世界中が驚くことになるだろう
ヘルソン州オレシキーのリシュク市長は14日、ドニエプル川左岸に位置する「オレシキー解放」を匂わせる画像をTelegramやFacebookに掲載して注目を集めていたが、今度はヘルソン州議会のセルヒー・クラン副議長がオレシキー、ノーバ・カホフカ、カホフカの解放に言及、ドニエプル川左岸にウクライナ軍が渡河した可能性が高まっている。

出典:Google Map ヘルソン州の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)
ウクライナ国防安保委員会のダニロフ氏は14日夜にTV番組へ出演した際、司会者にオレシキー解放を尋ねられると否定も肯定もせず「ウクライナ軍参謀本部の公式発表を待ってほしい」と述べており、もし左岸への上陸が事実なら世界中が驚くことになるだろう。
因みにキンバーン半島にウクライナ軍が上陸したのではないかという噂もあるが、今のところ視覚的な確証は得られていない。
関連記事:ウクライナ軍がドニエプル川を渡河してオレシキーを解放???
※アイキャッチ画像の出典:Оперативне командування “Південь”
怒涛の進軍に怒涛の更新、お疲れ様です。
「士気」と言う目に見えないものが、いかに戦争において重要な要素なのか
本当によく教えてくれる戦争ですね。
普通に考えて流石にそれはないやろ、と言いたいけど
何度「それはない」が起こってきたか分からんしね……
仮に渡河して橋頭堡をすでに築いてたとして、ロシア側は備えができてるんだろうか?
橋の破壊された西岸からじゃなくて、攻勢点をガラッと変えて北から攻めるという観測も少なくないからロシアも当然そっちの方は念入りな防御をしてると思うけど
ヘルソン市からの撤退が入念な計画で計画行われたたようにも見えないし、川という最強の障害物を突破された時の備えが果たしてあるのか……
自分も「ええーっ?!」って思ったんですが、
ロシア側がつい先日まで北岸を死守って方針で、
大河に隔てられてる事もあって南岸にはマトモな防衛線の構築なんて無かったとか・・・。
それが急に撤退に方針転換で数日以内の完了を求められて、
グダッて無秩序撤退の前後では突貫工事も無理だったて事ですかね。
ウクライナ側もいざとなれば力押しも辞さない備えが
密かに集められてて、
突然に無傷のヘルソン解放のビッグウェーブには乗るしかない!
ってなったとか・・・?
ウクライナ軍には孫子がいる
プーチンごときが勝てる相手ではなかった
兵は詭道なり「戦争とは騙し合いである」
「其の不意に出づ」意図しないところに不意をつく
其疾如風: 其の疾はやきこと風の如ごとく、
其徐如林: 其の徐しずかなること林の如く、
侵掠如火: 侵掠しんりゃくすること火の如く、
不動如山: 動かざること山の如し、
難知如陰: 知り難きこと陰かげの如く、
動如雷霆: 動くこと雷霆らいていの如し、
掠郷分衆: 郷を掠かすめて衆を分かち、
廓地分利: 地を廓ひろめて利を分かち、
懸權而動: 権を懸けて動く。
考えてみればリマン奪還後、ウクライナ軍は一気にドネツ川を渡って東岸まで奪還したわけで
「河に到達したから進軍を止めるだろう」と言うのは、西側を含めた世界の物差しに過ぎない訳ですね。
機甲突破に向かない湿地帯を軽歩兵で確保して、砲撃による支援で維持するって見方もあるが……
部隊の規模が違うとはいえ、自分たちが諦めた川を挟んだ部隊の維持なんてやられたら
露軍からしたらこれ以上ない屈辱なのでは?
これじゃ本当に「ウクライナで第二の軍隊」じゃないか
ただ、ウクライナ国防省が意味ありげに上陸作戦のものと見られる動画を公開したり
左岸上陸の「匂わせ」といい、これまでの徹底した情報統制から一転してウクライナ側が上陸作戦を目立たせたがってるように見えるんだよな
ハルキウ攻勢前にヘルソン攻勢を宣言した時と同じ臭いがしないでもない
見え見えの二番煎じにも思えるけど、前回と同じく本命は東部なのか、それともアピール通り南部でこのまま押すのか・・・
前回と手口が同じだけにかえって思考の迷路にはまってしまいそう。さらにこうして考えているうちに東部か渡河か、の2択しかありえないと思考を誘導されているような気もする。
いや次はメリトポ・・・
おっとだ、、、
流石に今の段階で渡河は止めたほうがいいんじゃ…
ドニエプル川北西岸に部隊を展開してたロシア軍が受けてた諸々の苦しみを今度はウクライナ軍が味わうことになるよ
こちらの記事を思い出せば
>ヘルソン市からの撤退は無秩序、無傷での撤退にはテレポーテーションが必要
ロシア軍がヘルソン東側の防衛をしっかり出来る可能性は低そう
じゃなくても物資不足のだったところに、西側から万単位のロシア兵士が東側に潰走してなだれ込んできて
このタイミングって、攻撃側のウクライナにとって最大のチャンスだと思うんですよね
ロシア軍が落ち着いてしまったら、多少なりとも防御態勢を構築できるでしょう
ノーバ・カホフカの奪還はカホフカ水力発電所の修復と安定運営に必要不可欠なのでウクライナ軍が優先奪還するのは頷けます。同発電所は発電用タービン6基で最大357メガワットの発電力を誇ることから電力不足に悩むウクライナとしては貴重な電源であり、早期の復旧を目指しているのだと思います。
ヘルソン市の解放により6か所あった水力発電所(カホフカ、ドニエプル、ミドル・ドニエプル、クレメンチュク、カニウ、キーウ、ドニエストル)が全てウクライナ支配下に戻ることになります。ウクライナで水力発電は原子力、火力に次ぐ第三位の発電力を誇り、発電設備は堤体と一体化されて火力発電所よりはドローン・巡航ミサイルの攻撃に耐えれることから今後も貴重な電源としてウクライナの電力インフラを支えるでしょう。
ロシアの完璧な撤退→実現できたら奇跡の撤退戦(笑)
ウクライナの渡河→もしかしてもしかすると…?
信用力の違いがわかります。
どちらもこの戦争でそんなバカな…を何度も起こしましたからね。
まあ、その意味合いは全く違いますが
ノーバカホフカに進出できたとなったら、ウクライナ軍にとって圧倒的に優位な状況を作れることになる。
カホフカダムの橋脚は破壊されたといっても、ダム堤体と一体となっている橋脚は破壊できていない。
これはロシア側にとって、クリミアに向かうための水路の水流を確保するための水位が必要であったからと推察される。
カホフカダムの橋脚は間隔が短いしダム堤体と一致しているだけあって、相当頑強なはずなので、
仮設架橋で一気に橋が復旧できるはず。
ザポリージャから南下するのは要塞化が進んで難しくとも、川さえ渡ってしまえばノーバカホフカ方面は防御陣地なんて無いに等しいだろうし、
ザポリージャからの部隊とで、この戦争でもっとも重要な要地であるマリウポリを一気に挟み撃ちできるかも。
さすがに、ドニエプル川を渡河し終えてるなんて予想できなかった。
ここの人たちもドニエプル川を渡河してたなんて予想してた人はいたんだろうか(笑
すくなくとも自分は全く予想していなかった。自分の目は節穴だったというしかない。
外から見ていてこれなんだから、ロシア側からしたら青天の霹靂みたいなもんだろうなぁ…
まあ普通に予想外ですよね
個人的には、一連の攻勢はここで一段落して、冬到来して地面が凍結する頃に双方動きがあるのかなーとか思ってましたが
まあ、時間経過と共にロシアの戦力と防御設備は増強されていくことを考えると多少強引でも攻める合理性はあるとは思うので、あとはウクライナの体力がどこまで持つかという……
少なくとも、ロシア軍側が想定していた、戦線整理によってドニエプル川での防衛線構築によって、
他方面に戦力を抽出するという戦略は、根底から崩されたことになりますね。
今頃大慌てで戦力を戻そうとしてるんじゃないでしょうか
アントノフスキー橋にしても、橋桁が落とされているけど橋脚は無事のようなので、歩兵が渡る程度の橋桁は応急で作れるのではないでしょうか。この事態を予想して予め準備してたかもしれません。だったら凄いですね。「橋は壊されたから使えないといつから錯覚していた?」
「ヘルソン地域のカランチャク、スカドフスク、ラズルネで爆発が報告された」
一気にクリミア半島の接続部まで行くつもりかもしれない
さすがに渡河作戦と言うよりは、ロシアが水際防御作戦を行う能力があるのか威力偵察を行った程度なのでは…。
「ヘルソン地域のカランチャク、スカドフスク、ラズルネで爆発が報告された」
一気にクリミア半島接続部まで行くのでは!
自分もさすがに維持する意図はなく、他箇所での大規模攻勢から目を逸らさせる為の囮だと思う。
それにしても宇軍の作戦立案能&遂行能力は目を見張るものがあるなあ。
ろ脱出兵にみせかけたウクライナ特殊部隊が
ロシア脱出兵にみせかけたウクライナ特殊部隊も多くはいってそう。ロシア脱出兵が民間服に着替えればこうなる。ウクライナ側が追撃しなかったの沢山のウクライナ兵紛れ込ませていない?
なるほど。無秩序な撤退で混乱している左岸のロシア軍が、体制を立て直す前に攻撃するのは理にかなっていますね。先行して右岸から撤退した精鋭兵をドネツク方面に回したから、今は左岸の防衛が弱体化している。
重装備の渡河が難しくても、誰かが言っていたように、左岸のロシア軍を追い払えばアイテムを落としていってくれるRPG状態。左岸の河岸の防衛戦の裏側に周り込めば、左岸のロシア軍も大幅撤退になりそう。年内に領土奪回の範囲が拡大するのを期待します。
参謀や指揮官はうかれてはいけないけど、最前線の一兵卒にとっては勝てるかもしれない、とか、押し返している、という認識そのものが与える影響はとても大事だと思う。トップまでそんな脳になられたら滅びるけど、現場で命を張ってる兵士には必須。
勢いに乗せる、ということは上に立つ人間の重要な役割ですね。
その点、ゼレンスキー大統領が多少のリスクを冒しても奪還したヘルソンを訪問したのは、得た戦果を最大限活かして次に繋げるという意味において巧いなと感じさせられました。