フィンランドとスウェーデンのNATO加盟問題が今月末の首脳会議で進展する見込みは「限りなく低い」と報じられており、トルコは自国の要求を満たすためなら「何ヶ月」でも交渉を行うつもりでいるらしい。
参考:Turkey unlikely to reach Nordics deal at NATO meet -sources
安全保障上の問題で譲歩できないと言われれば第三者が問題に介入するのは難しく、当事者間で解決するしかない
ロシアのウクライナ侵攻を目の当たりにしたフィンランドとスウェーデンはNATO加盟手続きを開始、ストルテンベルグ事務総長も「新しい仲間をNATO加盟国は暖かく歓迎する」と表明するなど両国の加盟手続きはスムーズに処理されると思われていたが、トルコのエルドアン大統領は「両国の加盟に我々は是正的な見解を持っていない。過去ギリシャをNATOに受け入れたのは間違いだった。我々としては再び過ちを繰り返したくない。北欧諸国はテロ組織のゲストハウスだ」と述べたため状況が一変する。
トルコのカリン大統領報道官は「フィンランドやスウェーデンのNATO加盟に門戸を閉ざすつもりはないが、トルコ、米国、EUからテロ組織に指定されているPKKが依然として資金調達や人員の勧誘を欧州地域で続けており、特にスウェーデンではPKKの存在を公然と容認している」と指摘、トルコからの分立・独立を主張する非合法組織「クルディスタン労働者党(PKK)」の取り締まりを両国に要求していた。
この問題について3ヶ国は何度も交渉を重ねたが最終的な合意に至っておらず、この件に詳しい関係者は合意形成における最大の障害は「国内に滞在するPKKをトルコに引き渡せと要求している点だ」と明かしており、土壇場(29日から始まるNATO首脳会議)で取引に応じる可能性を排除しなかったらしい。
トルコ側の交渉関係者も「期待された措置が講じられていないので首脳会議の場で結果を出すのは難しい」と述べており、譲歩できない安全保障上の問題を「今月末の首脳会議までに解決する」のではなく、納得が行くまで時間を掛けて交渉を行う構えだ。
両国が正式なNATO加盟国として受け入れられるには「加盟国30ヶ国の全会一致による承認」が必要なため、トルコにとってフィンランドやスウェーデンに隠れるPKKを取り締まるチャンスで、これが安全保障上の問題で譲歩できないと言われれば第三者が問題に介入するのは難しいため当事者間で解決するしかなく、トルコが出した条件を丸呑みする以外に両国のNATO加盟は実現しないだろう。
関連記事:フィンランドとスウェーデンのNATO加盟、トルコはPKK取り締まりを要求
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※アイキャッチ画像の出典:Ministerio de Relaciones Exteriores / CC BY-SA 2.0
うーん、トルコはクルド問題はあるだろうけど、どちらかと言うとロシアの手先になってゴネてるようなだけな気がするな。
さすがにないでしょうが、トルコのNATO追放とか言う話がちらほら出てるんで適当なとこで妥協するべきだと思うが。
さすがにロシアの手先は言い過ぎ
クルド人問題はトルコにとって死活問題で最重要の安全保障上の課題
トルコ視点で見ればこの要求は当然でしょ
別にトルコが正しく、クルド人が間違っているというつもりはないが
だったらスウェーデンの現職議員をテロリストとして引き渡せ、なんて要求するか?って話にもなります。
いくらなんでも、要求としては無茶苦茶すぎる。
手先はともかくとしても、ロシアに相当気を使った行動、それもスウェーデンを考えうる最高レベルの挑発をしているのもまた事実です。
単に受け入れ不可能な事項を突きつけて、自分達の通したい要求を最後に飲ませる交渉戦術と思われますが。掛け金を釣り上げるってやつですね。
トルコとしてはpkkの居場所を無くせれば良く、スウェーデン等を加入させないメリットはないわけですから
>トルコのNATO追放とか言う話がちらほら出てるんで
トルコがNATOから出ていって、あの地政学的位置にロシア同盟でも出来ようものなら、西欧の安全保障は地獄の釜と化すので、いくら狼藉があろうとも、外野が騒ごうとも、NATOはトルコ様に土下座して靴を舐めて、NATOに留まって頂くほかの選択肢は存在しないのですよ。
根本的な力関係の認識が間違ってる。
仮にトルコがNATOから離脱するとトルコ国民は自由と民主主義と得意先と西側兵器体系を全部失います。だからNATOに留まった方がいいし実際に留まっているわけですが、民主国家なので過激で荒唐無稽な主張を掲げるグループの意向も無視できないわけです。トルコの政治家は四方の大国と国内問題の板挟みでものすごく苦労してます
ですよね。トルコに喧嘩売ったら大量の難民がEUに流れ込んできて欧州は経済的に終わりになるでしょうし。
「北欧のお姫さま」たちは、人権問題で価値観を深く共有していえう筈の西欧の国々から、いいからエルドランの話をちゃんと聞いておけ、と価値観をブッ壊す説得をされて、今頃メチャクチャ困惑している筈。
それが陣営に属すということでしょう。特にスウェーデンの中立姿勢は100年くらいの歴史がある中で、それを転換するんですからそりゃ混乱するでしょうね。それにNATOのほかの国は、PKKおよび周辺組織をテロリスト認定してますから。
トルコはフィンランドについてはそこまで問題視してないから、フィンランドの加盟だけでも優先すべきなんじゃないかと。
北欧の金髪お姫様がトルコのおっさんに説教されるといったようなお話ですが、四方から大国に詰められて国内の過激派の面倒も見なければならず進退窮まったトルコがヒヨってテンパって周囲全部敵に回してるようにも見えます。たとえ話ならいくらでも表現できるので国と国との関係に擬人化したストーリーを見出すのって危ない気がしてます
そこは何とも言えないですね。ロシアに恩を売っているという線はあるにしても、PKKはそれ以上に譲れないライン。特に割とトルコ人原理主義的なエルドアン大統領にとっては尚更。
あとトルコはNATO有数の陸軍能力がありますし、NATOから追放しようとした瞬間シリア人難民をバルカン半島に放出するので、ヨーロッパが本気で人権重視をかなぐり捨てない限りトルコに強気にはなれんでしょう。
普通に日本を含めて世界中でテロリスト認定されているし、要求としては正当なのでは。
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>「国内に滞在するPKKをトルコに引き渡せと要求している点だ」
>トルコのNATO追放とか言う話がちらほら出てるんで
他の方は否定的に見ている様ですが、私はトルコがロシアと裏取引をしており、その一環として「フィンランドとスウェーデンをNATOに加盟させない」と言う条件が入っている可能性は有ると思います。
私も、最初はトルコがどこかで妥協すると思っていたのですが、「国内に滞在するPKKをトルコに引き渡せ」と言うのはフィンランドとスウェーデンには飲めない条件(特に難民政策を重視しているスウェーデンに取っては致命的)なので、幾ら安全保障上の問題で譲歩出来ないと言われても「怪しい」と言わざるを得ません。
実際、これまでにもトルコとロシアはウクライナ情勢を巡って、実効性の薄い停戦だのウクライナの小麦を船で輸出する手段だのを協議しながら、実際には殆ど有益な行動に繋がっていない事を考えると、実はトルコがロシアと共犯者に近い関係を結んでいる疑いは捨て切れ無いと思います。
そうで無ければ、トルコのNATO追放と言う話が、例え冗談レベルでも出る筈は無いでしょう。
PKKだけならまだしも、スウェーデン議会にはクルド系議員もいて、
その議員たちをテロリストとして引き渡せとまでトルコは要求しています。
あまりにも要求として高すぎるし、人権侵害甚だしく、内政干渉以外の何物でもない
いくらなんでも、トルコ側の要求が破廉恥すぎる
これはトルコ側はノルド二カ国を、NATOに加盟させる気がハナから無いと見るのが自然かも
同感です。
しかも、相手国の国会議員をテロリストとして引き渡せなんて内政干渉以前に「交渉する気が有るのか?」と疑いたくなりますし、そもそも「そんな事をする国にNATO加盟国としての資格が有るのか?」と言いたくなりますね。
トルコ側がこんな不自然な交渉条件を設定している事自体、裏に何らかの意図を隠している様な気がします。
当初は妥協案の提示を求めているのかと思ったのですがどうもそうではない様子
その可能性はどうしても浮かんでしまいますね
スウェーデンでは受け入れた難民に対し漏れなく手厚い生活保護を実施しているんですが、それを良い事にまともな職につかない難民が多く、深刻な治安悪化を招き社会問題化しているそうです。
政府も今後何らかの対策を採らねばならないはずで、人権とのバランスを取りつつ難民政策の規制強化や修正が真剣に議論される下地はあると思われます。
その過程でPKK協力者対処政策でのトルコとの妥協点を見出せるかがカギでしょうね。
とりあえずロシアを倒してから決める感じで問題ないのでは
こうなるとNATOの枠組みに固執してもどうしようもないし、
日本、台湾、フィンランド、スウェーデン+アメリカ、イギリス、オーストラリア辺りで新たな対中露同盟作りゃいいのにと思う。
環太平洋の国は別としてNATOとは別に北欧の軍事同盟を作ったほうがいいかもね。
対露という1点だけでNATOの枠組みを維持するには参加国が多すぎるんじゃないか。
北欧の国同士は実際は必ずしも仲が良くない。
ノルウェイやデンマークはナチスドイツに占領されてナチスを憎んでいるが、フィンランドはナチスドイツに協力した枢軸国だったし、中立国のスウェーデンは実際はナチスにもかなり協力していた。領土問題や、民族問題はスウェーデンとフィンランドの間にもあった。
環太平洋でも昔は東南アジア条約機構、「SEATO」というのがあり、米英仏、パキスタン、タイ、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドの8か国が加盟していたが、ベトナム戦争でアメリカが敗北したこともあり1977年に解散となった。
英仏などは、自国の領土、領地を守るとか言う以前に、植民地が次々と独立していたし、そもそもが侵略者、支配者の立場だったからどうしようもない。まあ日本だってそうだったわけだが。
ドイツ、イギリス、フランスも仲良しってほどではないけどNATO加盟してるんだし、北欧でまとまるのも悪くないんじゃない?
それじゃ弱いから、イギリス入れて。
会議の議決権者が増えれば増えるほど決定までの速度は低下する。
議決に全会一致を要する会議は常に常に機能不全の危険にさらされる。
世界史的には結論が出てる問題なんですがね。
北欧の人権感覚的には逮捕引き渡しは無理でしょうし、兵器供給関係の搦手でもいいから何か妥協点を見つけて欲しい所。
PKKはともかく、フィンランドの現職議員をPKK幇助の犯罪者として引き渡せまで言ってこられては、フィンランド側としても飲めるわけがない。
トルコの要求があまりにも高すぎる
訂正
フィンランドではなくスウェーデン
スウェーデンに関してはそもそもソ連がNATOと交戦が始まればNATO側の支援を行う秘密条項が公然の秘密だったわけでそれほどハードルは高うないだろうけど、フィンランドはトルコがなくてもフィンランド=ロシア友好条約
(1) 国連憲章と全欧安保協力会議 CSCE最終文書の原則を基礎に,両締約国に対する第三国の侵略に相互の領土を使わせないことをうたった政治条約
(2) 環境保護や原子力発電所の安全確保,文化交流などの協力を約した経済条約
(3) フィンランドに近いロシア領のカレリア,ムルマンスク,サンクトペテルブルグ地方とフィンランドとの間の地域的協力条約
があるから事実上身動きが取れないだろうけどな。
それで身動き取れないんだったらそもそもNATO加盟申請しないんじゃ・・・それに今ロシアがウクライナで行っているのはそういう条約と真逆の行動だし。
もういっそのこと、日米安保みたいに、フィンランド、スウェーデンとアメリカ・イギリスが日米同盟みたいに4か国同盟みたいのを独自に締結した方が早そうにも感じるけど、やっぱそういうのは無理なのかな・・?
で、将来的にNATOに加盟できそうになったらそこで発展的解消とか・・。
以前の記事のコメント欄で、NATOとは別枠のイギリスとポーランドと北欧の軍事同盟の模索だとか提案だとか何か書いていた人がいたような記憶がありますが。さて。
>フィンランド、スウェーデンとアメリカ・イギリスが日米同盟みたいに4か国同盟みたいのを独自に締結した方が早そうにも感じるけど
アメリカ、イギリスは、それをするまでのリスクを負いたくない人たちなんです。絶対安全な対岸から石を投げるのが趣味なんで。
>絶対安全な対岸から石を投げるのが趣味なんで。
何か忘れていませんか?
🫴🇯🇵
日本は今のところ中、露、北が近辺にいるので充分前線付近には出ているかと。アメリカもそれを思って日本に貴重な空母を配備しているわけですし。
『トルコのカリン大統領報道官は「フィンランドやスウェーデンのNATO加盟に門戸を閉ざすつもりはないが、トルコ、米国、EUからテロ組織に指定されているPKKが依然として資金調達や人員の勧誘を欧州地域で続けており、特にスウェーデンではPKKの存在を公然と容認している」』
「トルコ、米国、EUからテロ組織に指定されているPKK」ですからね。トルコが悪いのではなく、北欧二か国の自業自得なんですよ。別にトルコの政治的難民でもなんでもないテロリストのPKKのゲストハウスだかレストハウスとして自分からトルコに喧嘩売っておきながらこんな機会に乗じてNATOにすり寄って仲間に入れて!と動き出したスウェーデンとフィンランドの狡猾さが個人的にはけっこうキツい印象。
別件だが、リトアニアによるロシア本国と飛び地カリニングラード間の鉄道輸送妨害もあれも勇み足だと思っている。自国を通られるのは確かに業腹だろうが、ぶっちゃけロシアの国内輸送を力づくで妨害しているに過ぎない。
私もロシア敗北での終戦を望んでいるのは言うまでもないが、それはそれ、これはこれ、何か西側諸国というかNATOというか、その思考や価値判断や行動など、どうも世界全体のそれと徐々に遊離していっているのではないか?と危惧している。
2022年の今、世界は単純に悪いロシアvs正義の米欧、さぁどっちに付くのか!?という構図ではなさそうな気がしてならない。
THE WALL STREET JOURNAL(2022年6月9日)
【スウェーデンのクルド人動揺 NATO加盟申請で】
↑こういった記事を読むと単純にとるこが意地悪しているとかロシアと結託とか
そういう浅い見方をしていい話では無くて根が相当深い問題なのではないかと思う。
まぁ私もこの件にそれほど詳しいわけではないのでそこは勘弁していただきたいが。
>2022年の今、世界は単純に悪いロシアvs正義の米欧、さぁどっちに付くのか!?という構図ではなさそうな気がしてならない。
どっちについたほうが得か?であり、またどちらにもつかないやつはどちらとも敵対する。これほど単純な話は無いと思いますが。
ウクライナは30年くらい中途半端なことをやり続けた結果ロシアに攻められた。北欧二国はそれを見てNATOにつくことにした。それは狡猾でもなんでもない、常識的な動きだと。
ただトルコのことを全く考えていなかったのは手落ちとしか思えない、稚拙な判断だとは思います。相応の痛みは払うべきでしょう。
こちらが言っている事が伝わっていないのが残念です。むろんこちらの書き方が悪いせいもあるのでしょうが。
いずれにしても、インドをはじめとして中南米や中東やアフリカ、世界の百数十か国はロシア制裁に加わっていないし、むろんそうかといってロシアを支援するでもない。なお、各国全て単純な損得勘定で飲み動いていると言い切れる判断材料がおありでしたらぜひご提示ください。
それと、現状ではウクライナだけがロシアにとって唯一非常に大きな歴史的・地理的意味を持つ国家ですので、北欧は何もこの時期に右往左往してまでNATOいるする必要は無いですよ、ロシア軍のこの戦争終結後の軍事力消耗度合いも考慮に入れればなおさらです。むしろ北欧二か国のNATO加盟希望表明という対ロシア“加圧”が、ロシアにとって失点の挽回という意味合いで逆にこのウクライナ戦争での更なる大きな収穫を求める動機になってしまう。戦争の終結まではこういった騒ぎを起こすべきでは無い、と私は個人的に強く思っています。
質問に質問で返すようで申し訳ないですが、インドはともかくそれ以外の対ロ制裁に参加していない国(面倒なんで中立といいます)が損得勘定以外に何か高尚なことを考えていると?何なら外交関係の本質なんてつまるところは損得勘定でしょ。
少なくとも中立を標榜している国の大半はロシアと国境接してないので、直近の脅威ではない、いきなり武力侵攻は不味いだろうとは思うが西側の二枚舌に素直に乗っかるのは気に入らない。とりあえず情勢がはっきりするまではほっておく。そんなところじゃないんですかね。厄介ごとには首は突っ込まないのも、損得勘定の一種だと思ってます。アメリカがノータイムで殴り掛かってこなくなったので、アメリカに配慮する必要がなくなったのは良いことなのか悪いことなのか・・・。
例外はインドですかね。中国に割と似たようなことをされてるのに、現状でロシアに死なれたら困るから、という相当苦しい立場なんじゃないんでかね。対ロ制裁そろって棄権組の中印パの内情は非常に興味があります。
あともう一つ聞きたいんですが、
>現状ではウクライナだけがロシアにとって唯一非常に大きな歴史的・地理的意味を持つ国家ですので、
の根拠を聞きたいです。”唯一”がどこまでの範囲なのか、北欧諸国はそれがわからないからNATOへの加盟を焦っているというのに。
ちとここ忘れていて返答遅くなった事は謝罪したい
>またどちらにもつかないやつはどちらとも敵対する。これほど単純な話は無いと思いますが。
この部分に対する疑問として、百数十か国の“中立”国家群云々と書いたつもりなんですけどね?
>どっちについたほうが得か?
>損得勘定以外に何か高尚なことを考えていると?
>何なら外交関係の本質なんてつまるところは損得勘定でしょ。
安全保障上の協力国家の姿勢・国家間経済関係・国民民意・議会勢力分布、反政府勢力の協力国家問題…国家の外交方針関連要素はいくつもあり、時には何かの要素の「得」を取ると別の要素の「得」を失う、そんな矛盾した状況こそ日常茶飯事のように思いますが。まぁお互いの世界認識の差異の溝は埋まらないと思いますけど、それはそれで仕方がないでしょう。
ウクライナだけが特別↓
・キエフ大公国以降の両国の因縁
・旧衛星国というウクライナに対するロシア意識
・西からの災厄、独ソ戦の忌まわしき記憶
・クリミア軍港含めた黒海艦隊問題
北欧二か国とは明らかに異なる。問題要素が込み入りすぎている。こっちも特に同意も賛意は求めていません。
トルコ的にはメリット薄いからまぁこうなるだろうな
問題はロシア北欧の開戦見越してるのかだがまぁ水面下で何かしらあるだろう
トルコやるねえ…
でもエルドアンも別に盤石ではないようだから、我慢比べで一概にトルコの方が強いわけではないと思う
仮にエルドアンが落選しても次の政権がクルド人問題で妥協するとは思えませんけどね。
PKKによる脅威が存在するのは事実なので安易に妥協すれば国民から反発されるでしょうし。
国会議員の引き渡しすら要求とは。トルコもロシアと変わらない恥知らずな人権抑圧国家だということが良く分かる。
英+北欧+バルト諸国+ポーランド(+米)で対露同盟作るしかなさそうだな。
難民認定が異様に厳しい日本でも、この前トルコ国籍のクルド人の難民申請を入管が却下した件の裁判で高裁が却下取り消しを命じる判決が出た
国も上告を断念
拷問を受けた傷痕が決め手になったみたい
クルド人難民と、「米国、EUからテロ組織に指定されているPKK」とは、切り分けて考えるべきかと。
政治問題化しているのは、前者ではなく後者。
しかし参考になるのは、トルコの外交手腕
相手が絶対に呑めないような論外な条件をあえて組み込むことで、全体として有利な内容を引き出す、そして粘り
日本外交に欠けてるのはこの交渉力、外交は武器を用いない戦争だって判ってないから、あらかじめ敵に忖度してる甘ちゃんぶり
トルコは不運にも周り全部危ない国で民族問題宗教問題で苦労しているから仕方なくこうするしかないんです。下手したら一発で嫌われて欧米の進んだ制度も技術も資金も入ってこなくなりますし実際クーデターや紛争まみれです。日本はこの点に関して恵まれているのだから妙な憧れを持つ必要はないです
沖縄独立や、アイヌ独立を推進して日本でテロ活動する武装組織の人間が韓国の国会議員に居たとして、
日米同盟に韓国を入れるかという風にとらえると、国会議員の引き渡しぐらいの事は当然やってもらわないと入れるわけにはいかないでしょうね。
自国の分離独立を図るグループを受け入れてる他国が、自国の属する軍事同盟グループに入れてくれと言ってきてるタイミングでこのレベルの要求は寧ろ甘いぐらいかもしれません。
というのは、この北欧二か国のPKK受け入れの底意が反トルコの懸念もあるからですね。
従って、トルコ有事の際に本当にこの二か国はトルコの為に命を懸けて戦うか、つまり同盟国として表向き動きつつとたんに本音が出て未必の故意で負けるように動きかねない、もしくはNATO運営において、何かとトルコの意向を邪魔する動きの側につくという懸念はあると思います。
今はこの北欧二か国がリーチかかってますから慌てて入れてくれとドア叩きに来てますが、普段慰安婦や世界遺産や徴用工など反日の企画をしては世界中にキャンペーンを張りながら、経済が左前になると通貨スワップを結ぼうとしてくる韓国と同じようにトルコ側から見ればこの北欧二か国が見えてるのかもしれません。
ロシアがウクライナを占領したらウクライナ人の亡命を受け入れた国に対しトルコと同じような要求をするだろうね
少なくともソ連時代のウクライナに対する扱いはトルコのクルド人よりはマシな部分があった
公用語としてウクライナ語が認められていたから
トルコはEU入りするために渋々放送メディアや出版物でのクルド語の使用を認めたが、今でもクルド語は公用語ではなく、正規の義務教育ではクルド語の授業は認められてない
要するに、フィンランドやスウェーデンはトルコに内政改革を求めてのクルド支援なんだよ、分離独立とまではいかずとも自治権や広範な市民権の保障、つまり欧州基準ね
トルコはクルドの市民権向上の要求を、十把一絡げにテロリスト扱いして問題をすり替えている。
今回は北欧2ヶ国のNATO入りの問題だが、逆に以前からトルコのEU加盟の壁になってるのはイスラムだけでなく、トルコのそういう人権抑圧にあるんだけどな
トルコが同意したようです、この記事だとトルコ向け武器輸出制限を解除するようですがそれ以外に何が有るかは不明です
北欧2国のNATO加盟支持 トルコ、反対から一転 リンク