英Time紙は11日「フィンランドはNATOへの加盟申請を6月に提出する予定でスウェーデンもこれに続くだろう。米国はNATOの加盟国が30から32へ増加することに期待している」と報じている。
参考:Finland and Sweden set to join Nato as soon as summer
両国が加盟すれば特にインテリジェンスと空軍力の面でNATOの能力は大幅に強化される
ロシアによるウクライナ侵攻を受けてフィンランドのサンナ・マリン首相は先週末「NATOに対する考え方を見直す時期が来た。ロシアは我々が考えるような隣人ではない。NATO加盟問題は慎重な議論を必要とするがフィンランドを取り巻く状況は非常に厳しいため、このプロセスに必要上の時間をかけることはない」と述べた。
さらに安全保障政策の見直しを行なっているスウェーデンのマグダレナ・アンダーソン首相も「NATO加盟を否定しない」と明かしていたが、英Time紙は米当局者の話を引用して「フィンランドはNATOへの加盟申請を6月に提出する予定で、スウェーデンもこれに続くだろう。米国はNATOの加盟国が30から32へ増加することに期待している」と報じているのが興味深い。
NATO関係者や欧州の外交関係者も「フィンランドとスウェーデンは加盟条件を満たしているので直ぐに参加が許可されるだろう。両国が加盟すれば特にインテリジェンスと空軍力の面でNATOの能力は大幅に強化される」と両国のNATO加盟に歓迎の意を示しているが、ロシアのペスコフ大統領報道官は「もし(フィンランドとスウェーデンがNATOに加盟して)軍事バランスが一方に傾けば、特に核兵器の面でロシアの安全保障に対する脅威と見なし追加措置を講じる」と警告を発している。
果たしてロシアの追加措置が何なのかは不明が、本当に両国がNATO加盟を決定すればロシアは両国に侵攻して紛争状態(紛争状態の国はNATOに加盟できない)を作り出すかもしれない。
まぁウクライナとの戦いに手一杯のロシアに第二戦線を開く余裕はないと思うが、加盟条件を妨害するだけなら「紛争の規模は小さくても構わない」ため非常に不気味だ。
関連記事:スウェーデン外相、引き続きNATOへの加盟を申請しないと正式に表明
※アイキャッチ画像の出典: Lockheed Martin Aeronautics
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NATOの東方拡大が原因でこの戦争が起こった(だから西側も悪い)
って主張してる人たち、白目になってそう
ロシアが拡大するから、それから自国を守るためにNATO加盟国が増えるのですよね。順番が逆。
フィンランドとソ連が戦った冬戦争の発端はフィンランドのハンコ岬の租借問題で、サンクトペテルブルグからバルト海への出口にあたるこの地をロシアがよこせといったのに拒否したころからロシアが攻め込んでいます。
これはクリミアと似ており、ロシアはクリミアを奪ったのだからフィンランド南部も奪われるかもしれないと当然考えます。あるいはウクライナみたいに全面侵攻されるかもしれないと。
一番悪いのは他国の主権を無視して、暴力をふるい、対外に自らの脅威をアピールしてしまう横暴な大国だから(玉虫色の答え)
そもそもNATO加盟国が侵攻したときにはNATOの集団的自衛権が発動しないのだから
民間警備会社と契約するのを悪いと言ってるようなもの
困るのは泥棒だけだというのに
NATOの東方拡大でロシアがブチ切れたので、
NATOに加盟するということは、ロシアの核の標的になるということで、
わかってて加盟するということは、ロシアの核は脅威ではないというメッセージになって、
なめられて真っ赤になったロシアは核をバラまくことになるんよね…
「紛争の規模は小さくても構わない」
その手が有ったか。
紛争の規模が小規模であったとしても終了後に即加入になるのではと。
まあ、時間稼ぎにしかならないよね……
だとしたら核兵器使用とかも含めて、エスカレーションを進める可能性とかもあるのかも?
だらだら続けて長引かせる事は出来る
戦線を拡張してダラダラ戦争を続ける体力がロシアにはもうない
何より第三次蘇芬戦争開戦の場合、西側が最後の手段として取っている『経済断行』がなされる可能性も
それどころか紛争が原因で即加盟と言う可能性も有りますね(この場合、ロシアが加盟妨害を目的に紛争を仕掛けたと見做される為、紛争中でも加盟を認めないとNATOの能力と意思に疑問符が付いてしまう)。
今回の2カ国はそもそも冷戦時代に、ソ連が侵攻したらNATOに即時加盟、という密約があったとされますが、これは現在でも存在してるんでは。
ウクライナと違って2カ国とも国政に問題は無く後はヤル気次第でしたから、すんなり加盟できるでしょう。
なんというか、ロシアにとっては完全に外交的な失策になったね
ヤクザの論理に従えば、ロシアはフィンランドを殴る以外選択肢は存在しません。
ただでさえウクライナ侵攻で失態を重ねているのに、北欧2カ国がロシアの警告に逆らって、しかもなにもしなかったら、後は足元見られるだけですから。
ただ戦線を開く余裕がなければABC兵器を打ち込んで、その狂気っぷりを見せるしかないのが懸念点ですが。
仮にロシアとスウェーデンが戦端を開くとしたら、ナポレオン戦争以来じゃないか……?
しかしロシアの、自分から戦争をふっかけておいて中立国を相手側に追いやるムーブは第三帝国そっくりだな
ロシアは発想がジャイアン並み、小学生レベルだもん
暴力で尊敬を得るとか不可能だって、誰か教えてやれよ
夏にも加盟できるという見通しの海外報道もあったな
流石にそんなに早くやれるとは思えないけど、無事加盟できると良いね
ウクライナのお陰というとなんだけど
世界、特に欧州のロシアに対する誤認が解けたことは、瓢箪から駒
ウクライナに粘って貰っている間に、西側経済とロシアのデカップリングが少しでも進めば良いのだが
問題は日本が順調にロシアとの関係を切れるかだけど…
ジェノサイド発覚までならまだしも、まだ算盤勘定だけでロシアにしがみついてる感
セカンダリーボイコットちらつかせられるまで分からないんだろうな
ロシアがウクライナとやりあっていて手を出せないうちに加入完了してしまいたいだろうから、手続きは特急でやると思いますね。フィンランドは近々国内をまとめると言ってますし。スウェーデンはもう少し時間かかるのかな。
日本がロシアから手を引くと、その隙に中国が接近しないかと考えてうかつに動けないのです
中露接近はアジアにとっての悪夢なので、欧米とは違った対応になっても仕方ない部分があります
残念だけどもう中露は事実上の同盟状態だから。今は距離をとっているように見えるけど、極東政策では連帯してくるよ。例え日本がどんなにロシアに媚び売って経済支援したとしてもね。
結局のところ、ロシアはソ連時代の衛星国や周辺国をまともに主権国家と見ていなかったのでしょうね
主権国家に身の危険を感じさせたらよけい西側に身を寄せる流れになるので、それを避けたいのなら少なからずうまみを与える懐柔策を取るべきだったというのに
ロシア国内の力学でも一部有力者以外を無権利者と看做してるような節があって、「懐柔」に相当する概念もってなさそうな感じなんですよね……
ロシアは貧富の差がクソデカすぎて、名目上は一人当たりGDPでウクライナの2.5倍くらいあるはずなのに、地下資源の富のほとんどをオルガリヒやシロヴィキが独占していて、ウクライナに派兵されている兵士の駐屯地地域の所得はキーウ郊外の庶民以下という統計があって、まあ、そりゃ家電だのスマホだのを略奪しますわと……白物家電を略奪したということは、要は白物家電がウクライナにはあってロシア兵は持っていない(または旧式)という意味なので……。
自国民にすら豊かさを分かち合わないロシア指導者たちが、属国の二級市民と思っている人を懐柔するという発想が多分出てこないと思うんですよね。
開戦の少し前に「全ロシア将校の会」が戦争反対の声明を出して「仮にキエフを制圧しても戦略的敗北は避けられない」と言っていましたが、その通りになってます。
イワショフ退役大将がラジオで「ウクライナとの戦争が起きれば、数万人の健康で若い兵士が死ぬでしょう。私は母親のなげく声を聞きたくないのです。」「『10日で戦争は終わる』などというテレビのトークショーに踊らされてはなりません。」と言っており、予言者のようだけれどロシア軍の能力を知っている人が予測すればそうなるんですよね。なのになぜ開戦してしまったのかやるせないです。
???「腐った納屋はドアを蹴飛ばしただけで崩れます!」
蹴とばした足を失ったうえ、反対側からも蹴とばされましたなあ
過去100年の間に今回と同じような失敗が3度ありました。
最初はフィンランドとの『冬戦争』で、数週間で決着がつくという甘い見通しで、
冬支度もせずに開戦。ソ連兵たちは夏装備で真冬を過ごさねばならず、数多の兵士
が前線で凍死しました。フィンランドより多大な死傷者を出して4か月後に停戦。
2度目は『アフガン戦争』で、圧倒的兵力差にも拘わらずムジャヒディンに翻弄され、
戦力の逐次投入の果てに戦略目的を達成できず10年後に退却しました。
3度目は『第1次チェチェン戦争』で、このときはソ連崩壊後3年目で軍も崩壊して
おり、有無を言わさぬ徴兵により2週間の即席錬成で戦地に送り込まれた新兵たちは
軒並み戦死、ロシア軍は2万余の戦死者を出したと当時口コミで囁かれていました。
ロシア軍は2年後に撤退。
甘い見通しでなぜ開戦したか?- それはほとんど為政者の都合のためだったのでしょう。
フィンランドは継続戦争で、チェチェンは第二次紛争で目的は達しているからね。
アフガニスタンはある意味世界最強で最恐だから。
英国·旧ソ連·米国揃い踏みではね返している。
こんな地域は他に無いでしょう。
だからこそ、アフガニスタンには他国が軍隊送っても無意味と某医師はずっと語っていたのに、まだ批判してる連中は何なんだろうね
アフガンに関して言えば、軍を送ること自体は間違いじゃないと思う
ただ、力学構造があまりにも複雑なので「どこかの勢力を叩けば良い」とならないだけで
恐らくは、いくら教育やその他インフラを提供してもそれだけでは無意味で、他方「力による現状変更」を試みることを絶対的に抑えないといけない
ただ、その価値観の転換までに世代交代を待つ必要があるというだけで、アメリカのアフガン撤退が30年早かった、言い換えれば半世紀関与し続ける根気が無いなら手を出してはいけなかっただけで
実際、ようやく「教育を受けた女子」ひいては「教育を受けた女子がそれなりにいる世代」が現役投入され始めたところでのこれなので……
クリミアや南オセチアでは数日で勝ったし、今回も行けると思ったのでしょう。しかしウクライナはクリミアや長いドンバス紛争の戦訓から十分備えていたわけで、そうあっさりいかないとは予想できたはずだから見通しが甘かったのは間違いないですね。
いわゆる良識派といわれる方々はいつも黙殺されてしまうのですね。
イワショフ退役大将はそもそもタカ派、主戦派と言われていた人なんですよね。それでもウクライナ戦争にはこういう意見だったという。
実際に武器提供がアフガン戦争時のスティンガーレベルで、複数方向からの侵攻をせずにウクライナ単独でやった場合は短期決戦もあり得たかもしれない。本当にロシアの都合通りに事が進めばごり押しは出来た可能性はある。
個人的には元将軍が思うような事態の推移とは違っていると思う、「キエフ占領後の統治」とか言っている時点で米軍のアフガニスタンでの被害みたいな事を想像しているのではないか?大きな戦いが終わった後も駐留による被害はほとんど途絶えることはなかったし、多額の支出があったし自殺者も多かった。
さて、アメリカが歓迎したとしても、ドイツとフランスが北欧二国のNATO加入に首を縦にふるだろうか
むしろ親露のハンガリーが…
ウクライナやグルジア(ジョージア)なんかとは違って、金があって加盟要件に問題がないのだから
今のままなら諸手を上げて賛成すると思うな
ただ記事にあるように、たとえ小規模でも現在進行形の紛争を抱えたら
加盟要件満たさなくなって拒否するしかなくなるのがアキレス腱
スウェーデンは空軍力がバリバリあるし、フィンランドは兵が強いし戦略的にも要地だし、NATOにとっては戦力アップ間違いないですからね。
北欧の二国がNATO加盟条件が完全にクリアだったとしても、加入後にドンパッチが始まって、西側諸国が現地に部隊派遣を行う覚悟があるかと説かれたら、頷けないんじゃないかな。
ドイツは政権が新しく、今戦争でかちかち山のたぬきさん状態になってやる気を出したが、問題はフランスの方だ。
フランスの国家性として、ロシアと比較的友好的であるのは昔からの事だし、マクロン大統領もボケ老人の長電話介護をしているが、現在はロシア外交官などのロシア制裁路線に協調的である。
しかし、フランスは現在から今月末までに大統領選挙があり、これによって親ロ派大統領が誕生する可能性が50:50であり、そうなった後、ロシア制裁路線が危機的状況に入る可能性があるだろう。
6月にスウェーデンがNATO加盟申請書を提出する前に、NATOそのものが存続の危機的状況に入るといっても、過言である。
NATO加入前ならいざ知らず加入後に派遣しませんってなったら第5条って何やねんってなるぞ…
>本当に両国がNATO加盟を決定すればロシアは両国に侵攻して紛争状態(紛争状態の国はNATOに加盟できない)を作り出すかもしれない
NATOが紛争状態の国からの加盟申請を受け付けないのは集団防衛義務との兼ね合いなんだろうけど、北欧にまで侵略の手を伸ばしたらNATOが即時開戦覚悟で二国の加盟を認めるかも…とか考えないのかな。
流石にNATOもそこまでコケにされてまでロシアの火遊びを許容するものかね。
本当に後先考えないチンピラそのものだね、ロシアって。
フィンランドはさておいてもスウェーデンはしないだろう。
スウェーデンはNATOと秘密協定が公然の秘密としてある。
今回は政治、軍事的にアメリカは得してるなぁ
・西側の結束
・アフガン撤退に対する汚名返上
・中国に次ぐの仮想敵国の衰退
・西側が中国の驚異認識を改めた
等があると思う。
あと、中国の台湾侵攻を数年送らせた。
しかし、経済的には制裁によりインフレ圧力強める形になってるから、今一番のネックじゃないか?
これよく言う人いるけどさぁ…
アメリカも経済支援と軍事支援とかですでに数兆円単位でぶっ飛んでるぞ?
プラマイで見れば間違いなくマイナスだよ
トランプ時代末期のシリアからの撤退と、アフガニスタンからの撤退で浮いた予算から運の編成や近代化を進めようかという矢先ですからね。
金で済むなら政治的コストとしては安いでしょう。自国兵士を失うより遥かに
軍事支援もロシアと違ってただ失うわけじゃなく
、コンバットプルーフを得て大人気モデルで世界中の同盟国に売り込めばお釣りじゃ足りないくらいの儲けで返ってきます。
しかも原油・ガス産出国のアメリカにとっては欧州の巨大市場をロシアから奪う最大の好機で、経済的にもメリットだらけです。
日本の経済支援は、純粋に善意のプレゼントで終わりそうですが…
上記の内容で数兆円ならお得だぜ。
とアメリカは見てるんでしょう。
損得の結論は戦後の検証を待つしかないですね。(解釈次第で意見が分かれる項目ですが)
これでロシアを傾かせたらやがて大きなお釣りが来る、目先の損得ばかりが政治ではないから
西側の結束はルペンがフランスの大統領になったらぶち壊れそうなんですが大丈夫ですかね?
もとから信用できない奴らだから、誰が当選しても変わらない。マクロンでさえフランス国籍企業のロシア撤退を強力に推進するどころか、調停者と見せかせて問題の先送りで誤魔化しているのですから。
あからさまか、こっそりかの程度の差。
信用できるかできないかはさておき、その判断基準やロジックが見えるだけ
イギリスもフランスも(某所ではブリカスとまでこき下ろされるけど)、ロジックは違えど銭勘定が透けて見えるだけ中国も、まだマシなのだなとちょっと思ってしまった
精々が近世くらいの力の論理全開で「降伏か死か、好きな方を選べ」をやってくる国とはいうても次元が違う……
例えるなら、UNOで都合が悪くなると地方ルールを持ち出したり、最悪イカサマするのがその辺の国々
殴ってくるのがロシア、みたいな
ロシアが周辺国を脅せば脅すほどNATOが増強されていくという悪循環
ちょっとした翻訳の綾だけど、「米国はNATOの加盟国が30から32へ増加することに期待している」の「期待している」は原文だと “banking on”なので「その前提で物事を進めている」というほうが厳密な訳ですかね。まあ些細なところですが、フィンランド側のプッシュ要因が大きくて、ワシントンは歓迎しているけど引き込みにかかってるとかそういう構図ではないので。
私は英語の造詣が全く深くないのでその辺りはわかりませんが、日本語(母国語)ですら微妙なニュアンスで伝わり方は変わりますし
こと外交においては、いわば「外交語」みたいな、文言に対するニュアンスの色付けが結構決まってたりしますよね
それこそ”安全保障”と一口に言っても前後の文脈や歴史的経緯一つで、「行けたら行くわ」くらいの温度感から「全力でやるわ」まで左右されたりとか
ロシアくんはガスの元栓を開け締めしてEUを経済的に脅してれば結果は違ったかもしれないのにね
資源外交でホントにそれをやるのは紙一重だからなぁ
WTOからは確実に怒られるし、中期的には相手の産業構造の転換を促して資源そのものの需要が減ってしまうっていう
というか既に、元からあった原子力発電拡大の動きが加速してるし、今それやるってのは10年20年先のロシアを殺すことに等しい気がする
まぁ隣りにいる隣人が強盗殺人犯だったことがわかったらそりゃ自警団に入りたくなるよね
クソロシアの自業自得
通常戦力ザコなのモロバレして西側に舐められ始めたのに対抗して露骨に核恫喝し始めたの致命的で核搭載機で領空侵犯とかいうアホオブアホな事しよるの
直接的な原因なの明らかだけどそら核恫喝されりゃ核無い国は核傘入ろうとするの当たり前すぎるし露さんの軍事外交面の判断能力は錯乱状態なのもバレた
もはや本当に露って国の存亡自体危ういの露国民いざ知らずなの意味不明
北欧にNATO入りして欲しくないんだったらなんで核攻撃機で領空侵犯して恫喝したんですかね・・・
あのさあ、通常戦力での恫喝ですらやべーのに核兵器持ち出してきたらもう引けるわけないじゃん
軍事侵攻の可能性を仄めかして隣国や緩衝地域を衛星国化したり中立を強いる政策は、いざどこかで戦端が開いてしまうと(日露戦争における英国や現在の米のように、潜在的な敵がその戦線の敵方を支援して必要以上の兵力を拘束されるので)弱いですねぇ。日露戦争中の都市部でのメーデーなり第一次世界大戦中の北欧の独立なり、過去にも例はたくさんあったんですけどね。それを避けるには第一次世界大戦前の英国のようにNo.2とNo.3を足した以上の軍事力を備えることを義務付けるくらいしか方法がないですが、それだけの通常軍備を確保できなくなった時点で現在のような事態(分裂していく帝国をつなぎとめるための戦争)はある程度予想されていたんですよね。
そういう意味ではロシアは西側以上に平和を維持する動機があったはずなんですが、「やってみろよ、負けねえから」とばかりに戦争に走ってしまったのは本当に愚かだと思います。
もっともロシアというローカルな覇権国家の力を考えれば、この先もっと多くの地域を喪失していっても不思議には思わないですが。
もうロシアは民主化か北朝鮮化(=分裂して内戦)の究極の二択ですが
北朝鮮化したところでプーチンの寿命的に持って10年くらいじゃないでしょうか
100年で2回革命してるので3度目の可能性は高いと思います
グルジア出身のシュワルナゼが政権からの去り際に
独裁がやってくる
と話していたっけ…
あれ プーチン(或いは その手の勢力) の台頭を予言していたのかな…
そんなプーチンが仕切り続けたロシアでソ連邦復活を夢見て動く度に
旧ソ連圏から独立した周辺国を西側に追いやり
NATOのフロントがロシアの国境にどんどんと迫り
インドなどの 非同盟諸国 との関係もそっぽを向かれ始める皮肉…
軍や情報機関の上の方の者は
政治家の妄想的な煽りを冷ややかにというか 冷静に分析 できていたりするはずなのに
情報機関出身のプーチンは すっかり政治家になってしまい
国際情勢を見る力が失くなってしまったのか?………
シュワルナゼは西側からの評価の高い、すなわち自由と民主主義をよく理解した人物だったが、自国含めて旧ソ連には西側の価値観が育つほどの土壌が足りないのを知っていたのだろう
中世を引きずる農奴制から、社会主義という別の奴隷制度になり、市民社会を知らぬまま科学技術のみ近代化した異様な地域なんだよ、それがロシアとその周辺
フィンランドは無理じゃないの?
ロシアガス原油依存度が高過ぎるでしょ
米英と供給保証の話がついてるのかもしれんけど
プーチンにしてみれば、ウクライナでナチスと戦っているときにNATOがナチスに味方して
と、いうことにして北欧のNATO加盟でロシア国民の恐怖感をさらにあおり
国際政治というよりも、国外に敵を作り出して自国民の妄信を煽り立て自己の政権基盤を守る
ベーシックな独裁国内統治をするつもりでは
NATOは侵略はしてこないから、弱体化した軍事力でもどうにか支えられるし
国内外の敵を排除して母なるロシアを守れ、というのはよくあるプロパガンダでロシアの歴史を紐解けば、
その有効性も過去より神話的に継続しているのでプーチンも頼りたくなっているかと考える。
この場合、地理的に隔絶した極東では有効度が低下するので
1930年代のソ連でも政策失敗を、自国内に作り出した敵勢力の仕業にしたように
ウラル山脈より東側での政府に不利な出来事は、何でもかんでも日本か日本のスパイの仕業にする可能性がある。
マジで核使いそうな動き見せたら、ロシア擁護&旗色を見せないようにしてる国全部敵に回るよな
それどころか国内でも狂人扱い確定なので見え透いた脅しでしかないけどな
真面目に取り合うのも馬鹿馬鹿しい
フィンランドMTVの最新世論調査の結果
4/5-11の間にネットパネルで1,863名が回答、サンプルは18-64才までのフィンランド人男女
リンク
結果は、いまの段階でフィンランド人の68%がNATO加盟を支持しており、支持率は過去最高。
性別では男性がより高く76%、女性が61%。年齢層では55-64歳が最も高く77%、18-24歳が最も低く52%。学歴別では大卒者が最も高く80%、職業訓練生が最も低く55%。
(今年1月の時点では、NATO加盟への支持率は30%だった。)
半数以上の回答者が、たとえスウェーデン抜きでもNATOに加盟するべきと回答した。
フ政府がNATO加盟を推奨するならば、加盟に賛成すべきと考える人はさらに増えた。
スウェーデン世論の動向も知りたいところですね。
スウェーデンのSVERIGE Novusによる最新の世論調査(4/7-11集計)
リンク
現時点でのスウェーデン国民のNATO加盟支持率は45%で、前回(1週間前)の調査から
“賛成”と”わからない”がやや減少し、逆に”反対”が増加した(33%に上昇)。
3月末の調査では、フィンランドがNATOに加盟すれば、63%が加盟すべきと回答した。
昨日フィンランド首相は”フィンランドとスウェーデンの共同加盟申請がいい”と発言し、
今日両国の首相がストックホルムで本件について会合するそうです。
リンク