英国のウォレス国防相は「フランスがオーストラリアの原潜導入を支援する枠組みから外れたのはAUKUSの設立がファイブアイズの信頼関係に基づいているからだ」と明かして注目を集めている。
参考:British defense boss commiserates a bit with France over Australia submarine breakup
参考:Australia details its nuclear-submarine ambitions
参考:US and UK face global backlash over Australia defence deal
オーストラリアの原潜導入の決定は商業上の理由ではなく潜水艦に求める戦略上の要求を変更したため
オーストラリアがアタック級潜水艦の導入契約を破棄して原潜導入へと方針を転換したことにフランスは「両国間の政治的信頼や防衛産業の協力・発展を約束した合意や精神に反する」と批判、さらに原潜導入に関する枠組みからもフランスを排除したことについて米国を激しく非難しているが、フランスの怒りをシンプルに言えば「防衛産業界が期待していた収益を米英に横取りされた」という一言に尽きる。
このような批判に対して英国のウォレス国防相は「650億ドルに達するオーストラリアとの契約が破棄されたことに対するフランス人の失望は理解できるが、この決定は商業上の理由からではなくオーストラリアが潜水艦に求める戦略上の要求を変更したために起こったことでフランスに対する裏切りには該当しない」と主張した。
アタック級潜水艦に関する契約には契約破棄に関する条項が予め設定されており、オーストラリアは最大4億ドルの違約金を支払えばフランス側の同意を得ることなく契約を破棄する権利を有しているため政治的信頼や感情論を抜きに言えばオーストラリアは正当な権利を行使したに過ぎず、ウォレス国防相は「政府が管轄するプロジェクトの変更や中止といったような決断はほぼ毎日のように発生しており、時には企業の怒りを買うこともあるが納税者に対して政府は状況の変化に応じてプロジェクト軌道修正を行う義務がある」と語っている。
さらにウォレス国防相はオーストラリアが潜水艦に求める戦略上の要求を変更した時期や原潜導入に関する枠組みからフランスが外れることになった理由にも言及しており中々興味深い。
オーストラリアが「自国の安全や国益を守るためにアタック級潜水艦よりも優れた能力を備える潜水艦を手に入れたい」と米英に接触してきたのは今年3月頃で、6月に英国で開催されたG7中に豪米英の首脳は会談を通じてオーストラリアの原潜導入を支援する枠組み「AUKUS」の概念が策定されたのだが、この概念はファイブアイズ(UKUSA協定)の信頼関係に基づいているため「フランス抜き」で話が進められたとウォレス国防相が明かしており、もし他の同盟国=非ファイブアイズ国が原潜導入の支援を求めてきても同じような支援は行われないだろうと指摘した。
つまりオーストラリアはアタック級潜水艦の調達を決断した2016年当時と現在では安全保障に求められる要件が大きく様変わりしてしまったためモリソン政権はアタック級潜水艦プログラムの裏で原潜導入の検討を開始、アタック級潜水艦のベースとなったシュフラン級原子力潜水艦を導入するという選択肢もあったが原子力技術の移転交渉で時間がかかることが予想されたためファイブアイズの信頼関係を頼りに米英に接触、たった半年で原潜導入を支援する枠組み「AUKUS」の設立に漕ぎ着けたという訳だ。
因みにフランスは「原潜導入に方針を転換する事前通告がなかった」とオーストラリアを批判しているが、モリソン首相はG7出席後にフランスを訪問してマクロン大統領と会談した際「我々は潜水艦に求める戦略上の要求を変更する可能性があると通告した」と弁明しており、G7の裏で進行していたAUKUS策定を察知することも妨害することもなく今月16日の発表で「フランス外し」に驚くことになったのは対外治安総局(DGSE)あたりの失態もしくは油断と言うべきなのかもしれない。
関連記事:オーストラリアが原潜調達を正式発表、国内建造方式で少なくとも8隻調達予定
※アイキャッチ画像の出典: LA(phot) Mez Merrill/MOD
戦後はド・ゴール以来、西側ながら米英と常に距離をとりソ連中共とは交易、技術移転をやっていたフランスをファイブアイズには入れないよ、これはアングログループによる確信的な排除
こういう排他的な組織において、後入りの日本の立場は高くないことだけは知っとかないと
というか、入れるのかすら?
ファイブアイズみたいな繋がりがあるのは羨ましい
出し抜かれたお前が悪いし元々持ってた権利を行使しただけってのはまぁそりゃそうなんだが…
いやはや恐ろしい話だね、これ日本が受注してたとしても同じく戦略上の要求を満たせずって事で同じようにぶっちされてた可能性が高いわけだろ?怖い怖い
やっぱファイブアイズとそれ以外だとでかい壁があるんだな
まさかここまでとは思わなかったけど「このおかしな計画に巻き込まれなくて良かった」という選定当時に見られた多くの意見は結果的に正しかったわけだね。
やはり武器輸出は信頼出来る相手じゃないと駄目だよ。
輸出実績欲しさに怪しい相手と取引するとこうなる事もあるという他山の石。
ただこの潜水艦の計画は当時、安倍首相と緊密な関係にあったアボット首相が進めていて、防衛装備移転三原則を閣議決定した日本の初にして大型案件でもあり、日本に対する大きな貸しとなる予定だったと思われ、これを切っ掛けに日豪の軍事協力が進むとも見られていました。
勿論これは中国にとってはマイナスですし、それを潰したのは親中のターンブル首相でしたから人間万事塞翁が馬と言うしかありません。
フランスだって法改正までして準備していた日本から横取りしたのに
今更オーストラリアに裏切りとか言ってるのが哀れw
兵器売買に長けたフランスでもこういう事がある、極めて政治的な世界だというのが良くわかりますね。当たり前ですが、家電などを売るのとは訳が違うと。
原子力関係の技術移転を受けて原潜を調達する取引なんて特殊事例すぎて他の装備品とは比較できんよ
時系列が違いますね。通常動力の潜水艦の取引だったのが、政治決断で原子力潜水艦に変わったため全てが覆ったのですから。
フランスとの契約後に出てきたオーストラリア軍の要求が、明らかに原潜でないと達成不能な内容になってて、改めて原潜を選択するときに米英からの横槍という流れだろう
単なる原潜ならばフランスとの契約をシュフラン級にアップグレードすれば済んだはず
政治決断より先に、オーストラリアをめぐる戦略的状況が変化したことが原因です
ウォレス国防相は「政府が管轄するプロジェクトの変更や中止といったような決断はほぼ毎日のように発生しており、時には企業の怒りを買うこともあるが納税者に対して政府は状況の変化に応じてプロジェクト軌道修正を行う義務がある」と語っている。
横槍?
オーストラリアから接触したってなってるけど…
結果的にフランスを裏切る形になることを判っていた米英だろ、同じようなもん
フランスは西側の継子扱いなんだよ
ドゴールが自ら距離取ったんだから自業自得やね
> シュフラン級原子力潜水艦を導入するという選択肢もあったが原子力技術の移転交渉で
> 時間がかかることが予想されたためファイブアイズの信頼関係を頼りに米英に接触、
> たった半年で原潜導入を支援する枠組み「AUKUS」の設立に漕ぎ着け
鮮やかな外交・政治手腕の一言だ、豪よ。タチの悪さは感じるもw、舌を巻くよ。
太平洋南西は、インドネシア戦闘機調達とか、武器商談の行方が分からな過ぎる。
魔の区域だねw。
>ファイブアイズの信頼関係を頼りに米英に接触、たった半年で原潜導入を支援する枠組み「AUKUS」の設立に漕ぎ着けたという訳だ。
すごい信頼関係だな。日本や他の国が、そう簡単に同列に扱われることはないだろうね。
わざわざ出来上がった空母を極東地域まで派遣して、コミットすると声明しただけはありますね。
ファイブアイズは他の何物にも代えがたい真の同盟だからな
アングロサクソンによる人種核武装論だとか言われて結果的に中国を利することになりそう。
こちらが何をやっても中国は自己正当化の理由にしかしないから(笑)
もしオーストラリアが平和の軍縮に舵を切れば、偉大な中華の軍事力に屈服したからと自画自賛にすり替えるから
共産党とはそんな輩だから聞き流しましょうね
フランスの潜水艦は後退しかできないからな
(海外のフランス煽りネタ)
へぇ、そんなネタあるんだw
そう言われるようになった原因みたいなのって何なんだろうね
第2次世界大戦でコテンパンにやられたので
「フランスの戦車は前進1速 後退6速」とか言われてたり
なるほど、そういう事か
確かにそれ言われたら嫌だろうねぇ
戦車の性能はドイツにさほど劣ってないが、運用戦術において決定的に差があったそうな、
あとフランス敗戦の要因は政府の混乱が大きい、持久戦に持ち込めばドイツが諦め引き揚げる可能性も高かったという
まぁ、マジノ線一基抜きされたからそれで持ちこたえろっていうほうが無理がある
> アタック級潜水艦の調達を決断した2016年当時と現在では安全保障に求められる要件が大きく様変わり
2016に豪は「中国の領有権を否定する南シナ海裁定を受け入れるよう中国に要求」「電力公社の中国国有企業等への売却を阻止」と、対中対立へシフトを始めたんだろうが、2020年の新コロで豪の「安全保障に求められる要件」が決定的に変わった、と想像。
もしかして、ファイブアイズ内だけに明かされたオモラシ決定的な証拠情報とかあって、いずれは追い詰められる中国が自暴自棄で開戦するのを見越した/それを封じる、そんな豪の戦略とか?、とも想像。
でも導入出来たとしても海軍の予算圧迫して
総合的な海上戦力は弱体化しそう
原子力潜水艦はお披露目無しでの配備が可能ですから、造るぞ、保有するぞと言うだけでも影響力は大きいですから、これだけ大っぴらに発表してる時点で情報戦は始まってます。案の定中国は抗議してますね。
仮に実現したら中国的にもシャレにならんだろうからねぇ
16日の米豪2プラス2て以下の発表があったそうです。中国は完全にロックオンされてますね。
オースティン米国防長官は協議後の記者会見で、双方が「豪州での米軍プレゼンスを拡大する重要な軍事態勢構想」で一致したと説明した。ダットン豪国防相も「軍の態勢をめぐる協力を大幅に強化し、相互運用性を高めつつ、インド太平洋での同盟活動を深化させる」と応じた。具体的には、あらゆる種類の米軍機の巡回駐留を認めることで、航空戦力の協力を拡大するという。
これ中国はキツイなぁ
B-21もあるし第六世代戦闘機も配備された日には南シナ海の防衛が大変そうだ
ここにきて一気にアメリカサイドは詰将棋のように手堅く包囲を狭めてる印象です。今までは割りとフワッとした感じでしたが。コロナがそれなりに落ち着いてきた今が機なのでしょうね。
豪州は一国で一大陸を形成して、広大な領海をもち、海洋守備範囲も広いはずなのに、
これまでは海軍そのものが貧弱 ー 特に潜水艦戦力はお始末過ぎた。
原潜艦隊を保有することで、豪州の海軍戦略は大転換し、米国に類似するだろうと思う。
また、原潜導入が豪州の国庫を圧迫することは明白なので、経済も戦略的に変わるはず。
AUKUSが新しい同盟であることは明らかなので、経済的なつながりが強化されるだろう。
元々英連邦なのもでかいよな。>オーストラリア
>オーストラリアが潜水艦に求める戦略上の要求を変更した
南シナ海に常時原潜を配備して、豪中間で紛争が発生したら即座に中国の戦略ミサイル潜水艦を撃沈するぞって話なら、中国にとってプレッシャーになるやろな。
日本にとっても助かる。
第三次グレートゲームの本格的な幕開け
お仲間でお仕事を融通しあう…はて?どこかで聞いた覚えが
自由化とは、みなに平等な機会が与えられるのでなく強者がすべてを独占できるルールですから
自由ということばのまやかしにひっかかる時点で敗者です
自由化の進む日本経済がなぜか沈みつつあるのは、自由とかことば面だけを信じたからですよ
フランスがインド太平洋地域への軍事的関与を強化し始めている時に、フランスの面子を潰すやり方は下策だと思うが。
フランスは「ファイブアイズだけで好きにやれ」という気持ちになるのでは。
だってフランスはグレートゲームに敵対してた国だもの
直接的な敵対国ってわけではなかったけど、リムランド国の覇権掌握阻止の対象としてフランスやドイツは入ってるから、AUKUSから弾かれるのは当然と言えば当然
この辺の歴史は防衛大でも教わるよ
地政学の基礎中の基礎だからね
新ハートランド国たる中国の封じ込めとして、第三次グレートゲームの幕開けがおこるとなるなら、
AUKUSという枠組みが出来上がるのも必然なのですよ
フランスがAUKUSから弾かれるのはどうでも良いんですけど、AUKUSがフランスの面子を潰してフランスとの関係を悪くする思惑が分からなかった。
フランスの面子を潰した理由が地政学的な覇権争いだったら、中国は西側諸国の内輪揉めを喜んでいるでしょうね。
しかもEUが中国に対抗する内容のインド太平洋戦略を発表する前日に、AUKUSはオーストラリアの原潜導入を発表しているので、EUに対して嫌がらせをしているようにしか思えない。
「真の敵は身内にあり」なのかもしれないけど。
対中戦に対する英米の本気度が窺い知れる案件と判断すべきですな
中国の台湾侵攻を確定未来と想定すれば、中国に協力的なフランスの御機嫌伺いなど優先度が低いのは当たり前。欧州情勢なら事案が済んだ後で調整すれば済むが対中戦は実戦なのでそうもいかない。
なんでこの話題に至ったのだろう
そうじゃない
内輪もめなんじゃなくて、EU諸国はどうあっても率先してAUKUSの国々に協力なんてしてはくれないんだよ地政学上。
イギリスがEUから脱退したのも地政学上必然だったのと同じように、EUは米英両国に追従する形しかとれない
これは日本も同じ
これがリムランド国の宿命
ただし、対中に関しては日本がまさに当事者なので、このことに関しては率先して動いてるけども
クリミアに対するEUと同じようにね
内輪もめと評するのなら、米英豪の中で起きてから初めて使うべき言葉だよ
中国からして見れば西側諸国の立派な内輪揉めでは。
それに、アメリカ・イギリス・フランス(EU)は政府間軍事同盟を結んでいる同盟国。
同盟国をわざわざ怒らせるメリットがないし、対中戦略には良い影響を与えないと思います。
AUKUSが独断行動を取るなら、西側諸国の国々は好き勝手に対中戦略を実施することになりますね。
Quad、ファイブ・アイズ、AUKUSと色々ありますが、実を結ぶのはどれなんでしょうね。
んー・・・、ちょっと地政学がまだ理解できてないみたいね
フランスっていうのはリムランド国
イギリスやアメリカ、オーストラリアはリムランド国じゃなく、その外にある国なんだよ
ハートランドを囲う国がリムランド国で、そのリムランド国に対しての影響力を強める(軍事同盟締結も含む)争いをしてきたのが米英といった、リムランドの外にある国
けど、中国という新たなハートランド国の台頭で、リムランド内でも相対的な地位の増減が起こってる
フランスとしてはその地位低下が起こってる国で、中国の一対一路にしてもフランスはその一対一路の外なのも、地位低下を如実に表してる
EU域内でのパワーバランスが一変する可能性が今後あるから、フランスは今焦りを見せてるわけだよ
少なくとも、中国がアメリカを超えたら起こることになれば、フランスは間違いなくEU内での覇権国じゃなくなる
訂正 一帯一路
長期的な財布逃したのは痛いだろうけどちゃんと違約金貰えるんだから、そこまで悪化はしないよ
それに英米豪に砂かけられたから英米から離れて中国に接近できるほど中国は善人じゃない
同盟国間の信頼関係の問題に発展しているので、商売だけの問題では無くなってきているんですよ。
フランスはマジ切れしてアメリカとオーストラリアの大使を召還しましたし。
フランスはオーストラリアをパートナー国と位置付けていたのに、無断で潜水艦の共同開発計画を破棄しましたからね。
うん、それはそうだが、だから中国と手を結んでやる!とはならないでしょ
人権問題があるから結局はEUの一員として中国と対峙するしかない
だからといっても、フランスが米英に乗らないって選択肢がないので
仮に中国に乗って、たとえその賭けに勝ったところで、EUではイタリアやギリシャの後塵を拝すことになりかねない
トルコの急速な発展はフランスとしても容認できないし
中国に覇権取られたら困る国の一つがフランス
インド太平洋地域への軍事的関与を強化し始めているもなにも、もともとフランスは全方位への武器商人だぞ
真の仲間じゃなかったんだろう。
追放系じゃ最後に笑うのがフランスになってしまう
昔からいまも、アングロとラテンの暗闘は続いているということで
フランスが西側なのに独自の核サイクルを作り上げてるのも、核という国家の肝を米英に握られたくないからよ
台湾も潜水艦を欲しがってたけど、いくら金を積んでも
アメリカは原子力潜水艦を売らなかっただろうし、まぁ信頼関係って大事やね
日本のコメント
この決定は日本にも恩恵がある
恥ずかしくないのか
いや事実だし。当初の計画通り日本の潜水艦を導入していたら「あーごめん日本、やっぱ原潜にするわ」ってなってたんだろ?
オーストラリアが原潜導入したら中国近海へ戦力投射できることになり、対中に頭を悩ませている日本にとっても十分恩恵があると思うのは普通では
対中を見据えた日米豪印の「クアッド」の中で今まで豪は遠すぎ+戦力投射能力無しで戦力面では期待できなかったのが、これが実現すれば期待できるようになるんだし
問題はオーストラリアの原潜がいつ戦力化するのか。
戦力化するのに数十年掛かると思うけど、数十年の間に政権交代などで方針が変わる可能性もあるし。
多少なりとも恩恵があるのは確かでは?
もしかしたらこれからはオーストラリアも日本の防衛に貢献してくれるようになるのかも
その他力本願意識が恥ずかしいって話なの
じゃ米軍なしに安全保障が成り立たない他力本願の日本なんて超恥ずかしいね。
あぁ格下と思ってたオーストラリアに助けられることが気に触るのか、納得納得。
それもそう
自国で自国を守れないから、アメリカにはいろいろ内政まで干渉される羽目に陥る
恥ずかしくないのか?
隣の国みたいな発想だな。現実を考慮して判断するのでは無く、自分の見栄を守る為に物事を判断する。
他力本願というか、プラスにこそなれマイナスにはならないんだから日本には悪くない案件。
別に豪の戦力を当て込んで防衛力整備をするわけでもなし、一体どこが恥ずかしいのかよくわからないが…
ではオーストラリアに対して日本は何ができますか(笑)
貰うだけで返せないのはコジキですよ
何もする必要はないと思うが?
なにか「恥ずかしさ」について妙にこだわりがあるみたいだけれど、ある者の行動によって第三者が間接的に利益を得るのは国際関係・個人関係問わず普遍的にあることだと思うし、それを恥じる心理もよくわからない。
それでもオーストラリアに対して何かしたいというのならば、「日本はただそこに有って中国を牽制し続ける」だけでも十分以上に貢献してると思うよ。中国の戦力が分散するわけだからね。
コジキ確定
今回は米英豪の協定なんだから、そこにいきなり日本が出てきても向こうも「え?」という反応しかしないと思うが…
なんだがずっと論点がずれてる気がする。
米英豪の話なのになぜ日本が出しゃばる必要が…
それを客観的に見て、あぁ日本にもプラスになりますねってそれだけの話でしょう
貰うというより「クアッド」の中で今まで豪だけが今まで戦力提供していなかったのが、これが実現できたらようやく豪も戦力提供できるようになるって話なんだけど
そもそも対ソから始まり対中で最前線の一翼担ってんのは日本なんですがね
ずっと平和の配当を受け取ってるのは豪州だと思うんだが
オーストラリアがずっと平和の配当を享受?
いや、朝鮮戦争からアフガンまで血を流してますが…もう少し歴史を勉強したら?
じゃあ君は今見てるこのブログに対してなにか恩返ししてるの?
でました開き直り
笑う
日豪のって限られた話じゃなく、日本も豪州もアメリカですらも中国の外洋進出を止める連合のピースの一つにすぎず、豪州の原子力潜水艦配備で中国の外洋進出計画成就のハードルが上がるなら回りまわって日本にもリターンがある。逆に日本が対中戦力を増強して中国軍の第二列島線進出を困難にしてたらオースラリアにもリターンがある
オーストラリアは日本の首相が変われば日本の南太平洋戦略の方針が変わるんじゃないかと危惧してんだぞ。日本を中国に対抗する陣営のアジアのリーダーと見ている。ある意味居るだけでオーストラリアに借りを作ってる。
第三次大戦でパリを焼くのはドイツではなくイギリスか
今の欧州人は自分で自分達の街に火を付けてるよね
フランス製兵器って、結局はワンセットに購入しないと本来の能力が出ないんだよな。
イギリスやオーストラリアも日本と片務的な安保条約結んでくれないかなと期待してしまう
アメリカと一緒に3カ国で日本を防衛してほしい
AUKUSの植民地でも目指すつもりか?
正直もうそれでいいと思う
少なくとも基本的人権くらいは保障していただけるでしょう
そこまでの覚悟があるなら移民した方が早いんですけど…
外交的に鮮やかでも寝耳に水なのはフランス政府も自国民も同じなんだよな
いきなりこんな話になってオーストラリア国民は賛成するのか
オージーの反原子力への情熱は日本人が原子力ファンクラブに見えるレベルなんだが
日本も混ぜてもらえればコストを下げた原潜を導入出来るんだが無理だな。でも反原子力派の豪がいけたという実績ができた今、常識が崩れ去ろうとしている…。
ファイブアイズ以外には提供しないからって言ってるし日本はどうあがいても無理だわ
日本→フランス→アメリカ
政権交代の度にコロコロ
これで最後にしないとオージーもブチギレやろ
AUKUSは技術提供の理由付けであるのと同時に、オーストラリアにもう優柔不断に他所に目をむかせないための枷でもあると思われ
このままオーストラリアの軍拡が順調に進めば日本よりもはるかに有力な軍事大国になるでしょう
日米安保に加えて日豪安保が日本の生命線になるかも
この件についての写真じゃないのにボリスのドヤ顔がハマり過ぎてて
管理人のセンスに脱帽せざるを得ない
今回の一連の報道で、そもそもアタック級潜水艦が落札時の条件がグダグダになってたってのが、割と無視されてますよね。
こちらのブログでは何度も触れてたのでみんな知ってますけど。
豪の要求条件が変わったってのもあるかもしれないけども、受注したフランス側が全然問題なかったってことはないでしょうよ。
>モリソン首相はG7出席後にフランスを訪問してマクロン大統領と会談した際「我々は潜水艦に求める戦略上の要求を変更する可能性があると通告した」と弁明しており
ということなんで、フランス政府の激オコプンプン丸は、「ポーズ」でしょう。
豪は違約金を払うんでしょうし、これ以上、豪仏間は拗れないんじゃないですかね。
今後、豪米のあいだで拗れないとは言わない。(笑)
いいとこに着目したね。
これを書くと絶対に批判されるからどうしようかと迷ったけど、豪州の潜水艦はコストが高騰している問題と国内産業へのオフセット管理の部分が問題視されているけど、現地ではグダグタというような批判にまでは発展してない。
日本メディアはそうりゅう型潜水艦を蹴られた恨みを晴らすかのようにアタック級についてダメダメ的(そっちのほうが日本人にウケる)に書いているが、日本メディアほど海外メディアは辛辣にアタック級の計画を見ていないんだ。
これは日本メディアの韓国に対する報道と同じで、やれ韓国経済が崩壊するとか駐留米軍が撤退するとか韓国製の兵器はポンコツだとか重箱の隅をつつくように煽ってるけど、これが世界共通の認識だと思わないほうがいい。
レーダー照射の件は別にしても、週刊誌やYouTubなんかがそうりゅう型潜水艦が蹴られたアタック級や韓国の話を煽りすぎて事実とネタの区別がつきにくなってるから
信じるか信じないかは自由だけど、海外で暮らしてる自分としては日本メディアの偏った報道は本当に異常だと思っている。
アタック級潜水艦のことで、私は国内メディアの報道を見たことはないですね。
関心ないんじゃないのかと思ってましたが。
情報源はもっぱらこのブログの記事でした。
例えばこれ↓
アタック級潜水艦の遅れに直面する豪州、46億ドルを投じてコリンズ級潜水艦を延命
他にはこんな感じ
記事検索結果
まあ、これらの記事を読んだうえで、「グダグダ」と認識していました。
「日本メディアの偏った報道」というのは記憶にありません。
ここで取り扱ってた記事(海外メディア)の内容だけでも普通にグダってるようにしか見えんかったよね
まぁ今回それを違約金払ってでもちゃんと見直せたのはすごいと思うんだけど
日本だと類似の状況になって見直せた案件幾つあったかなって思うから
アショアのレーダーとか・・・後で尾を引かなきゃいいけども
河野大臣もアショア中止にしたのならその時に責任持ってレーダーの契約も違約金払って契約解除とか無理だったんかね
ほかに手に入るレーダーがなかったからそれは仕方ない
できるなら場所の選定しなおしで対処できてたら満点といえなくもなかったが
2016年に日本が仏から受注を奪われたときの、仏のツイート出てきた。
在日仏大使館が、わざわざ日本語でご説明してくださっている。
リンク
まあ、これだけ所構わず喧嘩売る連中ですわね。
フランスはアメリカ・オーストラリアに駐在する大使を召還したので、マジで激オコプンプン丸ッス。
フランス、米豪から大使召還 潜水艦契約破棄めぐり
リンク
フランス人の「ポーズ」は相手を殴るとこまで入ってるかもしれん。
フランスが激オコし大使を召還したのは、事前の相談や説明が無かったことを外交問題としてみてるからでしょ。
違約金を支払えば豪側が一方的に破棄できる契約なんだから契約破棄自体には文句を言えない。
違約金を払うと言っても、総額4兆3,000億円の契約、詳細設計だけで約3,000億円に対して最高で440億円と1%でしかない。
建造を見越して先行投資や予備設計を進めていたら、下手すると赤字では。
この同盟は血の同盟って言うフレーズを入れまくっていたし
アングロサクソン国家のみ入れる同盟なんだなって
まあアメリカの仲介で日本の潜水艦に決まりかけたからのフランスの潜水艦に決定するまでの流れにフランスと中国が裏で組んでたのが素人でも見え見えだったもんな。
全然見え見えではありませんが。
フランスの方が商売上手だっただけです。
案の定インドネシアがオーストラリアに対して懸念を表明しました
逆だよね、将来どこにどう転ぶか知れないインドネシアに懸念してるオーストラリアが原潜を選択したんだよ
明らかに非常識の多いインドネシアは、自分では人並みだと思ってるらしいのが痛く面白い