英国のThe Daily Telegraph紙は先月末、アフガニスタンから連れ出した旧政府軍の特殊部隊の隊員を陸軍に組み込む可能性があると報じて注目を集めている。
参考:Afghan commandos could fight for British Army like Gurkhas
英国は旧アフガニスタン政府軍の兵士を定住策としてグルカ旅団を参考にアフガニスタン部隊を創設?
旧アフガニスタン政府軍の関係者はタリバンに報復を受ける可能が高く各国が協力関係にアフガニスタン人として国外退避させており、英国も自国が訓練した政府軍特殊部隊の兵士を数百人程度受け入れている。

出典:Public Domain 英陸軍のグルカ兵士
英国が受け入れた特殊部隊の兵士達はガニー政権が崩壊後も西側諸国に協力してカーブル空港の警備を担当、英国軍が先月28日にアフガニスタンから撤退するときに一緒に連れ出した兵士達で「彼らは世界的に見ても非常にレベルが高く、10年以上に渡って一緒に訓練を行いタリバンと戦闘の中で忠誠心を何千回も証明してきた」と英国軍統合司令部の元司令官であるリチャード・バロンズ氏(陸軍大将)が証言しており、彼らの定住案の一つとしてネパールのグルカ族出身者で構成される陸軍のグルカ旅団を参考にアフガニスタン部隊を創設する可能性があるとThe Daily Telegraph紙が報じている。
旧アフガニスタン政府軍の士官は英国のサンドハースト王立陸軍士官学校で教育(現在も4人が在籍中で9月から新たに3人の士官候補が入学する予定)を受けているため英国軍との親和性が高く、さらに英陸軍特殊空挺部隊(SAS)はガニー政権が崩壊するまでアフガニスタンに派遣され政府軍特殊部隊と一緒にタリバンと戦い続けた実績をもつので、その彼らが「世界的に見ても非常にレベルが高い」と評価するのだから個々の兵士の能力は本当に優秀なのだろう。

出典:Public Domain アフガニスタン軍の特殊作戦部隊
このアフガニスタン部隊創設案については政府も議会も乗り気で、特に英国の下院防衛委員会で議長を務めるトバイアス・エルウッド議員も「旧アフガニスタン政府軍の兵士が英国で訓練を受けたことを考えると絶対に考慮すべきだ」と主張しているため英陸軍アフガニスタン部隊の実現性はかなり高いのかもしれない。
関連記事:C-130Jによる真夜中の救出劇、タリバン支配地域に取り残された英陸軍特殊部隊が脱出に成功
※アイキャッチ画像の出典:Public Domain アフガニスタン軍の特殊作戦部隊
グルカほど精鋭だったらタリバンに負けなかったのでは
部隊単位で優秀でも数が足りなきゃすりつぶされて終わりや
グルカの活躍は英軍の一部として適切な指揮や効果的な運用をされたこともあるのでは
アフガン軍上層のダメっぷりは筋金入りだから一部の兵士が優秀でも勝てないのは不思議じゃない
アフガン政府が特殊部隊を機動的に使わず貼りつけ守備をさせていて意味がなかったって報道があった
2万弱の特殊部隊を全土に薄く万遍なく配置しちゃったと言うね
銀英伝にあったな
狼に率いられた羊の群は羊に率いられた狼の群を倒すと
あっ、その言葉は元ネタが有ってね…ナポレオン・ボナパルトが実際に言ったとされる「一頭の狼に率いられた百頭の羊の群れは、一頭の羊に率いられた百頭の狼の群れに勝る」の変形だよ
この部隊でアフガン人協力者救出を行うとか?
グルカには帰る場所がある。祖国アフガンを追われた彼等にいまはそれで良くとも、こうやって軍歴で汚れていくと、いつまでも帰国できないかも知れない、だんだん老いていくんだよ。
市民権を得ても傭兵の末路に光があるとは思えない
では、どうすれば良い訳?
まずは、今生き抜くこと…そして、必要とされてるのであればお互いにWin-Winでは?
イスラム系特殊部隊なら白人隊員よりも活動しやすい他の地域でも活動出来るから、そういう打算もあって創設するんじゃない?
タリバン政権じゃもう帰る場所も無いだろうしね。
わかんない。
だけど、これは後世には解決策というより悲劇の始まりと呼ばれるさ
あと、皆がグルカの精強ぶりを称えるのは判るけど、派遣された土地からはけっこう恨みも買ってることは知ってほしい。イギリスの手先として憎まれもしてるんだから。日本軍もミャンマーでグルカにはやられてるし。
アフガン兵も同じ末路かと思えば喜べない
恨みを買おうが何だろうが、食べていかなきゃいけないし、家族がいれば養わなきゃならない。
悪い部分しか見ないですべてを否定するのは愚か者考えだよ
無理して美談にするほうが変だろが
傭兵に何の未来があるんだよ
ただの悲劇なのに
喜べハートの数を見ろ。自分が偏ってると知れ。
子供の開き直りに笑う
ガキのわめき
兵器が好きなだけの子供には人生の悲劇とか理解不能だと判るよ
これは、君の恥ずかしい黒歴史になる
こんな文章書いてて楽しいですか…?
現実逃避したいほど不幸な人生じゃないんで
アフガン兵の現実は軍ヲタのオモチャか?
リムジンリベラルの方ですかな
最後に残った道しるべ
「私の戦場はここじゃない」
あかん、涙が…
いいなぁ
欠員補充をどうするつもりなんだろうか?
アフガンに潜入して元特殊部隊員をフルトン回収
つまりイギリスはタリバン新政権と妥協するつもりはないってことか
それは言い切れないだろうイギリスだし
アフガニスタンに対して影響力を残しておきたいってところが大きいんじゃないか
それどうなんだろう、したたかというべきなのか。
タリバンはアメリカ侵攻以前には歴史的にイギリスへの憎しみの強い集団でもあったのに。
米軍と変わらぬ装備で西側の動きを教えていたのでイギリス軍でもすぐに馴染むでしょう……と言うかSASの指揮で連戦してたとかこのアフガン人特殊部隊より実践経験豊富な特殊部隊は稀でしょうね。
アラーじゃなく女王陛下の為に戦うようになるだけさ
いいかどうかは別として、アメリカとイギリスの歴史の違いを感じる。
アメリカがごらんの有様ならば、実績の有るイギリスの方がまだ信頼できるかね……
要するにこんなとこではないですかね
①戦闘能力のある集団を浪人状態で放置すると予期せぬ結果となる可能性がある。例えば敵対勢力に取り込まれるとか。
②イギリス軍により教育訓練済みなら教育に必要なコストがかからず、要するに安上がりな傭兵
③危険任務で犠牲が出ても、イギリス出身者より摩擦が少ない。ハッキリ言えば使い捨ての汚れ役として便利に使える。そういう意味でも安上がり。
①戦闘能力のある集団を浪人状態で放置すると敵対勢力に取り込まれる可能性がある。
②イギリス軍により教育訓練済みなら教育に必要なコストがかからず、要するに安上がりな傭兵
③危険任務で犠牲が出ても、イギリス出身者より摩擦が少ない。ハッキリ言えば使い捨ての汚れ役として便利に使える。
すいません、ダブりました
インパール作戦に従軍した旧日本兵の証言で、英軍に急襲された野戦病院で将校以外の日本兵をグルカ兵が殺害しまくったというのを読んでから、グルカが嫌いになりました。
残虐行為は民度の低いグルカ兵の責任にされておしまい。そういう汚れ仕事を、今度はアフガニスタン兵にやらせるつもりの英国。
英国でいうジェントルマンとはそつのない人という意味であり、それは上手く責任を逃れる卑怯者でもあると批判した文化人もいたな。
亡命者に居場所が出来て良かったなんて言ってて、どういう神経なんだか疑うよ
汚れ仕事ね…ペルー大使公邸において行われた救出作戦はペルー及び英特殊部隊の合同チームで決行された「汚れ仕事」だが、日本政府は要請だけしたんだけど、立場が違うだけでやってることは一緒だと思うし、旧日本軍の蛮行や虐殺を棚に上げて被害者面するのは何か違うんじゃない?
こういう所は流石エゲレスやな。国外派兵には最適だろうし、待避させたアフガン人の中にタリバンやISIS系のセルが居る可能性があるから、IRAにSASが活動したようにカウンターテロ部隊として活躍させるつもりかもしれない。
継続した入隊考えているのか分からないので平均年齢何歳で何歳まで現役でいさせるのかで部隊がいつまで存続出来るのかはあるんじゃないか。今の現役世代だけで構成するなら特殊部隊は当然知識とかも含めての戦闘力だから、徐々に体力の衰えで撃合い前提の直接の現場仕事はしない裏方部隊とかになっていくのかね。
ロンドンにね、亡命ポーランド人の溜まり場レストランがあってね、背広に勲章らしきをつけた老人たち集い、英語でない言語で会話をしてたわけだ。いわゆる反ソ連派の元軍人だろう。
祖国もとっくに自由化して帰国も可能なはずなんだけど、もうイギリスに家庭や生活を作ってしまって帰るに帰れないのかなってな。
それを見たから今の亡命アフガン兵に同情してるんだよ
国を捨てるってのはそう言うこととしか。別に帰国できるけどしない元兵士なんて世界中何処にでもいる。まさか西側諸国がアフガン解放とかしてくれるのを期待して、その時の先兵として亡命している訳でもあるまいに。
特殊部隊の技能いかすなら、この部隊が出来たらソコにいくか、民間軍事会社いくか、情報機関巻き込んで混乱中のアフガンに工作員として戻るとかじゃないの?
能力そのものはある程度あるとは思うけど、忠誠心の方に問題があるのでは?
国よりも”家”とかに忠誠をを誓う人間だと使い勝手が悪いのでは?
さりとてPMC(家)でやたらに武装させるわけにもいかないだろう。
グルカもあまり良い扱いではなかったからなあ。
でも勤め上げればイギリス国籍貰えるようになったから、まだマシかな?21世紀になってからだけど。
アフガニスタン人もちゃんと人間扱いしろよ?
そのあたりは英国は間違えないと思う。それだけでアメリカがグダグダにした中アフガンのために尽力したアピールできるわけだしね
まあ、タリバンと急速に関係構築してしまって彼らが腫れ物とかになってしまえば容赦なく切り捨てるのも英国だが…
こう書くとイギリスが悪どそうに見えてしまうけど、敗残兵であるアフガン兵にとっては居場所が得られる訳だし、勤め上げれば多分市民権と年金も貰えるでしょう。
古代ローマにアウクシリアと呼ばれる補助兵団の制度があり、ローマ市民権を持たない属州民で構成されたそうで、除隊時に金銭的報酬の代わりにローマ市民権を貰うことも出来たそうな。なんか似てますな
元植民地のパキスタン人の移民も多数住んでいますし、イスラム教徒のコロニーはたくさんあるから大丈夫なんでしょうね
ですが子供の代が過激なイスラム教徒になるのも白人社会にムスリムだと中々受け入れられない国情なだけによくある話ですが・・・
メシマズにそんな余計な金があるのか?
祖国に戻れない哀しみを理解できない奴は子供だよ