ブラスザック国防相はドイツに宛てた28日付けの親書の中で「(ドイツとのRingtausch=装備交換で)不当な利益を得ようとは思っていない。我々の目標は現在の困難な状況下における責任を共有することあり、迅速かつ簡単に使用できる戦車を求めている」と主張している。
自国の安全保障を確保した上で実行可能な提案を行うのではなく『ウクライナ支援』で生じたギャップを埋めるための責任を共有しろ
ポーランドはドイツに「ウクライナに支援したT-72M1×250輌のギャップを1ヶ国で全て埋めろ」とは要求しておらず、米国が2023年初頭からの引き渡し開始に応じたM1A1×116輌、韓国が年内の引き渡し開始に応じたK2×180輌、ウクライナ支援で生じたギャップを必ず埋めると約束したドイツからのRingtausch=装備交換でカバーするつもりだ。
M1A1とK2の数量を足せばウクライナに提供したT-72M1を十分カバーできるが、あくまで米国は2023年初頭、韓国は年内の引き渡し開始に応じただけで発注した296輌が直ぐ届くわけではなく、ここにドイツから提供される戦車を加えて「1日でも早くギャップを埋めたい」とポーランドは考えており、ブラスザック国防相はドイツのランブレヒト国防相に宛てた28日付けの親書の中で「(ドイツとのRingtausch=装備交換で)不当な利益を得ようとは思っていない。我々の目標は現在の困難な状況下における責任を共有することであり、迅速かつ簡単に使用できる戦車を求めている」と主張している。
ブラスザック国防相は「ドイツが提案したレオパルト2A4×20輌を2023年4月から10月まで1輌つづ、11月から3輌つづ引き渡すという内容は『現在の状況』を考えると我々の期待に答えられないものだ。さらにウクライナに提供した装備より戦闘価値の低く、我々の在庫ない105mm砲弾を使用するレオパルド1A5を提供するという申し出にも関心がない。我々は1個戦車大隊分(ポーランド軍基準なら58輌だが親書では44輌)のレオパルト2A4を出来るだけ早く提供して欲しい」と述べており、この親書の公開に踏み切ったのはランブレヒト国防相の再々提案に対応するためだろう。
行き詰まった交渉を打開するためドイツのランブレヒト国防相はブラスザック国防相に宛てた親書の中で「最新のレオパルド2をドイツ陸軍と共同で調達するか、旧式のレオパルド1A5やマルダーを100輌を提供することも可能だ」と提案したと南ドイツ新聞が28日に報じている。
ランブレヒト国防相は「我々の陸軍在庫からポーランドに戦車を提供すると自国の安全保障とNATOの義務を果たせなくなることを分かってほしい」と訴え、時間は相当かかるもののドイツ陸軍と共同でレオパルド2A7(推定)を調達すれば「ポーランドへの引き渡しを最優先で行うようあらゆる努力を行う」と提案、さらに「旧式のレオパルド1A5やマルダーを100輌の提供ならレオパルド2A7の共同調達よりも早く引き渡せる」とも提案しているらしい。
独メディアはレオパルド1A5やレオパルト2A4の提案を拒否されると「ポーランドは最新のレオパルト2(恐らくA7)を要求している」と報じていたが、ブラスザック国防相は「ポーランドが最新の戦車を要求したという独メディアの報道はデタラメだ」と否定しており、結局今回の親書で判明したのは「ポーランド軍が扱い慣れた44輌のレオパルト2A4を出来るだけ早く提供することで困難な状況下における責任を共有してほしい」と要請している点だ。
つまりランブレヒト国防相の再々提案は「レオパルド2A7を最優先で提供するので『早く提供する』という点だけは勘弁してほしい」という意味であり、恐らくポーランド側が親書の内容を公開した意味は「我々のニーズに一致しない提案を繰り返しても無駄で、自国の安全保障を確保した上で実行可能な提案を行うのではなく『ウクライナ支援』で生じたギャップを埋めるための責任を共有しろ」と言いたいのだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Polish Ministry of National Defense
いま仮にドイツ地上戦力さに穴が空いても、直接ロシアが攻め込んでくるポジションではない、それはポーランドの立場と責任なのだって、ド正論
これではドイツはポーランドを信用できませんって態度だと見なされても、然り
個々の問題を乗り越えて、欧州が一体でロシアにあたるという理想に対して、ドイツは腰が引けて見える、でもそんなにドイツが悪いのかよと弁明もしたい
ドイツ「ギャップを埋める・・・埋めるといったが・・・いつ、どのように埋めるとは指定していない。どうかそのことを諸君らも思い出していただきたい。つまり…我々がその気になれば戦車の受け渡しは10年20年後ということも可能だろう…ということ…! 」
自分の国第一なのは当たり前の話ではあるんだが、手持ちの戦車を”自国防衛”の為に送れないって自国防衛用の戦車送らせておいてよく言えるよな…
ポーランドからしたら、ポーランドが侵略されてNATO条約発動しても、
一番に援軍を送ってくるはずのドイツが的な軍備無いという、完全に安全保障ただのり状態だからね
ドイツの存在自体が、NATO条約の実効性を破壊してるという悪夢を
一番実感してるのがポーランドなんでしょうね
だったらそれこそスペイン保管のレオパルド2A4を買い戻して渡せば良いのでは?
やりようはいくらでも有ると思いますが。
それが一番なんだが、ロシアに尻尾振ってるから。
純粋な疑問なんですが、現在の状況でポーランドの本土防衛に穴を開けてまでドイツが死守すべき自国防衛力って何なんでしょうね。
ドイツが抱える敵対国家の軍事上のリスクと言えばロシアとイランと中国くらいですが、ロシア以外はドイツに到達する能力を持っていない(使えるのは弾道ミサイルのみ)ですし、肝心のロシアですらドイツと戦う時は先にポーランドと戦わねばならないのは自明です。ロシア軍機械化師団が突然シュトゥットガルトにワープしてくる訳ではないです。
これは私見ですが、ドイツ社会がNATOのような(戦後に米国を中心に構成された)安全保障機構をどう考え、どの程度リスペクトしているのかがそのまま体外姿勢になっているんじゃないかというふうに見えます。
そこなんですよね。ロシアに欧州制覇せんとする野望があったとしてもドイツは直接当たる立場じゃない。
ポーランドを制してからじゃなきゃダメな以上ドイツの壁をやってくれるポーランドに全力で支援しなきゃいけないはずなんですが。
我々とドイツの間に根本的な差異があるんじゃにですかね。はっきりといえば脅威はロシアでなく、ポーランドであると考えていればいろいろな疑問は解消するような気がします。
源ポーランドって、大戦後にウクライナとベラルーシに領土とられて玉突き的に東ドイツ領を奪っていて、その際にだいぶドイツ系民族を追い出している上に、近年戦後補償についてもめていましたから、ドイツの対ポーランド感情で良くないように思うんですね(この動きは韓国の、近年の日本に対する追加の戦後補償要求に感化されたという話もあります)。
今後ポーランドが韓国とともに兵力を増強する際に、ドイツがどう動くのかはとても興味深いと思いますが、どうでしょう。
自国防衛力ではなくNATOに提供しなければならない割り当て分を充足できないということでは?
そもそもドイツ軍は有事の際は戦力の殆どをNATO指揮下に提供する枠組みになってるはずで、ドイツ政府が自由にできる部隊はわずかしかない
逆を言えば、ウクライナがロシアに敗北し全土併合された場合、
ドイツは今のポーランドと同じ立場になるということと同義。
実際、キーウ陥落直前まで行きかけたことを考えると、
これは決してあり得ないことではなく、危機感を持てとするのがポーランドの立場かと。
ロシアの置かれた立場を考えると、大西洋に出るためには、ドイツ北西の港を抑えるか、ノルウェー南西部を取るかの2つに1つなので、
ロシアの将来的な国家間の中に、ドイツの拡大再分割まで入っていても決して不思議ではない
ドイツ軍に残ってるのが、「自国防衛兵力」ではなくて、
NATO条約の分担持ち回り部隊分の兵力だけなのでしょう
なので、数両提供するだけで、NATOの平時最低限の義務すら果たせなくなってしまう。。
>ドイツが死守すべき自国防衛力って何なんでしょうね。
軍隊や防衛産業やその関連企業で働く人たちの雇用では?
ドイツ「だってお前、所詮、外様NATOじゃん。」
って本気で言ってそうだし、地政学的には事実。
ウクライナが存続すれば、の前置きがあってですけどね。
ウクライナが陥落した場合は、ドイツは外様と同じ地政学的立場に落ちる
ドイツは、このことをちゃんと認識できているのかな?とは常々思う所
ポーランドにとってロシアと共にドイツが信用できない国なのは仕方がない。
過去は過去だとしても今のドイツの動きは消極的過ぎるしNATOの結束を揺るがしている。
「『ウクライナ支援』で生じたギャップを埋めるための責任を共有しろ」という管理人さんの指摘は本当に同意です。
クリミア危機後であっても軍を再建せずに放置した責任。
露の天然ガスに依存した経済構造を作った責任。
プーチンを信じて侵攻はないと関係国の装備提供を拒否して足を引っ張った責任。
侵攻後においても「自国の安全保障」を盾に装備交換でお茶を濁し続ける責任。
演説ではなく誠意ある中身の伴った対応をすることで初めて、欧州の大国としてこれまでの行いの責任を取り、リスクを共有するという集団防衛の本来の姿に戻ることになるのではないでしょうか。
ドイツの場合、装備供出の発言に一貫性がないことが混乱の原因にある。
レオパルド2にしても、保管車輌は700輌程度あるはずで、なぜポーランドが要求したたったの60輌も出せないのか。
代わりに提案してきたレオパルド1も、ウクライナに対して保管状況が悪いから、直接供与を拒否しているのに、
なぜポーランドでは出せるのか。保管状況問題どこいったと、拒否理由が二転三転どころか転げ回っている。
これだと、意図的な装備提供の拒否の意図があると見られても仕方がない
稼働状態に無いからでしょう。
下手するとドンガラしか残っていないかも。
特にパワーパックと砲身。
過去のことを持ち出すのはNATOのためにはならないかと
過去に遡り始めたら冷戦期NATOを陸上戦力の柱として支え続けたドイツ(旧西ドイツ)に対し、ポーランドは何をしていたのかという話になります
その時代のポーランドはワルシャワ条約機構の一員なので、どうやってNATOに貢献すれば良いのやら、、、
「その時代」ポーランドはNATOに敵対してた訳です。だがそれも含め過去のことは今更変えることはできないんだから、未来に向けて何が出来るのか考えていかないといけないだろうと言いたいだけですよ
ドイツがロシアの共犯にしか見えない。
日本は弾薬ひとつよこしてないですよ?
ドイツが共犯なら、日本は共犯どころじゃないでしょ
日本は、ドイツを批判できるほど偉い立場にはない
日本は自国の兵器を渡す代わりに他国に装備をウクライナへ送るよう説得はしていないし、他国を騙していない。
4月にコメント欄で日本の戦車を送る話を書いたら、小銃の方がマシだとか、レオ2の中古が簡単に手に入る、大量に手に入る、ごろごろ溢れてるとご説を賜った貴方様が、7月にドイツがレオ2を送れないという記事で日本をロシアの共犯扱いしているのにはびっくりです。
気持ちは理解できるけど、強い信念や根拠を上げてコメントしてる人は少ないし、机上の空論や感覚でコメントしてる人に発言の責任を取れと言っても不毛だと思うよ。
その方が言ってることは全部デタラメですよ
それは日本製戦車と比較した話でしょ。
欧州には日本製戦車を整備運用できる兵站がないからとちゃんと理由を説明して否定しています。
日本製を調達するぐらいなら兵站のあるドイツ製やM1AIが妥当だと。
今回のドイツの話の場合は、意図的なサボタージュも含まれていることも問題です。
ただし、弾薬一つよこさない日本よりはマシ
あと、「ドイツを共犯あつかいしたら、ロクに支援をしていない日本は共犯どころじゃなくなる」
と言ってるだけで、「日本がロシアの共犯である」だなんて書いてないですよ。
訂正してください
全面的にロシアが悪くてドイツもここでドイツ叩いてる人たちも全然悪くないと思いますが、ドイツ叩いてる人たちってなんであんなにめちゃくちゃ偉そうなんでしょうか
>ドイツ叩いてる人たちってなんであんなにめちゃくちゃ偉そうなんでしょうか
あら。
それよりも、すぐ上をご覧なさいな。
日本を叩いてる方々って、どうしてあんなに、偉そうにしてらっしゃるのかしら?
不思議ですわね。
中国とドイツ、ついでにハンガリーの確実な支援が受けれるからこそ
プーチンは今回の全面侵攻に踏み切ったんじゃねーの?
偉大なロシア皇帝になれるのが確定してたわけだあの禿げ頭の中ではね
答え合わせが既にできてんだよな
韓国の装備即時引き渡しはすごいとも思うな。
いくら販路拡大という韓国の利益もあるといっても、軍在庫品をこれだけ供出するというのは、西側国としてリスクを負い、責任を十二分に果たしてる。
反面、日本は弾薬ひとつよこさず、ドイツといった動きの鈍いNATO加盟国を腐すばかりで、いざ日本が供出すべきだという話にもっていったら、
「ザイコガー」
と的外れな反論をするばかり。
日本や台湾で有事が起こったとき、欧州にも彼らの在庫に負担をかけてでも支援を要求しなければならない立場になるということを理解せず、
日本は自分だけリスクを負わないという、人でなし国家にすることを是とするような世論を作ってはいけない
弾薬ひとつよこさずドイツを一方的に腐す論調は確かにどうかと思います。また日本は自分だけリスクを負わないような世論を作ってはいけないという点について完全同意です。
ただし日本は対中最前線を守る地域大国であるという点で既に重い責任とリスクを負っています。
ドイツと違い日本が批判されないのは、こうした日本の立場が理解され、かつ余裕のない日本が軍事支援によって自国の防衛に穴を空けることが西側の不利益になると考えられている証では。
まぁそういう解釈も否定しないけど、期待されてないから批判の対象にすらなってないとも解釈もできる。
別に日本sageとかじゃないけど、そこまで世界が都合よく日本のことを理解して「日本はそこまでしなくていい」なんて言うとは思えないし、もしウクライナがロシアに勝利しても日本は武器支援をした国より感謝の扱いは低いだろうね。
その時、一番恥ずかしいのは「日本も支援したのにー」と武器支援国とそれ以外の支援国の差を理解せず騒ぎだす連中だよね。
「金だけ出して~」の前科がある以上、端から期待されていない説が濃厚だと思いますけどね…
また今回に限りませんが、自国の立場・事情等が理解されていると考えるのは少々危険かと
他人の立場事情等なんて言われなければ分からないですし、言われた所で理解し難い事も少なくないものですから
自分の見え方と他人の見え方は常に違うのだと意識しなければ、どの政治まとめサイトとは言いませんが、多大な貢献をしたつもりになって感謝国リストに名前がないと騒ぎ出すような恥ずかしい人達が量産されてしまう
韓国はウクライナに武器支援したのですか?
してないよ。
T-80とBMP-3何か好適なのに送っていない。
AFVをポーランドに納品するのも、これから生産するので、暫く先。
韓国陸軍のK2をポーランドに緊急提供することで、
ウクライナへのT-72提供によって生じた穴埋めをする
日本では商取引と支援は別物になりますが、
韓国では同じなのですか?
元々の予定をさらに積みましたんだよ
確かに、武器販売という韓国の利益にあったにしても、韓国陸軍の戦力を減らしてでもポーランドの要求に答えた、という事実は変わらない
まさか「有償は支援とは呼ばない」とでもおっしゃるのか?
韓国政府は支援と発表したのですか?
支援と発表すると中国、ロシアとの関係は大丈夫ですか?
君と韓国政府の考えは違うのではないか?
ポーランドの要求に答えたという事実は変わりません。
別に支援したと喧伝する必要もない。
韓国が、武器弾薬を間接的なウクライナ支援したことに、なにかご不満が?
日本は武器弾薬の間接的な支援もまったくやっていません。
直接支援はともかく、間接的な支援は日本の現行法でも可能です
もう一度言います。
それは日本の場合、商取引と言います。
「元々の予定をさらに積みましたんだよ」と君は言うが、関係者なのか?
でなければ、ソースを出してくれないか?
「別に支援したと喧伝する必要もない。
韓国が、武器弾薬を間接的なウクライナ支援したこと」の発言は矛盾しているのではないか?
韓国政府が、武器弾薬を間接的なウクライナ支援したと発表しないかぎり認められないよ。
日本には、戦時に他国から援助を受けられる陸路は無いんだ
海路も空路も、真っ先に侵略側から潰されるんだ
危険地帯へわざわざ自身の船舶や貨物機を送る様な「親切な民間企業」も居ないし、そもそも遠く海を隔てた日本へ莫大な軍事物資を送れるだけの軍事組織も(米軍除いて)居ない
もう20世紀の様な戦時徴用船を使える時代は終わって、君も現実と向き合う時なんだ
(AA略)
戦車の在庫が一番多く売るほど持ってて、本土決戦の可能性が皆無のアメリカが戦車を全く出してないのが不思議。
玉突きでドイツにM1送ったら駄目なんだろうか。
ポーランドは中古のM1A1を116輌、緊急で調達するけど?
以前決まっていた、250輌とは別
それは23年から引き渡しで記事にも書いてあるけど、ドイツも23年から引き渡しでいま必要だって揉めてるんでしょ。
違いますよ。
ドイツは20輌しかよこさないからと揉めています
数が全然足りません
ウクライナ戦争開戦以来、ドイツ政府とドイツ軍需産業界が、ウクライナやポーランドなどからの要請や購入打診に対して、迅速に取り合わなかったことが、DWやSpiegelなどのドイツメディアで非難されています。
ドイツ政府はフランスやイタリアと早期停戦を工作していたため、ドイツ軍産は政府に輸出許認可を握られていたため、ということらしいですが、いずれにしても、ドイツ政府は工作に失敗し、ドイツ軍産は韓国勢に欧州シェアを大きく奪われてしまいました。
何よりもドイツにとってまずかったことは、この2つが同時に起こってしまったことでしょう。
金蔓のロシアを失い、その上軍産まで衰退してしまうとなれば、さすがのドイツも国力低下は否めないでしょう。
> 金蔓のロシアを失い
2019年のドイツの対ロシア貿易は6000億円の輸入超過です。
金蔓ではない
ドイツぐらいにスネが傷だらけやと、ポーランドに手持ちの装備の大半を譲ってしまうと、突然ポーランドがNATOを脱退してドイツに報復戦を仕掛けてくることも予想しとかなあかんのやろ。
周囲の国の全てと遺恨があるドイツやから、それなり気を使わんとあかんのにそういう態度やといざ経済力が落ちた時にEC8分にされてまうんとちゃうやろか?
銭が有るうちは仲間に入れてもらえるんやろうけど、銭の切れ目が縁の切れ目にならんように気をつけんとね。
話題とは少しずれますがポーランドがレオ1を拒否したという話題を見ると、そういえば日本にも「ウクライナに74式を送れ」と割とガチトーンで言ってた人達もいたな…と思い出しました。
イギリスはポーランドに少数ながら戦車部隊を送り安全保障をしているが、独ロは不可侵条約の密約を結んでいるのでは?
ドイツはNATO加盟国一の陸軍大国になろうとしているポーランドを疑い(嫉妬)の目で見ているに相違ない。
韓国製の戦車だけでも1000両を装備しようとしているが、到底現在のドイツの工業生産力では及びも付かない数量だ。
現在のドイツ陸軍の戦車稼動数はたったの68両(これも殆ど整備部品が足りないので戦闘は無理そうだが)だと発表されている、その内レオパルド2A4を44両も取られたらドイツの事実上の陸軍戦車兵力は0に等しい。
ポーランドが悪心を持てばドイツは瞬殺されてしまう、日本が韓国に対する恐怖を抱くのと同じように、真っ当な政治家ならポーランドに今直ぐ戦車兵力を渡すのは(裏の)国民感情から考えても無理だろう。