ロシアに加えベラルーシまでウクライナとの国境沿いに軍を移動させており、ウクライナ東部ドンバス地方を巡る状況が緊迫の度合いを増してきた。
参考:Belarus deploys troops to border with Ukraine
ロシアに加えベラルーシまで軍をウクライナとの国境沿いに軍を移動中
ウクライナ東部(ドネツクとルハーンシクにまたがるドンバス地方)での武力紛争はドンバス戦争と呼ばれておりロシアの支援を取り付けた親ロシア勢力がウクライナからの分離・ロシアへの編入を主張して武装蜂起、同地域の政府庁舎や通信施設を占拠して独立を宣言、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国として相互承認を行いノヴォロシア人民共和国連邦を名乗っている。
当然ウクライナ政府は親ロシア勢力による分離・独立を認めずテロ組織に指定、ドンバス地方の支配権を取り戻すためウクライナ軍による反撃を開始して親ロシア勢力が支配する地域の奪還を進めていったのだがロシアが同地域の親ロシア勢力の保護を目的に軍を派遣、そのため事実上ウクライナ軍とロシア軍の戦いに発展してしまい欧米の介入で何十回も停戦が試みられたが現在も散発的な戦闘が続いており、先月28日もウクライナ軍の兵士が親ロシア勢力の狙撃で4人死亡したばかりだ。
このような状況下に置かれたドンバス地方に最近大きな動きが確認され緊迫の度合いが増している。
Auch Diktator Lukaschenko verlegt die belarusische Armee in Richtung ukrainischer Grenze (hier 60 km nördlich der Grenze des Oblast Riwne).
Bemerkenswert: Die auffällige Freund-Feind-Erkennung auf den BTR-80. pic.twitter.com/nMlaHiq8YP— Julian Röpcke (@JulianRoepcke) April 1, 2021
„Volksrepublik Donezk“ ruft alle 18 bis 29-Jährigen zum sofortigen Wehrdienst ein. Dieser soll 6 Monate dauern.#Ukraine pic.twitter.com/pHNU6nJN7Z
— Julian Röpcke (@JulianRoepcke) April 1, 2021
Aktuell entsendet die russische Armee massive Militärverbände in Richtung Ukraine. Sowohl auf der Krim als auch östlich des Donbas werden Truppen zusammengezogen. Auch die Luftwaffe verlegt nahe der Ukraine. Die USA haben du zudem verdächtige Funksprüche abgefangen.#PutinImKrieg pic.twitter.com/ubNeJG0lzq
— Julian Röpcke (@JulianRoepcke) March 31, 2021
ロシア国防省はウクライナとの国境沿いで演習を行うため軍を移動させると先月始めに発表したが現在移動中のロシア軍の規模や装備の量は国防省発表の内容と一致しておらず、ウクライナ軍の司令官はロシアとの国境沿いにあらゆる地域から大量のロシア軍が集結中だと議会に報告、ドイツメディアのビルトで記者を務めるJulian Röpcke氏はドネツク人民共和国政府が18歳以上から29歳までの国民に直ちに兵役へ就くよう呼びかけており、ウクライナの隣国でアレクサンドル・ルカシェンコ政権が独裁体制を敷くベラルーシまで軍をウクライナとの国境沿いに軍を移動させていると指摘した。
補足:ドネツク人民共和国が18歳以上から29歳までの国民を全て徴兵しても200人程度らしい。
さらに動員されたロシア軍部隊の移動先はクリミア半島とドンバス地方に集中しており、ロシア空軍の部隊もウクライナとの国境に近い基地に移動しているのが確認され米欧州軍(USEUCOM)のウォルターズ司令官もウクライナに対する監視体制(通称WATCHCON/ウオッチコン)のレベルを「危機の可能性」から「危機が差し迫っている可能性(最高の警戒レベル)」に引き上げている。
流石にここまで状況が揃うと戦闘再開前夜と言った感じだが、果たして米国のバイデン政権はロシアに対してどのようなアクションを示すのか注目される。
関連記事:武力衝突の懸念、ロシアがウクライナとの国境沿いに発表以上の部隊を集結中
※アイキャッチ画像の出典:Vitaly V. Kuzmin / CC BY-SA 4.0
実質現状でも介入してるけど、改めて表立ってロシア軍出てきたら流石にノルドストリーム2計画も廃止になるのかな
プーチンはバイデンを試してますね
ベラルーシはロシアからの報せで不測の事態に備えてるだけでしょう、
とはいえ、ウクライナの動きによっては本当に不測の事態になりかねない
ロシアが欧州で騒ぎを起こすと同時に中共が尖閣や台湾に来たりしないよね?
それやっちゃうと北京オリンピックがマジで消えるから支那はまだ動かない
中国は自ら動かずに、北朝鮮へ弾道ミサイル発射の指示を出す可能性の方がまだ有り得る
アフター・コロナ時代にオリンピックなんて重要視しない風潮ができつつあるから、案外、中国は北京オリンピックなんか、もうどうでもいいと見做してるかも。
多分だけど、ロシアのやり方を観察して、マネすると思う。だから今は動かずに高みの見物だと思う。
Twitterでこの件検索したら、ウクライナのディープステートがとか言ってるトランプ支持者が居てびっくりした。
第二次
第五次ハリコフ攻防戦の始まりか
プーチン大統領てタイミング計るのうまいね 東京オリパラ(あるとして)前のみんな動きにくい時に前進させておくのにベストな時期と思う どうせドーピングの制裁でロシアとして選手は参加しないし開戦しても個人の資格で出そうだしなんなら出られなくてもいいと思ってる
オリンピックがあってるのに、ロシア選手団が国旗を掲げて行進できないなんて国民に対して面子が立たないもんな、
こうやって別の形でロシアの威信を示さないと、政権がもたないんだよ
独裁政権の限界は、力でしか表現のできないこと
それでも無能と名高い菅政権より遥かに有能なのだから日本は終わってる
不満から国民の目を逸らせるためにやってるとしか思えない。独裁国家がこういう動きをするときは大体そうだし。
ここまで緊張が高まると奇襲性は完全に失われているから、むしろ実際の軍事行動には至らないだろうなぁ。
ウクライナ側がよほど無力でもない限りは。
ロシアとウクライナの軍事力は4~5倍ほど差が有るようですよ、ロシア的にはウクライナが中国やトルコにソ連時代の軍事技術を流しすぎてるのが気に入らないのでは?後は歴史的にロシアはウクライナを併合したがるので・・やるかもしれない。EUが軍事力を発揮出来るか試すつもりかも?
いうて4、5倍しか無いのか
日露戦争時も戦力1対3くらいだった印象だし局地戦なら勝てなくも無いな
無理でしょ、ウクライナ方面に展開しているロシア軍は兵力でも装備の質でも錬度でも勝ってるし
そもそも戦域をどの程度とするかのイニシアチブはロシア側が一方的に握ってるんだぞ
ウクライナ方面のロシア軍の戦力はどれほどなの?
フィンランドの想定する戦争状況と今のウクライナが近いみたいなので参考にどうぞ
Taistelukenttä 2020 | Slagfält 2020 | Battlefield 2020
リンク
第3国からの介入はないだろうからウクライナがいつ白旗上げるのか気になる
ウクライナ側から攻撃やテロがあり、ドネツクやルガンスクの民間人に被害が出るんだろうな
それでロシアからの懲罰か何かが行われると。
ロシアから見れば地上制圧の大半を親ロシア勢力に任せれるので、ウクライナ侵攻時には航空宇宙軍と空軍で監視・通信設備を破壊すれば実質的勝利。発電所などの社会インフラをどこまで攻撃するかは不明だけど、ゼレンスキー氏が掲げたクリミア奪還目標が頓挫してそのまま政争だろうな。
同国の基幹経済は脆弱で外貨獲得には穀物輸出と労働者輸出に頼ってる。ウクライナ東部で派生したウクライナ系避難民が同国経済・秩序を混乱させ、最終的に周辺国への難民移動が発生しそう。おそロシア。
記事に全然関係ない唐突なスガガーが居て草
そりゃキャリアが違うから仕方ない
比べるのが無理さw
キャリア云々以前に反対派を暗殺までできる現代のツァーリみたいな絶対権力者と比較されてもその・・・
ドンバスの東はロシアにとって自然エネルギーが取れる最適地だから南下政策の一環じゃないか。この前オリンピックをやったソチだって本来はリゾート地で雪があまり降らないし風況もいい。モスクワ周辺への電力の供給にはうってつけだろう。北極圏に風車を
置けるかどうかは低温すぎて微妙だし。
原子力発電コストでは製鉄も無理だろうし再エネ世界では日本と同じくロシアは八方ふさがりなのだ。