ドイツのBild紙は25日、入手したドイツ連邦軍の機密文書に基づき「ウクライナ人指揮官は欧米流の戦闘教義が身についておらず、提供された西側製兵器と組み合わせることで『もたらされるはずだった優位性』を全く発揮できていない」と報じている。
参考:Bundeswehr kritisiert erstmals die Ukraine-Armee
参考:Депутат Бундестагу закликає дати Україні більше зброї, а не критикувати ЗСУ
欧米流の戦闘教義を身につけた兵士は、身につけていない指揮官の元に配属され問題を引き起こしている
ウクライナ軍の反攻作戦は「ロシア軍が入念に準備した防衛ライン」を攻略する必要があるため「結果を出すまでに時間がかかる」と当初から予想されていたものの、6月に開始された反攻作戦の成果は「当初予想」をさらに下回る結果で、このことはゼレンスキー大統領も「望んでいた進展より遅れている」と認めている。
反攻作戦が行き詰まっている原因は「ロシア軍が入念に準備した防衛ライン」や「予想を超える地雷原の数」だと指摘されることが多いが、ドイツ連邦軍の機密文書を入手したBild紙は「ウクライナ人指揮官に問題がある」と指摘しており、どうやら経験豊富なウクライナ人指揮官達は海外での訓練に消極的で「欧米流の戦闘教義」が全く身についておらず、ドイツ国内で予定されていた追加の訓練にも全く参加しなかったらしい。
ドイツ連邦軍は機密文書の中で「ウクライナ軍は海外の訓練で学んだ『欧米流の戦闘教義』を活かせておらず、各部隊は何かのため数十人編成の小部隊に細分化され運用されていることもあるが、そこに明確で統合された戦闘指揮を認識することができない。これではフレンドリーファイヤーの可能性が高まり、重要な作戦要素である射撃優勢を確立するもの困難で、欧米流の戦闘教義と西側製兵器がもたらすはずだった優位性を全く発揮できていない」と指摘。
さらに「これは個人のミスや西側諸国が実施した訓練の不備ではなく、ウクライナ人指揮官が採用している戦闘教義の問題だ。訓練に参加した戦闘経験が浅いウクライナ人兵士は『欧米流の戦闘教義』を良く理解していたが、実戦経験が豊富で階級が高いウクライナ人指揮官は訓練に消極的で『欧米流の戦闘教義』が全く身についておらず、ドイツ国内で予定されていた追加の訓練にも参加しなかった」と批判している。
要するに戦闘経験が少ない若いウクライナ人兵士は『欧米流の戦闘教義』を理解して帰国したが、配属先のウクライナ人指揮官は『欧米流の戦闘教義』が身についていないため帰国した兵士を『従来の戦闘教義』で運用している=もたらされるはずだった欧米流の戦闘教義と西側製の兵器の相乗効果が戦場で見られないという意味だ。
因みにドイツの野党議員はウクライナメディアの取材に「冷たい塹壕の中ではなく温かい椅子から批判すべきではない。ウクライナ軍は戦場での経験に基づき限られた物資をやりくりしているのだ。反攻作戦が遅れたのはパートナー国の支援、特にドイツが支援を躊躇したせいだ」と政府の対応を批判して追加支援を訴えている。
関連記事:スバトボ方面のロシア軍攻勢、ウクライナ軍は複数の拠点を失った可能性
※アイキャッチ画像の出典:Ministry of Defence of Ukraine
ウクライナの将兵がNATO流の戦闘教義を十分活用できておらず、結果として質的優位が減損されているとの指摘は事実でしょう。しかし、航空戦力の優勢確保とそれによる縦深打撃が十分でない状態では、例え理解と活用が万全であっても大きな戦果を挙げられたかについては疑問が残ります。これが現在の失敗の本質的な原因とまでは言えないと思います。
それよりも、ウクライナが重大な困難に直面する中、こうした機密情報がメディアから報じられた背景には「攻勢失敗の責任はウクライナ側にあり、我々は最善を尽くしている」という政治的なベクトルを感じてしまいます。もしこれが政府関係者や軍関係者によるリークであるならば、ドイツ政府はウクライナ支援を縮小する意図があるのかもしれません。
自分の考えが正しいとは思えないがウクライナがやっているのは消耗戦に近い物であると言いたいのではないか。消耗戦は末端レベルの創意や工夫を積極的に活かすようなまったく必要としないのが特徴で、言われているロシアのトップダウンに依存した戦い方に近い物を感じる。
当然チャンスを逃すなり要らない攻撃をしたり、牛刀をもって鶏を割くなどして兵士や車両、弾薬の戦力を消耗し自分達の首を間接的にでも絞めているのはあるのではないか。
所謂「NATO戦術」が発揮されなかったという趣旨だろうが、ウクライナ軍70万人の大半は元市民の動員兵や郷土防衛隊である事実を忘れてはならない。このようなごくわずかな訓練を受けた軍隊で戦うことをNATOは想定していないのではないか。
そもそも航空優勢もエアカバーも火力優勢もない要塞戦は明らかに無謀であり、ドクトリンや訓練の問題でどうにかなる領域なのかすら疑問だ。
何よりドイツはこれまでアメリカの求めを跳ね除けてその経済力に相応しい軍事力を持つことを怠ってきた。その無能なドイツの当局者が果たしてウクライナを非難できる立場なのか疑問である。
物資は提供できても方法論が提供できないというのは当たり前の話のように聞こえます。兵士への基礎訓練提供ですら圧倒的に時間が足りない圧縮訓練コースだったのに、まして指揮官クラスに対して数週間の座学や数回の演習だけで異なる論理体系の方法論を提供することは出来ないでしょう。まぁ、その結果兵士の戦い方と指揮官の命令に齟齬が生じてしまったり、さらには攻撃の効果に疑義が生じてしまったなら金銭物資の支援者として一言言いたくなるのも分かりますが…。
なにより大切なのは、(現時点ではまだ)どう戦うかを決めるのはウクライナ軍であるということです。その結果彼らの攻勢が中折し、人的資源も枯渇してしまったとしてもそれはウクライナ人の追うべき責任です。ウクライナ人がどう戦うかを外野が口出しできる状況があるとすれば、大多数の多国籍軍がウクライナ入りするような状況を作ってからでしょう。
進んだ西側の戦闘教義を実行していれば勝てたとでも言いたげだな
そういう奢りで負けたのがWW2なんだがドイツは相変わらずのようだ
限定戦争ならともかく総力戦じゃ東側に勝てんよ
西側の兵器は西側の戦闘協議のために適したスペックで開発されているから、そのように使わないと兵器の優位性が発揮できない、という意味なんじゃないの?
ウクライナは西側装備とNATOの戦闘教義を取り入れた洗練された軍隊で、装備も訓練も古臭いロシア軍相手にスマートに戦っているみたいな論調はそろそろ限界か。
反攻作戦初期のレオ2とブラッドレーが地雷源に突撃して多数撃破された件やここ最近の歩兵による浸透戦術等々、素人目に見てもどうもソ連チックな戦術が多いと思っていました。
「やっぱりたった数ヶ月の付け焼刃の訓練ではなかなかソ連式は抜けないよなぁ」なんて思ってましたがこれが事実だとするとこれは…。
少し前の記事でも触れられていた、ここに来ての汚職が再び顕在化してきた件と合わせてなんとも胸糞悪い雰囲気になってきましたね。
とは言え西側の戦い方をするには航空戦力が足りませんからねぇ
仕込まれた教義をそのまま使えないならある程度現地の実態に合わせてマイナーチェンジするしかないのも事実
あと兵士は兎も角士官は簡単には育てられないですし……ソ連式でも士官として使えるなら使うしかない
NATOの士官クラスの教育支援はどれ程の規模・内容で行われてるのだろう?
NATO兵器は夜間戦闘能力がロシアより優れているということだったのにその長所を生かさず真昼間から突撃して大損害出してるように思うのだが?やはり指揮官の問題か?
赤外線で人間は探知できても、地雷は無理なんですかね
今年のウクライナ軍によるザポリージャ攻勢が始まった最初期に、レオパルド2やブラットレーが撃破された動画が散々出回ったのは周知の事実ですが
その直前には複数のメディアから西側戦車や装甲車両の優位性について記事が上がっていたのを覚えています。
曰く、西側と東側の装甲車両の光学観測とISR能力の差位による夜間戦闘能力の圧倒的優位性から始まり被弾時の生存性の違いで結ぶ記事が多かったように思えます。
結局のところ昼だろうが夜だろうが地雷には何の関係もなく、夜には待ち伏せ攻撃をするK-52に逆に狙われる結果となりました。
生存性は実際に高かったですが被害車輌は戦闘地域から回収せねばならず、ただでさえ高い工兵の危険度はもうほとんど特攻隊レベルなってしまってます。
現場指揮官どうこうゆうレベルの話しではなくって戦略が間違っているとハッキリ言える人、発言力のある人はウクライナにいないのだろうか
昨年のヘルソン攻勢と見せかけてハルキウ攻勢をかけて更にヘルソン攻勢!成功させたような秘策が多分あるのでしょう、これもセベロドネツクから続く相当な前線の損害担当地域があっての事ですが
損害を無視しても自国民や支援国民を納得させる結果を出せるんでしょう。
まだまだ動く様子のないウクライナ軍予備は大量にありますし8月が終わる頃、みんな諦めた頃何かあるんだと期待しています。
初期の無理押しによる失敗を認めたから、戦術転換で砲撃による阻止戦術と歩兵による浸透戦術を行っていると思います。
大向こうを唸らせる戦略なんか無いでしょうから、そんなに苛々しないで進捗を見守ったら如何。
浸透戦術がまるで理解できてないのかも。バフムトに拘ってるのにそう感じました。強力な敵陣に向けて兵力を指向するのは1917年までですよねえ。
居場所がすぐに特定されて空からドローンが攻撃してくる状況だと
迂回して補給を遮断して陣地の敵が降伏するまで部隊がもつのかわからなくなってきてるような
新兵の方が訓練の吸収は良いでしょうね
元から軍人だった人はいきなり今までのやり方を変えろと言われて直ぐに対応するのは無理ですから
バフムト防衛の時にも言われたのですが、若い新兵を優先的にNATOの訓練に回し、ベテラン兵士を東部戦線に残して防衛に当たらせていたのは事実だったようですね。
概ねその方針は間違っていなかったと思いますが、ベテラン兵士は案外消耗せずに生存したために、新旧入り混じった体制になってる可能性は高いですね。
ウクライナ軍が、単純な正面突破、物量作戦を行っているなら南部戦線の膠着が解明しましたね。
攻撃側に圧倒的な戦力差がなければ、正面突破は厳しいでしょう。
ウクライナは、少子化と海外避難により、人口面でロシアよりも一層厳しくなっています。
西側メディアも、ウクライナ軍の反撃に過剰な期待感を煽るのではなく、厳しい現実を報道していく必要があるのではないでしょうか。
単純な正面突破とは言うがそれ以外に方法があっただろうか
ロシア軍の南部に築いた陣地は質、密度、縦深、正面幅のどれをとっても高度でとてもやり方しだいで上手く攻略できるものだったとは思えないが
一見脆弱に見えるところもマカリフカのように進んでみたらキルゾーンになっていて大損害を被るし
むしろ、航空優勢のない状況下で攻勢を成功させるNATOの教義があるなら教えてほしい
戦車単体で突っ込んでいて(攻撃ヘリに)やられるのは歩兵との連携ができてないからとは聞くものの、西側の教義を用いれば地雷原をスキップできるわけでなし使いたくても使えないって理由じゃないかな
ネットで流れてるような塹壕攻略戦は西側教義もザルっぽいし
そもそもこういう総力戦を時代遅れのものとして限定戦争に特化していったのが現代の西側戦闘教義だしね
こんな強固で迂回出来ない野戦陣地を正面から攻略しなきゃならないような状況なんて今の西側の教義じゃ想定してない
NATO流の高度に連携されたドクトリンを上から下まで全員が習得する、というのはなかなか難しいのは確かだろう。NATOから提供された機甲戦力だって、圧縮コースで使い方を学んだだけなのだから。圧倒的不利な状況下で、予備役の兵士を含めて、高度な訓練、連携など見込めない中での戦いなので、本職の職業軍人達のように戦え、というのは無茶なのだろう。
それと、ただでさえドローンの高密度運用や、航空機運用が困難なほどの濃密な対空網など、これまでのセオリーが通じない戦場となっているから、NATO諸国だって現在の縛り条件内で戦わされたら、そう大きな戦果は出せない気がする。
NATOより陸上自衛隊のほうが敵の航空優勢下で戦うことを真面目に考えてきたように思える。
日本に上陸されたということはそういう環境なのだから。
日本人義勇兵のtwitterでも割とこの手の話出てますよね。
戦術指揮以外にも汚職や横領といった金の問題も頻繁に起こっているようですし。
訴えてもなしのつぶてで憲兵が機能していないっぽい感じ。
ドイツ連邦軍の機密文書の内容ですが、私には違和感を感じざるを得ません
と言うのも、ウクライナ軍は2018年頃を境に目覚ましい規模の軍事的改革を成功させつつあり、西側軍隊の水準に相当程度まで近付いていると言う評価があったからです
実際、それが2022年の開戦から同年秋の東部方面での反攻成功の要因にもなっています
勿論、実戦経験が豊富で階級が高いウクライナ人指揮官が訓練に消極的なのは理解出来ます(そもそも指揮官クラスは前線での戦闘指揮に忙殺されているから追加の訓練に行く暇が無い。恐らく数も足りていないはず)が、これまでのウクライナ軍の戦い振りから考えると今になっていきなり「ウクライナ人指揮官は欧米流の戦闘教義が身に付いていない」と聞かされても奇妙に感じざるを得ません
こうなると、上の書き込みの方でJogさんが指摘された様にドイツ政府が戦局の不利を口実にしてウクライナ支援を縮小する疑いが有ると思わざるを得ません(そんな事をすれば、ロシアはウクライナ征服後今度はバルト三国やポーランドを攻めて来るのでドイツも否応無く戦争に巻き込まれるのですが)
開戦後の動員で旧ソ連式教育受けた士官が大量に現役復帰してるでしょうし、西側系教育受けた層が減ればソ連式士官の比率が上がって戦い方も引き摺られるってのもあるかも
只、ウクライナがクリミアを失ったのが2014年で、その直後位から軍は改革を始めていたので、それからの年数を考えるとソ連式教育を受けた予備士官の数も少なくなっている気がするんですけどね(まあ、尉官クラスが足を引っ張っている気もする)
西側の戦い方って航空戦力が無いとできないですからね
航空戦力頼みの戦い方は死傷者が少ないのが長所、金がかかるのが短所
ドイツ空軍とドイツ海軍が無くなった条件で、ドイツ陸軍のみでロシアと戦えといわれたらドイツの指揮官はどのような戦い方を選ぶのだろうか
ドイツではなく米陸軍のみ(陸軍のヘリも禁止)みたいな条件でもいいです
諦めて降伏するか人海戦術しかなさそうですけどね
反攻作戦と銘打ったものの、2ヶ月経っても大きな戦果は得られずウクライナ国内や支援国からブツブツ文句出始めてきたという状態かね。
兵器のセールスに影響するからね
湾岸戦争でT-72が評価を落としたように
商売だと理解しているからウクライナが兵器をもらえば必ず「役に立った」ことになるし、醜態を晒したら「ウクライナの運用がまずかった」ことになる
高付加価値化商品が戦場で役に立たないガラクタじゃコマーシャル的に困るんだよね
そもそも圧倒的な航空優勢を前提にしているNATO流を実践するのは無理でしょう
現在のウクライナ軍は主に南部でbite and holdと呼ばれる戦術を実行しているようですが
現実に即した戦術だと思います
ほーん、NATO式の素晴らしい戦闘教義なら航空支援無しでロシアの防衛ラインを突破できるのか
というか「連邦軍の機密書類をマスコミが入手した」案件多すぎでしょ
そんな陰湿なやり方しないで「ウクライナの反攻が進まないのは彼らが無能だからです、支援の少なさで僕たちを非難しないでください」って大声で言ってみろ
NATO流の戦術って前提条件として米軍による絶対的な航空優勢があるんじゃねえの?
上手くいったら西側兵器のおかげで
失敗は全てウクライナのせいかよ
砲はともかく装甲兵力の提供は不十分で大部分は東側のまま、航空兵力に至ってはゼロ
この状態で無数の地雷と入念に構築された陣地線に突っ込んだ場合、仮に完璧な西側流の戦い方をしても大して変わるとは思えないんだが…?
これまでのやり取りをみてるとこんなかんじなんですが
ウクライナ「ロシアに勝てるだけの兵器ください」
西側「ダメです。欲張りすぎ。でも反攻作戦で結果出せ」
ウクライナ「仕方ないから人海戦術で補います」
西側「ウクライナが人命を軽視したソ連式の戦い方をしている。やめろ」
保有兵器が劣勢の状態で、人命を重視しながら、反攻作戦の結果を出す方法
存在するんですかね(法に反するような非正規戦は禁止)
思いつく人がいたら教えてほしい
ドイツはんもよーやりますわ
ノルドストリーム爆破犯が西側の線が濃くなってる現在、誰がドイツ国民脅かしてるんだかわかったもんじゃない
敗戦国の弱みとかでイギリスには逆らえないんですかね
そもそも現在のNATOやEUに装備火力で上回る相手を想定した正規戦ドクトリンなんて存在するんですかね…?
存在していたとしても年単位で生き残ってきた現場士官に「おまえらのやり方はイマイチだから全部忘れて新兵訓練入れ」に皆喜んで従うべきだって本気で思ってるなら相手バカにしてんだろ
Bild紙だったらいつものJulian節かと思ったが、連邦軍ソースなのか。
他の方も言ってる通り原因はそこじゃないと思うんですがね…。
まあ折角訓練を用意したのに参加率悪いんじゃ文句言いたくなる気持ちも分かりますが。
ドイツ野党議員というのはCDU/CSUかな?
AfDでない事は確かですが。
よく整備された塹壕線の突破は航空優勢を確保した上で行うもの。航空優勢を使って敵砲兵を殲滅、最低でも敵大砲の射程外まで下がらせて安全を確保した上で行うもの。航空優勢無くロシア軍が待ち構えている塹壕線に突っ込んでいっても長篠の戦いの武田軍にしかなりません。米軍だろうがドイツ軍だろうが陸自だろうが航空優勢無く敵が待ち構えている塹壕線に突っ込んでいったらウクライナ軍同様に殲滅されます。6/4日より始まったウクライナ軍の反攻作戦でウクライナ軍は既に3万人近い損耗を出していると私は推定しています。反攻作戦用の兵力は6万人なので既に半分程失っています。軍事学では壊滅状態です。航空優勢無く敵が万端の準備をし、待ち構えている塹壕線に突っ込んでいったことの当然の結果です。
そもそもヨーロッパ諸国の軍人のスキルが俺たちが想像してるNATOの水準よりも大幅に低くウクライナ人にろくな戦術を教えていない可能性は?
軍縮の結果まともに動かせる兵器が少ないとは何度も聞いたが、兵器でなく軍人の質も低下してるんじゃないの
アフガニスタンにはNATO軍が直接介入しましたが、結局タリバンを制圧できないままNATO軍は撤退し、今のアフガニスタンはタリバンの支配下にあります。タリバンには空軍はなく、航空優勢があっても、限定戦争であってもそうであったのです。
日本の陸上自衛隊でも、北海道での対・ロシア軍の訓練や演習、装備は軽視され、市街地での治安警備作戦や、小島への上陸作戦のための装備や訓練を重視するようになっていました。
NATO軍でも、ここ20年で優先されていた訓練や装備とは、アフガニスタンでのタリバン相手のものでしょう。しかもそれは結局完全に失敗しているのです。
今のNATO軍の指揮官、参謀の実戦経験とは、深く反省することなくアフガニスタンのタリバンに負けた経験です。負けて失敗した経験が全部ムダとは言いませんが、反省がなければ全く無駄な経験に終わります。
むしろウクライナ軍の今の失敗や敗北は、NATO軍がアフガニスタン撤退の反省をぜんぜんしていないことにあるのかもしれません。
ソースのBild紙は日本の東スポ、夕刊フジのようなものじゃないですかね?