欧州関連

ロシア軍がセベロドネツクの殆どを支配、ウクライナ軍はリシチャンシクに後退

ロシア軍はセベロドネツク市内のほとんどを支配することに成功、市内で戦闘は続いているもののウクライナ軍の大半はリシチャンシクに後退を始めた。

参考:Луганщина: оккупанты контролируют большую часть Северодонецка, в городе бои

セベロドネツクで戦っていたウクライナ軍の多くは高台にあるリシチャンシクに後退している

ルハーンシク州政府のヴラセンコ氏は31日の朝に「ロシア軍がセベロドネツク市の大部分(50%)を支配している」と明かしていたが、州知事のガイダイ氏は31日の夜に「セベロドネツク市内のほとんどをロシア軍が支配しているがウクライナ軍が包囲される危険はない、市内で戦闘が発生しているため人道的物資を運び込むのは不可能で住民がセベロドネツクから避難するのは不可能だ」と現地メディアに語った。

出典:GoogleMap 大まかなセベロドネツク周辺の状況/管理人加工

キーウ・インディペンデントの従軍記者は「セベロドネツクを守るウクライナ軍部隊は市内で戦闘を続けているが、その多くは高台にあるリシチャンシクに後退している」と明かしており、セベロドネツクからの撤退=放棄が始まっているという認識でほぼ間違いない。

恐らくセベロドネツクは間もなくロシア軍の手に渡ると思うが、ウクライナ軍はアルチェモフスク(バフムート)方面を維持しながら防衛に有利なリシチャンシクを保持しつづけ「ルハーンシク州制圧」を阻止するつもりなのだろう。

関連記事:ロシア軍がセベロドネツク市の大部分を支配、戦闘は市中心部で発生
関連記事:ロシアは東部戦線で着実に前進、ウクライナは反攻が遅れる可能性を示唆

 

※アイキャッチ画像の出典:Сергій Гайдай

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コメント

    • STIH
    • 2022年 6月 01日

    これが額面通りにうまく退却出来ているんだったら良いんですけど、ウクライナ側の発表も信憑性が薄いからなあ。それに後方補給路を塞がれつつあるから、いずれにしても時間稼ぎにしかならんでしょうね。
    しかし対岸の高台を拠点て、下手すりゃウクライナ側の砲撃で町が廃墟になりかねないし、ロシアのプロパのネタにされそうだけど、まあ今更か。

    14
    • すえすえ
    • 2022年 6月 01日

    後退がうまくいっていれば、まぁ妥当な判断だと思いますが
    さてさて

    8
    • や、やめろー
    • 2022年 6月 01日

    リシチャンシクの高台は奪取されてはいけないウクライナ軍の重要拠点でしょうね。M777などの榴弾砲でゼベロドネツクの街ごと破壊する気なのだろうか。ウクライナ軍にとっては難しい判断ですね。ロシア側は住民という人質をとったわけだし

    8
    • 木下
    • 2022年 6月 01日

    リシチャンシクを保持し続けるか、アルチェモフスクまで後退すべきかは意見の分かれるところでしょうが、露軍のポパスナからの侵出を抑え続ける事が可能なら保持が正解でしょうね。

    2
    • スマック
    • 2022年 6月 01日

    事実ならどのように渡河したのだろうか?
    損害を受けずに渡河できそうに思えないのだが?
    市街戦での出血を避けたいロシア軍がわざと逃がしたのだろうか?

    1
      • minerva
      • 2022年 6月 01日

      損傷した2本の橋の内1本は車両は通れませんが徒歩でのみ渡ることができるそうです

      1
    • あっと
    • 2022年 6月 01日

    俺の生え際は幸いにも後退を阻止出来てます

    9
      • K(大文字)
      • 2022年 6月 01日

      善戦して前線の後退を防いだとしても、後方(頭頂部)挺進されて橋頭堡を築かれたら…(涙)

      9
      • 匿名
      • 2022年 6月 01日

      効果的な支援と反撃は現状の直視から始まるもの、と老婆心ながら具申いたします

      3
    • :)
    • 2022年 6月 01日

    頑張れロシア!!!

    8
    • 1.44スキー
    • 2022年 6月 01日

    ウクライナはここは踏ん張り所か。
    セベロドネツクの住民をロシアは…あまり良い扱いをしなさそうだな。

    4
    • アクアス
    • 2022年 6月 01日

    最近のロシア軍は、ウクライナ戦争開戦前に抱いていたロシア軍のイメージに近い戦争をやってる。
    ロシアがこれを続けることが出来るかどうかが勝敗の分かれ目だと思うのだが、ISWは否定的だね。
    さて、真実はどうなんだろう。
    いずれにせよ、ヘルソンの戦いをやれるだけの力は、現時点では双方とも持ってないように見える。

    6
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