欧米メディアはロシア軍によるウクライナ侵攻が北京オリンピック閉幕後に開始される可能性が高いと報じているが、ロシア外務省は直ぐにニュースは間違いだと反論している。
参考:Ukrainian general claims to know when Russia will ‘invade’
参考:Russia does not rule out military provocations from US, Kiev regime
これは米国機関による情報操作で北京のある外交筋とは米国人であり、ロシアにウクライナへの侵攻意図はない
英国のThe Times紙はウクライナ軍のパヴリョク中将とのインタビューに基づき「ロシア軍が北京オリンピックが閉幕する2月20日に行動を起こす可能性が高い」と報じており、米国のブルームバーグ紙も北京のある外交筋から得た情報に基づき「平和の象徴でもある北京オリンピックの会期中にウクライナへの侵攻を行わないで欲しいと習近平主席がロシア側に要請した」と報じているが、ロシア外務省は直ぐにニュースは間違いだと反論している。
ロシア外務省のザハロワ報道官は22日、ブルームバーグの報道に言及して「もはやこれはフェイクニュースではなく米国機関によるブルームバーグを通じた情報操作だ」と述べ、北京のある外交筋とは米国人のことだと皮肉って「ロシアはウクライナへの侵攻意図はない」と従来の主張を繰り返したが、興味深いのはパヴリョク中将(5万2,000人の部隊を指揮しているらしい)がThe Times紙の従軍記者に漏らしたドイツへの不満だ。
パヴリョク中将は「ウクライナ軍の追求する戦いはロシア軍を終わりの見えないゲリラ戦に引きずり込み、容認できない犠牲者の数を積み上げることだ」と語り、これを実行するためには西側諸国からの軍事支援=武器許与が不可欠で米国や英国は大きな支援でウクライナを後押ししてくれているが、ドイツは我々への武器供与もノルド・ストリーム2の運用停止も一貫して拒否して「口先だけの支援に留まっている」と不満を吐露した。
ドイツはショルツ政権は「ウクライナへの武器供与はロシアを刺激するだけで事態を悪化させる」と主張、ランブレヒト国防相も「ウクライナへの武器供与は問題のデスカレートに役立たない」と語り武器供与を行う米英に追従しない方針を示し、エストニアが要請しているウクライナへのD-30を転売許可をブロック(旧東ドイツ軍が所有していた兵器で統一ドイツ→フィンランド→エストニアの順で転売されたが、これをウクライナ支援のため輸出するにはドイツの許可が必要らしい)している。
ショルツ首相はドイツとロシアの間で天然ガスを輸送するパイプラン「ノルド・ストリーム2(ノルド・ストリームと合わせたガス供給量は1,100億立方メートル)」に関する記者団の質問に「高い代償を払うことになる」としか述べておらず、ベーアボック外相も「エネルギーが武器として利用されるならパイプラインを巡る代償を払うことになる」と語るに留まり、これまで一度も「ロシアがウクライナに侵攻すればノルド・ストリーム2の運用停止もしくは事業自体を放棄する」と明確に答えていないためワシントンポスト紙は「欧米で対ロシア制裁の足並みを揃えたい米国との間に緊張間をもたらし同盟に亀裂が入っている」と指摘した。
つまりロシアの欧州向けガス供給量の意図的な削減(昨年11月以降)は1,000立方メートルあたり300ドルの卸値を800ドルまで上昇させる要因になっており、欧州の中で最も高額な電気使用料をドイツに支払わせことでショルツ政権に政治的な圧力を加えている=既にエネルギーが武器として利用される状況にもかかわらずロシアに対する立場を明確にしないためドイツに対する不信感が高まっているのだ。
エネルギー問題がドイツの安全保障におけるオプションを制限、結果的に国際的なドイツの影響力を大きく低下させてしまった
そもそも天然ガスの価格高騰はノルド・ストリーム2(NS2)の操業を承認するのに必要な書類が揃っていないためドイツが手続きを中断したことに起因しており、ロシアは手続きを再開させ迅速な承認処理を行うようドイツに圧力をかけるため欧州向けのガス供給量を意図的に削減、そのため欧州の天然ガスの在庫が危機的なレベルまで減少して価格高騰(Rystad Energy社の試算によるとロシアがガス供給量を20%引き上げれば欧州市場のガス価格は50%引き下がるらしい)を誘発しているのだが、手続き中断の本当の理由はNS2に反対の立場を示すバイデン政権の圧力によるものだ。
さらに専門家は「既存のパイプラン網だけでロシアは欧州へ天然ガスを十分供給できるのでNS2は絶対に必要と言うわけではない」と指摘しており、NS2の手続きを再開すればガス供給量が以前のレベルに戻り価格高騰は沈静化するものの欧米の中でドイツの立場は孤立するだろう。
参考:Nord Stream 2: Who wins, who loses?
逆に欧米と足並みを揃え「ロシアがウクライナに侵攻すればノルド・ストリーム2の運用停止もしくは事業自体を放棄する」と明確に宣言すればドイツの立場は改善するが、ロシアは報復として既存のノルド・ストリームを通じてドイツに供給しているガス供給量を削減もしくは停止する恐れがあり、立場を曖昧にしたまま何事もなくウクライナ危機が過ぎ去るのが最もドイツの望むシナリオといえる。
ドイツは原子力発電を廃止し化石燃料から再生可能エネルギーに移行することを掲げたものの、肝心の再生可能エネルギーだけではドイツの電力需要を到底賄うことが出来ないため比較的クリーンな天然ガスに注力、ポーランドやウクライナといった厄介な国を中継するパイプラインに頼るのではなく直接ドイツとロシアを結ぶパイプラインを建設してリスクとコストを削減するアイデア(既存のパイプラインを利用すると経由国に使用料を支払う必要がありクリミア紛争のようなリスクにも晒される)はドイツに理想的なエネルギー供給をもたらすと信じられていた。
しかし環境問題を重視してNS2堅持を支持する国内勢力とNS2をテコにウクライナ侵攻を阻止しようと考える米国の間で身動きが取れなくなり、結果的にエネルギー問題がドイツの安全保障におけるオプションを制限して国際的なドイツの影響力を大きく低下させてしまったのだから残念としか言いようがない。
因みにショルツ政権は21日に「約600万ドル相当の野外医療施設(必要な訓練やサポート込み)や酸素吸入機を提供する」と発表したが、ウクライナが本当に必要としているのものは「ロシア軍を終わりの見えないゲリラ戦」に引きずり込むための対戦車兵器や対空ミサイルで、ニーズを外した支援はジャベリンやスティンガーなど2億ドル分の武器を供与する米国、約2,000発の対戦車ミサイルNLAWを供与する英国、供与共同でジャベリンとスティンガーを供与するバルト三国、武器供与(種類は不明)に応じたフランスなどの影に隠れてしまい、少なくとも前線で戦う将兵から正当な評価や謝意は得られにくいだろう。
Since 2014, more than 160 of our military have been treated in 🇩🇪. In total, since 2014 🇩🇪 has transferred over €13million in medical supplies&equipment.Also,thanks to our partners,in January 2022 🇺🇦AF will receive a mobile field hospital Role-2!We appreciate this @AnkaFeldhusen pic.twitter.com/ZYLYbPPA5H
— Oleksii Reznikov (@oleksiireznikov) December 28, 2021
関連記事:ロシアを刺激したくないドイツ、ウクライナへの榴弾砲輸出に必要な許可発行を拒否
関連記事:高まるドイツへの不信感、クリミアは二度と戻ってこないと発言した独海軍トップが辞任
関連記事:米メディア、ドイツはNATOの弱点でありバイデン大統領の評価は正しい
※アイキャッチ画像の出典:Defence of Ukraine
お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。 |
ロシアはウクライナに侵攻する気がないのは本当かもしれない。
なぜならクリミアと同じく侵攻ではなくロシア系住民を”解放”するために手伝うだけだからだ(レトリック)
クリミアは不凍港の軍港が有るから、やるだろうとは、思っていた。
更に、自軍を動かす程ロシアに余力があるのか?
動かせるが限定戦争止まり、全面戦争して西側と敵対し制裁を受けてまで得るものが少なすぎる
しかも勝利の反面の結果として、ウクライナ人の意識を決定的に西側に追いやることになる
文化的にも経済的にもロシアに近すぎるウクライナは、せめて緩衝国に止めるのが得策、戦わずにウクライナに親ロシア政権樹立を、こそ真の目的か。
ロシアとしては、かつてのフィンランドの立ち位置にウクライナを置けば満足だろうが、
西側にとっては旧ソ連、旧東側諸国の信頼を失う
ウクライナ全土は無いと思いますが、東半分を狙っている可能性はあるかと
これでしたらNATO加盟国と隣接することもなく、追い詰めすぎて西側を本気にさせることもなく、リスクに対してリターンが大きいですし
ドイツが嫌われ者を買って出てこのチキンレースの泥沼化を図っている可能性・・・はないか。
ロシアとて西側の警戒感・緊張度を高めすぎると不利益が多いと思うが。
ドイツは全方位外交を良くも悪くも続けているだけなので、嫌われ者を買って出ているわけではないと思います。
日本も中国には厳しくてロシアには甘いところがありますけどね。
そもそもなぜロシアはウクライナに侵攻するんだ?
NATOの境界やロシア国内の支持率、ウクライナ国内のロシア人のためだとしても労力に対して得るものが少ない気がする。
詳しい人教えて
小泉悠氏の著作を読むといいと思います
色々と理由がありますが、その一つは緩衝地の確保です。仮にロシアとNATOの地上軍が戦うとして、NATOが攻め込む時にポーランドからウクライナを経由してロシアに行くのと、ウクライナからロシアに侵攻するのとでは対応出来る時間に差が出てきます。
更にウクライナとベラルーシが中立を宣言した場合はフィンランドかバルト三国から行くことになるので戦線を制限できます。
要は中国にとっての北朝鮮のような、壁の確保ですね。重ねて言いますが、数あるうちの理由の一つです。
(クリミアと言うかセヴァストポリは、ウクライナへの飴として使ったフルシチョフが悪いとしか)
ドイツって何時も偉そうに振る舞って信用のおけない国ですね。日独伊三国同盟を締結した時点でも裏では蒋介石の軍隊を支援していましたからね。最近まで中共の人権侵害や横暴には全く目を瞑って中国市場で稼ぐことしか考えていませんでしたからね。ドイツの自動車御三家は偽りのディーゼル政策で失敗した途端、偉そうに脱炭素を唱えてEV化に走っていますが、そのエネルギーの元はロシアの天然ガスやフランスの原発ですからね。ロシアのような独裁的な覇権国家のエネルギーで脱炭素を唱えるドイツってホント面の皮が厚い。ロシアのウクライナ侵略が始まったらドイツの脱炭素政策は破綻するでしょうね。自業自得です。中共も同時に台湾侵略を始める可能性が高いので日本も気を付けねばなりません。
ドイツはもう電力輸出入黒字国だよ
フランスやその他欧州から買う電力より売ってるエネルギーの方が多くなってる
発展目覚しい蓄電池分野とは言え流石に再生可能エネルギーへの転換が急速過ぎて追い付けてない歪みがでてるけどね
風力発電が盛んな北部では買い取った再生エネルギーを輸出しています。が、インフラ投資をケチってきたツケで工業地帯のあるミュンヘンなどの南部には送電できていません。
参考記事1
リンク
参考記事2
リンク
とは言え2、3年前の記事なので、新しい情報があれば誰か教えてください
管理人さんお願いします。
統計の一面だけ見るとそうですが、一種の詐欺なんですよ。
過剰に発電された分は欧州連系を通じて他国に吸収させ、不足している時は他国から購入しているので、実は電力需給がちゃんとバランスして、安定して電力輸出しているわけでは無いんです。
再生エネルギーの歪みを他国に押しつけているだけですので、一人あたりのCO2排出量自体はフランスの2倍に及びます。まあ、ある意味EUことドイツ第四帝国の縮図ですね。
こちらの記事も参考にどうぞ。
リンク
ドイツ君さぁNATO内での評判がガタ落ちよ?はおいといて
これ台湾方面での緊張が高まった時に本邦がどのように言われるか・見られるかの写し鏡みたいなものでもあるので単にドイツがーとか言ってればいいだけじゃあないよねぇ
開戦して本邦へも侵攻あれば被害の話はさておき話はやいんだろうけど
緊張が高まった段階で何をどこまでできる?
いざ事が起きたときに湾岸戦争のイラク機みたいに逃げてきたら?
閣僚はじめ政治レベルでの判断が適格であることを祈ります
中道連合だったメルケル政権から変わったショルツ政権は左派連合政権(ドイツで反原発運動を主導したのは緑の党)ですから、なおさら国内エネルギー問題での譲歩は難しいでしょうね。元々ドイツで燻ってた反米親露親中世論も政権交代で一定の支持を得ているようですし、ロシアに満足するまで東欧を侵略してもらい、気が済んだ後に天然ガスを輸入するというのが内心ではないでしょうか。ショルツ氏自身はともかく、連合与党の中には欧州における米国の影響力が低下すれば儲けもの程度に考えている人たちもいるでしょう。
五輪開催国が侵攻を支持すれば「平和に資する行動」と吹聴出来るからね
ホント五輪はならず者国家たちのプロパガンダアイテムに成り果てたわ
中国批判を繰り返しながらその実、中国経済に依存しまくりな日本と被るよドイツくん
中国生産品が無ければ日本庶民の生活は成り立たず、中国の巨大消費者マーケットに輸出出来なきゃ死ぬ経団連所属の巨大企業とその子会社孫会社たち
その結果台湾支援を止めろと言い出す日本経済界
ドイツを良く見て学ばなければな
ドイツという虎を囲い込むための檻という側面もあったNATOが、気づけば当の独は居心地良すぎてすっかり家猫になっててゴロニャン、皆が今更に本気出せよ!ドイツ!って叫んでんのコントみたいだなぁ…。
エネルギー問題が根源ではあると思いますが、
ウクライナ紛争始まって以来、アゾフ連隊みたいに欧州各国の極右が義勇兵として宇に集まって、ネットワークが出来つつあるみたいなニュースも数年前から報じられてるし、それこそロシアからナチズム関連でレッテル貼りされるのも動体反射で嫌がる独のことなんで、宇に手をつけるのが本当に乗り気になれない、みたいな…。
話変わって、本邦では17日の岸田氏の施政方針演説でロシアとのエネルギー分野の協力を上げてますが、外交方針に何らかの独の教訓も生かして欲しい限りです。
ドイツの立場記事、勉強になります。
>このまま立場を曖昧にしたまま何事もなくウクライナ危機が過ぎ去るのが最もドイツの望むシナリオ
そうは問屋が卸さないでしょうなぁ。プーチンにとって今年の冬は、値を吊り上げるチャンスですしね。
ロシアの要求はとてもわかり易くて、ずーっと前から「ウクライナには手を出すな」と言い続けているんですよね。欧米のメンツを潰すわけでもなく。
ロシアにとってウクライナはほんとは強力な同盟国であってほしいところ、緩衝国でもいいというのは譲歩ですらあるのに、そこを追い詰めた代償はなんらか払わされるのでしょう。
水面下交渉の条件次第では侵攻はしないで済ませたいでしょうが、やるときにはやるんでしょう。侵攻のゴールがよくわからないのは相変わらずですが。軍事施設の破壊と親露政権樹立くらいしか思いつかん。
併合はないと思います。
たまにこのような言説をみるけど、ウクライナの主権をロシアがガン無視してる現状をどう見てるんだろうね
ウクライナがロシアの身勝手な都合に合わせて安全保障政策を制限されなくてはならない理由はどこにあるんだい?
あまつさえ、自国の領土を占領されてるのに?
そんなの歴史上よくあることでしょとしか言い様がない。
例えば、隣の半島が南北統一できないのも、李氏朝鮮が併合されたのも、近隣の大国の安全保障上の理由による物だよ。
西側が他国の主権を無視して軍事介入するときにはそういうこと言われないけど、ロシアの時だけ声高に主張するのは西側流ダブルスタンダードって奴ですよ。
まして、正直東欧の李氏朝鮮とでも言いたくなるようなこれまでのウクライナの行動が招いた結果でもあるので同情する気にはなれないね。
>そんなの歴史上よくあることでしょとしか言い様がない。
それが通用するなら、中国が台湾に侵攻しても「歴史上よくあること」「近隣の大国の安全保障上の理由」で終わってしまいますけど…。
あと、ロシアはブダペスト覚書に違反していますので、貴方の同情云々は別として非はロシアにありますね。
台湾は国共内戦の後始末ですから、主権だとか安全保障とかを持ち出す話では無いんですよ。どのような手段であれ、本来ならば中国が統一するのに外野が文句を言う筋合いの物ではありません。
でも、それは困るというのが我々の安全保障上の都合です。我々の利益のために、中華民国あるいは台湾は中国と統一されるのを阻止しようとしているのですよ。方向性が違うだけで同じ話です。
>ウクライナの主権をロシアがガン無視してる現状をどう見てるんだろうね
「気の毒だなぁ」と思います。
自分はプレイヤーじゃないんですよ。現実がどうなっているか、だから今後どうなるかの視点で見ているだけで。
ロシア・プーチンなら、どうするか、そういう視点ですよ。
そんなに自分のこととして考えるなら、こんなところでくだらないコメントを書いてないで、モスクワのプーチンとか東京のロシア大使館とかに直談判に行くべきでしょう。
追記
このブログのコメント欄で、主権を無視された可愛そうなウクライナに同情的な言葉を発することが、この問題に対してなにの意味があります?
誰に対するアピールですか?
それはこの危機を解決するためになにか役に立ちますか?
「お前は人でなしだ」と言いたいのなら、別にどうぞ。
個人の価値観に口出しをしようとは思いません。
ではあなたは外交官とか政治家なのか?
感情は
殺さないと自慢とかは、仕事の場以外では必要ないでしょ。
勘違いしないで会話を楽しみなさい
感情のない政治家とか誰も投票しないけどな
論点がめちゃくちゃですな。なんでそんな話になるんだか。
私は、普通の人なら緩衝国にされるような国のことを可哀想に思うのは当然だと思いますけど、それをわざわざここに書く意味を感じないのです。あなたは聞きたいですか?
ウクライナ危機に対して「私が」どんな感情を抱いているか、誰も興味は無いだろうから書かないんですよ。
>感情は殺さないと自慢とかは、仕事の場以外では必要ないでしょ。
他者が感情的なコメントすることを私は批判していません。誰かのケチを付けたこともありません。
私は、私のコメントに感情的なことを書いていないことを批判されたから反論しているだけです。
あなた方に感情を殺せと一言も言ってません。
無無さんへ。
私が、感情的なコメントを書くことの意味を問うたことで、無無さんの気を害してしまったのなら、謝罪します。
もう少し説明します。
冒頭「ちいかわ」さんは、私のウクライナは「どうなるか」のコメントに対し「どうあるべきか」の観点を持ち込んで難癖をつけてきました。倫理の観点でしょうかね。
私はそもそも、倫理の観点で語っていません。
こういう手合って、ネットでもリアルの社会でも割といるのです。メリットは、議論する相手に対して意表を突いて「倫理的に上位」に立てる。議論には直接関係なく、気に入らない相手をやり込めるときに使われます。相手の人間性を問うのです。
議論としては、単なる論点ずらしです。(「非国民」「人種差別主義者」も同じです)
ウクライナ危機の分析と、私の人間性は関係ないですよね?
私が、コメントが危機の回避の役に立つかどうかの観点を持ち出したのも、そんなご立派なことを問うのなら、解決のために行動したら?と皮肉を伝えるためでした。
いや、私達は人でなしのクソ野郎だよ。彼らが人間としては全面的に正しい。でも彼らのような正しい人々を守るには私達クソ野郎が必要だ。彼らを守れることを誇りに思うべき。彼らもきっと今は分からなくてもいつかわかってくれるさ。
ちいかわさん
あなたの問い
「ウクライナの主権をロシアがガン無視してる現状をどう見てるんだろうね」
に回答してるんで、なんらか返答してください。
「ちいかわ」というハンドル、過去にはいませんね。
今後も「ちいかわ」というハンドルは見かけることは無いのかな?
海自も入れて、北海道第7師団と西部方面隊と空挺合同で、北方領土付近で本格的な上陸戦演習でもやってあげたら良いのに。
そのくらいの嫌がらせしてもバチは当たらないでしょう、あの国には。
これから日本はロシアと北方領土問題を含む平和条約締結の交渉を行いますので、そんな嫌がらせはやらないでしょうねぇ。
安倍のせいでプーチン死ぬまで絶望的よ。結んだとしても0島で北海道近海の漁業権も認めそう
対中国、対北朝鮮だけでアップアップな日本が敵対国を増やす理由が分からない。
冷たい様だけどウクライナ問題は、欧米とロシアで解決してもらうしか無いでしょう。
ロシアが侵攻に踏みきって経済制裁をするのなら、日本も同調せざるを得ないでしょうが、それ以上立ち入る立場では無い。
エネルギー問題に関しては日本はドイツ(の悪い所)に見習うべきだな。未来は知らないが、工業国にとって再生エネルギーはまだ補助にしかならない。原発は再稼働させるにしても、無事故無災害などないということで対策立てなきゃいけないが。
個人的な恨み節だが、ソーラーパネルや風力タービンを作るために山林を切り拓いて何がエコだよ
北京夏季オリンピックの際もグルジアに雪崩込んだロシアが気を使うか?
あれは先に仕掛けたつもりのグルジアが、実はロシアの罠にはまってたオチ、防衛構築と侵攻体制はまるで準備が異なる、素早く反撃し敵地侵攻までやれるのはロシアがグルジアの動きをはやくから知っていたから。形式的には中国のメンツを潰したのはグルジアである
しかし、その手口は中国にもバレてるから2度目はないわな、今回は筋を通すだろう
というか本当にまたオリンピックがあるのか、違和感高い
ドイツは兵器ごと東式に戻せば良いんじゃないかな?
上にの書いてる人いたけど、日本としては大規模な軍事演習を北方領土で行う必要がある。
こんな情勢の時に、ロシアと平和条約を交渉するなんて、日本は本当に外交センスが無い。
これで、平和交渉も進んだら、ロシアは心置きなくウクライナに侵攻できる。
これで、北京オリンピック後にウクライナ進攻されれば、間違いなく中国は台湾にちょっかいを出し、尖閣有事が発生する。
日本にとって最悪の2方面作戦(ロシアも付き合いでちょっかい出してくるので)になる。
それを阻止するためには、アメリカ海兵隊と協力して、南西方面で行ったような大規模な軍事移動演習を行うのが望ましい。
これは、ロシアを威嚇するためではなく、ウクライナ侵攻を思いとどまるようにするためであり、しいては世界平和のためになる。
ハト派の岸田さんも、平和のためにイッチョ平和交渉を止めて、大規模軍事演習をして欲しい。平和のためにね。
外交とか戦争とか言う物は相手が居てやる物だから難しいですね。
・制裁しない->日本は組みやすい相手だ。譲歩の必要は無い。
・制裁する->やはり米国の属国だ。交渉相手にはならない。
日露戦争後に日露協商を結んで蜜月関係になったように、実力を示してこそ対等の相手として認められるのかもしれません。今の日本が軍事力を行使できないなんてことは皆知っていますから演習程度では見透かされると思いますが、これが普通国家で北方領土奪還のために部隊を展開し始めるようならロシアも二正面作戦を避けるために妥協する気になるかもしれませんし、ウクライナ情勢に対する効果的な援護になるでしょう。などと思ったり。
軍事演習が抑止力になるのは、本当に侵攻される可能性がある場合だけでしょう?
北朝鮮が米韓軍事演習に神経質に反応したのはそういうことだし、自衛隊が単独で演習したってロシアは見透かしますよ。
ロシアの軍事評論家が日本が北方領土奪還を目指した際の、ロシア太平洋艦隊対海上自衛隊の戦闘シミュレーション記事を読みましたが、僅差で海上自衛隊の勝利とか。
本意は太平洋艦隊の 増強を訴える趣旨と思いますが、日本単独で戦端を開く場合は、日米安保条約の対象外と米国にそっぽを向かれることをお忘れなく。
勇ましいことを言うのは自由ですが、日本に欧州情勢を左右差する軍事力·外交力があると思われますか?
徹底解説:ウクライナ危機とNATO東方拡大の歴史
元空将の記事です。NATO東方拡大の経緯などがまとまっています。
最も関心が高かった「侵攻して何をするか」については、最後のページに少しだけ書いてあって、ドンバス地方の併合と述べてます。分析というより、そうなるだろうと思っているというか。
「ドンバスを併合してどうすんの?」「NATOの東方拡大は止まるの?」という私の疑問への回答はありませんでした。
そこ取ってしまったらロシアはその後の手が何もなくなるのですが。
実は”ウクライナ武力侵攻”というカードを手札に持っている事で、欧米の政治的軍事的混乱で相手を自壊させるプレイングなのではないか。
極東の島国にサハリンプロジェクトというのがあってだな…
日本は何度も金巻き上げられているだけで天然ガスの供給ソースの一つにとどまってるから、ドイツみたいにはならんやろ。たぶん。
あとやっぱ日本は周りを海に囲まれてるから港湾で必ず使役しないとならんという意味で、どこの天然ガスでも競争力は大きく変わらん気はする。