ロールス・ロイスは第6世代戦闘機「テンペスト」向けに開発を進めている新型エンジンについて「タイフーンの10倍以上に達する電力の供給能力と2,000℃の高温に耐える燃焼器を備えている」と明かして注目を与えている。
参考:Storm Warning Comes from UK in Form of Project Tempest
次世代戦闘機に求められるエンジン性能は冷却性能と発電能力の向上がキーポイント
次世代戦闘機に求められるエンジンは伝統的な推力や燃費といった項目の性能向上に加え、高度化が進むアビオニクスや指向性エネルギー兵器が要求する電力需要を満たす発電能力、さらに大電力を消費する電子機器の熱を冷やすための冷却性能を実現することが求められており、米空軍は次世代エンジンに求められる性能は既存技術の延長線上では実現不可能と判断してアダプティブ・サイクル・エンジン(ACE)の開発を進めている。
このアダプティブエンジンは飛行条件に応じてバイパス比とファン圧力比を調整、さらに3ストリーム・アーキテクチャー(バイパス流の3重化)を採用することで推進効率や燃費を大きく向上させることが可能になり、3層目の空気流のお陰で熱管理能力(アビオニクスやエンジン自体が発生させる熱を冷却する能力のこと)が大幅に改善するため発電能力も格段に引き上げることができるという寸法だ。
すでにアダプティブエンジンの技術実証を目的にしたGE製のXA100とP&W製のXA101が完成しておりテストを実施した結果、F-35Aが搭載するF135と同寸法で製造されたアダプティブエンジンは同エンジンと比較して推力が10%(4万5,000ポンド以上)、燃費が25%、熱管理能力が50%向上していることが確認され、議会は米空軍に技術実証目的だった同エンジンをF-35A(米空軍向けのみ)に統合することを命じている。
F-35のアップグレード「ブロック4」バージョンはソフトウェアの更新による能力追加や改善だけではなく、消費電力が増える新しいアビオニクスへの換装(Tech Refresh3)や将来採用が見込まれている指向性エネルギー兵器(レーザー兵器)に対応するためエンジン性能(特に冷却性能と発電能力)の向上が必須で、アダプティブエンジンを供給されないF-35B/Cや同盟国向けのF-35AはP&Wが提案しているF135強化パッケージ(EEP)で不足するエンジン性能を補うことが検討されている。
つまり次世代戦闘機に求められるエンジンはアビオニクスの性能を左右する電力の供給能力と発生する熱を冷やすための冷却性能が重要な要素になるという意味で、ロールス・ロイスも第6世代戦闘機「テンペスト」向けに開発を進めている新型エンジンについてアダプティブエンジンと同じように熱管理能力(発生する熱をリサイクルするため機外に排出する必要がない仕組みを採用するらしい)と発電能力を強調していたが、同社でエンジン開発を担当しているコンラッド・バンクス氏は最近開催されたDSEI2021で興味深いことに言及した。
バンクス氏は新型エンジンについて「1秒あたり100kg以上の空気を取り込み2,000℃の高温に耐える燃焼器、歪み強いファン、高度な熱交換器を備えていて、タイフーンと比較して10倍以上の電力をセンサーやシステムに供給できる能力がある」と明かしている。
恐らくテンペスト向けのエンジンについて具体的な数値で性能に言及したのは今回が初めてだと思われるが、タイフーンの発電能力が幾らなのか具体的な数値を見つけることが出来ないのでテンペストの発電能力を推測することは出来ないが、如何に第6世代戦闘機が要求する電力要件が旧世代機に比べ高いのか伺える内容なので個人的には非常に興味深い。
補足:各戦闘機の発電能力はF-15E=76kW、F-16=34kW~51kW、F/A-18E/F=55kW、EA-18G+ALQ-99×3基搭載時=75kW、F-22A=130kW、F-35=160kWで、EJ200と同クラスの推力を発生させるF414を装備したF/A-18E/Fの発電能力とタイフーンが同クラスの発電能力を有していると仮定した場合、テンペストの発電能力は500kWクラスということになるため1基あたりのエンジンの発電能力は250kW以上だと推定(飽くまで管理人の予想)される。
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※アイキャッチ画像の出典:Rolls-Royce
テンペスト向けエンジンどこまで完成してるんだろうな。日英共同開発の枠組みでエンジンをどこまで協調するかで最近ゴタゴタしている(XF9発展型で作りたい日、耐熱合金関係の情報だけ貰ったらあとは自前で作りたい英、そもそも日英が想定している次世代の体規模がかなり違うのでエンジンで共通化できる部分もあまりないなど)けど、数値レベルでの参考数値出てくるってことはおおよその系統図はできてるんだろうか。
>XF9発展型で作りたい日
だったら共同開発なんてするなって話だけどね。
何でよ。
XF9発展型で作ろうとしてるところに
イギリスが共同でやろーぜ、って言ってきてんだから、
日本がXF9ベース案を主張するのは当たり前だろ。
そんな誘い断ればいい。
IHIと政府では考え方が根本的に違う。
共通化できる部分がほぼないなら、RRがくれるメリットは何だ?
RRが技術支援して、IHIがエンジンを開発する。
イギリスではこう報道された。
日本ではどうだ?
RRの幹部は、日経に「当社としては1つのエンジンを日英で共同開発し、双方の戦闘機の駆動源として生かしたい」とまで言い切った。
そんな事できないってわかってるのにも関わらずだ。
今から共同開発して、FX本体の設計はどうする?
戦闘機の根幹であるエンジンが出来るまで待つのか?
なんのためにあれだけの時間をかけて、要素研究してきたんだよ。
全部リスクを減らすためだろ?
あとになって、エンジン出力が予定値に届きませんとかならないようにするためだろ?
XF9-1だって、そのために余裕を持って設計されてた。
IHIだって必死に研究してきた。
RRの要素が中途半端に加わり、ちょっとした不具合で完成できなかったり計画が遅れたらどうする?
開発中止にでもなったらどうする?
誰が責任取るんだ。
結局、誰も取らないじゃないか。
だから防衛省だって何も変わらない。
企業に撤退しないでくれと言いながら、大した予算も出さず、無茶な要求をし、艦艇の入札方法まで改悪してきた。
名ばかりの共同開発なんて、F2でもう懲り懲りだ。
なんか過去の事を引きずりすぎて痛々しいね
部外者ですが、意見を。
事実、XF9-1を機体に合わせてサイズ調整するより、ロールスロイスと共同開発するのであればリスク上昇は避けられないでしょう。
問題はそれだけのリスクを抱え込んでも、共同開発するメリットがあるかどうかです。防衛省がきちんと説明してくれればいいんですが、出てきた報道と言えばIHIがこのことを不安視してるってだけですからね。
ただ、あなたの言っている事は何の反論にもなってませんよ
実戦に使われた戦闘機用ジェットエンジンの開発経験のあるメジャーメーカーと共同開発できるというのは十分なメリットだと思うけど
痛々しいのは悪かったが、できればどこがどう違うのか、明確に否定してほしかったね。
過去のことだけでなく、つい最近の話もしてるから。
スペック馬鹿同士が争うなよ
どっちも脳内ソースをもとに相手を全否定する無価値な嘘吐きなんだから
暴言吐きたいだけなんですか?
必死に研究開発してきたんだから国産じゃないと気が済まないって言う部分が滲み出てるから痛々しいねって意味じゃない?
つい最近のことにも触れてると書いてるけど、F-Xにしてもテンペストにして正確で具体的な情報なんて何にも固まってないのに必死すぎるんだよ。
日本の次期戦闘機開発はミリオタの自尊心を満足させるためのオモチャじゃない。
自尊心のためのおもちゃですか。
私は純国産でやれとは言ってません。
ロッキードが手伝うインテグレーションや、米軍との連携といった分野などは国産では不可能でしょう。
ですがエンジンは開発できなかったわけじゃありません。
F35の諸々の問題を見てわかるようにエンジンは言うまでもなく重要です。
RRと組んで、遅延、失敗しないか不安ではないんですか?
もちろん得られるものが何もないとは思ってませんが。
RRと組んで、遅延、失敗しないか不安ではないのかと指摘するなら、国産の戦闘機エンジンがいきなり完璧に動くのか、必要な技術要素はきちんと揃ってるのかも疑った方がいいんじゃない?
XF9-1は完成しただけで実用状態での運用実績なんて0なのに、なんでそこまで過信できるのか理解できん。
想像力豊かにRRと組む危険性を挙げられるのに国産エンジンの危険性をまったく指摘しないから「国産じゃないと気が済まないって言う部分が滲み出てる」と感じるの。
現物のあるXF9-1の発展型と白紙の共同開発エンジンとどちらがリスクがあると思ってるんですか?
ロールスロイスと組めば、国産エンジンの危険性とやらが解消されるんですか?
XF9-1の時はなかった問題が浮上してくる可能性をまったく考えてないんですか?
どのみちXF9-1を実際に積むにしたってほとんど作り直しに近い改変をうけると思うで
あれも実証エンジンにすぎないんだし
長文書いてくれたとこすまんが完全に的外れだぞ。
>XF9発展型で作りたい日、耐熱合金関係の情報だけ貰ったらあとは自前で作りたい英
からの流れなので、選択肢はXF9-1ベースエンジン/RRと共同開発の新エンジン/RRのアドバンスほにゃららベースエンジンくらい。
XF9-2(仮)かXF9-1発展型か、という話ではない。
XF-9ベースで作ることと共同開発は相反しないだろ
互いが取得した特許、エンジンの開発に掛かる特許も製造にかかる特許も込みで双方向に使えるんだったら、無駄な障壁もない、量産技術も使えるものが増えて、互いに万歳だろ
日本もプリクーラー技術が優先しているのでは
あれ燃料が液体水素じゃないと使えないから戦闘機には無理
そもそも元記事では電子戦システムやレーダーでの協力が交渉中とあるだけでエンジンの共同開発は一言も触れてないんだよなぁ
まぁロールスロイスが求める耐熱合金技術と日本に不足してる技術やインデグレーションのノウハウを交換し合う個々の部品や基礎技術での協同開発って可能性の方が高そうな気も。
>1秒あたり100kg以上の空気を取り込み2,000℃の高温に耐える燃焼器、歪み強いファン、高度な熱交換器を備えていて、タイフーンと比較して10倍以上の電力をセンサーやシステムに供給できる能力がある
これが単独で出来るなら、日本の素材が優秀だから共同開発するんだよって言うのは建前で、ただのリップ・サービスってことになるな。
共同開発する向こう側のメリットは、やっぱり金ってことか。
肝心の「高温に耐えられるタービンブレード」がない訳だが。
英国製エンジンのタービンブレードを研磨する製造装置を提供してるのは日本の日立製作所製だぞ
英国にはない高度な製造装置を作れるのは日本
その日本製装置を英国が欲しがるのは当然だから、共同開発を持ち掛けてきたんだよ
英国にはない高度な製造装置を作れるのは日本
この論理の自慢は聞いてる方が恥ずかしくなるからやヤメレ。
個々の技術やこういった製造装置が優秀で日本製品がないと何にもできないだろうって精神的に勝利したいのか?
英国はこういったものを自分でやらなくても他所から入手できるから、そのリソースを違うところに突っ込んでるだけの話で英国の技術力を下に見る要素にはならないよ。
じゃあお金突っ込めばイギリス単独で何でもできるのかって言ったら、当たり前だができるわけじゃないわけで。
今すぐそれができるのは日立製工作機械なんだから、それをアピールするのは恥ずかしいというのは、日本人的には正しいかもしれんが、それじゃあ客は来ないぞと思うが。
まあこんな場末の掲示板でアピールしたところで、と言うのも事実だが。
????
言ってる意味がわからん
事実として、日立製作所と英国メーカーが共同開発して、
英国が持つ特許技術を適用した、工作機械を日立が提供してる
現実として英国は工業力に乏しく、製造能力とその量産技術を日本に求めることはなにも不思議じゃないだろ
英国は工作機械を作れない、これは事実だぞ
最も高度な集約化産業の軍事産業が成立しない日本はそこにかけるしかないんだろ。
それも中国や韓国なんかの新興国が急速に力をつけてるから近い将来日本に拘らなくても他の国から工作機械を調達できるようになるさ
いつまで技術立国日本の神話を信じ続けるんだ?
匠の技的なものは否定しないが、日本人はそれを神格化しすぎてるから問題なんだよ。
その匠の技だって支えてたのは団塊世代の高齢者だ。
>中国や韓国なんかの新興国が急速に力をつけてるから近い将来日本に拘らなくても他の国から工作機械を調達できるようになる
工作機械の世界で「最近力をつけた中韓のメーカー」ってどこよ?
強いて言えばこじつけに近いけど中国企業が買収したドイツのKUKAか?それ以来評判悪いけど。
> 匠の技的なものは否定しないが、日本人はそれを神格化しすぎてる
そんな話はしてない。
具体的なメーカー名だして?
研磨機で日本を出し抜けるようなメーカーなんて見当たらないけども
工作機て、超がいくつあっても足りない程の超技術の塊だぞ?
3次元高精度センサーによる観測がなければ、ナノレベルの研磨も洗浄も加工もできないセンサーは日本はめちゃくちゃ強い分野だってのぐらい知ってるだろ
英国が日本並のセンサーを作れるなんて聞いたことが無い
英国が日本並の工作機械を作れるなんてデタラメも良い話
>匠の技だって支えてたのは団塊世代の高齢者
匠の技に頼ってたら、ロスジェネで匠の技の継承に頼れなくなったから、日立は工作機械の製作に全力を傾けたんだが?
FSWなんか典型例だぞ
何も知らないガキじゃん
>製造能力とその量産技術を日本に求めることはなにも不思議じゃないだろ
もう航空エンジンを作って量産能力も確立してる英国(BAE)が日本に求めるわけないのでは
工作機械の世界シェアとか一度調べてみた方がいいと思うよ。
日本はオンリーワンやスペシャルやレジェンドでこそないけど、紛れもなく「飛び抜けたトップグループ」の一員。
一方でイギリスは「その他」入りスレスレ。
ところがイギリスは現状でも航空機エンジンの大手
つまり困ってないってこと
>ところがイギリスは現状でも航空機エンジンの大手
日本やドイツの工作機械を使ってね。
何の反論にもなってないよ。
日本並の研磨装置を作れる国ってそうそうないぞ
米国でも無理
研磨や洗浄装置の世界シェア9割越えなのは、他で作れないから
他で作れないんじゃない、買えるから作らずリソースを他に回してるだけでしょ。
もうそういう思考で日本すげーを卒業しようよ。
調べもせずに無知を晒すのは程々にしといた方がいいと思うよ。
もういいよ。
日本はすごいよね。
日本にできることは大体大韓民国でもできる
ホルホルしてる日本が滑稽
それ言いたくて荒らしてるんだろw
英国は通信機を日本に頼ってきただろ
事実、日本は事業用光通信でも世界シェアトップ
日本には日本の強みがある、英国には英国の強みがある。ただそれだけの事
無意味に日本を過剰に持ち上げる必要もないが、逆に無意味に貶める必要もない
日本の強みが工作機械にあるから、英国はそれが欲しいだけのこと
その通り、ただの得手不得手の問題。
それを勘違いして「聞いてて恥ずかしい自慢はヤメレ」と絡んできた無知な子供がいたのですよ。
共同開発なんて何でするんだよ。
メリットなんてほぼない。
揉めるだけ。
開発費を少しでも抑える為。
一国で開発すると開発費を全て自前で負担しなきゃならないけど、共同開発なら折半できる。
イギリスさんはお金を出してくれるのかな?
ロールス・ロイスがこれだけすごいエンジンを開発できる!って言ってるのに、自分たちは使わないXF9-1改のエンジンに出資してなにか利益があるのかな?
日本のためにお金出すよって言ってくれるのはありがたいんだけど、、、
例えばエンジンで合金の技術を渡すから、電子装備の技術をもらう、みたいな取引もありえるのではないか・・・
日英が軍事的にこれだけ接近している昨今、取引の方法も様々ではないかと思う。
ロールスロイスって電子装備の技術持ってるんですか?
BAEから仲介してもらうって感じですかね。
英側がXF9改良のために資金提供するってのは基本的にない。
基本はテンペスト用エンジン開発への出資であり、日本側はF-X用エンジン開発に資するために出資する。
共同開発で融通し合うのは技術的知見やパテント使用権等で、開発資金の負担比率は両者の持ち出し内容によって取り決めることになるかと。
共同開発で目指すのがテンペストとF-Xの共用エンジンか、共通の技術をベースにした兄弟機か、部分的に技術を共有する従兄弟機になるのかは、現時点では公表されていないので分からない。
XF9の180KWというのは、どれくらいのものなんだろう
プロトタイプエンジン単体の発電能力を見ても意味がない。一応F3が必要とする電力を想定してはいるだろうけど、不足があれば設計変更するだけで180KW以上発電できないわけじゃない
XF9より大型のF-135で160kW(補助発電使えば合計228kW)だから、より小型で発電量も多いし、双発で載る事を考えると、プロトタイプの発電力でもF-35の1.5倍以上になる。
ちなみにP-1が4発で360kWだから、XF9の双発で大型哨戒機のアビオニクスを全て賄えると考えられるね
よし、本格的にテンペスト計画の参加しよう。ロッキード・マーティンはB-21とかF-35関係で(多分)忙しいだろうしね、アメリカ側の面子もF-35を百機以上買ってるんだから保てるでしょ
超高性能ケトルを搭載して、上空でも美味しい紅茶が淹れられそう
ミルクを先に入れる/後に入れる論争に続き、紅茶を入れる温度論争、お湯は薪/ガス/電熱のどれが至高か論争に火が付きそう
ターボファンの排熱こそ至高、となるのかね。
耐熱温度2000度以上ってXF9-1の1850度をあっさり超えやがった…
XF9-1が世に出る前にもう型落ちにされちまうのは想定外だわ…
日本の技術力も防衛関連はその程度でしかないってことですよ。
それ以外は……
したり顔で腐しながらタービン入口温度も知らない
大変屋など所詮この程度
大変屋って使っている人いるんだ。
改良型で超えればいいんですよ
タービン入口温度とはどこにも書いてないけどね
燃焼器の温度とタービン入口温度の区別がつかないのかな?
現代のジェットエンジンは燃焼器入り口付近で2000℃程度の燃焼ガスをタービンが耐えられる温度まで冷やして(薄めて、というべきか?)高圧タービンに送り込む。
推力に繋がるのはあくまでこのタービンに送り込む時の温度であって、燃焼器の耐熱性だけ上げても推力は上がらんよ。
設計の自由度とか安全マージンは高まるから無駄ではないけど。
そもそも動翼であるタービンより燃焼器の方が耐熱性も高めやすいし冷却も容易なんで、XF9-1も普通に燃焼器の耐熱温度はタービン入口温度よりは高いと思うよ?
2000℃に耐えられるかは分からんし、耐えられる必要も感じないけど。
質問なんですが、なぜ耐えられる必要を感じないんですか?
燃焼器の壁面は2000℃に直接曝される訳じゃないでしょ?
2000℃に耐えられる燃焼器が同じコストで作れるならそりゃその方が自由度も安全性も上がるのは間違いないが、多分その領域で耐熱性を10℃上げようと思ったらそれだけでコストが数倍かそれ以上に跳ね上がるだろうし。
なるほど
自分で調べろ
例えて云えば車のF‐1レースに参加したこともないたいした自動車産業もない国のメーカーがなんとかレースで使えそうなエンジンを試作できましたってレベル。実際のレースを何度も経験して経験値の蓄積のある国の作るエンジンとは天地の差。
F3、F7含めガスタービンエンジンは色々作ってるんだから自動車産業もない国、は明らかに例えとして不適切だな。
自動車産業もあるし、WRCにもルマン24時間にも出てるけどF1にはまだ参戦してない、ってくらい。
「たいした」ってことわりあるじゃん
ないとは書いていない
戦闘機に使用するならF1でチェッカーフラッグ争うぐらいのレベルじゃななきゃダメ
できなければ買ってきた方がいい
こう書くとまた反論湧きそう
そりゃ反論湧くに決まってるだろ。
> 戦闘機に使用するならF1でチェッカーフラッグ争うぐらいのレベルじゃななきゃダメ
という例えだとしたらF3、F7を国産、F100、F110をライセンス生産してる日本はF-1への参戦はもちろん入賞争いくらいは十分してる。
当初の例えでは戦闘機用エンジン≒F-1参戦、だったんじゃねえの?
戦闘機用エンジン≒F-1の優勝争い、だとすればF-1参戦、は何を例えてるんだよ?
どこぞの半島人みたいに途中でゴール動かすな。
サイズの言及ないみたいだし、それほどスリムにこだわってないだけとか
以前の記事中で「スモールコア」であることに言及してますよ。
まあF135で、すごいパワーがありますよって言っておきながら、実際はゴミが入ったら稼働時間ががっつし減っちゃいましたー、というパターンもあるので、へーすごいなくらいで十分だと思いますがね。RRではないけどもう少し余力を残しておけと。
海外のメーカー製は性能表示が限定的な環境でしか発揮できないことがあるので、一喜一憂するだけ無駄だと思いますが。
そのうち表面を液晶パネルにしてアクティブステルスとか言い出しそうな発電能力だな。
“combustion chambers operating at 2,000 deg C”
TITではなくて燃焼器が2000℃で作動するってどういう意味だ?
タービンエンジンで一番熱にシビアなのは燃焼室じゃなくて高圧タービンなんじゃないの
燃焼室の温度を自慢して何になるのか意図がわからんな
軍用はどうだか知らんがロールスロイスのエンジンってのは正直信用ならないんだよなぁ
ミリタリー用途に於いて航空エンジンも勿論トップクラスだし艦船用は単独トップって言い切れるくらいじゃないか
ヘェー〜エンジンで乗る飛行機を決めてるんだね。
乗るときは別に気にしないさ
ただ色々と恨みがあるってだけ
ア、アドーアのことですかね先輩…(震え声)
ロイヤルファントムかな?
スペイエンジンに換装したファントム FG.1のことですかね?
あれはむしろ性能向上した方だから恨まれる筋合いはないんじゃないかと…
だよね。
上でも引っかかってる人が結構いるけど、「消防署の方から来ました」に近いインチキ感。
高圧タービンの耐熱耐久性をとりあえず別の話とすれば、燃焼温度を従来より上げ得るてことは燃焼器を相応に小型化できる可能性を示唆してるんで全く意味のない話ではない。スモールコア化という以前の公表内容に沿っていると取れる。
XF9-1もタービン入口温度を1,800℃に上げることに成功(燃焼温度はもっと高い)してるからこそ同等推力の既存エンジンに比して多少だがスリム化できてるわけだし。
発電力と燃焼温度にのみに言及してるてことは、この点で技術的に確立できたか見通しが立ったからかなと。
ターボファンエンジンの燃焼温度は元々2000℃前後。
それを適度に冷却してタービンに送る。
テンペスト化け物で草
F3より10年早くロールアウト目指すんだっけ?テンペストは
そんな早くないよ
多分別の機体と間違えてる
普通に2035年以降だからF-3が少し早いか同じか位
XF9-1は大まかなスペックが公表されているけど、RRの新エンジンは殆ど公表されていない。
そこまでの技術を持っているならEJ200のアップグレードモデルをとっくに開発してるはず。
推測するしかない状況では、単結晶合金の耐熱温度でXF9-1を超えるのはむづ香椎ンじゃないかな。
EJ200のアップグレードモデルで作ったこの話のエンジン=XF9的位置づけのテストエンジンだと思う
テンペストに組み込めるレベルの次世代エンジンがもうあるなら日英共同開発なんていわず売り込みに来るはずだし、RRの技術を安売りするようなことはやらない&言わないはずだから
日英共同開発が公表されて時間が経っている。この間に、プロトタイプが完成し地上試験済のXF9-1仕様データが差し障りの無い範囲でRR側に提示された可能性はある。
手前味噌な推測だが、今回のRRによる公表はIHIから提供される技術によって達成が見通せた内容を含んでいるかもしれない。
テンペスト用新エンジンはこういうものになる、と言ってるだけで、これらの技術はRRが確立済だと言っているわけではない。
数値的にXF9と向こうの発電システムを組み合わせた場合の概算って感じなきが・・・
この技術を艦船用ガスタービンに転用できれば、発電能力が激増し
完全電気推進艦が完成し、レールガンや対空レーザーが艦載装備可能になるのかな
発電量が上がってるのは単に推力が上がったおかげで
統合電気推進ならそもそも元々効率のいい回転数で回してる筈なので劇的に発電量が上がる訳ではないと思うが
艦載用でそこまでぶん回したらオーバーひとしちゃうんじゃない?
TITが2000℃なら画期的な事だしはっきりそう書くはずだよねぇ
そうじゃないって事は…
xf9–1
新開発スタータジェネレータによる大発電容量(180 kW)タービン入口温度:1,800度以上
RRエンジン
2,000℃の高温に耐える燃焼器、歪み強いファン、高度な熱交換器を備えていて、タイフーンと比較して10倍以上の電力
RRの発言は「嘘は言ってない」だけって感じがする。
そもそも仮にTITだとしても現時点では出来てない以上2000℃を目指しますという話にしかならないしな
最大出力とかエンジン径とか出力重量比とか肝心なことは何一つ言ってないな。
3層目の冷却気流が、内部温度が高まり続ける今後のトレンドですね。
XF-9は、幸い「ハイパワースリムエンジン」がコンセプトなので直径が細い。
太らせて3層目を追加する余地はありそうだが、F-3の基本設計はやり直しになってしまうから、トレンドに乗るか見送るかを決断しないといけない
RRのPVを見るとテンペスト用エンジンがバイパス流を三層制御するアダプティックエンジンであるという表現は無い。余剰熱の機外排出を抑える熱管理システムを採用すると説明していますが。
防衛装備庁もXF9のアダップティックサイクル化を検討しているようだが、今のところ米方式を前提にしているようには見えない。機能的に十分かは不明だが、燃焼器壁面からの熱放射は「先進冷却ライナ」によって抑制してる。
将来的に低バイパス比ターボジェットエンジンが大推力と巡航燃費を両立させるためにアダップティックサイクル化していくのが一つの流れなのは間違いないが、求める程度にもよるし方法論は一つではありません。
実際共同開発って要素技術レベルに留めるんじゃないの?エンジン共通化の話はどこかにあるなら分かるが、そんな物もなしにサイズがどうだとか激論交わしてどうすんのかね。個人的に日本がハイパワースリムに拘るなら英国がそれに引っ張られるのは勘弁願いたいだろう。
後々の英国からの輸出とか考えるのなら、エンジン人質にして反対されて輸出出来ない事態を避けるためにお互いに輸出干渉せずに自国に都合の良いエンジン作った方がマシな気がする。
サイズ未確定だからこそどうとでもなるのでは。
双方納得の行くサイズ・推力・発電力が達成可能なら共通化すりゃいいし、
無理なら無理でコアエンジンだけ共同で開発して低圧系は各自で仕上げるなり一部技術のみの共用なりやりようは色々ある。
それより防衛省とIHIがXF9-1の技術をどこまで売りに出すつもりなのかの意思統一とブリカスどもの黒い腹の内のすり合わせの方が大変だと思う。
発電能力が高いのは、別体では無く、
タービンと同軸(1段目と2段目の間でしたっけ?)からかな?
これって、メンテを考えたら、ちょっと危ないって気がする構成
(高い信頼性をどう確保してるのか? は知らない)
> タービンと同軸(1段目と2段目の間
もし高圧タービンと低圧タービンの間だと思ってるなら間違い。
正しくはファンと圧縮機の間(なのでタービンと同軸、までは正しい)。
F/A-18E/FとEA-18Gは同じエンジンなのにEA-18Gの方が発電能力が高いのはAN/ALQ-99にラムエアタービンが入っていて発電能力も持ち合わせているからなんですね。
地上の設備、海上艦艇もハードウェアの高性能化に伴い消費電力が増えていますが、制約の大きい戦闘機ではなかなか難しそうです。
どこまで本当かも分からんしな
テンペストは極超音速飛行も可能とか言っていたし
それは多分「プリクーラーの戦闘機への適用の可能性」の調査要求とかが出たのを拡大解釈(というか勘違い)しただけだと思うよ。
テンペスト計画は共同で技術開発してクロスライセンスにするのを目的としているので、必ず同じ物をつかうわけでは無いのです、そうして開発費用を安くしようとしているのです、それで参加しておいて独自仕様でいいのでは?スウェーデンもそうですし。