韓国が開発中の第4.5世代戦闘機「KFX」は、第5世代機並なステルス性能を持つ戦闘機へと進化すると言われているが、果たして本当だろうか?
参考:표류하는 KF-X…스텔스·무장 탑재 놓고 ‘파열음’
韓国が言う「Block」形式による段階的な機体開発の手法はまやかしだ
韓国が開発中の第4.5世代戦闘機「KFX」は、米国の戦闘機のように「Block」形式による段階的な機体開発の手法を取り入れていると言っており、現在開発中のKFXはBlock 1に相当する。
KFXを開発している韓国航空宇宙産業は、最終的にKFXを第5世代機並なステルス性能を持つ戦闘機に仕上げることを目標としているが、このような計画は非現実的だという見方が韓国国内でも広がっている。
問題は、第4.5世代機として開発されたため「機外搭載形式」で兵器や電子装置などを携行するよう設計されており、これを第5世代機へ作り変えるには機外搭載品を全て「機内」に収めなければならず、そのためには機体の外形を変更し、機体内の電気配線を一からやり直す必要がある。

出典:KAIが公開したYouTube動画のスクリーンショット
さらにKFXは、機外に大容量の増槽(燃料タンク)を携行することで「2,900km」という航続距離を確保しているが、これも機体内に収めなければならない。
現状の外形のままでは機体内に兵器や電子装置を収めることすら怪しく、ここに増槽2本分の燃料スペースを確保するのは恐らく不可能で、胴体を大きくするか、主翼の厚みを増やして主翼内燃料タンクの容量を増やす以外に方法がない。
このような外形の大きな変更は、KFXを一から設計し直す行為に等しく、実質的には別機体だと言える。
結局、KFXを第5世代機並なステルス性能を持つ戦闘機へ作り変えると言うことは、周回遅れの第5世代機開発のために「新たなコスト負担」を許容するなら技術的には可能かもしれないが、今度は別の問題が浮上してくる。
Block形式で段階的な機体開発を行ってきたF-16でさえ、一から機体設計をやり直し、別形状の機体(日本のF-2という例外が存在する)を開発したことはなく、これまでに開発したF-16に適用可能な範囲のアップグレードに留めている。

出典:Akio Koizumi / stock.adobe.com
そのためF-16の最新型である通称「V仕様(Block70/72)」は、F-16A(Block20まで)を改造することでV仕様への変更が可能なように設計されている。
仮に、韓国が「段階的な機体開発」で第5世代機並なステルス性能を持つ「KFX Block3」を開発した場合、果たして一次量産機(KFX Block1:120機)をBlock3へアップグレードすることは可能だだろうか?
恐らく、答えは「NO」だ。
Block3は新造機として新たに量産し直さなければならず、再び機体の取得にコストが発生するという意味だ。
韓国が言う「Block」形式による段階的な機体開発の手法はまやかしに過ぎない。
※アイキャッチ画像の出典:KAIが公開したYouTube動画のスクリーンショット
最初から判るような話しを今更
韓国も少し冷静に考えられるようになったのかな?
ブロック1 KF-5後継60機
ブロック2 F-16非改修型後継60機
ブロック3以降未定 130機説もだったような
フェーズ2事業は21年スタートで開発費3600億円だそうですが
我が国のF-2が開発費約3000億円で調達機数を98機まで削減された結果
機体単価が120億に達した前例を見るに60機程度では開発費の回収は不可能では?
一から機体設計をやり直し、別形状の機体(日本のF-2という例外が存在する)を開発したことはなく、
F-16XLをお忘れではないかい?
試作機を自慢げに提示されても・・・ここで言ってるのは量産機の話。
「一から機体設計をやり直し、別形状の機体を開発」の文言に
試作機を排除する要素がある様には思えないですが。
しかもF-15Eという強敵との競合で負けただけで
ちゃんと実用可能なレベルに仕上がってた訳で
「KFXを後から第五世代化するは不可能」の根拠に
F-2、F-16XLと複数の例外を持つF-16を挙げるのは
不適切…どころか逆効果にすら思えます。
というかF-15E、F/A-18E/F等の成功例を見る限り
「出来の良い機体の概形を踏襲した上で一から
機体設計をやり直し、別形状の機体を開発」は
機体設計技術がある程度成熟した現代においては
むしろ合理的な選択肢の一つと言えるでしょう。
「機体設計をやり直し、別形状のBlock3を
開発するのは無理」との論自体に無理がないですか?
KFXの問題点は「後から大改修が必要な事」ではなく
「“現時点で想定済み(のはず)のBlock3”を
全く考慮してないBlock1を“これから作る”事」では?
KFXって、Korea Fighter-eXperimentalの略語ではなくて、Korea fiction-eXperimentalですからね
妄想実験全開中です
Batch-0 (試作機):2021年に製造、2024年までテスト
Batch-1:2024~2025年に40機を製造
Batch-2:2028年?から80機を製造(ウエポンベイを実装)
Batch-3って2040年代? 現在の枠組みのままなら、韓国経済は現状以下、開発費用の負担に耐えられる?
というか、Batch-1ではアメリカ製ミサイルが搭載できてないし、ヨーロッパ製ミサイルも計画であって、確定ではないって状態なんだよね。(タウルスを小型化したのは韓国もカネを支払ってるみたいだから搭載されるでしょうけど、他は・・・)
もしもblock2があるとして、対地能力付与と米国兵装のインテグレーションが先だと思うのだが。
どうせ偽りだとおめいますね!
韓国にもともとそんな技術はありません。
誰しもわかっていることでしょwww
バッチ1を飛行させることが最大の難関ではないのか?
戦車は止まるだけだが戦闘機は落ちるぞ。
ユーロファイターを連想した。
スッパリ割り切って最初から対北格闘性能特化の機体形状だったらマニア的価値があったかもね
そもそも、「こんな事にお金を使いますよ~!覚悟しといてね~!」と追加料金を徴収する事を示しているだけのやるやる詐欺!!
(´・ω・`)
かの国のことだし
「韓国が独自に設計した戦闘機なら全てKFXに該当する!!」
ぐらい普通に考えてそうだし、そもそもその時代のノリしだいで物事をコロコロ変えるのが当たり前な国なんで、第三国が自国の常識で先の事アレコレ考えるのは無意味。
(自国開催のオリンピックに合わせて88式戦車と誇らしげに発表→政権交代したらK1及びK1A1に呼称変更→88式戦車なんて無かった)
総じて一次120機(これがBlock1と2に分かれているとも)、二次(block3?)で130機という計画がされているけれど、
250機も需要があるのかとも思う。
韓国空軍の保有戦闘機は
F15K 59機
F16(KF16) 169機
F4 71機
F5 158機(FA50で代替されたものもあり、158機全てが現役ではない)
FA50 60機
F4はF35で更新するとする。F5分とF16で120機程度としても、残り130機の代替元機体は
どこから生まれるのか。KF16(KFXの頃には近代化改修が終わってF16V水準と思われる)捨ててKFXだと
全然意味無い。韓国空軍としては120~150機程度の購入で限界ではないか。
インドネシアの腰が引けた現在、Block3まで需要が辿り着く予測が立たないのだが。