韓国が開発中の第4.5世代戦闘機「KFX」にとって、F-35の機体価格引き下げが悪影響をもたらすと韓国メディアが報じている。
参考:F-35A 급락·공동개발 난항…KFX 사업 ‘악재’
F-35の価格引き下げが、韓国のKFX輸出に悪影響をあたえる?
米国防総省は最近、ロッキード・マーティン社とF-35を478機を総額340億ドル(約3兆7,000億円)で購入する契約を結んだ。
この契約によって8920万ドル(約97億円)で調達していたF-35Aが、7,790万ドル(約84億円)で調達することが出来るようになり、価格面で韓国の第4.5世代戦闘機「KFX」と競合することになってしまった。
参考:米国防総省は総額340億ドル(約3兆7,000億円)で、F-35を478機購入する契約をロッキード・マーティンと正式に結んだと発表した。この契約により、空軍向けのF-35Aの最終価格(ロット14)は8,000万ドルを下回る7,790万ドル(約84億円)となり、ロット11に比べて1,000万ドル以上も安くなり、海兵隊向けのF-35B(ロット14:1億130万ドル)も、海軍向けのF-35C(ロット14:9,440万ドル)も同様に価格が引き下げられた。
韓国ではF-35Aの価格が、11年前に導入したF-15Kよりも安くなっており、F-35がフルレート生産に突入すれば、さらに価格は引き下げられるだろうと指摘している。こうなると非ステルス機で第4.5世代戦闘機の「KFX」には分が悪く、最悪、韓国とインドネシア(共同開発国)以外に採用する国が現れないかもしれない。
KFXの開発費は8兆6,000億ウォン(約7,700億円)で、韓国はこれを120機調達するため更に10兆ウォン(約9,200億円)を投資するため、開発コストを含めた1機あたりの単価は1,550億ウォン(約142億円)となり、開発コストを含めない場合でも830億ウォン(約76億円)で、海外輸出する際に開発費を上乗せすれば、もしかするとF-35Aの方が安くなる可能性も否定できない。
現在時点で、F-35を購入できる国は経済的にも政治的にも限られているが、価格が下がれば、少なくとも経済的にF-35を購入できるようになる国は増えるだろう。
それなら韓国は、F-35を政治的に導入できない国へ「KFX」を売り込めばよい訳だが、そういった市場には米国のF-16VやF/A-18E/F、ロシアのSU-35やMiG-35、欧州のタイフーンやラファールなど競合機がひしめいており、もっとも致命傷なのは「エンジン」や「搭載兵器」を国産化できず、欧米からの供給に頼っているため海外市場で競合したり、政治的にアウトな国へ輸出しようとする場合、輸出許可が降りない可能性がある。
結局、ステルス性能が第5世代戦闘機よりも劣るが、第4.5世代戦闘機の中では優れているというニッチな立ち位置を狙ってみたものの、F-35の値下げ実現によって両世代機間の価格差が消滅、そのため韓国の「KFX」は、F-35とほぼ同価格帯ながら、F-35よりもステルス性能が劣り、もしKFXを韓国から輸入しても「エンジン」や「搭載兵器」の安定供給のため、米国や欧州と政治的な対立が出来なくなるという制約の多い機体になる。
このような面倒くさい機体を、一体誰が買うというのだろうか?
※アイキャッチ画像の出典:public domain F-35A
誰も買いません
まぁ騙して売るしかないですけど、この価格帯で買う国で騙せる相手がいるかどうか…
これ韓国人の軍事評論家が本気で言ってたわ
「F-35が値下げになったから、K-FXの輸出が圧迫される事になる」って
まだ何も実体化していない架空の韓国の戦闘機が、F-35と輸出で競ると、
専門家が本気で言う国。いつもながら凄い国だ・・・悪い意味で
もう、終わったな。
お笑い兵器の仲間入りだな。
最初から輸出できないのはわかっていたことだから織り込み済みでしょう、韓国も
製造できる見込みも立たないのに販売競争での不利を憂慮するとか病院に行った方がいい
宝くじの賞金分配を巡って骨肉の争いを始める前にまず一枚買おう
最初から通行止めなのにそれに気が付かない悲劇。
F-35の競合機種になれると思ってる時点でおかしいんだが
何よりもまず実機を作れと
そんなハリボテ誰が買うと思ってんだよアホか。
輸出なんて皮算用止めて、自分らに必要でかつ実現可能なもので先ずは満足しないと。
たとえ主要パーツが海外依存で、見せかけだけの代物だとしても。
せっかく開発開始時点で周回遅れ、完成予定時期には二周遅れを容認したのに。
まず不思議なのが搭載兵装もエンジンも国産で自前で用意出来てないのになんで輸出しようと思えるんでしょうね?
そして何でそんな兵装・エンジンが無いも同然のガラクタが売れると思うの?
なんで?
なんで??
韓国の兵器開発プロジェクトがことごとく失敗している理由がよく分かる
最初は純粋にFー5後継の単発4.5世代機を自力開発するつもりだったのが
政治の横ヤリで双発機になり、さらに横ヤリが入ってF-35と競合するステルス機の開発に変更される
それを少ない予算でやろうとするのだから米国でも失敗するよ