韓国国防部は22日、海軍の214型潜水艦や島山安昌浩級潜水艦で使用する新型魚雷「魚雷-II」の量産計画を承認したと韓国メディアが報じている。
参考:잠수함 무기 중어뢰-Ⅱ, 발칸포 대체 신형 대공포 양산한다
ウェイクホーミングまで備えた韓国の新型魚雷「タイガーシャーク」
この「魚雷-II」と呼ばれる新型魚雷は昨年10月、釜山で開催されたMADEX 2019にLIGネクスワンが「鼬鮫(タイガーシャーク)」という名称で展示した兵器と同一のものだ。
この21インチ新型魚雷「タイガーシャーク」は、電気推進方式(リチウムイオン電池)を採用して最大射程約50km、最大速度50~60ノット、光ファイバーによる有線誘導やアクティブ/パッシブ音響誘導に加え、航跡波による誘導(ウェイクホーミング)まで可能と言われており、音響誘導のみの国産魚雷に苦労してきた韓国海軍にとっては待ち望んでいた兵器と言える。
補足:噂では水中を航行する潜水艦が発生させる「乱流」を感知し追跡できる機能も備えていると言われている。
現在運用している国産魚雷「白鮫」は、小型のイルカ級潜水艇で使用するため19インチという設計上の制約があるにも関わらず、一般的な21インチ魚雷よりも炸薬量を多く搭載したため破壊力だけは優秀だったが、速度や射程などの基本性能が劣っており、有線誘導にも非対応(アクティブ/パッシブ音響誘導のみ)だったため、敵の対魚雷用デコイに対して脆弱で回避が容易な魚雷という欠点を持っていた。
補足:韓国が初めて開発した国産魚雷「白鮫」の基本性能は最高速度35ノット+α、最大射程30km、最大運用深度300m、炸薬量370kgと言われている。
しかし韓国は、有線誘導に非対応の国産魚雷「白鮫」は打ちっぱなし機能(発射後に操作する必要がない)を備えているため多目標に対する同時攻撃が可能だとアピールしてみたが、敵からすれば韓国の潜水艦による魚雷攻撃が音響誘導なのか有線誘導なのかを迷う必要がないため対処が容易だという欠点だけはどうにもならず、結局ドイツからSUT魚雷(有線誘導対応)を輸入して使用することになる。
ただ、この魚雷は高価だったため十分な量を確保するのが難しいという問題と、せっかく開発した国産兵器を使用しないのかという批判もあり、標的(軍艦か商船)によってSUT魚雷と国産魚雷を使い分けることにしたのだが、狭い潜水艦の中で魚雷を物理的に入れ替える作業は効率的と言えず搭載魚雷の1本化が望まれていた。
この問題を一挙に解決するのが新型魚雷「タイガーシャーク」で、価格も約30億ウォン(約2.8億円)と安いため調達性に優れており、韓国海軍は2031年までに約6,600億ウォンを投じて200発以上調達する予定だが、本当に上手く作動するのか注目される。
※アイキャッチ画像の出典:ilyashulika / stock.adobe.com
スッ、スゲー!!∑(゚Д゚ )
すいません、具体的にどこら辺が凄いのでしょうか?
速度や射程は普通っぽいし、
魚雷単体のアクティブ/パッシブ音響誘導と母船から有線誘導の組み合わせも流行りの手法でしかないし。
カタログ的に流行りの項目を漸く抑える事が出来た﹙各項目の水準は不明﹚、との認識しか持てないもので、どこら辺が凄いかが分かりません。
子供がおもちゃ自慢するのを、大人が驚いたり、感心したりするのは、一つの社会儀礼です。
なるほど。
額面通り受け取ってしまい、何か見落としがあるのかと疑っていました。
ありがとうございます。
韓国の画期的な兵器の話は信じない事にしている
ホラを吹くのも国防のうちだと思ってるのかも知れないが
昨年10月の続報ですが、少し詳細な情報が加わった位で、状況は変化無しと言った所かな?
たった三ヶ月なので、状況が大きく変化する方が変だけど。
今の魚雷って何十キロも射程あるんだな
そのうち地対艦魚雷とか開発されたりして
昔は沿岸砲ならぬ魚雷堡ってのがありましたよ。ドイツのノルウェー侵攻でノルウェー側が戦果をあげていたはず。
ASROCみたいに近くまでロケットやジェットで飛んでいって
ブースター切り離して着水の後魚雷になるような使い方なら
艦載レーザーが実用化すると対艦ミサイルの主流になるかもしれない
魚雷のみとなるとそもそも艦艇が沿岸に近づかないから数十キロ程度じゃ話にならないかと
長魚雷ですね(潜水艦からだけ、ヘリなどからは運用しない)
DM2A4の輸出モデル 「Seahake」 ドイツ製かな?
まあ、
以下、現有のシロザメ(白鮫)について なお、本来は短魚雷
長魚雷 35ノット以上、射程:30㎞ 中間誘導なし、アクティブ・ホーミング誘導のみ
シロザメ(KT-44)=MK44魚雷(アメリカの短魚雷、アクティブ音響ホーミング、海水電池、なお有線誘導は無い、現役、後継はMk46/50/54あたりかな?)+音響装置のデジタル化パッケージ(ハネウェルが担当)
開発費は3億ウォンって舐めた金額の魚雷(つまりは・・・単なるKD生産的なの)
アメリカには長魚雷:Mk37(~1972年)、Mk48(現役、当然ながら有線誘導も選択できます。 Mk14/Mk37の後継)もあるが、アメリカは韓国への輸出を拒否したみたい。なので、MK44魚雷(1958年)をベースに開発
量産計画を承認
とは言っても量産するとは言っていない
タイガーシャーク・・・これどこのコピー品なんでしょうね
アクティブ/パッシブ音響誘導だけだと、デコイで無効にされる
有線(光ファイバー)誘導で、潜水艦の強力なソナーを使って中間誘導するのが流行り
短魚雷の「青鮫」はアクティブ/パッシング・ホーミング誘導、並びに有線誘導(発射する前に選択)って言ってるけど、白鮫/青鮫ともに脅威的に低い命中率を誇ってる(テスト)名品(迷品)・兵器
地対艦ミサイルより射程も速度もはるかに劣ってメリットが何もないんですが・・・
魚雷は水中で爆発するので、主に喫水より上で爆発する対艦ミサイルに比べて船への脅威度は上ですよ。
魚雷の効果は次の様な感じです。
①ターゲット船よりやや下で魚雷が爆発
②爆発の衝撃波で船の構造物にダメージを負わせつつ、ターゲット船を上に持ち上げる
③爆発により膨大なバブルが発生し、
編集中に誤送信しました。
申し訳ありません。
魚雷は水中で爆発するので、主に喫水より上で爆発する対艦ミサイルに比べて船への脅威度は上ですよ。
魚雷の効果は次の様な感じです。
①ターゲット船よりやや下で魚雷が爆発
②爆発の衝撃波で船の構造物にダメージを負わせつつ、ターゲット船を上に持ち上げる
③爆発により生じたバブルジェットが船体を引き裂く
④﹙③のあと爆発点は空洞部になっているので﹚ターゲット船が自重により空洞部に落下し折れる
対艦ミサイルがターゲット船の深い場所で爆発した場合は、②③に類する効果は期待出来るでしょうが④は無理なので、命中時の効果は魚雷の方が上になる様です。
④について、よく空洞に落ちるとか自重を支えられないとか見ますけど、本当でしょうか?
炸薬の燃焼ガス圧でバブルができる。次の瞬間バブルは水圧でなだれ込む水で潰される。なだれ込んだ水は空隙が無くなると水撃作用で水圧の低い海面方向に指向した圧力波を生じ、上部に船体があれば破壊を生じさせる。と、理解してました。よく見る水中爆発の水柱の吹き上がる理由でしょうか。
>④について、よく空洞に落ちるとか自重を支えられないとか見ますけど、本当でしょうか?
。
ヒストリーチャネルの「潜水艦vs最新哨戒機」での1シーンで、
魚雷で船体が真っ二つになり沈む映像と共に①~④の説明が流れた際、自分は成る程と思いました。
そのシーンでは、水柱が立った時は船体まだ保ってたのに、時間差をおいて真っ二つに船体が折れてたので。
>炸薬の燃焼ガス圧でバブルができる。次の瞬間バブルは水圧でなだれ込む水で潰される。
燃焼速度の遅い
>よく見る水中爆発の水柱の吹き上がる理由でしょうか。
これは、③のバブルジェットが水面に達したシーンになる様です。
編集中にまた誤送信しました。
申し訳ありません。
>④について、よく空洞に落ちるとか自重を支えられないとか見ますけど、本当でしょうか?
ヒストリーチャネルの「潜水艦vs最新哨戒機」での1シーンで、
魚雷で船体が真っ二つになり沈む映像と共に①~④の説明が流れた際、自分は成る程と思いました。
そのシーンでは、水柱が立った時は船体まだ保ってたのに、時間差をおいて真っ二つに船体が折れてたので。
>炸薬の燃焼ガス圧でバブルができる。次の瞬間バブルは水圧でなだれ込む水で潰される。
燃焼速度の遅い装薬でさえ、千数百気圧に達したかと思います。
炸薬なら更に上にかな?
余程の深海でないと、仰る現象は生じないと思います。
ちなみに水中での音速は空中よりかなり速いので、先ず襲って来るのは衝撃波だと思います。
燃焼ガスの膨張由来の効果は、速度差でその後に襲って来るかと。
>よく見る水中爆発の水柱の吹き上がる理由でしょうか。
これは、③のバブルジェットが水面に達して、上空にガスが解放後されたシーンの様です。
うん。なるほど。
で、これ北朝鮮相手に使う想定なの?
日本用に使われそう(小並感)
予言しとくよ
将来の対日本用、もしくは韓国が併合or滅ぼされてお蔵入り
性能がよくてお安いですよと、アピールしていることから、外貨獲得のための輸出用でしょう。
タイガーシャーク(イタチザメ)の愛称はF-20戦闘機でコケたから、性能はともかくコンバットプルーブンが少なくて輸出に失敗しそうな名前ですね
北の潜水艇を相手にするなら19インチの直線走行魚雷でも有効だろう、相手に攻撃能力は無いから接近して発射するだけ。
それでも一発当たれば沈没する。
北は同胞だから攻撃しないのかな?
そうりゅう型相手では圧倒的に不利になるが。
画期的なお笑い兵器!
made in koreaですから
近年、紛争はいくつもあったが未だに実戦で使用されたことがほぼ無いカテゴリが魚雷だから各国の実像が見えにくい。知ってる範囲ではフォークランドと朝鮮半島だけで最近では皆無。
韓国得意のベンチマークをしようにも宇宙ロケット並みに情報が得られない分野だからしょうがないさ。
反面、実態さえバラされなければ名品兵器の称号は容易いとも言える訳だ。もっとも、韓国既存魚雷は既に看板だおれとバラされてたけど。
日本が装備してる魚雷は追加で遅いけど長魚雷、速いけど短魚雷って発射前に設定できたんじゃなかったっけ?
航走速度は選べるのが多いのでは?
あと、長魚雷と短魚雷って文字通り大きさでの区別ではなかろうか。
Mk48
長魚雷、全長5.79m、直径533mm
Mk46
短魚雷、全長2.6m、直径324mm
改めて数字を比較すると、結構違うね。
長魚雷:ヘリ、航空機からの運用は無いから投下時のショック対策は無いです、 同じ理由で基本、有線誘導(母艦の大型の対潜ソナーで追尾する)は無いです
短魚雷:ヘリ/航空機の投下時のショック対応がされてます
なお、艦艇/ヘリ/航空機からターゲットが遠い場合には対潜ミサイル (アスロックなど、弾頭が短魚雷、爆雷のミサイル) で運用・・・
長魚雷が目的の距離の後に取る「探査」パターンって短魚雷と同じなのかな?
短魚雷の探査パータンはwikiのMk44 (魚雷)などで紹介されてますね
開発費が安過ぎるのはテスト回数をケチってる部分と無関係ではないから、カタログスペックだけ優秀で実際に運用するとトラブルだらけになりそう
魚雷の続報楽しみですね。
何十年後にはクジラ絶滅の原因とされるんだろうな!
(´・ω・`)
要するに、買わされていた高いドイツ製を分解してパクったという記事でいいのかな?