トンガ支援のため派遣されたオーストラリア海軍の強襲揚陸艦「アデレード」が電力を喪失して曳航されているとSNSで話題になっているが、豪国防省は「多くの噂は不正確だ」と主張してアデレードが現在もトンガで支援を続けていると明かした。
参考:Australian navy ship experiences power outage while delivering aid in Tonga
電力喪失は事実だが直ぐにバックアップが作動して衛生設備や冷蔵庫など問題は生じていない
海底火山で発生した大規模噴火の影響で甚大な被害を被ったトンガ支援のため各国が航空機や艦艇を派遣中だが、オーストラリア海軍が派遣した強襲揚陸艦「アデレード」が電力を喪失して冷蔵庫の中身が全て腐り、衛生設備も停止したため一部の乗組員が飛行甲板で寝泊まりし、アデレードは現在他の艦艇に曳航されているとSNSで話題になっている。
#HMASAdelaide recently experienced a power outage while anchored near #Tonga. Essential power supplies were quickly restored. The situation is being closely monitored and the safety of the ship and the embarked forces remains our highest priority.
📖 ➡️ https://t.co/UVi5doY1Ws pic.twitter.com/J09zhT9hTi
— Joint Operations Command (@hqjoc) January 31, 2022
この問題について豪国防省はアデレードの電力喪失を認めたが「直ぐにバックアップが作動して衛生設備や冷蔵庫など機能は稼働しており冷蔵庫の中身が腐ったり曳航もされていない、アデレードは現在もトンガ支援任務を継続している」と説明したが、なぜ電力を喪失したのかについては触れておらず「専門家が問題の究明のため現地に向かっている」と述べるに留まった。
SNSは情報発信の手段として手軽で情報収集の手段としても非常に便利だが、嘘や不正確な情報も多いので利用する方も気をつけなければならない。
※アイキャッチ画像の出典:Public Domain
お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。 |
このデマの存在を初めて知りました。おおすみや空自C-1も行ったし、はじめ言われてたほど火山灰や浮石の影響も無かったって事ですよね。
C-1行ってないのでは?ってのはさておき、民間でも危惧されるリスクに無策で向かう訳もなく各機材それなりに対策はしていってるでしょうし、それにも関わらずアデレードは主電力を喪失してバックアップで綱渡りの任務を継続してる訳で、
むしろ「当初から言われていた火山灰のリスクは大袈裟ではなかった」と受け取りましたが。
巡視艇「しまぐも」が、エンジンの冷却装置に火山噴火の軽石を吸い込んで
航行不能になりましたが、あれと同じ原因ですかね
冷却水の取水口が異物を吸い込んで発電機がオーバーヒートすれば一時的に
電源は落ちるでしょう
この情報発信元も乗組員のSNSとかだったりして。