日本政府は2021年度予算への戦闘機F-15J改修予算計上を見送る方針を固めたと報じられており、その原因はF-15Jを改修するために必要な電子機器の供給不足にあるらしい。
参考:Japan to drop FY 2021 budget plan for F-15 modification
見積もり予想が甘かったと言うよりも防衛装備品の国際調達に精通した人材が防衛省には居ないのではないか?
航空自衛隊は運用中のF-15J(J-MSIP機)に搭載されているレーダーやアビオニクスを更新して性能を向上させる予定で今年7月には改修作業を請け負う三菱重工業がボーイングと契約を締結、F-15Jアップグレードパッケージ「Japanese Super Interceptor(JSI)」を施すのに必要な図面、地上支援装置、技術資料など一式をボーイングから受け取っており、2022年からF-15Jのアップグレードに取り掛かる予定だった。
現在の中期防衛力整備計画(2019~2023)によれば5年間で20機のF-15Jに改修を施す予定で19年度予算には2機分の改修費用として108億円が計上されていたのだが残り18機分の改修費用を予算計上は2年連続で計上されておらず、朝日新聞の報道によればF-15J改修に必要な関連費用が当初見積もりよりも膨らんでおり防衛省自体がF-15J改修に必要な総コストを把握できていない状況で予算計上を行うことに財務省が強い懸念を示したと報じて陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の件と合わせて防衛省の見積もりが甘いのではないかと指摘している。
F-15J改修予算 | F-15J改修関連費用 | |
2019年度予算 | 108億円(2機分) | 412億円計上 |
2020年度予算 | 計上見送り | 390億円計上 |
2021年度概算要求 | 計上見送り? | 213億円要求 |
合計 | 108億円(2機分)? | 1,015億円? |
管理人はアップグレードを受けるF-15Jが老朽化して当初見積もりを超える改修コストが必要になっているのではないかと予想したが、どうやらF-15Jアップグレードパッケージに必要な電子機器の供給が追いついておらず日本が計画しているスケジュールでF-15Jを改修するためには必要機器を製造する米企業が製造ラインを新設して対応する必要があるため、その費用を日本は要求(※)されているらしい。
補足:F-15Jアップグレードパッケージに必要な電子機器の供給が追いついておらず、米企業が製造ラインを新設して対応するため初期費用が現在の5倍に達すると共同通信の英字ニュースだけが言及しており、国内向けの共同通信のニュースでは触れていない。
日本は98機のF-15J(J-MSIP機)をアップグレードするためレーダー「AN/APG-82(V)1」を103基、ミッションコンピュータ「ADCP II」を116基、電子戦/妨害システム「ALQ-239 DEWS」を101基を必要としてるのだが、この電子機器は米空軍が新たに採用したF-15EXやF-15E(AN/APG-82とALQ-239 DEWS)のアップグレードにも必要なため現状の供給量では日本が計画している改修スケジュールに対応できないのだろう。
要するに日本が資金を供給して米企業に製造ライン拡張=供給量を増やしてもらい改修スケジュールを守るのか、米空軍の需要が落ち着くまで待って供給量に余裕が生まれたときに再度F-15Jの改修を進めるのかの選択を迫られているという意味だ。
防衛省の当初見積もりではF-15J改修費用は1機あたり約48億円だが、現時点で防衛省が予算計上した数字を基にF-15Jの改修コストを計算すると約6,300億円になり1機あたりの改修コストは約64億円(今後も初期費用が膨らめばさらなる高騰も予想される)になるため、新規にF-15EX(約1億ドル)を調達したほうが良いのでは?と言う意見もあるが、これも結局同じ問題に直面するだろう。
セントルイス工場のF-15製造ラインは月産1機体制だがボーイングは月産3機まで拡張可能だと言っており、米空軍は2021会計年度予算でF-15EXを12機発注しているのでF-15の機体供給体制には十分な余裕があるのだが、如何せん電子機器の供給量についてはレイセオン(AN/APG-82)、ハネウェル(ADCP II)、BAEシステムズ(ALQ-239)などが製造能力を拡張して対応するほどの安定的な受注が見込めない限り自己負担でライン拡張を行うとは思えない。
よってF-15EXを新規発注しても日本への引き渡しに時間がかかるか、短納期を要求すれば調達コストが高騰することになる。
一般的な汎用品の場合、メーカーがその辺りの費用を負担するのかもしれないが軍用用途の製品は製造数と需要が限定的な上、F-15は導入国(米国、日本、韓国、イスラエル、サウジアラビア、カタール、シンガポール)が少なく関連機器を製造する企業もF-16に比べてアップグレード需要を少なめに予測せざるを得ないのは経済的な観点から仕方のないことだろう。
どちらにしてもF-15Jを改修して長距離巡航ミサイルを統合することで南西諸島防衛の中核戦力にするという防衛省の試みは追加予算の計上が認められない限り破綻してしまうの目に見ており、代案がないのなら仕方のない出費かもしれない。
ただ管理人の個人的な見解を述べるとF-15J改修に必要なプログラムコストをきちんと精査した上で「高価ではあるが代案がない」と防衛省が提示すれば少なくとも議論や理解を示すことできるのだが、全体のプログラムコストが幾らになるのかすら国民に示さず、メディアの報道から時折漏れてくる「事業が上手く言っておらずコストが高騰するかも」という曖昧な情報だけでは「何が問題でどれだけコストが上昇するのか?」さっぱり伝わってこない。
特に今回の件は見積もり予想が甘かったと言うよりも、そもそも防衛装備品の国際調達に精通した人材が防衛省に居ないため正確なプログラムコスト自体をはじき出すこと自体が不可能なのでは?と思わせる事案で、このような国民の関心事について問題が生じているのなら防衛大臣か担当部署がきちんと説明責任を果たすべきではないだろうか?
もしこれが米国の事例なら政府説明責任局(会計検査院)や議会の国防委員会が出てきて徹底な調査が行われ、同じ過ちを起こさないための勧告や制限が議会によって幾つも実施されるレベルだ。
以前にも同じことを書いたのだが、予算から調達する装備の数量が漏洩するとか日本独特の事情(軍事もしくは国防アレルギー)から意図的に伏せているという主張も理解出来なくはないが、公にしなくていいという環境がコスト意識の低い防衛省を育んできた要因になっているのは事実で、いい加減見直すべきは見直して透明性の高い防衛装備品の開発・調達・改修・維持を目指さなければ国民からの理解は永遠に得られないままだろう。
※アイキャッチ画像の出典:航空自衛隊
なかなか理解されにくいからと、内容を伏せて馴れ合いで話を進めると、あとからトラブルが生じたときに説明が出来なくて行き詰まる
仕事は何でも同じです、難しいところだからこそ丁寧にやっておかないと自分を追い込む羽目になる
国会が果たすべきチェック機能が働いていないってことだな。政権が替わったときですら手が着かなかった。
アメリカはちとやり過ぎの気もするが。
確かに米国のやり方は軍を縛り過ぎて裁量を奪い過ぎる感もあるけど、日本のノーチェック過ぎる体制や失敗しても反省や教訓を得ようとしない体質も問題だよね
それだけ議会が軍に対して真剣であり責任感があるとも言える
アメリカ言いなりで自己決定権を放棄してきた敗戦国の無責任遺伝子が今日の弊害だよ
反対派を説得できないのは、自己の主張の根拠がまだ弱いからってことさ
そんな性善説な意見を出されても
あきらかに反対しかしない人が世の中にはいるんだから
それはごくごく一部の特殊な連中だよ大多数の有権者、国民はかならず理解する
まあ、大多数が賛成しててもしくじるときにはしくじった過去の経験からしても、反対者もまた民主社会の財産鳴りって理解しとこ
否定できないところが何とも悲しい。。。
米議会が軍事費の使い道について真剣な結果、軍が整理縮小したい軍事的に無意味な基地や古い装備を捨て去れないという問題について
それもまた一面的な意見では
政治的視点と軍事では相違もある
政権が変わった時は適性なチェックではなく、
ひたすら「難癖をつけて搾りあげる」事しか考えてなかったからな。
軍事的な分野に関して日本の情報公開と議論の少なさは異常
普通の民主主義国家とは思えない、中国とか北朝鮮並みの隠蔽体質
信じられない様な大失敗をしても誰も責任を取らずに済むので、また同じ失敗を繰り返す悪循環
そこを改めないとまた敗けかねない
国防に闇が生まれるとしたら、それは反省が足りないから
恥ずかしいのは敗けを認めることでなく、敗けをごまかす卑怯者だ
米国がいかに凋落していても、同盟国から三下り半を突き付けられないのは、
失敗続きでも、かたちの上ではそれが情報公開され、懸命に修正するから。
また、その修正の情報も公開されるから。カネが湯水のように費消されるが、
F-22やF-35, F-16vなどの成果をかたちにするから。
つうても、戦後日本は軍事分野で見ても相当上手くやっているように思うのは俺だけか?
基本、政治的縛り(国内外含む)が最上位に有って、次に財政的縛りが有る中では、中々上手くやってきた方だとと思うが
上手くやっているように見えるのは失敗を覆い隠しているだけかもしれない…って話でしょ。1号型ミサイル艇とかアパッチとかやらかしてるところもあるから議論は大切。
今回のF15は外的要因メインなので致し方ないとは思うし、財務省のチェックは働いてるけどもうちょっとオープンな議論があって然るべき。
横だけど。。。
>議論は大切。
って言うのはその通りだと思うね。そのうえで、1号ミサイル艇もアパッチも「やらかし」とはおもえないけどねぇ。
アパッチは日本の予算方式の問題点が64DB2のラインクローズと重なったからだし、ラインクローズを自衛隊だけに数年前に教えておけって方が無理だろう。
これが契機になって一括購入方式の議論が始まったわけで、この時点では防衛省の失敗とは言えない。
1号ミサイル艇は石油ショックで中止された小型哨戒艇が実運用可能かと言うことで、伊スパルヴィエロ級をほぼそのまま導入して試験運用してみたら船そのものに問題があったということで、住重の問題。これは、どっちかと言えば後継のはやぶさ型の方が問題だと思うけどね。
なんでも後講釈は避けるべきだと思うよ。
金を無駄にした以上やらかしてないは通らないわけで
制度上の問題点なんだから、あえて言えば財務省のやらかしだな。
確かに、かつて豪海軍がコリンズ級の目も当てられない惨状を、事細かに公表していたのには驚きましたね。
それも正直すぎてスゴいとは思うけど、何にも公表しない国にトラブルがないはずもない(笑)
ソ連崩壊後に漏れてきた軍情報で、実態にはかなり痛い話が多かったのを思い出すよ
中国なんか本当のとこはどうなのか
>信じられない様な大失敗
って具体的には何だろう?
まさにそういうことこそ具体的な事例を挙げて話をすべきだと思う。イメージだけなら何も変わらないだろう?
F15は段階的に廃棄してF36と次期戦闘機に置き換えたほうがいい。F15は必要な費用の割に機体寿命が短すぎる。
まずはF-36を開発するところから始めないと。。。
F-36という超最新鋭機ならば既存のどんな機体も凌駕してくれるでしょう。
冗談はさておき、改修費用が高騰するなら寿命が知れている第四世代機に注力せず
F-35を買い増しするべき、F-3までの繋ぎ以上に役に立つだろうし
F-15と違ってその後もずっと役に立ってくれる筈。
ここは、次期輸送艦、掃海母艦向けにF-35Bを。
とはいえ、F-15Jを早期に退役させてこれ以上F-35を買い増すというのもいかがなもんかと思うけどな
スクランブル任務に完全に対応できているF-15の加速性、巡航速度、高空飛行性能はやはり戦闘機の一つの到達点であるから
代わりにF-35をスクランブルに充てるのでは中露の双発戦闘機を相手に確実にインターセプトできるとは言い難い
逆を言えばそのくらいしか使い道がない旧型機に貴重なリソースを割くのは無駄。
F-35にインターセプトや目視内戦闘が苦手だったとしてもそれが不可能なわけじゃないが
F-15には逆立ち(飛行機だから背面飛行か)してもF-35に及ばない事が沢山ある。
無駄じゃないから現に改修計画が存在するし、米中露、EUどこでも双発第四世代機を今後も調達するんだぞ
F-35に及ばない所がF-15にあってもその逆も然りだからな
だったら新しいF16でも買った方がよくね?
いくら金かけても40年近く前の機体だからねぇ?
おま、グーグルアースに並ぶ秘匿兵器の名称をうっかり口にするなんて、消されるぞ
・・・ん、宅配便かな?今出まーす
このタイミングで機体寿命の長い機体を導入すれば
その分F-3の追加導入の可能性を失うからなぁ。
JSI化で延命した機体の内20〜40機はF-3で更新したいところ。
でもF-15EX早期にポシャりそうな感じ(次期米政権)もしてるので
生産枠的にはそう待たずにどうにかなるかもですかねw
もしF-15EXを買うなら、F-16Vあたりのリース(F-3までの場繋ぎ)の
打診をしてからの方がいい気が
米国で年間10機超の調達が既に始まっている以上ポシャるも糞もないだろう
そっちも製造ライン関連があるから高額化すると思うぞ。
まだF-35のほうが余裕があるな
面倒臭くても、国民との対話と理解を欠くならば中国北朝鮮と同じ穴のムジナ、
敵対する独裁恐怖政治と同じことやってて何の意味があるのよ
例の国産巡航ミサイルの開発に注力した方が良いと思う
射程1000㎞なら鈍足のP-1をプラットフォームにしても安全でしょ
議会で精査するにしても、
B-52を空母から発艦させるとか、オスプレイ=鉄の塊15㌧とかそういう野党では、まともな議論を期待できない。かといって自民党議員に質問させて担当大臣に回答させる形だと、マスコミ&野党がヤラセとレッテル貼りしてくるのが目に見える。
そういう人にこそ丁寧な説明が必要なんでしょうね。
(でも基本的な事ですらわかってくれない)
説明するほうがちゃんと理解してないから
防衛族すら怪しいし
説明を理解しているかは納税者が判断すべき事で、その結果野党の低迷が続いているのでそれなりにチェック機能は動いていると思ってますけどね。
むしろ何でも反対野党がそろそろ目覚めてくれないと、いまでも素晴らしいとは言い難い与党の劣化に繋がるので野党の質的変化に期待したい(欧州の現実的な中道左派みたいな)。
自民党がずるいのは中道~中道右派のボリュームゾーンを1党で押さえちまってることだな
これはF-15Kの改修計画を発表してる韓国も他人事では無いでしょうね。
たしかにF-15のアップグレードを考えてる全ての国に関わる問題だよね
どうにかしてそういう国を巻き込んだり、あるいは貧乏くじを引かせたいところ
F-15KはE型ベースだからアメリカ軍の改修内容に近いはず(予算の関係上で妥協すると思うけど)
一方でF-15JはC型ベースだから、アメリカ軍で採用されなかったCX型のようになる。
C型とEX型で70%の設計共通があるといっても、30%の部分でラインを構築しなければならないとなると、どうしても費用が嵩むよね……。
サウジアラビアにF-15C改修を願うくらいしか道はない
イスラエル、サウジ、シンガポール、韓国、日本が可能性ある感じかな?
自衛隊の予算と言うことではいわゆる「有識者会議」が査定をする仕組み(金額そのものでなく推移に物申す感じ)になっていて、この議事録は公開されている。
なので、一度読んだ方が良いとは思うけど基本的に「軍事費は無駄」と言う方針で、必要なものは認めるけど年々減っていって当然という感じで受け答えが行われている。で、その必要性については戦略的な視点は全くなく。個別の装備の話に終始している。
おそらくだけど、代々の有識者に現実的な軍事的脅威が見えなかったのでこういう環境になってるんだと思う。中共がはっきりと軍事侵攻を表に出したのは最近の話だから一般人でしかない「有識者」にそれが見えなかったのはある意味当然。
こんな感じで必要なものは公開されてるんだけど、国民は関心がなく知ろうとしないので秘かにやってるように見えるし、そこにあるのは単なる「コスト圧縮」でしかないってのが現実。反対派の声ばかり大きいしね。マスゴミが拡声器になってるからw
また、新規調達に関するものは米軍が国内品を買うレベルでは日本でも公開されている。調達の仕方が違うので監査の仕方が違うって言うのが実情だろうと思う。外国装備を買う以上一定の守秘義務が発生するので、この辺も外国製兵装を調達する負の部分だと思うなあ。
上げられるだけ上げられましたね
購入したほうが安い一歩手前まで高騰しました
これキツイな。代替案が他になくて、速さを金で買うか買わないかを問われている状況。
主の言う通り、そもそもこんな状況に陥る時点で防衛省にプロがいないのではないか?という指摘は実に正しいと思う。
あーまた金が飛んでいくよ…(´・ω・`)
EXを調達するなんて誰が思ってた?って話だぜ、これ。
預言者なんていないし、いても信じないだろう。
まず国防アレルギーの連中の駆逐から始めないと
奴等は防衛そのものを反対しているからな
ニチアサモーニングで、自称コメンテーターがはやぶさ2の技術は軍事転用される恐れが!
とか言ってるからね。つうか彼ら病気レベルでやばいw
私思うんですが、F3を開発するのも結構ですが、4.5世代でいいので国産機開発をF3と同時にするべきではないかと。
レーダー、システム類はF2から最新アップグレードの物が調達できるでしょうし、エンジンはIHI最新エンジンがすでにあるわけで、ミサイルも長距離化されるし、巡行ミサイルも来年日本に到着するし、やってやれないことは無いような気がしてきます。
どうでしょうね。
F3より実現可能性の高い4.5世代国産戦闘機を先行して開発しては。
その4.5世代国産戦闘機のデータをF3にも反映できるでしょうし。
勿論、4.5世代国産戦闘機のシステム関連でAIを搭載すればF3への学習データとしても継承できるのに。
と。
開発リソースがないです。
F-2直後なら出来たかもなー
開発リソース?
機体の殻はX2がある。 再設計して実用機体に。
目の前の危機があるのに、アメリカ様がどうのこうのと言う与太話は聞き飽きた。
開発リソースを持った日本企業は多数あります。
優秀な技術者も沢山います。
優秀な戦闘機パイロットも多数います。
ブルーインパルスの演技を見たときの高揚感。
同胞が作った機体、操縦は同胞の日本人。
現在のF3はF4にして、4.5世代国産戦闘機をF3としてリリースする。
F4というと先祖還りしたようですが、老体に鞭打って日本の空を護ってくれたファントムに敬意を込めて同一名称ということで。
出来ない。 出来ないと言っていては、本当に中華人民共和国 日本省や日本自治区を目の当たりにする日が来るかもしれません。 真っ平御免なのです。
書類かぶりで管理がめためたになるな>F-4かぶり
そして現在の戦闘機開発スタッフはF-3にほぼ回してる。
現在の人間を回す限りにおいてF-3の開発が遅れるとの=だな。
正直ラインかぶりの回避とかならEF-2000かグリペン導入した方がまだマシだと思うぞ>4.5世代機
再設計が入る時点で開発リソースは必要。
F-3との並行で出来るか否かは分からないけど、
練習機の並行開発が厳しい様だし、
こちらも難しいと思います。
それお隣のK国と同じ進め方ですな。結果は押して知るべし
>4.5世代国産戦闘機を先行して開発しては。
20年前に開発してるね。
誰もFMSのことを書かないのはおかしくないか?アメリカ側が示した見積りを元に予算を計上しようとしたが、いざ契約して請求書が届いてみるととんでもない金額が請求されたということだろう。BAEやハネウェルに納期を満たせるか確認したのかは疑問だがFMSはアメリカのいうことを聞かなければならない不利な契約であるから仕方ない。ライセンス生産せずに直接輸入して費用の低減と期間の短縮を財務省から求められた結果がこれだ。
それ、同感です
特に、今回のF-15J・MSIP機の再改修ではレーダーの国産化が検討されたものの実現しなかった経緯がありますので、FMS輸入に頼ったリスクが顕在化した結果だと思います
後、財務省は以前C-2のエンジン選定に影響力を行使した結果機体価格を暴騰させた前科がありますから、財務省には今回の件の責任を取らせる形で、何らかのペナルティが必要だと思います
これの前段階に当たる記事『防衛省が総コスト不明なままF-15J改修予算を計上、財務省が懸念』が出た時に「実は計画上の原因以外に、何か計画そのものをちゃぶ台返しする様な事態が起きている可能性も考えた方が良い」と書いたが、ようやく合点が行ったよ
後、上記の記事が出たのと同じ日に『自民党、次期戦闘機「F-X」の配備前倒し+海外輸出を防衛省に提言』と言う記事が出た理由も分かった…自民党の国防族は事前に今回の一件を知っていたから、代案としてF-3の配備前倒しを言い出したのだと思う
その上で今回の記事について評価するが、管理人さんには悪いけど今回の件は例え「防衛装備品の国際調達に精通した人材」が居ても回避出来なかったと思う
何故なら、今回のF-15J・MSIP機の再改修計画とF-15EXの調達計画が発表されたのはほぼ同時期(共に2018年12月の発表)なので、例え防衛装備品の国際調達に精通した人材が居ても二つの似通った計画がかち合うのを予測する事は不可能だからだ
むしろ、今回の問題は「防衛装備品を輸入に頼る限り、必ず付きまとうリスク」だと認識しないと行けないと思う
実は、今回のF-15J・MSIP機の再改修計画ではレーダーを国産化する検討もしたが実現しなかった経緯があり、もしもこれが実現していたらレーダーだけでもこの問題は回避出来た可能性が有る
なので、この問題は調達上のコスト計算(これも年度や状況によっては困難の度合いが増すので、国民への説明は容易ではない)では無く、防衛装備品その物を輸入に頼る是非を議論すべきだと思う
因みに…今回の件、これだけ大きく報じられていると言う事は、もしかすると防衛省内部では「F-15Jの再改修よりもF-35Aを買った方が安い」と言う意見が増えている状況なのかなと邪推してしまったが、如何だろうか?
空母の艦載を考えるとF-35Bの追加じゃあないですかね?
正直足りてなさそうでしたし。
いずも型2隻に搭載する分としては、42機のF-35Bは多過ぎると思うけど?
邪推すると、米英がF-35Bの調達機数を削減すると言う話が有るので、それへの対応と言う可能性も有りますが、これも現実味が無いですね……
古いもの修理しながら長く使うよりほどほどのサイクルで買い替えるほうがコストも満足度(性能)も高いってのはどの界隈でも一緒なんやな
半世紀使い回すなんて、流石に長過ぎですよね。
FCS周りの調達を延期したとしても安定調達できる頃にはアメリカはインフレで価格上がってるでしょうし、完全に詰んでますね。
サウジのF-15SAは1世代前のAN/APG-63(V)3なので調達に影響はないですし、AN/APG-82(V)1の採用予定は
・カタールのF-15QA
・米空軍のF-15EXと近代改修したF-15E
・イスラエルのF-15IAとIAアップグレード機(予定)
・空自のF-15JSI
で米空軍と日本以外は数十機なので生産ラインを増やすほどでもない、という感じでしょうか
必要なことはやりなさいよ
お金がかかってもやりなさいよ(キリッ)
比較的勝手に弄れるF2のパワーUPすればええ。
15は改修やめて、f3に投資。
F-15JSIの遅延の件についてはF/A-18を取得するたもの八百長ではないかと思っています
今の自衛隊にはかつての大日本帝国軍のように敵地攻撃能力を持ちたいという願望があるのは間違いなく
その願望の内訳にはCATOBAR空母保有も含まれているでしょう
その空母に載せる戦闘機としてはF/A-18しか選択肢は無く、F-15と同じ第4世代戦闘機で電子機器はF-15とは違う製品を搭載しています
これを理由にスーパーホーネットかアドヴァンスドホーネットを取得しようとしているのでは?