海上自衛隊が5月19日から22日まで実施される、日仏豪米共同訓練の詳細について発表した。
史上初、海上自衛隊の艦艇が、フランス海軍の空母と共同訓練を実施
海上自衛隊、第1護衛隊群、護衛艦「いずも」率いるインド太平洋方面派遣訓練部隊は、フランス海軍、オーストラリア海軍、アメリカ海軍と共に、インド洋で共同訓練「ラ・ペルーズ」を実施する。
フランス海軍士官兼探検家だったラ・ペルーズ伯、ジャン=フランソワ・ド・ガローに因んで「La Perouse(ラ・ペルーズ)」と名付けられた共同訓練は、4ヶ国の海軍艦艇による艦隊航海、実弾訓練、相互通信、捜索救助などで構成される。
補足:ラ・ペルーズ伯、ジャン=フランソワ・ド・ガローとは、フランスの海軍士官及び探検家で、1785年、国王ルイ16世より太平洋探検を命じられた。太平洋における遠征航海の指揮をとり、最後はオセアニアで消息を絶った。ラ・ペルーズは日本との縁もある人物で、宗谷海峡の国際的な名称は「ラ・ペルーズ海峡」だ。これは宗谷海峡を欧州人として初めて通過したラ・ペルーズに因んで名付けられたものだ。宗谷岬の丘の上にはラ・ペルーズ顕彰碑が建立されている。
第1護衛隊群を率いる江川海将補は「日本、フランス、オーストラリア、アメリアによる多国間の訓練は素晴らしい経験になる。この訓練は、インド太平洋地域の平和と安定に貢献すると信じている」と話した。
参加艦艇は以下の通りだ。
- 海上自衛隊
いずも型護衛艦「いずも」
むらさめ型護衛艦「むらさめ」 - フランス海軍
原子力空母「シャルル・ド・ゴール」
フォルバン級駆逐艦「フォルバン」
アキテーヌ級駆逐艦「プロヴァンス」
ジョルジュ・レイグ級駆逐艦「ラトゥーシュ・トレヴィル」
デュランス級補給艦「マルヌ」 - オーストラリア海軍
アンザック級フリゲート「トゥーンバ」
コリンズ級潜水艦「コリンズ」 - アメリカ海軍
アーレイ・バーク級駆逐艦「ウィリアム P ローレンス」
過去、フランス海軍と海上自衛隊との共同訓練は何度かあったが、フランス海軍の空母と共同訓練を行うのは史上初だ。
これは2019年1月、フランスのブレスト海軍基地で日本と2プラス2(外務大臣・防衛大臣)会談を行い、「空母シャルル・ド・ゴールを含む艦隊を、インド洋に展開する機会を捉えて、日本と共同訓練を実施することで一致した」という共同声明を発表したことで実現した。
フランスは、太平洋に恒久的な海軍基地(フランス領ポリネシアのタヒチ島に司令部がある)を持っている唯一の欧州国家でもあり、フランスのマクロン大統領は、昨年、オーストラリアを訪問した際、「中国の浮上はいい知らせだが、地域均衡も必要」と語り、フランスやインド、オーストラリア、日本による軍事協力の強化を主張していた。
難しい話は抜きにしても、日本の護衛艦「いずも」と、フランスの空母「シャルル・ド・ゴール」が洋上を並走する光景は、素晴らしい絵になるのは間違いない。
明日の新聞やネットニュースには、この両艦が映った写真が沢山出回っているだろう。
空母「シャルル・ド・ゴール」を取材した動画中、艦内の製パン室のシーンが出てるが、そこは美食の国フランス。
焼いているのは、もちろんバケットだ。
フランス海軍、リュビ級原子力潜水艦のキッチンや食事風景。もちろん潜水艦の中でもパンを焼く。
極めつけは、士官の食事シーン。
真っ白いテーブルクロスに、銀食器、大量のワインまで、とても軍隊の食事には見えない。
米軍の食事と比べると・・・ いや、何も言うまい。
飯が食えるだけ有り難いと思わなければならない。
※アイキャッチ画像の出典:Public Domain 空母シャルル・ド・ゴール
士官はどうでもいいですが兵卒の食事の質や量に問題がある国は既にイデオロギーで敗北しています。
食事の質量とイデオロギーがどう関係あるんですかね…
もしそうならメシマズ米軍は連戦連敗じゃないの
欧州でまともに海軍維持できてるのフランスくらいなんじゃないか?ドイツは予算削りすぎてボロボロだし、イギリスは核戦力の維持に必死で通常戦力にまで手が回ってないし。
イギリス 500億ドル 3.3万人 空母1 潜水艦10 駆逐艦6 フリゲート13
フランス 638億ドル 3.9万人 空母1 潜水艦10 駆逐艦10 フリゲート20 強襲揚陸艦3
日本 466億ドル 4.2万人 空母0 潜水艦19 駆逐艦41 フリゲート6
フランスはイギリスよりはややマシかな
やはり核・空母・原潜を持ってると、予算の影響で通常戦力は薄くなるね
手持ちの「世界の海軍2016-2017」等を参考にしたので、少々の数の間違いは勘弁