Tu-95やTu-160を装備したロシア空軍の第121親衛重爆撃機航空連隊が駐留するエンゲリス基地で爆発が発生、未知の無人機による攻撃で2機のTu-95が損傷したという未確認の情報もあるが、この爆発に関する正確な詳細は分かっていない。
果たしてエンゲリス基地で発生した爆発の正体はなんだったのだろうか?
動画に登場する爆発は4日夜~5日未明の間に発生したもので、Tu-95やTu-160を装備したロシア空軍の第121親衛重爆撃機航空連隊が駐留するエンゲリス基地で爆発が発生したと報告されているが、ウクライナ東部のハルキウから直線距離で700km以上離れた拠点を襲ったとされる「未知の無人機」が何なのかは謎だ。
📽️Russian Engels Airbase in Saratov Region was reportedly targeted by an unknown drone last night. The airbase is a home for Russian Tu-95 strategic bombers.#UkraineRussiaWar pic.twitter.com/m0dkYATpg0
— MilitaryLand.net (@Militarylandnet) December 5, 2022
Неизвестный беспилотник атаковал аэродром в Саратовской области. Пострадали два человека, – Baza.
По предварительным данным, утром 5 декабря беспилотник упал на ВПП местного аэродрома. В итоге оказались повреждены два самолета(возм. ракетоносцы). Ранения получили два человека . pic.twitter.com/mY5I5ffiEB— Serg Wысоцкий (@SergAibertich) December 5, 2022
仮に報告されているように未知の無人機がエンゲリス基地を攻撃したのなら、、、ウクライナのウクロボロンプロムが開発を進めている最大1,000kmの作動範囲を備えた自爆型無人機である可能性が高いが、飛来した物体はジェットエンジンの作動音に似た音を発しているため、ウクロボロンプロムの自爆型無人機はジェットエンジン駆動なのかもしれない。
ただウクロボロンプロムの広報担当者は「現在EWの影響下で無人機が設計通り作動するかテストしている。これをパスすれば実戦テストに移る予定で『今年中』にと約束したので、これを守るため取り組んでいる」と述べたばかりなので、いきなりエンゲリス基地への攻撃に投入されたと仮定するには少々疑問が残る。
果たしてエンゲリス基地で発生した爆発の正体はなんだったのだろうか、、、もしかするとタバコの不始末かもしれない。
追記:ロシアの報道によれば「5日早朝(午前6時頃)に無人機がエンゲリス基地の滑走路に着弾、2機のTu-95が損傷、2名の軍人が負傷した」と報じているので、ウクライナ軍の攻撃だった可能性が高い。
関連記事:ウクライナが開発中の自爆型の無人航空機、早ければ年明けにも実戦投入
関連記事:ウクライナ、1,000kmの作動範囲と75kgの弾頭重量を備えたUAVを開発
※アイキャッチ画像の出典:Alex Beltyukov/CC BY-SA 3.0
ウクロボロンプロムの無人攻撃機説が本当なら、工場からロールアウトしたての試作実験機がそのまま実戦に投入されるんですかね。第二次世界大戦の末期戦並のスピード感ですね…。直線距離で700kmということは、レーダー迂回飛行などを考慮すれば最大射程で飛ばしたと言われても納得できる距離感ですし、デモンストレーションとしては完璧でしょう。
確かに。この攻撃は「実戦テスト」みたいですね。
モスクワーキーウ間が750km。
これ以上キーウを攻撃するなら俺達だってやれるんだぜ、というアピールになりますな。
核大国だろうと撃てない核なら、通常兵器でやり返せるってこと!?
もちろん。核が抑止するのは核だけで、通常兵器の戦争はその限りじゃない。
そろそろロシア人は他人に与えてきた痛みを自分で思い知る時。政治的にも被害の対称性が釣り合わないままでは対等な交渉すら覚束ません。
これがウクライナの言う「実戦テスト」なのでしょうね。
これからはロシアの各都市が逐一爆撃に曝される、お互いに空爆合戦をやりあうという新しい展開がはじまりました。これが向こうの世論にどれだけの影響を与えるか見物です。怖気づくか、結束するか。
徴兵に関しては地方在住者や少数民族がブチ切れモードでイダル・ウラル地域の自治共和国からは連邦離脱を訴える地域ナショナリズム運動も出てきたりしてますが、都会在住の多くのロシア人にとってはまだまだ他人事のままでした。
それが深夜に爆音で安眠妨害されるような思いをすれば一気に戦争を身近なものとして実感できるでしょう。
新型ドローンテスト終了記事が4日に発表され、5日にロシアの空軍基地に謎の攻撃。当の宇軍は明確に攻撃したとは言えない、欧米の憂慮に配慮して。でも、なんとなくひけらかす。>ロシアのミルブロガー達が基地の防空をせよ!と騒ぎだし、ウクライナから1000km圏内の軍事施設では24時間警戒になり対空リソースの奪い合いになるのかな。と。
たった2発でロシアの心理に揺さぶりをかけた作戦だと思う。
おもちゃドローンや艀にカエサル自走砲を乗せたり在るものを使い倒すのが宇軍のやり方なので。テスト段階の機体だろうが使っても不思議じゃないし。
情報の匂わせ方とか意表を突いた心理効果とか、スネーク島奪還や海上ドローンのお披露目の時の様な既視感を覚えます。
広大なロシアゆえの長所はまた弱点、重要施設や基地を侵入してくる無人機から守るには広すぎる
前線への補給も滞るロシアに、後方への攻撃に対処するだけの人員と装備を整える余裕があるのか、
うまく行けば攻守逆転の転機になるかも知れん
社会インフラ攻撃を受けているウクライナとしてはロシアに対する嫌がらせ手段が出来たという事で、ロシア側の過剰反応に注視したいですね。
これってロシアの防空網に対してとんでもない負荷がかかりますよね
ベルゴロドとは比較にならない
ここまで飛ばせるのならそれこそモスクワを狙える「かも」しれないわけで
キーウとモスクワの距離で比較してみました。
リンク
もうほぼぴったりで大阪ー青森の距離になりますね。
射程内ですが、更にキーウより北のウクライナとロシア国境付近からモスクワまでは500kmしかありません。最大射程の半分で届きます。
射程1000kmのドローンであれば、モスクワを停電に追い込む事が可能ですよね。
モスクワ周辺のあらゆる設備に届きます。
モスクワ停電させたらプーチン政権は持たないんちゃいますかね。
これは、リシチャンスク辺りで押し切られそうなウクライナがハイマースで補給ボコボコにしてロシアの進撃の勢いを
一発で止めた時のようなトキメキを感じますねえwww
モスクワの冬はキエフより寒いんだろうなぁ…
しかしまあ、最初にロシアがウクライナのNATO入りに反対する理由が「モスクワを攻撃される可能性が有る」だったのが、自分で戦争仕掛けて決定的に西側に追いやり、結果として「ウクライナからモスクワを攻撃される可能性」を現実化させてしまったとか、もう本末転倒の極みやな
一番最初に疑われるのがタバコの火の不始末なのがロシア軍らしいなって(かくいう自分もそう思ったが)
『タバコ』じゃないか?
とウクライナには公式でロシアを煽って欲しい。
ウクロボロンプロムはジェット機を作れますから、ジェットエンジン搭載の自爆ドローンである可能性はありますね。
しかしそれは巡航ミサイルとどこが違うのでしょうか。発射(離陸)方法の違い?
700km飛んで機体に当たるのはなかなかの精度です。
爆撃機を狙ったのは、屋外に駐機されていてマトとしてデカいからでしょうか。
プロペラ機の音ではありませんね。
ジェットエンジンだと速度も速いでしょうから、迎撃も難しそうです。
これでモスクワも狙えるというアピールになりました。
インフラ攻撃も良いですが、赤の広場にでも打ち込んでやるとプーチンの面目丸つぶれでしょう。
国境沿いのレーダーを回避されたら、
広い国土を全て見張る対空監視組織はないのかな。
本来なら、AEW機を常時飛ばすべきと思うけど。
国境のレーダーは、逆探知を恐れ、スイッチを切っているのかも。
いずれにせよ、ロシアの防空には大きな穴がありそう。
このSNS投稿者は、ロシアから見れば敵なのでしょう。
撮影にぴったりな場所にいますね。これも一つの戦争ですね。
上の方のコメントにも有るけれども、ロシアは広大過ぎるんだよ。その上で、何も無い不毛の荒野が多過ぎる
更にソビエト崩壊に資源頼みの経済に経済制裁と、どう考えてもその広大な領空を常時監視するには無理すぎる事象の重ね撃ち
高価で複雑なAEW機なんか数えるほどしか存在しませんし、一度国境さえ超えてしまえば後はどうとでも成るでしょう
これに過剰反応して対空兵器や戦闘機をモスクワ方面にでも集中してくれれば、それだけウクライナ方面が手薄になるでしょうし、有利に戦闘を進められるようになるかもしれません
Tu-95が少しでも減ってくれれば、日本への領空侵犯も減りそうだから、ありがたい
この手の武器を持つ事はかなりのプレッシャーを与える事になる。
どれだけ自国生産出来るかが長期戦に入りつつ中で一つの鍵になりそうだ。