ロシア人の従軍記者がバフムート市内の映像を公開、この映像は市内中心部の駅周辺で撮影されたものなので、ロシア側情報源の主張通りウクライナ軍は市内中心部から後退を強いられている格好だ。
参考:WarGonzo
ロシア側情報源の主張通り、ウクライナ軍は市内中心部から後退を強いられている
ロシア側情報源は再三「バフムート市内のウクライナ軍が西に押し出されている=駅周辺まで後退した」と主張、しかし主張を裏付ける視覚的証拠はなく「市内中心部の前線」がどこにあるのか不明だったが、ロシア人の従軍記者が駅周辺の戦闘を映した映像を公開した。
この映像は➀の駐車場から始まって右下の建物を通り、➁を経由して➂の建物に入ったところで終わるという内容で、ロシア軍(ワグナー)とウクライナ軍の交戦を直接撮影したものではない。
しかし映像には激しい銃声や迫撃砲の着弾音などが含まれているため「➀の周辺=バフムート駅周辺」で両軍が交戦しているのは確実で、この地点で従軍記者が活動できるということは「周辺地域をロシア軍が確保している」と考えるのが妥当なので、市内中心部の推定交戦地域とロシア軍が支配する地域は以下のようになる。
市内を流れるバフムト川沿いのエリアは「アルテモフスキー金属工場」と「中央市場」から前進してきたロシア軍が完全占領、さらに「行政庁舎周辺」や「商業エリア」もほぼロシア軍が支配しており、次の戦いはバフムート駅周辺=線路を越えて市内西部に侵入できるかどうかだろう。
ウクライナ軍はMiG-17モニュメント付近を確保しているため背後を遮断される恐れはないが、あと1ヶ月ほど反攻作戦の準備にかかりそうなのでバフムートはもう少し粘る必要がある。
追記:ロシア軍がバフムート駅周辺の刑務所を支配、MiG-17モニュメント周辺の防衛ラインを突破してT0504に到達したとロシア側情報源が主張しており、市内西部の貯水湖沿い進むワグナーもRose Alleyの先に到達したという報告があるが、これらの主張は全て視覚的な証拠がないので現時点では「検証不可能」だ。
上記の戦況マップは全ての主張や報告を反映させたもので、今のところ管理人的には1枚目の戦況マップを支持したい、、、
関連記事:英国防省、砲兵を効果的したロシア軍はバフムートで勢いを取り戻した
関連記事:ゼレンスキー大統領、状況が悪化すればバフムートからの撤退もあり得る
※アイキャッチ画像の出典:93-тя ОМБр Холодний Яр
バフムート市街の東側はもって1~2週間ですかねぇ。
東側だけで1ヶ月以上粘れましたので時間は稼げましたが。
ウクライナ軍がバフムト市内から撤退しても、西側の高地に陣取ってバフムト市内を砲撃すれば、引き続きロシア軍を拘束できると思いますけどね。ウクライナにとっては補給線が短くなりますし、ロシアも占領したからと言って即座に兵士を他所へ配置換えするわけにはいかないでしょう。まだまだバフムトの攻防は続くと思います。
戦力差考えたらロシア軍の体たらくはロシア国内からも批判の対象だろうねぇ
逆にウクライナは十分健闘したんじゃないか
どうなんでしょうね。
ロシアの都会の人間からしたら、軍人になるという選択がなくなって久しいので、
貧しい人や家族が軍人の人だけが行く場所だから仕方ないってなんないんでしょうか。
逆に化石燃料による経済や財政が揺らいだらきつそうですが、
制裁でも潰しきれませんでした。
ウクライナもパイプラインぶった斬るわけにはいかなかったし、ほんと資源あるって強いなと。
まあでも一貫してウクライナ軍の方が数は多いしこんなもんなのでは
アウディーウカで1週間にロシア兵4000人損耗したらしい。
ブフレダルでは最悪な死傷者出して本国のSNS空間で問題になり、ムラドフ将軍が解任されたとのこと。
やはり南に行くほどロシア軍は劣勢か?
そうなるとよよほど兵站は大事なんだな。
バフムトの包囲の分厚さと違ってアウディーイウカの包囲はかなり強引な形だよね。やらされる兵士達大変そうという感想しか出てこない。バフムトに突っ込んでる戦力を投入出来れば話も違ってくたんだろうけど、弾薬とかも横取りされてるだろう?どうしろってんだよなほんと。逆バルバロッサかよってくらいバラバラかつ広範囲に攻めすぎ。そりゃまあ、逐次投入であっても延々と被害を垂れ流せば、いつかは包囲出来るかも知れないが。そんな形で包囲したとして、どれだけの価値があるんだろうか…
例の流出文書などから考えるとバハムト正面は数の上ではロシアとウクライナは同等かウクライナ側が優勢という感じですし
ロシアのミリブロガーなどがバハムトの進捗に関して批判してる様子は確認できないですね
あんま記事と関係ないかもしれないけど、地図上にバフムト駅のすぐ近くに刑務所があるけど、ここに収監されてた囚人たちってどうなったんだろ?
逃げ出されても困るから放置ってことないだろうから、どこかに移送はしたんだろうけど、「俺らだって大変なのに、なんでこんな連中を安全なとこまで避難させなきゃいけないんだよ」ってのは国民感情として絶対あるだろうね。
それに移送した先に別の刑務所に、他所からつれて来た大所帯を収監する余裕があるのか? そこがロシアに攻撃される可能性は? そうなったら、また別の場所に移動…、ウクライナ国内に安全な場所なんて殆どないし、人間のクズみたいな連中のために、安置まで移送してやるとか、そんな余裕ないよね。 ウクライナもワグネルみたいに囚人を徴兵してるのかな?
太平洋戦争中、上野動物園では空襲で破壊された園から猛獣が逃げ出さないように、毒餌使ったけど、流石に人間にこれは出来ないよなぁ…。
戦争中の囚人たちってどう扱われてるのか気になるわ。
退避が難しいのは圧倒的に年寄りでしょう。
気持ちは分からないでも無いが自宅を離れたがらない。
囚人は有無を言わせず実行できるから手間がかからず楽でしょ。
俺も刑務所は気になりました。
ただ「駅前の一等地に刑務所か!」
と、このサイトにはそぐわないレベルの低い感想ですが(^_^;)
確かに戦時下に囚人の為に労力割くのは無駄と思っちゃいますよね。
2022/2/28の朝日の記事に
ゼレンスキー氏は「軍事経験のあるウクライナ人を釈放する。自身の罪を、最も戦闘の激しい前線で償うことができる」と述べ、「今重要なのは防衛だ」と強調。「我々(国民は)全員が戦士だ。我々の誰もが、勝利をつかむと確信している」と訴えた。
なので囚人兵として参戦してると予想。ただ発表当時より動員が強烈になってるんで軍事経験無しの囚人兵も投入してそう。
正直ゼレンスキーの言い方を見るに囚人兵の生き残りは殆どいなさそう・・・
ウクライナ側はバカみたいに粘るのではなくて避けるべき被害は避けもするとも言ってる。
なので、砲撃が活発化してきたり、部分的包囲を受ける懸念があるならとりあえず退避くらいはするんじゃないかな?
問題はそれが長続きするかどうかや、ロシア側がどこまで押し込めるのかだ。ここで粘り続けるだけの価値をどれくらい感じてるかもあるね。別に、数ヶ月前からウクライナ側はいつでも市街地中心を引き払う事は出来たんだ後ろにもう迎えが来てるのだから。
結局の所、市街地を制圧したとしても、既にバフムトを包囲しているロシア軍が逆包囲されてる状況なので…推し引きを続ける余地やなんらかの価値がどれくらい感じられるかだろうね。
ロシア側に市街地を必死に守らせて、逆にウクライナ側が半包囲する形で嫌がらせする事だって考えられるし、つまらない戦場だと思えばライン揃えるだけでも構わない。まあ、そこらの主導権を握ってるのはウクライナ側でもある。市街地一帯を取られたら何かが出来なくなるって話じゃないので。別にあそこを通ってどこかへ向かう訳でも、そこをもたれてると何も出来ない訳でもなし…
冬眠中も時々書き込んでいましたが、ようやく冬眠明けです(苦笑)。
先の英国防省の発表とも関連するのですが、ロシア軍がバフムートで一旦攻勢を止めていたのは春の泥濘期の影響で砲弾の輸送に支障が出ていて攻勢に必要な砲撃をしたくても続けられなかったからでしょう。
それが泥濘期の終わりと共に砲弾輸送が出来る様になって再び攻勢が出来る様になったのだと思います。
更にワグナーとロシア国防省の対立も「実はウクライナに対する情報戦の一環だった」可能性が疑われます。
只、本ブログの別の記事でも指摘されていましたが、ロシア軍は現在バフムート方面への包囲攻撃が困難な状況の為、今後もバフムート市街地を正面攻撃し続けるしか有効な方策が有りません。
ですので、ウクライナ軍は今後も包囲されない様に注意しながら遅滞行動しつつバフムートから撤退して行くと思います。
後は今後予想されるウクライナ軍の反撃まで、どれだけの間粘れるかですね。
ワグネルってロシア軍の部隊を襲撃して装備奪ったり、ロシア軍の部隊を勧誘して寝返らせたりしてたじゃない?
それに、物凄い勢いでショイグらを処分しろって延々とやり続けてたよ。
戦線がバフムトに戻ってきたのも、アウディーイウカで犠牲が出すぎて目処が立たないからなだけな気がする。
要するに、他を諦めてまだ可能性があるとこに突っ込めその程度の勝利でもいいから格好を付けたいって事なんでは。
全体的に見ればバフムト分を捻出するくらいの弾薬はあるよ。他は苦しむけど。
線路の西側に下がることは予定どおりだろうけど、
北と南で押されてるのが心配。
ここからの撤退戦は非常に難しい戦いになると思う。
市街地西側で無理に粘らずに早めに退いてほしい。
MiG-17モニュメント周辺をロシア軍に抑えられたのが事実であれば、ウクライナ軍の進行中と思われる撤退計画の破綻を意味する。市中心部から撤退中のウクライナ軍部隊を安全に退避させるには、北部と南部の側面を守り切る必要があるからだ。恐らくイワニフスキ方面から反撃が行われるだろうが、失敗すれば守備兵の士気に動揺が生まれる可能性もある。
ちなみに流出した機密文書とされる資料にはバフムトの文書も含まれている。ロシア軍は最大で29,000人、ワグナー22,000でそれ以外(親ロ派民兵や空挺部隊)が7000。一方ウクライナ軍は15,250人~30,500人と評価しているようだ。
MiG-17モニュメント周辺をロシアが押さえたのが事実ならば、
バハムート市内のウクライナ軍の補給路が物理的に遮断された
ということですね。ウクライナの現在の悪天候を考えると、
00506経由のウクライナの補給路は機能していないでしょう。
これが事実なら、バハムート市内のウクライナ軍は引くも進むも
ままならない状況です。視覚情報でもまもなく出そうですが、
バハムート駅のロシアの制圧は間近です。これでバハムートの
ランドマークはロシアが全て押さえ、残る西部の住宅地は住民
が残っていない事が確認できたエリアからウクライナ軍が立て籠る
建物をTos-1や大型滑空爆弾で根こそぎ破壊していくでしょう。
おそらくそこにウクライナの精鋭はいないと思いますので、、、。
降伏してほしい、、、。
ロシアが撤退すれば良いのでは?
降伏したウクライナの人達は、ブチャでどうなりましたか?
指揮官の解任やらもあったしそろそろ内輪揉めしてる場合じゃなくなってきたのかも?
司令官交代でワグネルとの関係を調整しバフムト市内での攻勢強化に出たとも考えられます。
準備期間が十分取れていたかは疑問なので、どれだけの持続性があるかは未知数ですが。
ロシア軍はバフムト川、第五バフムト小学校、バフムト市役所市庁舎、バフムト駅東口駅前商店街、貨物駅、バフムト鉄道博物館、競技場などを制圧して、いよいよバフムト駅西口から鉄道線路、南側のコルサンスキー大通り、北側の薔薇園を越えて、ウクライナ軍の旅団司令部、戦闘指揮所のあるバフムトが丘団地のアパートの包囲、突撃となります。
イワニフスキーへ通じる地下通路への入り口がワグネル社の部隊によって遮断、封鎖されたという話もありますが、そういうのがあればロシア軍はもちろん最優先で制圧するでしょう。
クロモべは依然としてウクライナ軍が確保していますが、もちろん砲撃や爆撃はされるでしょうし、大雪が降ればなお大変になります。そもそも補給路が確保できても、それ以前に砲弾自体が足りなくなることもあります。
ウクライナ軍が他で反撃作戦を行うとすれば、バフムトに対する補給や、増援がこれからさらに減るのは間違いなく、バフムト駅西口の団地でウクライナ軍がどこまで粘れるかもよくわかりません。
露軍の作戦の転換はキエフ・ハリコフ・ヘルソン(減る損)などを見ても極めて果断で迷いがない。内部での検証、批判もかなり自由だ。比べてウクライナ軍は批判は全く許されず(アレストビッチが良い例)グズグズと死守だ退却だと二股で宣伝しながらやっている。バクムトの死の道を通り、地獄の戦場に出入りする兵士は大変だ。露軍にとっては殲滅しやすい場所にノコノコ来てくれるのだから有難い状況だ。最後は「所期の目的を果たしたため転進」だろう。
ウクライナ軍の損害の方が実は多いという報道が以前より増えている。マスコミの保険だ。
ルーブルは当初の対ドル120からすぐに上昇してずっと安定している。市場は露の敗北などは全く想定していない。
批判が自由なら戦争に反対しても別に捕まらないんじゃ無いですかね…彼ら未成年すら逮捕したりその親も拘束してますけど、市民が批判するのはダメで軍人ならオッケーとはならない気がしますが
なんでプリコジンはウクライナ軍にスナイプされないんだろう。バフムト記念撮影は何回もやってるだろうに。
ワグネルは2番手とかドローンでコロコロされたはずだけど、ウクライナ側が、カネに汚ない彼を買収して茶番劇やってたとしたらどうだろう?
あるいは買収せずとも「生かしてはしゃがせてた方が都合がいい」か、ですね。
経歴からも、軍務の経験浅いから、下手に暗殺して有能な軍歴持った元軍人がトップにこられたらヤバイから、ウクライナ政府が攻撃しないだけてはないですかね。
ナンバー2は軍事経験豊富でしたからね。
囚人兵の再犯事件が発生しているということは「半年で除隊・釈放」の約束は履行されているようですね。約束保護にすると囚人兵隊暴れるでしょうし。
バフムト市内進軍は再び停止気味ですが、ワグネル側は市長自宅も狙っているかもしれません。市長が在宅勤務の可能性も多少あります。