プーチン大統領が最近、ロシア製防空システム「S-400」や「S-500」は極超音速で飛行する標的の迎撃能力はないと発言して注目を集めている。
参考:Путин опроверг возможности С-400 и С-500 сбивать гиперзвуковые ракеты
自国の防空システムが作り上げた神話を自ら否定したプーチン大統領
ロシアが開発した防空システム「S-400トリウームフ」や量産配備を控えている最新の「S-500プロメテウス」は、これまで極超音速で飛行する標的への迎撃能力があると散々喧伝されてきたのだが、プーチン大統領が自ら極超音速で飛行する標的の迎撃能力はなく、極超音速兵器に対応した防空システムは開発中だと明らかにした。
この発言が真実ならロシアの防空システムはマッハ5.0以上で飛翔する極超音速兵器の迎撃能力は持っていないことになり、このような発言は極超音速兵器を開発中の米国を喜ばせるだけで非常に不可解である。
ロシアは中国にS-400を売却する契約を結んだことを明らかに際、S-400は弾道ミサイル、巡航ミサイル、航空機、無人航空機など全ての空中標的と極超音速で飛行する標的を破壊するように設計されていると主張、2018年にはS-400が運用する迎撃ミサイル「48N6E」が極超音速で飛行する標的の迎撃テストに成功したことを明らかにするなどアピールを続けてきたため、S-400は極超音速兵器迎撃が可能であると信じられてきた。
さらに量産配備を控えている最新のS-500もS-400と同様に極超音速兵器の迎撃が可能だと繰り返しロシアが主張してきたが、そもそも実用化された極超音速兵器はロシア(最近中国が実用化に成功)しか持っていないため実戦で極超音速兵器が迎撃されたことはなく、本当に極超音速兵器の迎撃能力があるのかは開発国のロシアやS-400を導入した中国などにしか分からないため謎に包まれている。
これをプーチン大統領が「極超音速で飛行する標的の迎撃能力はない」と言い出したため余計怪しさが増してきた。
単純にプーチン大統領の言葉が正しいのなら「なぜ米国を喜ばせるだけの発言を行ったのか?」という疑問が湧き、西側を混乱させるために敢えて否定的な発言をおこなったのではないかと考えられるからからだ。もしそうならプーチン大統領の言葉とは真逆の結果が正しい可能が高くなるため「やはりS-400やS-500は極超音速兵器の迎撃能力があるのではないか」と考えてしまう。
果たして、プーチン大統領はどうして自国の防空システムが作り上げた神話を自ら否定したのだろうか?
※アイキャッチ画像の出典:Минобороны МО / CC BY 4.0
プーチンさんのできない発言は・・まあ事実はそうなんでしょね。
かといってアメリカを喜ばせるためなんてことはないでしょう。
兵器は本来の諸元より低スペックに宣伝するものと考えればおかしな発言とも言えませんし。
むしろ、馬鹿な民主党議員がS-400/500にそんな能力はない、と極超音速兵器の予算に待ったをかける可能性は捨てきれませんね。
> 馬鹿な民主党議員がS-400/500にそんな能力はない、と極超音速兵器の予算に待ったをかける可能性
そこで「極超音速兵器予算に待った」は理屈がおかしいでしょ。むしろ極超音速兵器の価値が上がる話なんだから。
あるとすれば開発兵器の目標引き下げ狙い?
例えばS-400で「実はマッハ7までなら迎撃出来る」としたら
この発言+αで「米がマッハ6の極超音速兵器を開発する様に誘導する」のは有効かもしれない。
いやいや、サーバーよりもクラウド増やせとか言うのが民主党。その程度は不思議ではない。
プーチンがそれを期待して発言した、なんてのを可能性のレベルでも本気で提唱しているなら貴方も同程度に頭おかしい。
何故そんな解釈になるのか意味が分からない
勝手な解釈でいちいち噛みつくのはやめなさいなみっともない
ボルシチは、ロシアの料理ではありません。ウクライナの料理です。ロシアの食べものは、固いパンと固い牛肉。
中世から、進化してないロシアです。
ロシア人は、強国を誇りに思う民族ですが、
プーチンに期待しても、国土が広い為、一向に飛躍しない経済にがっかりでしょう。
一時は、シナ人の投資に舞い上がった弊害も残るのです。
欧州でも無い、中央アジアでも無い、特亜でもあるロシアは・・プーチンだけは誇り
防御ばっかり充実させても隣国の野心を抑止できない
第一撃を受けてもなお確実十分な反撃ができる戦力の保持が戦争を抑止する
>これをプーチン大統領が「極超音速で飛行する標的の迎撃能力はない」と言い出したため余計怪しさが増してきた。
一国の元首なので発言自体は本当でしょうね。マッハ5.0とは指していないですし。
問題は「極超音速で飛行する標的の迎撃能力はない」の指すロシアの「極超音速」とは幾らの速さか?、となります。
後から振り返って、発言は新世代ミサイルの速度が(マッハX)以上となる前触れであったとなる可能性を含んでいます。
(発言内容が正しく、かつ、更に高性能なミサイルを開発中を推考した場合)
米国や日本は性能を過小に公表しますが、中露、南北朝鮮は過大に公表して脅威を煽ってきました。
やっとロシアも世界のスタンダードになったという事でしょう。だから油断は禁物。
Unanswered Israeli Air Strikes Against Syria Raise S-400 Questions
Link
相互確証破壊こそが唯一にして真のミサイル防衛
高性能な戦略原子力潜水艦
それに搭載する全世界が射程に入る潜水艦発射弾道ミサイル
迎撃しきれないほどの十分な数の弾頭
追跡されて撃沈されないために友軍しか入れない聖域
これを揃えた国に攻撃することは滅亡と同義だから誰も攻撃しなくなる
核保有国のなかでも米露しか満たせてない厳しい条件
地上のサイロやTELなんて偵察で把握されてたら発射前にやられる
潜水艦にしても低性能なら母港から出撃した直後からずっと追跡される
ロシアからすればミサイル防衛可能というのは自分で使うためというより輸出の宣伝に使える程度の付加価値でしょう
この場合の「極超音速」は弾道ミサイルも含むのでしょうか?
中国に対するロシアの牽制でしょうか?
貴国に売ったS-400では米国の極超音速兵器は迎撃出来ないので新型を買え的な。
正直でよろしい。
ロシアしか持っていなかった兵器をロシアの兵器で迎撃可能、という評価・宣伝
これ自体が、個別の兵器毎の宣伝としては有効だけど、総体としてみるとなんかおかしいんだよな
ロシアがS400やS500を輸出したとして、それで迎撃可能とされる極超音速兵器はロシア(中国)しか保有していないという
輸出型からは極超音速迎撃能力を外すか、もとから大した確度も無かったのか
わかりませんけどね
もともとこの辺りの最近のロシアの兵器は、その謳うスペックが胡散臭さが拭えない物ばかりでしたから驚きはあまり感じないのですが、何かテストにより性能評価を見直した可能性もあるのかもしれませんし、先日のロシア軍需産業の不正を公表したのと合わせて体制の引き締めの一環であったりとか国内事情によるものかもしれません。
未だ、ロシアは、真空管の時代かも・・
要はアメリカの極超音速兵器の開発をストップさせて、自国は極超音速兵器を保有して優位に立ちたという所だろう。
「極超音速兵器」は極超音速滑空兵器などを指しているのでは?
中国がS-400の試射で模擬弾道ミサイルの迎撃に成功しているし。
そうだと思います。
MRBMなんかは普通に迎撃出来てるので、問題はないでしょう。
他にもキンジャール等の準中距離MaRVに対しても防空能力があるとの記載があったと思います
(ソースは失念してしまいました)。
いずれにせよ、プーチンのこれはアヴァンギャルトは墜とせないという
至極当たり前のことを発言しただけにみえますね。