中国関連

中国は困惑、ロシアがインドに「T-14」を供給して軍事バランスを調整

中国メディアはロシアがが最新の主力戦車「T-14」をインドに輸出して中国を困らせようとしていると報じている。

参考:俄罗斯不顾及我国情面,出口上千辆坦克给印度,枭龙战机遇到麻烦 参考:“Если мы купим “Армату”, вам капец”: Индия пугает Китай российскими танками “Армата”

ロシアはインドへの軍事支援や兵器輸出でアジア地域の軍事バランスを調整

中国は国境問題でインドと深刻な軍事的対立に直面しており、仮にインドがロシアが開発した最新の主力戦車「T-14」を手に入れれば中国軍がインドやチベットなどの高原地帯で使用するため開発した15式軽戦車はもちろん、主力戦車の99式戦車にとっても厄介な相手になると中国メディアは見ている。

出典:Vitaly V. Kuzmin / CC BY-SA 4.0 次世代主力戦車「T-14」

ロシアはシリアで実戦テストが完了したT-14を自国軍向けに2個戦車大隊分発注済みで、来年には正式にT-14の海外輸出を開始すると言われており、インドはロシアが輸出するT-14の最初の海外顧客になる可能性が高いとロシア系メディアが報じている。インドはロシアにT-90MSを464両(契約総額約20億ドル)を今年発注したばかりだが、来年T-14の海外輸出が解禁されればインドは500両前後の発注を行うことをロシアは期待しているらしい。

別の報道ではロシアはインドに戦車を急いで供給するため工場の操業時間を延長する対応をとっていると報じており、このようなロシアのインド優遇は国境問題でインドと軍事的対立に直面している中国にとって都合が悪く、なぜロシアは中国の事情を無視した行動を取るのかと言いたいのだろう。

出典:Shimin Gu / CC BY-SA 4.0 パキスタン空軍のJF-17

さらに中国はロシアがインドにMiG-29や中国のFC-1(別名JF-17)が搭載しているエンジン「RD-33」の製造権を与えたことも心配の種になっている。

これはインドがRD-33をライセンス生産して自国製戦闘機に搭載するためではなく、単純にロシアが製造しているRD-33事業にインドのヒンドスタン航空機が参加することを意味しており、今後はRD-33の輸出にインドの意向が反映されるだろうと見ている。

ロシアは中国のFC-1輸出がMiG-29やMiG-35輸出の障害になると判断して過去、中国へのRD-93(RD-33の派生型)供給を停止したことがあり、インドは中国がJF-17をパキスタンに供給するのを遮断したい考えを持っているため両国の利害は完全に一致しているため、中国へのRD-93供給が減らされるのではないかと心配しているのだ。

現在、中国はJF-17の改良型JF-17 Block3を開発中で搭載エンジンをRD-93とは異なるエンジンに変更したと言われているが詳細は不明で、パキスタン、ナイジェリア、ミャンマーに輸出したRD-93を搭載するJF-17の維持にも影響がでてくるかもしれない。

中国は軍事アナリストは「ロシアとインドの軍事協力は原則と節度に基づいて行わなければならない」と話しているが、ロシアはとしては米国を困らせるために中国を軍事的に支援しても、アジア地域で中国が突出した軍事力をもって地域のバランスを崩すことはロシアの利益にならないと考えているため、インドへの軍事支援を強化して中国ともバランスを保とうとしているのだ。

恐らく中国としてはロシアがインドへ武器を供給することを忌々しく思っているに違いないが、中国は未だロシアの軍事技術支援に頼っている部分があるので表立って批判や強行的態度にでることは出来ない。

 

※アイキャッチ画像の出典:Boevaya mashina / CC BY-SA 4.0 次世代主力戦車「T-14」

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コメント

    • 匿名
    • 2020年 6月 15日

    なんのことはない、いつもの露助である。

    2
      • 匿名
      • 2020年 6月 16日

      全くその通りで。
      ロシアは別に中国の味方ではないし中国だってそれをよく理解している。
      いつもの〜ですね。

      2
    • 匿名
    • 2020年 6月 15日

    無人砲塔採用の野心作T-14をインドが採用したらアージュン含め攻撃力が優れた戦車が揃う。

    インドは陸上兵力も航空兵力も貪欲に増強している。

    1
    • 匿名
    • 2020年 6月 15日

    T-14ってそもそも中印国境の高山地帯で使えるの?
    T-90とか支障があるらしいじゃん

    1
      • 匿名
      • 2020年 6月 15日

      それはインド軍しか答えられないことじゃね

      • 匿名
      • 2020年 6月 16日

      重量が約50tのT-14だと高山地帯での運用は厳しいでしょうな。
      そもそもT-14は酸素濃度が低い高山地帯用に作られていないし。
      パキスタンが中国からVT-4を購入するらしいから、
      その対策でインドはT-14を欲しがっているのかもしれない。
      というか、ロシアはT-14の量産を先送りにしたから、
      インドがT-14を手に入れられるのはいつになるのだろうか…。

      1
      • 匿名
      • 2020年 6月 16日

      重量が約50tあるからT-14を高山地帯で運用するのは難しいでしょうな。
      パキスタンが中国からVT-4を購入するみたいだから、
      その対策でインドはT-14を欲しがっているのかもしれない。
      というか、ロシアはT-14の量産を先送りにしたから、
      インドがT-14を手に入れられるのはいつ頃になるんだろ。

      • 匿名
      • 2020年 6月 16日

      重量が約50tあるからT-14を高山地帯で運用するのは難しいでしょうな。
      パキスタンが中国からVT-4を購入するみたいだから、
      その対策でインドはT-14を欲しがっているのかもしれない。
      というか、ロシアはT-14の量産を先送りにしたから、
      インドがT-14を手に入れられるのはいつ頃になるんだろ

    • 匿名
    • 2020年 6月 15日

    そういやインドはロシアとステルス戦闘機の共同開発してた時期もありましたね。完成前に撤退しちゃいましたが
    J-20の対抗としてSu-57輸出仕様も買うのかな?

    • 匿名
    • 2020年 6月 15日

    MiG29Kのエンジン稼働率が悪いから、中国のAL31同様にエンジンデポを設置しろとインドは過去に要求していたけど、RD-33の製造権をゲットできたのか。
    西側に断られた国産エンジン開発にも技術移転あるのかな。

    1
    • 匿名
    • 2020年 6月 15日

    まずロシアの兵器の無断コピー(ロシアに限らずだが)を止めたら?

    • 匿名
    • 2020年 6月 16日

    隣があんまりデカい顔するのも面倒だなってところに、更にその隣を強化しとけば2面作戦やんのか?って示唆?

    1
    • 匿名
    • 2020年 6月 16日

    太平洋戦争直後の北方領土のイメージがあるから……ロシアは火事場泥棒とか、強い方に味方する……みたいな意見を、よく見掛けるけれど。
    順調に”死の商人”稼業をしている感がありますよね……最近のロシアは。寧ろ、アメリカよりも其れをしていて……アメリカ側からライバル意識というか、嫌がられている心象が。
    人民中国の味方とか、インドの味方とか、

    • 匿名
    • 2020年 6月 16日

    ジェットエンジンや高性能な戦車や潜水艦は先進工業国の最後の輸出品、基礎的な技術力が無け二流国にはどうにもならない壁が存在する。
    うれしいことに日本はこれらの技術を全て持っている、それも世界水準の物を。
    殆ど輸出せず自衛隊向けに少量生産するだけなのに、納入価格も安いってのは奇跡としか言いようがない

    1
      • 匿名
      • 2020年 6月 16日

      その実、メーカーは本心では泣いてますけどね。
      どう考えても国益のために協力してくれているだけで、苦労ばかりであまり利益出てないし。
      国防に好意的だからこその現状というのは本当に苦々しいですよ。
      武器輸出の自己規制なんて国防にとって害でしかないなと思います。
      彼らのためにもなんとかならんもんかと。

      2
    • 匿名
    • 2020年 6月 16日

    重量が約50tあるからT-14を高山地帯で運用するのは難しいでしょうな。
    パキスタンが中国からVT-4を購入するみたいだから、
    その対策でインドはT-14を欲しがっているのかもしれない。
    というか、ロシアはT-14の量産を先送りにしたから、
    インドがT-14を手に入れられるのはいつ頃になるんだろ

    • 匿名
    • 2020年 6月 16日

    ロシアからすれば、既存の武器輸出先市場を荒らしているのは
    米国製でも欧州製でもなく、中国製ってコトになれば、当然こうなる。
    何が原則と節度に基づいてだよ、ウケるわ。

    1
    • 匿名
    • 2020年 6月 17日

    反米飯西側でつながってるだけ
    ロシアとすれば原油価格が落ち込む中でもう一つの外貨獲得源という側面もある。

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