ロシアは航空機搭載用として3種類目となる新型極超音速ミサイルの開発を進めているとタス通信が報じている。
参考:Russia tests new hypersonic missile designed for Tu-22M3M strategic bomber
ロシアがTu-22M3M用に全く新しい極超音速ミサイルを開発中?
タス通信は11日、ロシア空軍が新型極超音速ミサイルのテストを行ったと報じた。
この新しい極超音速ミサイルは超音速爆撃機「Tu-22M3Mバックファイア」のために新しく設計したものでTu-22M用に開発した超音速巡航ミサイル「Kh-32」の発展型ではないらしい。
この話が事実ならロシアは戦闘機MiG-31Kに搭載して運用する極超音速ミサイル「KH-47M2 Kinzhal」、Su-57のウェポンベイに搭載可能な新型の極超音速ミサイルに次いで3種類目となる空中発射型の空対地極超音速ミサイルを開発していることになり、今だに極超音速ミサイルの実用化に成功していない米国にとって大きなプレッシャーになるだろう。
ただTu-22M3M用に開発している新型極超音速ミサイルの性能や特徴についてタス通信は何も触れていないため、どの程度の脅威になるのか想像が付かない。
そこで戦闘機MiG-31Kに搭載することを前提にして開発されたKH-47M2を基準に推察してみる。
迎撃困難な短距離弾道ミサイル「9K720 イスカンデル」をベースに開発されたと言われている「KH-47M2 Kinzhal」は、最低でも1,000km以上の射程距離を備えて最高速度はマッハ10に到達する空中発射型の空対地極超音速ミサイルだ。
今回新しく開発している極超音速ミサイルは、MiG-31Kよりも一回り以上大きなTu-22M3Mのためにだけに新しく設計しているので「KH-47M2よりも大型の極超音速ミサイル」であること間違いなく、恐らく大型=射程距離が大幅に延長されているのだろう。
Tu-22M3Mの作戦半径は約2,000km程度なので、これに射程距離が延長された新型の極超音速ミサイルを組みわせれば攻撃到達範囲は4,000km以上になる可能性が高く、ロシアは欧州のどこでも好きな場所を瞬時に破壊することが可能になることが予想されるためNATOにとって頭の痛くなる問題に違いない。
※アイキャッチ画像の出典:vasin / stock.adobe.com
アビオで全く勝てないから物理で勝負というロシアの脳筋さよ・・
たまには見習いたいところではある
最高速度マッハ10で射程1000キロのミサイルの1発当たりの価格はいくらだろう?長年の研究の成果とはいえ、極超音速ミサイルを何種類も開発して全てを実戦配備したら総額いくらになるだろう?1991年のソビエト連邦崩壊の時と同様にロシアの富の源泉である原油価格は暴落しています。普通に考えれば新型ミサイルを十分な数だけ配備するのは容易ではないと思います。強行すれば30年前と同じ事を繰り返すことになるでしょう。
BMDシステムを設計から必要数の製造、保守運用までのトータルコストよりかは大幅に安いかと。
偏見だとは思うんだが、どうしてロシア軍関係の新兵器とやらは胡散臭く感じてしまうのか。
「ロシアは凄いアル!ロシアは侮れないアル!!」
ってプロパガンダに力をやってないからでしょうね。
アレはアレで胡散臭い。
だってまともな蒸気タービンが作れず、しょっちゅう煙突から黒煙吹いたり海上で停止してたのに、スクラムジェットとか言われてもねえ。
でもそれを作りかねないのがロシアの恐ろしいところで、まったくこの国の技術水準は理解に苦しみます。
MiG-25に対抗するためにF-15、Su-27に対抗するためにF-22とアメリカ空軍は予算獲得のための脅威として多少は脚色してますから、「実績はどうあれ、そこに存在することが予算獲得に重要」でしょう
戦車のアルマータみたいに虚勢張って
量産配備出来ずに持ち腐れするだけだろ
どうせ、紙上のスペックのプロパガンダ
活発な開発ととるか、迷走ととるか、更に増えるのか。
ウェポンベイのサイズに制約されるのと、そうでないの
できれば2~3種類ぐらいで済ませたいところだよね。
極超音速空対地ミサイルを次々に開発するのは良いのだが、やり過ぎると米国もB-21戦略爆撃機や新型対地ミサイルの配備を急ぐだろうし、現在開発中のAIM-260 JATM長射程空対空ミサイルで発射母機を狙い撃ちすると言った対抗手段も取るだろうから、今から10年後にロシア自身が「藪蛇だった…」と後悔するオチになる可能性も有り得るよ。
以前にも書いたのだけれども。
SR-71が高度20000[m]超えをマッハ3で巡行する際、機首廻りは550[℃]を超えたそうな。
大気圏内をマッハ10で巡行!
一体然体、何度迄耐えられる構造なのか知らん?
XB-70バルキリーみたく総Steel製かな。
ですよね~。
どうやって誘導しているのだろうか?。
もしかして:無誘導
正直、Mig-31に搭載されたキンジャールはなんかこう、いいよね……
実用性とかは抜きにして、機体サイズに比して大型のミサイルを抱えてるのはカッコいいと思う
昔の雷撃機に似てますね。
空対地弾道ミサイルの発射母機用かな?
航空機自体が早くなるほどミサイルの届く距離が伸びるからな
逃げ足が速いのもポイントかな?
素人の疑問ですので詳しい方教えて下さい。
この「対地ミサイル」は何を目標としているのでしょうか。
ロシアの極超音速ミサイル全般に言えるのですが搭載は1発だけとは効率が悪いように思えます。
特にこれだけの大型機ではなおさらです。
対艦ミサイルならなんとなく理解出来るのですが。
もしかして核弾頭?
滑走路を破壊すれば何十何百の航空戦力を無力化可能
ちまちまと一対一の近視眼的戦術など大局的戦力の前には無意味。
爆弾を落とす爆撃機が、ミサイル搭載。其れって、地上から打つミサイルと矛盾するわな。金かけすぎ
戦後に成り、核も落とす程度の狭い機体である爆撃機。広いロシアをミサイル攻撃するには最適だな・・??笑笑
そんな費用は、国内投資に掛けるべきなのにね。
理屈云々の前に日本語不自由すぎるだろ
日本人でない可能性もゼロではないのでそこは寛容になっては?
自分にも日本人のブログには日本人しかコメントしないという先入観はありますけどね。
ここだったら日本人以外が読みに来てもおかしくないかなと。
KH-47M2を搭載したMiG-31Kカッケー!
一方、コロナ渦で経済的に深刻なダメージを負った本邦は国産戦闘機開発を諦めざるを得なくなり、退役する老朽機分のF35の追加購入も出来ないままズルズル戦力を失っていくのであった…
そうならないと良いですね。
ゴツイ機体にデカいミサイル。そしてマッハ10で飛翔!ロマンあふれる。
>>射程距離が1000KM
>>超音速機からの発射で射程距離が4000KM
そんな先の目標は移動しない地上目標?
元々座標が分かっている固定目標に対するミサイル?
弾道ミサイルの代わりに「次世代型直撃核弾頭ミサイル」なの?
滞空ミサイルならAWACS用に電波発信源目掛ければ照準が曖昧でも当たるかも?
少なくとも自機レーダーでロックオン出来なさそう?。。。
資本主義や自由主義を辞めてる国にとって
予算や金なんてことよりも、国内で全てを調達出来ればどうかが重要。
原材料と技術が国内産で人材も自国民でその人材の飯も自国で賄えるなら金なんて所得を分配するための道具でしかない。
規制があれば自国が貧しくても土地や技術や人材を買われることもない。
北朝鮮も原油と食料さえ時給てきればGDP的に貧しくても今より遥かに豊かな国になるし。
通貨制度を武器としているアメリカ陣営では許されない考え方だけど。
資本主義や自由主義を辞めてる国にとって
予算や金なんて自国通貨建ての貿易収支以外はあまり重要でない。
原材料と技術が国内産で人材も自国民でその人材の飯も自国で賄えるなら自国通貨なんて所得を分配するための道具でしかない。
外資規制があれば自国が貧しくても土地や技術や人材を買われることもない。
北朝鮮も原油と食料さえ時給てきればGDP的に貧しくても今より遥かに豊かな国になるし。
通貨制度を支配しドルを武器としているアメリカ陣営では許されない考え方だけど、国際通貨は貿易で他国と物物交換するための媒体でしかない。どこの国もルーブルなんていらないドルをくれというから中国とロシアは原油と日用品の物物交換をはじめたわけです。
ぐんし