ロシア関連

ロシア軍関係者の証言、既存の防空システムが無人航空機に対して無力な理由

なぜ既存の防空システムはトルコ製UAV「バイラクタルTB2」や小型の徘徊型UAV(もしくは自爆型UAV)に対して無力なのかをロシアの科学雑誌「Техника и вооружение вчера, сегодня, завтра」が説明しており非常に興味深い。

参考:У РФ розписались у безпорадності власних ЗРК проти сучасних БПЛА та ракет після полігонних випробувань

ロシア軍の防空システムはレーダー有効反射面積が極端に小さな目標を破壊するように設計されていない

雑誌に掲載された内容を報じたウクライナメディアによれば記事に掲載されたデータはロシア軍の防空関連技術を研究している技術者が提供したもので、ロシア陸軍が保有するパーンツィリ、トール、オサー、ツングースカ、ブークといった近距離もしくは中距離防空システムはレーダー有効反射面積が極端に小さな目標を破壊するように設計されていなため、トルコ製UAV「バイラクタルTB2」や小型の徘徊型UAVを捕捉して破壊することは保証外だと言っている。

ロシア人技術者によれば上記に挙げられたロシア製防空システムはレーダー有効反射面積が0.1平方メール以上の目標を確実に破壊することが出来るが、ステルスの概念を取り入れた機体設計や複合材料の採用等でレーダー有効反射面積が0.01平方メール台の目標を捕捉したり照準を合わせることは難しいと指摘しており、具体的には米国製の対艦ミサイル「ハープーン」や露製対地/対艦ミサイル「オーヴォト」などが0.1平方メール以上に該当して米国製の新型巡航ミサイル「JASSM」や露製の新型ミサイル「X-101」が0.01平方メール台に該当するらしい。

出典:ロッキード・マーティン 新型巡航ミサイル「JASSM」

この状況は無人航空機も同じで様々な情報源からトルコ製UAV「バイラクタルTB2」のレーダー有効反射面積は0.1平方メールと推定されていたが、シリアやリビア内戦とナゴルノ・カラバフ紛争で効果的にロシア製防空システムを破壊したり撃墜されたことを考慮するとTB2のレーダー有効反射面積は推定値通りで厄介な相手だと言っており、さらに一回り小型で複合材料を使用した偵察・監視用UAVや徘徊型UAVなどのレーダー有効反射面積は0.1平方メール以下に設定されている場合が多く、これにスウォーム戦術や電子妨害を組み合わさると「お手上げ」だと言っている。

少し上記の内容を補足するとレーダー有効反射面積が0.1平方メール以下(0.01平方メール台)のUAVをレーダーで捕捉するのが不可能と言っているのではなく、パーンツィリ、トール、オサー、ツングースカ、ブークといった前線部隊に随伴して地上部隊の頭上を守るタイプの防空システムは前線から離れた場所に展開するパトリオットやS-300といった本格的な防空システムとは異なり、レーダーアンテナが小型で出力も小さいためレーダー有効反射面積が小さなUAVを検出した頃には懐に潜り込まれた後で手遅れだと言いたいのだろう。

出典:Vitaly V. Kuzmin / CC BY-SA 4.0 パーンツィリ

だからといってパトリオットやS-300が備える大型で出力が強力なレーダーでも有効反射面積が小さいUAVを遠距離で捕捉するのは難しく、前線に機動性の劣るパトリオットを移動させれば敵の砲兵や精密誘導兵器から狙われるため従来の概念で構築された多層式防空網でUAVに対処しようとすると何処かに矛盾が生じるのだ。

因みに電気式推進を使用したタイプのUAVが登場したことでIRセンサーによる目標捕捉が難しくなり、赤外線シーカーを使用した短距離ミサイルも役に立たないとロシア人技術者は言っている。

さらに最後に残された手段である機関砲も照準が正確に行えない状況下では大した役にはたたないと指摘しており、ロシア軍が行なったテスト結果によればパーンツィリやツングースカに搭載されている30mm機関砲(砲身寿命8,000発)で小型UAV(Akila mini-UAV)を3km前方で破壊するには4,000発~1万3,000発の銃弾が必要で、1km前方で破壊するのにも500発~1,500発の銃弾が必要らしい。

要するに1機づつ間隔を空けて攻撃してくれるならまだ対処も可能だが、複数の徘徊型UAVで同時に攻撃を仕掛けられれば機関砲による最終ラインは直ぐに崩壊するという意味なのだろう。

ロシア軍のデータが全ての状況や条件に一致する訳ではないが、なぜ既存の防空システムがUAVに対して脆弱なのかを理解するためのヒントになるのではないだろうか?

損耗することを前提に設計された安価なUAVと繰り返し何度も使用することを前提に設計された高価な装備品

米国のシンクタンク「ケナン研究所」のマイケル・コフマン氏はナゴルノ・カラバフ紛争で使用された無人航空機(UAV)や戦術についての考察結果を最近発表したが、中々興味深いことを言っている。

参考:A Look at the Military Lessons of the Nagorno-Karabakh Conflict

ナゴルノ・カラバフ紛争で証明されたのは高価な有人機を使用して実行していた敵の防空網制圧任務や地上攻撃を安価なUAVで再現することが可能だという点で、これは中小の軍事組織にとって非常にセンセーショナルな事実だとコフマン氏は評価しているが、本質的にUAVを使用した戦術は新しいカテゴリーの誕生や革命ではなく「従来の航空戦術の延長線上=進化」なので既存の防空システムは何れUAVの致命的な攻撃に対して答えを見つけるだろうと主張してる。

問題は戦場のバランスを大きく書き換えることになったUAVの安価な調達コストだ。

出典:Julian Herzog / CC BY 4.0 徘徊型UAV「ハロップ」

損耗することを前提に設計された安価なUAVと繰り返し何度も使用することを前提に設計された高価な装備品とでは消耗に対する考え方が異なるため対等な取引が成立しないと指摘しており、高性能で高価な装備品との性能格差も圧倒的な数による暴力(スウォーム戦術など)で対抗可能なので、最終的には敵の攻撃から装備品を守る=消耗を抑えるという発想から安価で使い捨て可能な地上ベースのシステムに転換しなければUAVとの「消耗戦」に圧倒されることになるとコフマン氏は予測している。

さらに興味深いはナゴルノ・カラバフ紛争でアルメニアが破れた原因で、コフマン氏は地形を活かす強固な防衛陣地を構築することでアゼルバイジャン軍の何度も撃退することに成功してきたアルメニアの指導者達は軍事技術の変化や戦術の進化を受け入れたり理解することを盲目的に否定して「アゼルバイジャン軍を撃退してきた実績ある戦術」を頑なに信じてしまったのが敗因だと言っており、過度な成功体験は変化を受け入れたり正しい決定を下す上で障害になりやすい。

これは欧米の政治的指導者や軍事的指導者が装備の性能や戦術面で「自分達は世界トップクラスだ」と自負しているのと重なる部分があるため注意する必要があるとコフマン氏は警告している。

関連記事:ロシア軍がナゴルノ・カラバフ紛争から学ぶべき教訓とは?
関連記事:中国メディア、無人機対策が不十分であれば罰を受けると人民解放軍に警告

 

※アイキャッチ画像の出典:baykarsavunma

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コメント

    • にわかミリオタ
    • 2020年 12月 25日

    現時点で対抗手段はないってことかぁ。
    全く厄介なものだな。敵に回すと

    14
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    拳銃と大砲しか無い状態から、狙撃銃やら対物ライフルなんかのグラデーションが生まれた感じかね?

    6
      • 匿名
      • 2020年 12月 25日

      あとバズーカだのの歩兵携行対戦車兵器の登場かな、それまでと逆転して、戦車が歩兵に狩られる場面が生まれた

      8
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    レーダー有効反射面積が手のひらぐらいのを迎撃するのか
    大変だな

    5
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    コフマン氏と同意見ですね。

    移動式の短距離対空兵装のレーダーでもとらえることはできるけれど、搭載のソフトと電算機では処理能力が足りないので、全面的なUPが必要なので、それが可能かは拡張性やそれぞれの環境によると。
    艦船の統合戦闘システムがしばらく抱えて苦労した問題が今度は陸で再現されることになるんだろうと思います。

    対抗兵装の最有力候補は誘導榴弾砲だとは思いますが、これとレーダーを組み合わせて動かすには、さて電源が足りるかどうか。
    大規模な兵装にせず一両にまとめるのは結構難しそうな気はする。

    4
      • 匿名
      • 2020年 12月 25日

      俺はちょっと違う意見を持っていて、前線部隊レベルの防空部隊に回せる費用や運用側の負担(訓練や操作に必要なスキル等)を考慮すると、例えUAVに対抗可能な防空装備が出来ても前線部隊に配備出来るだけの数は調達出来ないのではと推測する
      因みに誘導弾発射可能な榴弾砲は、電源以前に重厚長大な兵器なので、戦場に出てきたらUAVに発見されてアッと言う間に撃破される危険性が高いと思う(榴弾砲の射程が長くてもUAVも機体の航続力や搭載兵装の工夫で対処可能)

      個人的には「UAVの敵はUAV」と割り切り、WW1で飛行機が戦場へ登場した直後に戦闘機が生まれた様に「UAV駆逐用のUAV」を作るしか無いと思うけど…どうだろうか?

      16
        • 匿名
        • 2020年 12月 25日

        今度は「UAV駆逐用のUAV駆逐用のUAV」を攻撃サイドがSEAD機体に随伴させてくる予感

        WWⅡで空母機動部隊同士が艦隊決戦してた時代みたく、戦闘機(UAV狩り)攻撃機(SEAD用)爆撃機(対戦車・歩兵陣地用)と機種が分かれるのかね、後は観測機と電波妨害機も必要? 長い目で見たら海戦みたいに工業力が陸上戦闘でも物言う時代が来るのかしら?

        そのうち戦車や防空システムに無人機が搭載されて陸上の空母みたいな扱いになる時代とか来るんじゃないかって思ってる

        8
        • 匿名
        • 2020年 12月 25日

        >「UAV駆逐用のUAV」を作るしか無いと思うけど
        同じ兵装で対抗するのは常道だと思います。が、

        この話はきちんとケース分けして話をしないと厄介かなと思います。攻勢側のUAVは、
        1.既存の対地兵装運用可能なUAV
        2.小型の対地兵装は運用可能だけれど、威力の限られるもの
        3.基本的にはペイロードがなく偵察に特化するもの
        (議論が面倒なので、有人機をターゲットにするものは今回は除きます)

        1.に関しては小型の航空機なので、既存の索敵網を使用し空対空UAVで対抗するのが最良と思います。搭載兵装の射程も長く精度もよいので、できれば有人機で確実に仕留めたいけれど、リスクを考えると対空UAVによる撃墜を目指すということかと。

        2.は近接してこないと脅威度も低いので長射程の砲で対抗するのが低コストに済むかと。開発費次第です。
        3.は、もうすでに対抗手段はいくらでもあるのでやる気だけの問題でしょう。基本的には電子戦装備にて対抗でしょう。

        1.も費用対効果を考えなければ現在でも対抗手段はあるわけですけど、コストは無視できないので、対空UAVが実現可能ならこれが最良とは思います。ただ、「対空UAVがそれだけの機動力を持てるのか?」を考えると低威力長射程ミサイルの方が実現性が高そうと思ってます。
        攻撃タイミングと位置を決めるのは攻勢側なので、防御側はUAVの機動力と即応力で上回る必要性があり、そうすると鼬ごっこになり結局高価なものになるのではないでしょうか?

        5
        • 匿名
        • 2020年 12月 25日

        ・・?
        その「UAV駆逐用のUAV」はどうやって敵UAVを見つけるの?
        最新のデカいレーダーですら小さいUAVを補足するのが難しいって話だろ

        5
          • 匿名
          • 2020年 12月 25日

          近づけばおkとか?

          1
            • 匿名
            • 2020年 12月 25日

            どっちの方角に飛べば敵UAVに近づけるのか、それがわからないんだって

            1
              • 匿名
              • 2020年 12月 26日

              そりゃ全方位に飛ばすんじゃね
              WW2時の空母と艦載機みたいな感じで
              ちな、自分は元コメの人じゃないし「UAV駆逐用のUAV」に大したこだわりも構想ないから、あまり深く聞かないでね

              2
          • 匿名
          • 2020年 12月 25日

          電子を使った現代のレーダーで探知が難しいなら、光子を使ったレーダーで探知させようって言う研究もやってますね。

          まだまだ研究段階ですが、これが実現できるとステルスは無意味になると言われてますが。

          4
        • 匿名
        • 2020年 12月 25日

        ドローンにカミカゼアタックする対ドローンドローンを配備ですね。
        空母の直掩機みたいに地上部隊を護衛。

        7
          • 匿名
          • 2020年 12月 27日

          それ、普通に対空ミサイルと呼ぶような…

          2
        • 匿名
        • 2020年 12月 25日

        こっちの意見に賛成かな
        地上のシステム強力にしても大和vs米航空隊の再演にしかならんでしょ
        三次元機動で飛んでくるUAVに対して点でしか迎撃できない火砲じゃ数機は落とせても群がられたら終わる
        そして破壊されるまでに落とせるUAVは総額でもおそらく迎撃側の兵器調達金額より安いだろう
        レーザーが実用化されれば話も変わってくるだろうけどね

        9
        • 匿名
        • 2020年 12月 25日

        荒牧義雄の要塞シリーズに機関砲装備で敵機を射撃しまくった挙句に弾切れになったら自身が突入するやっかいなミサイルが出てくるがアレに近いものが絵空事では無くなる日が来ようとはなぁ・・・。
        こうなってくると空戦用UAVに搭載する射程数百mくらいのマクロス的なマイクロミサイルなんかも絵空事ではなくなってくるのかも。

        4
        • 匿名
        • 2020年 12月 25日

        電気式推進のドローンにIRセンサーが無効ならば、ドローンにガンカメラを載せて、
        無線誘導と形状認識センサーの組み合わせで、ドローンによる対ドローン自爆攻撃が
        可能なのでは? RECONは非効率ならざるを得ないので、数で補うしかないだろうけど。

        4
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    この二つの証言は凄く貴重で、勉強になる

    ロシア軍関係者の証言からは「現状の地上部隊の前線防空システムでは、低RCSの飛翔体(ミサイル・UAVを問わず)を有効に要撃出来ない」理由が詳細に説明されていて、其処から「本気でUAVに対応出来る防空システムを構築する場合の困難性」や「艦対空・空対空での状況では如何なるか?」を推測する為の手掛かりにもなる
    また米シンクタンク関係者の証言からは、ガンダムでドズル・ザビ中将が放った名台詞「戦いは数だよ兄貴!」が戦場の真実である事を再確認させてくれた一方で、「ある分野に対する過度な成功体験や優越感が、将来において大きな失敗の原因となる」とも解釈出来る分析もしており、これについては我が国も襟を正すべきだと思った…原因は如何あれ、近年の日本でもイージスアショア導入失敗等の事例があるのだから

    そして管理人さん、有難う
    軍事マニアとしてこう言う論説が欲しかった
    2020年も未だ6日残っていますが、来年も宜しくお願いします

    34
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    柔軟に現実をとらえて未来を見据えること
    過去の栄光にとらわれて、ついていけないものは敗けて消える
    軍も企業も根っこの原理は同じですね
    使い捨ての安上がり兵器相手に高度な装備で対応してたら行き詰まるよ

    9
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    ここの管理人氏は少なくとも英語、朝鮮語、ロシア語の3言語を読めるようですね。凄いなあ…

    14
      • 匿名
      • 2020年 12月 26日

      つ 日本語に翻訳(T)

      3
      • 匿名
      • 2020年 12月 26日

      面白いネタを見つけてくるスキルだわな
      他とはレベルが違う
      何人でやってんのか知らんが たらふく儲けて続けてほしいわ

      5
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    既存の防空車両は有人機や巡航ミサイルなどの「大きい」目標を想定しているが、それらに対しドローンは兎に角「小さ過ぎる」上に、射程外から爆撃して来るから対処出来ないと。

    3
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    既存のレーダー車両や電子戦機、AWACSを改造して地上高高度から広範にジャミング電波を拡散し続けるのが今のところ有効そうか?チマチマ撃ち落とすよりかは。

    1
      • 匿名
      • 2020年 12月 25日

      レーダー車両は電波感知して突っ込んでくる自爆型ドローンに狩られるし、AWACSとか電波超出すのは既存のミサイルで狩られるだけだよ
      イギリスの偉い人が言ってたけどこれからはやられる前にやる(早期発見)と隠蔽が大事

      8
        • 匿名
        • 2020年 12月 25日

        ドローンを迎撃するドローンか、真夏の夜の街頭みたく敵ドローンを惹き付けて道連れにするドローンぐらいしか無いか?

        • 匿名
        • 2020年 12月 25日

        「レーダー車両がある」と言うことをどう感知するかだよね。
        無いところで飛ばすと単なるUAVの無駄使い。

        AWACSが飛ぶような戦場環境であれば、自律型ドローンは先に感知されるので「やられる前にやれ」で落とされるだけでしょう。まともなAWACSの感知範囲外から撃てる射程の対空ミサイルも存在しないし。

        データリンクの戦場は今までとは前提が違う。アルメニアみたいな旧式の軍隊を見ては語れないでしょう。

        3
          • 匿名
          • 2020年 12月 25日

          ロシアは長射程の極超音速対AWACSミサイルを実用化させてるし中国も対AWACSミサイルを開発中だよ。

          その影響でNATOはE-3の退役を決定済みで米国もE-3の代替システムとして分散センサーの研究をしているから集中センサーのAWACSは今後廃れていく。

          そもそもAWACSのセンサーも鳥と同じレーダー反射面積しかない小型のUAVを遠距離から検出出来るわけがない。

          8
            • 匿名
            • 2020年 12月 26日

            勘違いしてるのが多いけれど、「レーダーには鳥は映ってる」ただ、アルゴリズムで監視対象から外してるだけ。で、そのアルゴリズムの優秀さがレーダーの性能を決める。現代のレーダーはソフトの塊なんだよ。で、UAVの軌道は明らかに鳥とは違うので監視対象になる。

            アルメニアの旧式軍隊はこの辺のUPがされて無い兵装だから見えないだけ。この辺は記事にある通り。なのでUAV用に開発する必要もなく新ソフトを流し込めばいい。
            物理的に出力、解析能力が足りない場合はそれでは対応できないので、新型に更新する必要があるってだけなんだよ。

            これはいわゆるステルスも同じ、いかにソフトを騙すかによるのでいわゆる「ステルス機動」が必要になる。

            7
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    アメリカがステルス技術の開発に躍起になったのもこの弱点を把握していたからなんですね…

    1
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    「言い訳乙」としか・・・・

    1
      • 匿名
      • 2020年 12月 25日

      傍目には「言い訳」や「負け惜しみ」扱いされても、敗因と向き合うのは次は勝つ為に重要な過程だぞ。この件に限らないが。

      19
        • 匿名
        • 2020年 12月 25日

        その通り
        今後のロシア軍の対応こそ他山の石として貴重な参考になるでしょう

        12
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    赤外線、旧来のレーダーが頼りにならないとなると残るは可視光と音波か…
    廉価なアレイマイクをあちこちに設置、連携させて三角測量の要領で大まかな位置を掴み、LIDARないしより短波長のレーダーで照準を合わせる
    高速高高度の相手には厳しいが今のところ廉価小型のUAVの巡行性能は限られている
    航空力学上は小型のUAVでも高高度を飛ばせないこともないが確実に索敵は難しくなる

    まあでも一番手っ取り早いのは隠蔽・内地への攻撃だろうな
    見つけにくいのも攻撃が有利なのもお互い様だ

    5
      • 匿名
      • 2020年 12月 28日

      ZAK-57の記事を読むと、光学での捜索・照準を重視している感じですね。

    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    対抗策としては安価なバルーンダミーを設置しまくってカミカゼドローンを消耗させるぐらいしか思いつかない

    2
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    レーザーのハリネズミ化で飛んでくる物を片っ端から焼きまくるとかかな
    電源が問題だけど

    2
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    自衛隊はどう対処するんだ?

    2
      • 匿名
      • 2020年 12月 25日

      レーザーの実用化を急いでるよ
      自衛隊でやるってことは、他の国でもやってるだろう

      7
        • 匿名
        • 2020年 12月 25日

        ロシアも既にシリアにてレーザー車両でイスラエル製ドローン落としたり、アルメニアにてジャミング車両でトルコ製ドローン落としたりと、地味に実績集めてる。(両方ともここで読んだ)

        今はバカスカやられてるが、逆に言えば一番実戦経験及び対策を進めている立場ともってね。

        7
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    ということはCM対処可能なエアバ機関砲でいいじゃん
    そもそも87AWはトマホークをAPDS直撃で落としてるがな
    過去の陸自新AWの要求内容じゃCMより小型の高速ASMも狙ってたから同等品のスカイシールドで余裕の範疇

    2
      • 匿名
      • 2020年 12月 25日

      バイラクタルTB2のようなUAVって、射程が約10kmの対地ミサイルや滑空爆弾を運用できます。
      普通にアウトレンジ攻撃されて、87式自走高射機関砲は破壊されると思います。
      また、UAVはトマホークと違って縦横無尽に何時間も飛び続けることができるので、
      トマホークを撃墜するのとはまた勝手が違うと思います。

      4
        • 匿名
        • 2020年 12月 25日

        バイラクタルTB2は本来戦闘機が対処しなきゃダメな機体
        シリア軍はSu-24で一時的にTB2を飛行不能に追い込んだ
        既存の航空戦力とAWで一時的な対策はできる
        それにハーピーもトマホークもやっていることはそんなに変わらない
        ハーピー基準なら目標再探索機能のある対艦ミサイルもUAVになってしまう

        1
          • 匿名
          • 2020年 12月 26日

          いやいやトマホークとハーピーじゃ滞空時間やコストが全く違うから

          そもそもトマホークを徘徊型UAVの代用で使えばコストが合わないよ

          1
            • 匿名
            • 2020年 12月 26日

            今滞空時間やコストの話ではなくて迎撃時の話してるから

        • 匿名
        • 2020年 12月 27日

        数売っても当たらん露助のヤツと違って87AWはCMサイズを捕捉し電波信管のでなくAPDSの直撃で迎撃する能力がある
        それにレーザー検知器やIR偽装網を組み合わせなおかつ地形で隠掩蔽という風に要するに既存の対AH近接防空のそれに比べどれほどの困難があるのか?
        ホバリングし稜線射撃してくるAHのほうがよっぽど捜索困難だろに

          • 匿名
          • 2020年 12月 28日

          元々35mm砲弾に近接信管は存在しないでしょ。
          ロシアの23mmや30mmにしろ、エリコンの35mmにしろ、直撃させるのが前提。仰るような巡航ミサイルだったらどちらだって直撃させられますよ。記事で出してる命中率は、小型目標に対して距離の二乗に比例した必要弾数を出してるだけの話。
          旧式の87式じゃそもそも小型UAVは補足できないって話になる。

    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    小型の自爆ドローンなんて秘匿も容易なら発射にデカイ滑走路も要らないしな。米軍みたく制空権を確保出来ても、降車した歩兵部隊や補給部隊とかの軽装甲/非装甲の車両目掛けて特攻されたら堪ったもんじゃない。

    4
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    ロシア「舎弟のシリアやアルメニアには悪いがデータ取りには困らないわ」

    4
      • 匿名
      • 2020年 12月 25日

      やっぱり実戦経験とデータは重要だよね
      日本も朝鮮半島辺りでデータ取りすべきだ

      10
        • 匿名
        • 2020年 12月 25日

        わかったからさ、大好きな嫌韓ブログから這い出して来るなよ。

        14
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    まぁどう足掻いたところで巡航ミサイルで格納庫ごと吹き飛ばす以外に確実な対処法はなさそうなんで
    自衛隊が概算要求から近SAM削って国産巡航ミサイル入れたのも理解できる感じ
    むしろ直近の戦訓にかなり素早く反応してることが見て取れるんで頼もしくもあるかもな

    5
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    対処法が出揃うまでは高価なミサイル等の消耗は致し方ない。
    数千万のドローンを数億円のミサイルで落とすのは割に合わないと思うかもしれんが、狙われている装備が10戦車等の高額兵器ならミサイルの方が安い。
    ま、今後も其れで良いとは為らないから迎撃方法を早期に開発して欲しい。

    2
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    単純に金次第でどうにでもなる。テロリストにとってはUAVの方が好都合なだけ。

      • 匿名
      • 2020年 12月 25日

      この記事の趣旨が理解出来てないようで

      13
    • 匿名
    • 2020年 12月 25日

    航空優勢を確立して敵勢力を圧倒的に上回るドローンと爆撃と巡航ミサイルの大量運用でドローンを運用する後方含めて滅茶苦茶に負荷をかけている隙に地上軍を前進させて踏み潰す
    冷戦時代のドクトリンの復活だ!

    1
      • 匿名
      • 2020年 12月 26日

      「やられる前にやる」がやっぱりいつの時代も原則でコスパがよいだろうなと。
      航空機は飛び立つ前に叩くのが原則のようだし…

      後は撃たれてからでは遅いので車両のシグネチャをできる限り削減し、撃たれてしまったらAPSで個別に生き残りを図るとか。

      2
    • 匿名
    • 2020年 12月 26日

    阻害気球と防空網(物理・あみ)を張り巡らせては?(WWII脳)

    3
    • 匿名
    • 2020年 12月 26日

    機械や人間の情報処理能力の限界(間に合わない・見ずらい等)から
    微小な反応はノイズやゴーストと一緒にフィルタリングして排除していたんだけど、
    現状はもっと進んだ脅威判定システム/ロジックが必要なんだと実感させられますね。

    4
      • 匿名
      • 2020年 12月 26日

      渡り鳥の大群を敵の核ミサイルと誤認して核ミサイル発射しそうになった冷戦時代かよ

      1
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