モルドバからの分離・独立やロシア編入を主張するトランスニストリアの国営メディアは「ウクライナ側から無人機が侵入してコバスナ村の武器庫を攻撃した」と報じている。
何か良くないことが起きなければ良いのだが、、、
国営メディアのНовости Приднестровьяは「ウクライナ側から侵入した無人機がコバスナ村に向けて攻撃を行なった。ここには旧ソ連時代に建設された欧州最大の武器庫があり約2万トンの保管されている。この警備はトランスニストリアに駐留するロシア軍部隊が行っている」と報じており、今のところ施設への被害や死傷者は確認されていないらしい。
本当にウクライナが無人機でコバスナ村を攻撃したのかは不明だが、26日から続く爆発テロや露メディアの報道を見る限り「トランスニストリアをウクライナとの戦争に巻き込むための偽旗作戦である可能性が非常に高い」と言えるが、今のところウクライナ政府は無視を決め込んでいる。
因みに州都オデーサ地域とモルドバに隣接した西オデーサ地域を繋ぐ唯一の連絡橋の破壊に失敗していたが、27日に再び攻撃を行い連絡橋が破壊されたと報じらている。直ぐに復旧可能なレベルの損傷なのかは不明だが、これを失うとウクライナはモルドバ経由のルートでしか西オデーサ地域にアクセスできなくなるためトランスニストリアの偽旗作戦と合わせると非常に不気味な動きだ。

出典:GoogleMap 大まかなオデーサ州の状況/管理人加工
何か良くないことが起きなければ良いのだが、、、
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※アイキャッチ画像の出典:Google Map コバスナ村の武器庫
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モルドバの経由のルートは、国境検問所を通らずに西オデーサを通り抜けられる、ウクライナ側が管理するルートがあるので、
黒海沿岸の橋が破壊されたとしても、物資、人員輸送ではモルドバ経由が迂回ルートとして機能はできる
そのため、西オデーサが孤立するという事態にはなっていないっぽい
ただ、沿ドニのロシア勢力がそのルートの封鎖に動いてくる可能性はある
コバスナの武器庫ってソ連時代の遺物ですよね。まだ弾薬が残っているとも言われますがロシア軍は使ってないのでは?
少なくとも今は運ぶ手段が無いですよね。そんなところをウクライナ軍が攻撃する意味は無いと思えますが。
あと攻撃があったというだけで被害状況が不明です。写真はどこかに出てるのでしょうか。
例によって横流しの隠蔽かな?
こんなロシアだけでも大変なのにこれ以上ウクライナが敵を増やすか?
雪だるま式に敵が増える。
なんかオデッサ沖にロシアの揚陸艦隊が現れたとかなんとか
リンク
ロシアは割と本気で第2戦線作る気なんだろうなぁ。
トランスニストリア軍は10,000~15,000人だけど大半が地元の人間で、
戦力になるのは駐留しているロシア軍(1,500~2,000人)だけとのこと。
しかし、英語版ウィキペディアで保有兵器を調べてみたら、骨董品ばかり出てきましたけど、
この兵器で侵攻とか自殺行為なのでは……。
偽旗なのは隠す気がないように思えるが、意図が不明過ぎて不気味
オデッサ以前に黒海の制海権も、ウクライナ上空の航空優勢もない条件下で
飛び地の駐屯地に毛が生えたレベルの兵力で何をする気だろうか。
旧ソ連構成国への威圧ならもはやベラルーシとハンガリー以外は反ロシアで固まって揺るがない上逆効果にしかならない。
国内世論向けだとして、ウクライナが片付いてないのに厭戦気分が増さないだろうか。それともロシア(系住民)= 被害者意識の拡大による戦意高揚か?
クレムリンが何を考えているのかウクライナ開戦からさっぱりわからん。
オデーサから西オデーサにぬける、モルドバ領内のウクライナ管理道があるんだけど、これの防衛はどういう取り決めになってるんだろ?
道路そのものはウクライナのものだけど、モルドバ領内という複雑なもので、
仮に沿ドニの新ロシア武装勢力による道路占拠が起こった場合、ウクライナ軍側はその武装勢力の排除に動けない
あくまでモルドバ軍が排除するしかないけれど、モルドバ軍はそれを排除できるほどの実力があるのかと言われると…
合理的に考えるより「ぼくのかんがえたさいきょうのさくせん」式で考えると何か見えてくる知れませんね。
ここまでのプーチンやってる事は自分の頭の中で状況を都合よく解釈して実行した後に、上手く行かないので冷静に軌道修正してはまた、ご都合主義で新たな手を打ってくるという風に思えます。
トランスニストリア駐留部隊が遊軍になってしまっているので、侵攻を仄めかすことで多少なりともウクライナ軍を引き付けてくれれば、というロシアの情報戦の一端だろうか
実際にモルドバをどうこうする、という意図はないと信じたいが…
こんな戦況で第二戦線を敷く意味が不明だけど、存外ロシア軍参謀の自己保身なのかも。
初期目標のキーウ攻略は失敗。戦線縮小して臨んだドンバス攻勢も停滞。5/9までに明確な戦果が出せるか怪しい。
こんな戦況をありのままプーチンには上げたくない…なら隠し球・奇策としてモルドバ方面で戦端を開いてやろう。報告で話すネタにはもってこいだ…みたいな。
まぁ誤魔化せてもせいぜい数日間くらいのものだろうけど。
モルドバの一部が参戦したところで、西側兵器の習熟が終わった部隊に返り討ちに遭うか、飛び火を恐れたモルドバ正規軍(とルーマニア軍)による『内乱』鎮圧をくらって終了だと思うんだが、常識的な対応や考えが通じない相手だろうから、どうなることやら。
妙に仕込みが執拗なので、ロシアが西オデーサで何か仕掛けるつもりなのかと思えてきますね。
ただ、黒海艦隊の揚陸能力では、あそこで地歩を確立するのに必要な規模の部隊を
上陸させる事ができるんでしょうか? あの地域マトモな港無いように見えますし、
空挺はオデーサからの広域防空の妨害でホストメル空港大量散華の悪夢が。
唯一の広域防空艦を失ったばかりの黒海艦隊に、上陸作戦をちゃんと支援・防護する
能力があるのかも疑問です。
いざやるとなると、特攻作戦じみた何かにしかならないような。
クリヴィー・リフへの攻勢、ヘルソン確保、西オデーサ地域占拠、沿ドニで強制徴兵(これはまだ)
と並べてみると、机上プランとしてはそれらしい南部征服計画にはなってる感じですが、
ロシアに今それを成功させる能力があるのかと言うと…
ヘルソンの前線でまごついてる状況で、沿ドニエストル共和国を「助け」に行くとすれば、オデーサ上陸作戦か空挺降下くらいの強引な手段しか考えられないんですが、まだ懲りずにホストーメリ空港やベルジャンシク港みたいな目に遭いたいんですかね。
まあ、やるでしょうね彼らは。5月9日の晴れの舞台に、プーチンに捧げる素敵なプレゼントを何としても用意しなきゃいけないんだから。
沿ドニ、オデーサ方面でなにかしらボヤ騒ぎを起こせば消火に人手をそちらに回さねばならず、たとえ成功せずとも注意を引き付ける程度の意味はある、ということか。
懲りずに……といえば、ヘルソン州でまたしてもインチキ「人民共和国」樹立の準備だそうです。
そうか、じゃあロシア製の戦車を空からおとしてやれ。モスクワの真ん中に
またルーマニア、モルドバ統一運動が再燃しちゃうだろうに、ロシアは余計なことばかりする
そう言えば少し前に、ポーランドの一部議員がウクライナとポーランドを連合国家にしてNATO自動参戦につなげてしまえと言ったとか。
ルーマニアと統一してNATOに加わろうと言う人たちも、一部には出てくるかもしれないですね。
モルドバがここでルーマニアに助けを求めたりすると大ルーマニア主義が復活し、現ウクライナ領ブコヴィナと南ベッサラビアの領有を主張する可能性があるため、いらん紛争が起こる可能性があるのです。まったくロシアは余計なことを
軍の総司令官の意向とは別にうごめいてる気がする、国家親衛隊かFSB
この不統一な動きこそロシアの問題点であり、ウクライナには攻めどころ
こんな偽旗無視しとけ
プーチンヒットラーは限りなく人殺し続ける。連合軍はプーチンをやれは゛ロシア人の洗脳は解けることを肝に銘じて作戦計画をたてよ
洗脳ってかロシア人の大部分はソ連時代を妄信してるから
こいつらが死に絶えないと無理だろな。
ヘルソン方面で押されてるから注意引きたいだけだと思うけど・・・
実際西オデーサ地域を占領するなら奇襲するはず
ロシア軍の狙いがわかりません。実態として、トランス二ストリア(TN)は割とウクライナやモルドバとは仲良くやっている地域です。ウクライナ系が半分を占めており、今回の戦争で避難民を2万人以上も受け入れていると聞いています。また、モルドバとは通商で太いパイプを維持しています。↑のコメでも指摘されている方がいましたが、TNのロシア兵は1000~1500名程度であり、装備も古めかしいものばかりで、オデーサに仕掛けるような戦力はありません。彼ら自身がムリ筋だと判っているでしょう。