ロシアのプーチン大統領はMAKS国際航空ショーの会場を訪れ、スホーイ設計局が設計した新型戦闘機「LTS チェックメイト」と初めて対面した。
参考:Ростех представил президенту России новый истребитель от компании «Сухой»
スホーイ設計局の新型戦闘機について今のところ大きな情報はなし、ミグ設計局は3種類のステルスタイプのプラットフォームを展示
ロシアのプーチン大統領は「MAKS国際航空ショー2021」を視察するためジュコーフスキー空港を訪れ、スホーイ設計局のブースでロステックのCEOを務めるセルゲイ・チェメゾフ氏や統一航空機製造会社(UAC)の関係者から新型戦闘機「LTS チェックメイト」の説明を受けた。
During his visit to the #MAKS2021 aerospace show, Vladimir Putin examined the new military fighter presented there for the first time – the #Sukhoi Checkmate light tactical single-engine 5th generation aircraft #МАКС2021 pic.twitter.com/q22Y5OAQ8y
— Sputnik Insight (@Sputnik_Insight) July 20, 2021
※関係者から新型戦闘機LTSの説明を受けるプーチン大統領の映像
ロステックのプレスリリースによる新型戦闘機LTSは高い飛行性能を備えた第5世代の単発軽量戦闘機で、優れた低観測性(ステルス性)と安価な運用コストを両立したマルチロールプラットフォームで人工知能による操縦のサポート機能なども組み込まれる。
興味深いのはLTSは機首周りをマイナーチェンジすることで比較的簡単に複座型を制作することが可能で、噂されていた無人機バージョンも作れると関係者がプーチン大統領に説明したらしい。
但し新型戦闘機の名称については媒体によって異なっており、ロステックのプレスリリースは新型戦闘機「LTS チェックメイト」と書いているが国営通信のRIAノーボスチは新型戦闘機「スホーイLTS」と報じて、どちらが正しい正式名称なのかは謎だ。
参考:Путину на МАКС-2021 показали новый российский военный истребитель
参考:На МАКС-2021 рассказали о возможностях нового истребителя “Сухой”
あとミグ設計局が3種類のステルスタイプのプラットフォームに関するコンセプトをブースに展示して注目を集めている。
🇷🇺The Russian corporation “MiG” presents at # MAKS2021 mock-ups of promising unmanned and manned aircraft systems, including sea-based ones.#Russia/#MAKS2021 pic.twitter.com/CunELpbOku
— The RAGEX (@theragex) July 20, 2021
展示されたプラットフォームは中国の第5世代戦闘機J-20と同じカナードとデルタ翼を組み合わせたクロースカップルドデルタ翼の双発機、Yak130をステルス機に改造したような単発機、ロシアが開発を進めている無人攻撃機オホートニクに垂直尾翼(?)を足したような無人機の3種類で、今年5月にミグ設計局へ設置された「Light Multi-Purpose Frontline Aircraft/LMPFA」と呼ばれる謎の軽量戦闘機プログラムに関係しているのかもしれないが今のところ詳しい内容は良くわからない。
※アイキャッチ画像の出典:Dambiev
カッケー(最初のコメント)
将来の無人化も視野に入れた設計がされてるのかな?
されてるだろうね、遠からず輸出先からもそういう要望の来る時代になる
にしても最先端兵器の発表に国家元首が足を運んでくれる、これが戦勝国の意気か。
こっちとは雲泥の差だな
Su-57を補完するハイローミックスになるのかな。日本のF-3もこういうコンセプトにすれば良い。
ローの有人機も作れってコト?
F-35をハイにしてF-3をローにしろって意味?
えっロシアにしてはなんかダサい
su-57はドンピシャなので凄いショック
サメの歯のペイントすればかっこよくなりますよ
エースコンバット3のニューコム所属戦闘機にこんなんなかったか?
ありましたね~
貴方の年齢を想像しちゃいますわ!
X-32じゃないそれ
X-32に似てるから確かにそうかも。あれもパイロットからボロカス言われたらしいし。
でも何かかわいいから好き。X-32
ステルスコーティングはしないのかな?
ステルスコーティングは採用せず形状ステルスだけである程度のステルス性を出せたら、マジでミグ21の後釜になれる。
機体単価もメンテも安ければ多くの国が飛びつくだろう、エンジンも無理に高温で性能を出さなくてもそれなりの性能が出せるなら寿命も延びる。
今現在最も安価なセミステルス機になる可能性を持っている機体だから慌てる国も多いだろう。
さてさて本当に売れるのかな?どこが契約するか楽しみやね
モックアップ段階で開発はこれからでしょ
出資先が現れないと開発自体も進行しない案件
展示された機体はモックアップではない、実際に各種機器を積み込んだ試験機らしいがね
本当に2023年あたりに初飛行するのならば、そのくらいには進んでいないと無理だろうし
ロシアはやっぱり、決して侮れないなと改めて思わされたり
機首のデザインはXF8U-3 クルセイダー IIIに似てる(笑)
全体的なレイアウトはノースロップのMRF-54Eにめっちゃ似てない…?
ノースロップマジで未来に生きてんなぁ…
アルゼンチンとかに売り込みたいらしいけどこう言うのが中進国のみならず紛争地帯の国々にまで広がったらF-16じゃ対抗出来なくなるのかな
評判通りの性能なのか、とりあえずデモフライトを見たいね
サイボーグMig21のJF-17を更に魔改造してステルス化した感じ
GDPが豪州よりちょっと上程度のロシアがこんなポンポンと最新兵器を開発出来るか疑問
全てではないにしても””ハッタリ””が結構混じってる筈
先に巨大な軍需産業基盤が確立してるから新規投資は最小限で済ませられ、かつ科学技術の研究は広範囲に及んでいる、つまり冷戦時代の遺産で喰ってるんだと予想、いまロシアは福祉は遅れてるが、教育にはずっと力を入れている、つまり人材にも恵まれている
しかし、その物語にも裏がありそうな気がするのは同意
ぶっちゃけ開発部門に余力が有ったとしても、量産品を量産する金が無いから宝の持ち腐れな希ガス
色々作っているように見えても、ソ連崩壊で置いて行かれた分の取り戻しにすらなってないし
アメリカに制裁されてるからドルベースで見ると不当に低く見えるのであって、ルーブルで内製できるならドル決済する必要がない
つまりドル建てGDPは宛にならない
こちらのサイトにも情報ありますね。
リンク
LTS って 軽量戦術航空機 という意味だったんですね。
極端に細くて機内容積が少なそうだし、安値なMiG-21, 23, 25, 27, 29やSu-7, 17, 22の後釜なのだろうなと。
そのリストにはそこそこヒット商品もあるではないですか
ロシアは兵器輸出の経験豊富だから予想される顧客のニーズはつかんでますよ
顧客のニーズは掴んでいるかもしれないけれども、間違っても全部入り戦闘機のF-35(高度なステルス、センサー技術てんこ盛り、ぶっとくて燃料搭載量マシマシ、大きなウエポンベイ)と比較できるようなものではないのだろうなと。
ロシアは顧客の取り込み、管理までは野心を拡げないことで市場での支持を得たいんだろうね
ある意味で、F35は成功のために失敗したと言えるよ
ペイロードを捨てて値段相応にステルス性とセンサーだけ残した軽量戦闘機って感じですかね。
ペイロードが欲しいならSu-57買うなりフランカーと連携させて下さい的な
mig1.44?生きていたのか?
どっちか言うとペーパープラン?の方のMig-4.12っぽい。
カナード無しにして、垂直尾翼を外向きに傾斜つけて…
ちょっとだけ似てる。エアインテークはX-32の可愛さがあってこの機体好きになるかもしんない。
ダイエットしたX-32かな?
なんかプーチンさん不機嫌そう。
タッチパネルがゴテゴテの操縦席を期待してたんじゃない?
開会式に呼ばれてないからじゃないの?
腹いせに、今度はロシアからグルジアに仕掛けたりしてw