米国関連

海山との衝突で損傷したシーウルフ級原潜、海軍復帰は2025年9月頃か

海山との衝突で損傷した米原潜「コネチカット」について米海軍は「運用制限のない状態に復元することが可能」と判断、修理には最大31ヶ月間かかる可能性があるため、海軍への復帰は「2025年9月頃」になるかもしれないと報じられている。

参考:U.S. Navy Commences USS Connecticut (SSN 22) Repairs

コネチカットの修理がEDSRAで想定されている期間を目一杯つかうなら海軍への復帰は2025年9月頃になる予定

米海軍のシーウルフ級攻撃型原潜2番艦「コネチカット」は2021年10月、インド太平洋地域の国際水域で未知の海山に衝突して船首と舵の下部を損傷、本土の乾ドックで徹底的な調査を行い「コネチカットを運用制限のない状態に復元することが可能」と判断され、本格的な修理が始まっているらしい。

海軍航空システム・コマンド(NAVSEA)の報道官は「コネチカットの修理はFY23 Extended Docking Selected Restricted Availability(EDSRA)に含まる予定で、31ヶ月間を想定しているEDSRAの終了までにコネチカットはサービスの復帰する」と明かしており、仮にコネチカットの修理がEDSRAで想定されている期間を目一杯つかうなら海軍への復帰は2025年9月頃になる予定だ。

Naval Newsは「今のところコネチカットの修理に必要な部品が発注された形跡はなく、修理にどれだけの資金が必要なのかも分かっていない」と報じており、米海軍は原潜運用に関する情報を機密事項に指定しているため、なぜコネチカットは海山に衝突したのか?、具体的にどれぐらい損傷しているのか?、修理期間は正確にどれぐらいかかるのか?などは謎だが、数年先にコネチカットが完全な状態で帰ってくることだけは確定した。

出典:Public Domain シーウルフ級攻撃型原潜2番艦「コネチカット」

あとはサプライヤーの問題で修理計画が台無しにならいことを祈るしかない。

関連記事:米海軍のシーウルフ級攻撃型原潜が南シナ海で水中衝突、現在グアム基地に向け帰投中
関連記事:海山と衝突したシーウルフ級原潜コネチカットは船首が大破、短時間で戦線復帰は絶望的
関連記事:シーウルフ級原潜2番艦「コネチカット」の船首ドームがひどく損傷しているという噂

 

※アイキャッチ画像の出典:Public Domain シーウルフ級攻撃型原潜2番艦「コネチカット」

ポーランド首相、欧州は不足する155mm砲弾を韓国から購入すべきだ前のページ

中国、量産中の052DL型駆逐艦が進水間近、055型駆逐艦7番艦が初期作戦能力を宣言次のページ

関連記事

  1. 米国関連

    米海兵隊のF-35B調達は2032年に終了、生産継続は英国とイタリアの発注次第

    米国防総省は26日に一般公開したF-35調達報告書の中で「海兵隊が予定…

  2. 米国関連

    米国が訓練方針を変更、ウクライナのF-16戦力化が何ヶ月も遅れる可能性

    ウクライナへのF-16提供は訓練を受けたパイロットの人数がボトルネック…

  3. 米国関連

    米陸軍の砲弾増産計画が破綻した原因、新しい砲弾殻生産技術の強行導入

    米陸軍は155mm砲弾の増産計画について「2023年春までに月2万発」…

  4. 米国関連

    米陸軍、歩兵戦闘車「M2ブラッドレー」の後継に無人戦闘車を要求か

    米陸軍は過去3度、歩兵戦闘車「M2ブラッドレー」の後継車輌開発に失敗し…

  5. 米国関連

    米国史上2番目の取引額、UAE向けにF-35Aを含む2.4兆円の武器販売を承認

    米国のポンペオ国務長官は10日、アラブ首長国連邦にF-35Aを含む23…

コメント

    • G
    • 2023年 3月 27日

    アメリカの原潜事情に関してはサプライヤーの問題以上にドッグのキャパについてのほうが気になりますね
    ただでさえ余裕がない原潜整備可能なドッグを一つ最大31ヶ月間もの間専属にする余裕はあるのでしょうか

    8
    • たら
    • 2023年 3月 27日

    「海山」という名前の中国艦船があったかな?と勘違いしてしまいました。

    6
  1. この記事へのトラックバックはありません。

ポチって応援してくれると頑張れます!

にほんブログ村 その他趣味ブログ ミリタリーへ

最近の記事

関連コンテンツ

  1. 中国関連

    中国は3つの新型エンジン開発を完了、サプライチェーン問題を解決すれば量産開始
  2. 欧州関連

    BAYKAR、TB2に搭載可能なジェットエンジン駆動の徘徊型弾薬を発表
  3. 欧州関連

    オーストリア空軍、お荷物状態だったタイフーンへのアップグレードを検討
  4. 米国関連

    F-35の設計は根本的に冷却要件を見誤り、エンジン寿命に問題を抱えている
  5. 米国関連

    米陸軍の2023年調達コスト、AMPVは1,080万ドル、MPFは1,250万ド…
PAGE TOP