ウクライナ戦況

ドネツク西郊外の戦い、ノボミハイリフカを守るウクライナ軍の状況が悪化

ドネツク西郊外方面ではウクライナ軍が守るノボミハイリフカの状況が悪化しており、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「集落の南郊外にロシア軍が到達した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「東郊外にロシア軍が到達した」と主張している。

参考:Мапу оновлено!
参考:Что происходит в зоне СВО: хроника за 15 декабря

マリンカ方向でロシア軍を押し戻すことが出来なければノボミハイリフカを失うのは時間の問題

ドネツク西郊外方面のマリンカではウクライナ軍が保持する北西郊外=で両軍が交戦しているのを確認、さらにロシア軍がマリンカとポブジェダの間にあるウクライナ軍陣地=を攻撃する様子も登場、この陣地はロシア軍が占領していると考えられていたため戦況図の前線位置がマリンカ方向に向けて後退しているものの「ノボミハイリフカの状況」は悪化するばかりだ。

出典:GoogleMap ドネツク西郊外周辺の戦況(クリックで拡大可能)

ウクライナ人が運営するDEEP STATEは11日「ノボミハイリフカ郊外の状況は悪化の一途で、既にロシア軍の隊列が集落の東郊外に入り込んでいる。今のところ敵を撃退しているものの『1年以上も安定していた防衛ライン』が問題に直面しており、ロシア軍は夏以降の砲撃戦で我々の陣地のかなりの部分を解体してしまった」と述べていたが、15日「ノボミハイリフカの南からロシア軍が迫っている」と報告し、更新された戦況マップで「集落の南郊外にロシア軍が到達した」と主張。

ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも15日「ロシア軍はポブジェダに向けて3日連続で前進している。この方向の当面の目標はウクライナ軍の反撃機会を奪い、要塞地帯における敵の状況を複雑にするためマリンカとノボミハイリフカの間に広がる戦術的高地を占領することだ」と報告し、更新された戦況マップで「集落の東郊外にロシア軍が到達した」と主張している。

出典:Topographic maps ドネツク周辺の標高/管理人加工(クリックで拡大可能)

ポブジェダを確保すれば戦術的高地(ウクライナ軍の要塞地帯=塹壕や陣地で構成された一帯)の背後を突くことができ、戦術的高地を確保すれば「見下ろす形となるノボミハイリフカの制圧も容易になる」という意味かもしれないし、ポブジェダとノボミハイリフカを押さえれば「戦術的高地が手に入る」という意味かもしれない。

どちらにしてもマリンカを失ったことでノボミハイリフカ周辺は突出部となり、ここを守るウクライナ軍の状況は非常に苦しく、マリンカ方向でロシア軍を押し戻すことが出来なければノボミハイリフカを失うのも時間の問題だろう。

追記:戦況マップのはノボミハイリフカ集落の北にあるウクライナ軍陣地をロシア軍が攻撃する様子、は集落内をロシア軍がチェブラーシカで攻撃する様子。

関連記事:ドネツク周辺の戦い、遂にロシア軍車輌がノボミハイリフカ集落内に侵入
関連記事:マリンカの戦い、ロシア軍が郊外に国旗を掲げるも完全占領は時期尚早

 

※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

ウクライナ国境の封鎖43日目、ポーランドの裁判所が抗議活動の再開を許可前のページ

独紙、F/A-18、AH-64、MQ-9Bが手に入れば本来の反攻作戦が可能次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がベルディチ周辺でエイブラムスを破壊

    アウディーイウカ方面のウクライナ軍は「戦場に投入したエイブラムスの映像…

  2. ウクライナ戦況

    戦いが激減したバフムート周辺、前線に大きな変化がない状態が続く

    ウクライナのマリャル国防次官やシルスキー陸軍司令官は「街の郊外で前進を…

  3. ウクライナ戦況

    東部戦線の後退が止まらない、ロシア軍がシヴェルシクとドネツク西郊外で前進

    ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「シヴェルシク方面で状況が…

  4. ウクライナ戦況

    ドイツ、ウクライナに引き渡した35mm弾薬がゲパルトで使用できない

    レズニコフ国防相が先月25日「ドイツから到着した」と明かしたゲパルトに…

  5. ウクライナ戦況

    ウクライナ軍、ニューヨーク・タイムズはロシアの物語を広めようしている

    ニューヨーク・タイムズ紙は20日「アウディーイウカで秩序ある撤退が行わ…

  6. ウクライナ戦況

    ザポリージャ州の戦い、ウクライナ軍がノヴォプロコピフカ北東郊外に迫る

    9月10日にザポリージャ方面で登場した視覚的証拠は「ノヴォプロコピフカ…

コメント

    • 名無し
    • 2023年 12月 16日

    結構真面目に、ウクライナ軍の防衛線、崩壊してない?

    34
      •  
      • 2023年 12月 16日

      してない
      ただ対応力は飽和してる感じがするからこのままの推移でどこか抜かれると厳しい

      24
      • ふむ
      • 2023年 12月 16日

      マリンカが陥ちればポベダが維持出来ず、ポベダが取られればノヴォミハイロフカが保たない
      ノヴォミハイロフカを失えばウグレダールは背後を取られた突出部に…

      非常に良くできた要塞線だっただけに、決壊した=どこもいっぱいいっぱいで余力ゼロって事のようですね
      巻き返しに投入できる予備戦力が無い

      39
      • kame
      • 2023年 12月 16日

       崩壊しかかってる、というのが適切な表現でしょう。
       国境沿いの封鎖による物資運搬の滞り、欧米の追加支援の見通しが不明、前線兵士の不足、ロシア側との砲弾数の格差などの理由が重なってしまっている。
       悪い事は重なると言いますが、今のウクライナは正にその状態でしょうね。

      41
      •  
      • 2023年 12月 16日

      後退しながらキルゾーンで叩くという感じでもないから単純に押し込まれてる

      22
      • Easy
      • 2023年 12月 16日

      まだ崩壊と呼ぶには、ほど遠く。
      太平洋戦争で言えばガダルカナル前後って感じですよ。
      問題は,ここ以降でバランスが傾くと回復する見込みがほとんどないことですね。
      戦史に詳しい人ほど今の状況を見てヤバい,と感じるのはその辺が理由ですね。見た目と最前線の戦力バランスはそこまで悪くはないんですよ。
      ただ、その後ろの補給と生産で差がついているので,このままだと「マジでヤバい」ということになります。

      30
        • イメージパース
        • 2023年 12月 16日

        開戦前のロシア軍の編成だとロシアの補給能力は
        ロシア補給部隊の規模は米の同規模部隊よか小規模
        ・大規模な補給は専用の鉄道旅団である程度カバーしてる
        が、ロシア式の広軌が使えるのはバルト諸国含む旧ソ連諸国とフィンランドのみ
        ・確認されていた範囲では開戦前ロシアの西部と南部にはそれぞれ3個支援旅団保有、支援旅団には2個トラック大隊があり、150台の貨物トラック、50台のトレーラー、260台の特殊トラックが定数
        ・結論としては現在のロシア軍が補給の心配なしで活動可能なエリアは国境から約100マイル以内
        だったがその後はどうなったのか、不明

        5
        • ポンポコ
        • 2023年 12月 16日

        そうですね。

        戦史等に詳しい人がこのままでは、まずいと警鐘を鳴らしている段階でしょうか。

        ウクライナ軍は、わりに優秀ですね。かなり状況が悪いのに、一挙に総崩れという感じがあまりしない。

        この戦争を個人的に観察してして、ウクライナ軍にはベテランの優秀な士官や下士官がわりに多いというイメージを持っています。

        16
      •  
      • 2023年 12月 16日

      ウクライナ応援団が涙腺崩壊してますがね

      24
        • nanashi
        • 2023年 12月 16日

        渡河作戦では露軍を蹴散らしてますし、戦略的に無価値な都市を愚かな露軍は人海戦術で無理攻めして、多大な損害を出し既に9割の戦力を損耗して敗退しています。
        正にウクライナ軍の無双状態です、ウクライナの勝利を信じて疑ってないと思います。

        26
          •  
          • 2023年 12月 16日

          あの旗立てに行っただけの話でも
          ウクライナ軍が反撃で2014年以来の土地を開放!慌てたプーチン閣下の命令でロシア軍が反撃に出て大損害!
          って喜んでる人いるから信仰って怖いなあと

          16
      • ななし
      • 2023年 12月 16日

      崩壊がどのレベルのことを言うかだけども、現状は押されている程度では?
      どこかで戦線が抜かれて後方に浸透されたというわけでもないし、記事にあるノボミハイリフカでは突出部を三方向から狙われて不利になっているので何もなければ時間の問題で後退するしかない、というだけで
      問題は戦力の余裕の多寡と後方に防衛ラインができているかどうか。マリンカが焦土になった以上、保持してても意味ないのと不利なので後ろの集落まで下げて防衛でもいい気はするのだけれど、安定していた戦線だけに後方の二次防衛線がちゃんと作られているかどうかは気になる。

      9
    • 拓也さん
    • 2023年 12月 16日

    Xや戦況解説動画を見てると、「マリンカを落とすのに1年以上も費やしたロシア軍は雑魚!」や「マリンカが落ちてもなんの問題もない」と言った主張がよく見られるのですが彼らはことの本質を何も理解できてないんですよね。 勿論、現在がウクライナ軍にとって危機的であると警鐘する方もいますが、楽観的な主張が本当に多い。 バフムト陥落から何も学んでないんですかね…。

    48
      • たむごん
      • 2023年 12月 16日

      仰る通りです。
      『蟻の一穴』になり得ると考えています。

      ウクライナの外交情勢が、非常に悪いですからね…

      25
      • 分析
      • 2023年 12月 16日

      なんというか、「精神的勝利」を重要視する方が、予想以上にいる事が衝撃です…
      しかも、ウクライナ戦争前は、左翼側の人達を精神的勝利をしていると笑っていた、右翼側の人までロシア軍に対しては結局それに浸っているという…
      主語が大きいかもしれませんが、人類の多くは事実が大事ではないんですね…
      自らが気持ち良くなれる情報が入手でき、誰かを見下せれば良いのかと疑ってしまいます
      今過度にウクライナに楽観的な人は、万が一ウクライナ敗戦とでもなれば、ウクライナのことは忘れてまた他の叩ける材料を探すのでしょう

      30
      • 774
      • 2023年 12月 16日

      彼らはウクライナが負けるその瞬間まで理解しないよ
      何なら負けた後は「ウクライナ最弱伝説」を吹聴して回るかもね
      その程度の連中

      34
      • 猫猫猫
      • 2023年 12月 16日

      ただなんで今まで落ちなかったのか不思議ではある。
      地形的にも兵站的にも特に有利な位置には見えないし守備兵力も小規模なのに。
      もうかなり前から瓦礫だらけの荒廃した町でしかないのに。

      5
        • 歴史と貧困
        • 2023年 12月 16日

        まずは単純に、バフムートやロボティネなどに比べ優先順位が低い戦線だったのかと。
        あとは、ウクライナへの支援と弾薬が枯渇するまでは、仮に落としてもその先に進める兵力や物資がロシア側になかったのかなあと思っています。

        今、ウクライナが後退しているのは、ロシアの戦力が増強されたというより、支援の枯渇で防衛側の継戦能力が削がれたためというのが大きい気がします。

        25
        • ポンポコ
        • 2023年 12月 16日

        なぜマリンカが落ちなかったのか?

        たぶん、ロシア軍が砲撃しても、ウクライナ軍は夜に補充兵を入れていたのではないでしょうか。(バフムト市街戦の末期と同じ)

        ロシア兵は毎日出勤して見に行くと、撃ち返されて逃げ帰る。それでウクライナ軍はロシア軍を撃退したと広報する。そしてまたロシア軍は砲撃を始め、ウクライナ軍はまた夜に補充兵を入れる。の繰り返し。

        ところが、補充兵がマリンカには入らなくなった。これが原因だと思います。

        根本原因は、アウディーイウカへの兵力の転用と、動員力に陰りが出てきたためだと思います。

        19
      •  
      • 2023年 12月 16日

      本質は予備戦力の枯渇ですからね
      なにしろ東部戦線の予備はもちろん、南部戦線から攻勢で消耗した部隊まで引き抜いてアウディーイウカに投入されていますし
      このまま突破口を拡大されたら正面戦力に致命的な損失をもたらすでしょう

      25
    • たむごん
    • 2023年 12月 16日

    ウクライナ東部は、平原が続いており、地形による防御(大河・山脈)が難しい特徴を感じます。
    独ソ戦のように、突出部に対する、包囲・撤退を繰り返すような形になっていますね。

    ロシア軍の犠牲が、Youtubeなどで馬鹿にされていますが、ウクライナ軍も南部攻勢で甚大な損害がでているんですよね(攻撃側の犠牲はどうしても大きくなります)。
    ウクライナ軍が、要塞・都市防衛・高地などで犠牲を強要した後に、後方で防衛を継続できるのか注意深く見ています。

    22
      • イメージパース
      • 2023年 12月 16日

      戦史を見ると攻勢側の損害が少ないことも珍しくない
      タンネンベルクの戦い、マズーリ湖攻勢などブルシーロフ攻勢なども初期にはロシア軍の被害は少なかった

      12
        • たむごん
        • 2023年 12月 16日

        前線が動くような形、偵察力の弱い時代であれば、仰るような会戦もあるでしょうね。

        前線の動きがなく、ドローン偵察により奇襲が見込めない中では、攻撃側の要塞攻撃・都市攻撃は難しいものがあるでしょうね。

        5
      • TKT
      • 2023年 12月 16日

      日本人には、1945年のソ連軍の満洲侵攻が今のウクライナに近い先例、戦例だと思います。

      関東軍は1945年までにソ連戦車を阻止するために満洲の国境線に14の要塞を作りました。東寧要塞、綏芬河要塞、半截河要塞、虎頭要塞、霍爾莫津要塞、璦琿要塞、黒河要塞、海拉爾要塞、五家子要塞、鹿鳴台要塞、観月台要塞、廟嶺要塞、法別拉要塞、鳳翔要塞です。

      そして戦略機動予備として、第一、第二戦車師団からなる機甲軍を編成し、ソ連軍、ソ連戦車の攻撃、突破に備えていたわけです。

      しかしその後、第一戦車師団の戦車連隊は、サイパン島と中国大陸打通作戦に転用され、第二戦車師団はルソン島に転用され、関東軍に戦略予備といえるような戦車部隊はなくなりました。

      そして1945年の満洲侵攻では、東寧要塞の勝鬨陣地のような一部の要塞では確かにソ連軍に大打撃を与えたものの、その他の多くの要塞では簡単にソ連戦車に突破されるか、あるいは砲弾不足、兵員不足のため最初から退却命令が出ていました。砲台やトーチカが完成していても、そもそも火砲が配備されていないというような状態でした。

      一方で占守島では上陸したソ連軍が大打撃を受けましたが、これは戦車連隊が機動予備として残されていたためです。

      ウクライナは、まさに満洲のように広く、地形が平坦なために機動予備の部隊なしのまま要塞だけで敵を阻止するのは難しいと言えます。

      18
        • たむごん
        • 2023年 12月 17日

        機動予備の重要性、ウクライナの戦場について、仰る通りの事例と考えています。
        マンシュタインの第三次ハリコフ戦は、拠点防衛を放棄して退却・戦線整理、機動予備を捻出して上手に活用したと考えています(ウクライナの地形に合った戦い方だったのでしょうね…)。

        占守島の敢闘・遅滞戦闘がなければ、北海道は危うかったでしょうし。
        満州は、まさに仰る通りで惨憺たる事例ですね(以下、本題から逸れてやや長々と書いてしまいました)。

        虎頭要塞やハイラル要塞の戦史を以前拝見したのですが、開拓団・住民避難の為に、橋梁・避難路の維持のために残存守備隊が少数で抗戦していますね(記憶ベースです)。
        関東軍の幹部が、無責任に逃亡しなければ、兵卒を統率して住民の被害も違う展開があったと考えています…。

        ソ連の道義的責任を戦後も騒ぎ立て続けたのは、関東軍幹部が逃げた責任逃れで、日本組織あるあるの上司がダサい事例だと考えています(私見です)。
        東京の陸軍上層部も、小野寺氏からヤルタ密約の情報が入っていた訳ですから、ソ連に責任を擦り付けたかったのしょうね(大日本帝国も、何回も奇襲攻撃やってるわけですし)。

        10
        • T.T
        • 2023年 12月 17日

        占守島の戦い、割と有名ですけどどうなんでしょうね。
        勝ったとは言え、重装備をろくに揚陸出来ていない歩兵連隊相手に部隊半壊、連隊長も戦死の大損害を受けているのはあまり持ち上げて良い戦いでは無かったと思うのです。

        2
    • nanashi
    • 2023年 12月 16日

    ウクライナでの元兵士の議員による手榴弾での議会爆破テロが話題になってますが、兵士の不満も相当溜まってるみたいですね。
    ウクライナは兵士の死者数を隠し続けていますが、それは戦ってきた兵士への保証も相当誤魔化していると言う事です。
    このまま戦況が悪化し続ければ兵役逃れ、国外脱出などが今後益々増え、下手すれば軍事クーデターまで起きるんじゃないかと心配になりますね。

    36
      •  
      • 2023年 12月 16日

      議員だし単なる動員された兵卒ではないと思うんだよね。
      将校待遇で従軍してたとしたら中隊長大隊長クラス以上かな?

      3
        • タチコマァ
        • 2023年 12月 16日

        開戦以来、選挙はしてないから開戦以前に退役して当選した議員では?
        汚職関係の捜査食らって破れかぶれになった可能性もあるかと、というかどの党の議員だろうか……

        2
          •  
          • 2023年 12月 16日

          ゼレンスキーの政党「国民の僕」みたいよ

          16
      • kame
      • 2023年 12月 16日

       あの議員って元兵士だったんですか?私も動画は見ましたが、本当に突然入室してきて、手榴弾を床に落としたので誰も気付かなかった様子でしたね。
       私も政府や主流派に対して行動を起こす人間が出てくるにしても、もっと如実に戦況が悪化してきてからだと考えていたので、かなり驚きました。ハンガリー系住民が多い地域での事件だった事もあり、噂になっていたウクライナ政府の民族差別的な徴兵に対する抗議かと考えていました。

      15
      • たむごん
      • 2023年 12月 16日

      情報ありがとうございます。
      動画拝見致しました。

      ウクライナ国内は、武器弾薬が大量に行方不明ですから、模倣犯が続出するリスクが高そうですね…。

      ハンガリーとの外交関係は、極度に悪化しており、テロの動機・背景に関わらず紛糾する可能性が高まりそうですね。

      7
    • らっく
    • 2023年 12月 16日

    ウクライナが失敗した、敵の戦力を全線に渡って薄く広く引き伸ばして突破しやすくする。というの戦法の手本をロシアにやられてる感じ。
    複数の点ではなく、長大な線でやらないと意味がなかったんだなぁ。

    24
      • 名無し
      • 2023年 12月 16日

      ブルシーロフ攻勢に良く似てる気がする…

      4
      • NHG
      • 2023年 12月 16日

      ウクライナも線に近かったと思うけど、航空戦力も装甲車両も砲弾も何もかもが足りなすぎた
      アウディーイウカでのロシア軍のように「10両20両の戦車・装甲車を破壊されたからなんだっていうんだ? 使えるものを破壊された数以上に投入すればいいだけ!」とやれる物量があれば結果は違った

      11
    • そらそうよ
    • 2023年 12月 16日

    このところ、悪化しかしてないやん

    予算が枯渇したら、令和のバグラチオン攻勢は近いか

    14
    • コンビニ
    • 2023年 12月 16日

    我々で言うマリアナを越えましたねもう状況は悪くなり続けるだけと言わざるおえません…と
    アウディーイウカが落ちたら言うつもりでした。

    アウディーイウカはロシア軍が年内に陥落させると宣言したから死守させて年越しまで持たせて宇勝利(宣言)と言った所ですかね。

    11
      • 歴史と貧困
      • 2023年 12月 16日

      >アウディーイウカはロシア軍が年内に陥落させると宣言したから死守させて
      仮にそうだったら、戦争なのに敵の宣言を鵜呑みにするのはただのバカかと。
      「クピャンスクを2月までに陥落させるぞ!」とロシアが宣言したとして、防衛力をクピャンスクに集中させたら敵の本命がリマンでした、では目も当てられませんし。

      17
    • Sett
    • 2023年 12月 16日

    Xでは、犬のなんとかいうユーザーが頻繁に、露軍が今回の攻撃で1万人死んだなどの真偽不明の情報を発信していますが、実際のところ損失はどれくらいなのでしょうかね?

    9
      • Easy
      • 2023年 12月 16日

      それはややこしい話になりますね。
      西側では戦果を大きく見せるために「戦場の死者は全部ロシア正規部隊」ということになっていますが。
      現実的にはアウディーウカの攻撃の主戦力であるDPR部隊の構成員の主体は、ドネツク民兵上がりのドネツク共和国人です。すなわち、ウクライナ側の定義によればウクライナ人ですよ。
      そしてロシア正規軍はここに火砲の火力支援や航空爆撃の支援をしているのが主であり。結果,大して死んでないんですよ。一番死ぬ最前線の突撃はDPRの部隊がやってるので。各種統計が全然バラバラになっているのは,ここのあたりの処理が出来てないのが理由ですね。

      20
      • テリブル
      • 2023年 12月 16日

      犬飯、一時アカ消して復活してからおかしくなってますからあんまり信用できませんねぇ

      15
    • 58式素人
    • 2023年 12月 16日

    ウクライナ軍は、武器の数が足りていないのでは?。
    昨年11月時点で国防省の言う動員数が130万人。これが本当として。
    今年8月末のBBC/NYTによる推定死傷者が19万人。(死亡7万人+戦傷12万人)
    数日前の他所の記事でウメロフ国防相の言うウクライナ軍の数は80万人。
    差引、31万人は?となります。武器/装備が不足しているようにも見えます。
    他所の記事を見ていると、援助国は、送れるものは何でも送る、ような話も見えます。
    ドイツはヴィーゼル豆戦車を送ったようです。ホントはレオ1A5となるところでは、と想像します。
    ひょっとすると、増援を出したくても出せないのでは?。さすがに、スコップだけではないでしょうから。

    1
      • 名無し
      • 2023年 12月 16日

      足りないものを言い出せばキリがありませんが、現状は兵器より弾薬より人員が足りてないのがデカいのでは。
      人員とは言っても動員で急造した新兵ではなく「職業軍人」の方。

      9
        • 58式素人
        • 2023年 12月 16日

        確かに、”肉壁”では困りますから。
        ウクライナにはそんなことをする人的資源の余裕は無いでしょうし。
        欧州各国で訓練をしてきた人たちもいるでしょうから、
        訓練の方も進めてほしいものです。
        長期戦になるのは、もはや既定方針?でしょうし。

        4
          • 歴史と貧困
          • 2023年 12月 17日

          >欧州各国で訓練をしてきた人たちもいるでしょうから
          問題は、その訓練の費用の基となる予算を、米国もEUも先送りにしてしまったことでしょうね。
          資金の枯渇した長期戦というのは、やる前から結果が見えています。

          7
        • paxai
        • 2023年 12月 17日

        ちょっと話題がズレるがウクライナの軍事訓練の期間は募集要項にメッチャ具体的に書いてあるという。
        第三旅団のだと2~3週間は民間居住区?でトレーニングしながら待機 訓練センターに送られて30日間って感じ。(ガバ翻訳)
        感覚としては訓練センターで30日間ってかなり短いよなあって・・・

        6
    • 2023年 12月 16日

    「悪の侵略国家が馬鹿で弱くて負ける」という気持ち良いストーリーを期待してたから米英の大本営を信じてたんですよね。
    歴史振り返れば侵略されて理不尽に泣き寝入りなんてありふれてるのに。
    結局この世界は強いものはやりたい放題。

    21
      • 名無し
      • 2023年 12月 16日

      今も歴史の新しい一ページに書き込んでる最中だからね

      8
      • 歴史と貧困
      • 2023年 12月 17日

      >「悪の侵略国家が馬鹿で弱くて負ける」
      ナチスドイツ第三帝国も、大日本帝国も、敗戦後はそのように評価されることが多かったですからね。

      >結局この世界は強いものはやりたい放題。
      私が特に恐ろしく感じるのは、2000年ではチェチェン紛争一つに手こずるほど“弱かった”ロシア軍を、21年かけてNATOの支援を受けた人口4000万人級の国を正面から打ち破るほどに“強くした”ことですね。どんな国家も、建国当初から一貫して強いということはないですから。

      17
    • MarkⅡ
    • 2023年 12月 16日

    戦線の動きに関しては正直大したことないと思うけど、ロシア軍のドローン攻撃動画が
    かなり増えていて、映像もどんどん鮮明になってるのが気になる。

    例えばインドネシアの新聞?(Tribun Timur)がやってチャンネルなんかだと、
    以前はランセットばかりで当たったかも分からないような映像だったけど、
    今は民生品のマルチコプタードローンがウクライナの兵士に突っ込んで爆発する映像を、
    装備が分かるような鮮明さで、自爆ドローンと遠距離からの偵察ドローンの
    両方の視点で撮影してたりする。

    対ドローン用の妨害システムの開発は急務だが、防衛省とかは動いているのかな

    16
    • kitty
    • 2023年 12月 16日

    チェブラーシカって217mmロケット弾みたいですが220mmのTBS-M3とかとは別もんなんですよね。
    なんでそんな微妙な口径差のものを採用したんだろう。
    まあロケット弾は1発で発射システムが完結してるから仕様はサイズや推進剤、炸薬量でカスタマイズしやすいのかもだけど。

    2
    • 名無し
    • 2023年 12月 16日

    ウクライナがこのまま予備戦力も含めて吐き出すことになると現代のブルシーロフ攻勢もしくはバグラチオン作戦が始まる予感がする

    8
    • 頭痛が痛い
    • 2023年 12月 16日

    最近やったゲームの影響で思いつきました!列車砲が答えです!!!

    現代の技術で再構成してこれをゲームチェンジャーとする!!!!

    さらにプラモ化すればロマンを求める人が殺到!戦費問題も解決する!!

    3
      • Whiskey Dick
      • 2023年 12月 17日

      現在の技術で開発可能かつ、安価で大量生産できる兵器類リスト
      1.射程200kmの203mmラムジェット推進砲弾
      2.高度3万mを速度マッハ3で飛ぶ超音速ドローンから滑空爆弾を投下
      3.リチウム空気電池で駆動する射程200km、速度200kmの電動自爆ドローン
      4.VLS搭載ドローン潜水艇(クリンキーのウクライナ上陸部隊を掩護)

      1
    • ポンポコ
    • 2023年 12月 16日

    ウクライナ軍は対応が難しいところですね。

    管理人さんがとりあげたこの記事の、ノボミハイリフカはマリンカの南で、たぶん、ウクライナ軍は薄くなっていると思う。兵力も補給も。

    補給もアウディーイウカ優先になって減っていると思う。補給線の元はデイミトロフやポクロウシクからで同一のラインでしょうから。

    今回の記事の管理人さんの地図で、マリンカの北のクラスノホリフカ周辺も第59旅団や第116領土防衛旅団がアウディーイウカへ転用されて薄くなっている。

    マリンカも陥落したので、最悪の場合、ここらの地域がごそっとやられる可能性がある。

    しかし、ウクライナ軍にすればアウディーイウカ優先だろうね。

    余談ですが、まだマリンカも西の端でウクライナ軍は粘っているようなので、ウクライナ軍のベテランの将兵らが、わりと優秀な気がする。限界はあるだろうが。

    4
  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 欧州関連

    BAYKAR、TB2に搭載可能なジェットエンジン駆動の徘徊型弾薬を発表
  2. インド太平洋関連

    米英豪が豪州の原潜取得に関する合意を発表、米戦闘システムを採用するAUKUS級を…
  3. 中国関連

    中国、量産中の052DL型駆逐艦が進水間近、055型駆逐艦7番艦が初期作戦能力を…
  4. 軍事的雑学

    4/28更新|西側諸国がウクライナに提供を約束した重装備のリスト
  5. 米国関連

    米海軍の2023年調達コスト、MQ-25Aは1.7億ドル、アーレイ・バーク級は1…
PAGE TOP